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クロスバイクは、どんな自転車?

街中をスタイリッシュに走れる「クロスバイク」。ロードバイクとマウンテンバイクの特徴をほどよく合わせた自転車で、街乗りに最適です。扱いやすさが魅力なので、初めてスポーティな自転車に挑戦する人にもおすすめです。
クロスバイクについてよく分からない方は、まず長所と短所をチェックして特徴を理解してみましょう。
長所 | 短所 |
・軽量で軽快に走行できる ・通勤・通学にも使いやすい ・ロードバイクより手軽 ・見た目がおしゃれ、カッコ良い | ・シティサイクルより価格が高め ・軽く持ち運びが容易なため盗難リスクがある ・走行時の段差などが苦手 ・荷物を載せるカゴがない |
メリット

クロスバイクは、軽くペダルを踏むだけでスムーズに進み、坂道もラクに登れるので、スポーツバイクの楽しさを存分に味わえる自転車です。
また、ロードバイクに比べて手軽に乗れ、乗車姿勢もそれほど前傾にならないため、普段の服装でも合わせやすく、通勤や通学にも活躍します。
デメリット
クロスバイクは軽量な素材や専門的なパーツが使われているため、一般的なママチャリに比べて価格が高くなる傾向があります。さらに、軽くて持ち運びやすいことから盗難のリスクも高めです。そのため、駐輪や保管には十分な注意が必要です。
さらに、クロスバイクは走りの良さを重視しているため、リアキャリアや前かごが標準で付いていないことが多いです。荷物を積みたい場合は、後から取り付け可能かどうかを確認しておくと安心です。
クロスバイクの選び方
クロスバイクを選ぶ際にチェックしたい、9つのポイントを紹介します。
クロスバイクを選ぶ9つのポイント
価格:6〜8万円前後がおすすめ

おすすめのクロスバイクの価格帯は主に6〜8万円前後のモデル。フレーム素材やパーツのグレードによっては、さらに高価なモデルもあります。価格が上がるほど軽量化が進み、ブレーキや変速性能も向上するのが特徴です。
安価なクロスバイクの注意点
一方、2〜3万円前後で販売されているクロスバイクの中には、見た目はクロスバイクでも、実際にはパーツや素材がシティサイクルと同等のものもあります。その場合、クロスバイク本来の走りの楽しさを味わえない可能性があります。
重量:10kgが一つの基準
クロスバイクの軽快な走りは「軽さ」に大きく関係しているため、重量は選ぶ際の分かりやすい基準のひとつです。一般的に軽くなるほど価格は上がりますが、初めてクロスバイクに乗るなら、目安はおよそ10kg程度がおすすめです。
タイヤの太さ:30〜32Cがおすすめ
クロスバイクはモデルによってタイヤの太さが異なり、多くの場合「●●C」という形式で表記されます。走りを楽しみたい初心者には、30〜32Cがおすすめ。この太さなら軽快さと乗りやすさのバランスがとれています。
28C以下の細いタイヤはスピードが出しやすくなりますが、路面からの振動を受けやすく、安定感も低くなります。
メリット | デメリット | |
太めのタイヤ | 安定感があり、乗り心地がよい | 走りが重くなる |
細めのタイヤ | スピード感が増す | 乗り心地が固くなる |
【ポイント】購入後でも太さは変えられる

クロスバイクでは、タイヤ交換で太さの異なるタイヤに変更が可能です。より安定感を求めるなら、35〜38Cの太めのタイヤ、スピードを重視するなら28Cの細めのタイヤと、好みに合わせてタイヤを交換する方も多くいます。
ただし、リム(ホイールのタイヤがはまる部分)の幅や、フレームやブレーキと干渉しないためのクリアランス(空間)が必要になるなど、いくつかの条件があります。そのため、購入時のタイヤから極端に太さを変えるのは難しい場合もあります。迷った場合は、購入時にショップに相談すると良いでしょう。
フレーム素材:バランスがよい「アルミ」がおすすめ
クロスバイク選びでは、フレームに使われている「素材」も重要なポイントです。おすすめは「アルミ」です。アルミフレームのクロスバイクは、走行性能と価格のバランスが良く、多くの方に適しています。
一方、低価格帯のクロスバイクには「スチール」素材のモデルもありますが、車体が重くなりがちです。クロスバイクの軽快さが無くなってしまうため、あまりおすすめはできません。
「クロモリ」は頑丈でのりやすさ重視

クロモリは鉄にクロムやモリブデンを加えた合金で、昔から自転車フレームに使われてきた素材です。丈夫で振動吸収性に優れ、細身でスタイリッシュなシルエットを実現できるのが魅力。ただし、アルミより重く、モデル数が少ない点はデメリットです。
「カーボン」は軽量でハイスペック

カーボンは自転車競技で使われるような高価なロードバイク(ドロップハンドル)で主流のフレーム素材で、軽量かつ振動吸収性に優れています。本格的にスポーツ走行を楽しみたい方におすすめです。
ただし価格が高く、転倒などで一点に強い衝撃が加わるとヒビが入るリスクがある点はデメリットです。
ブレーキの種類:ディスクブレーキが主流

クロスバイクにはいくつかのブレーキ種類がありますが、現在多くのモデルに搭載されているのは「ディスクブレーキ」です。
ディスクブレーキのメリットは、雨天時でもブレーキの効きが落ちにくい点です。ディスクブレーキには「機械式」と「油圧式」があり、特に油圧式は高性能で、少ない力でしっかりとブレーキが効くため、握力が弱めの方や女性にも扱いやすいブレーキです。
Vブレーキも性能充分

ディスクブレーキに次いで多く使われているのが「Vブレーキ」と呼ばれるタイプです。制動力や安定性ではディスクブレーキに劣ると言われることもありますが、日常使いには十分な性能を備えています。さらに構造がシンプルで軽量、メンテナンスしやすい点もメリットです。
一方で、雨天時には制動力が落ちる可能性があることや、長い下り坂でブレーキをかけ続けると疲れやすいといったデメリットもあります。
変速数:16速以上あれば、充分

クロスバイクの特徴のひとつが変速数の多さです。様々な状況に合わせてギアを選べるため、より快適に走行できます。フロント2速×リア8速の16速があれば、十分でしょう。
フロントギアが3つあるモデルは24速などさらに多くの変速が可能です。しかし実際にはそこまで必要な場合も少なく、また車体も重くなるため、フロント2速のモデルが主流となっています。
変速がないタイプ「シングルスピード」の魅力もあります

変速がないモデルは「シングルスピード」と呼ばれ、人気のあるタイプのひとつです。前後に1枚ずつのギアを備え、見た目がシンプルでスタイリッシュなのが特徴。また、チェーン外れなどのトラブルが少ない点も魅力です。坂道をあまり走らない方なら、変速なしのモデルを選ぶのもおすすめです。
同じシングルスピードでも、前後のギアの大きさによって、ペダルの重さやスピードの出しやすさが変わります。初めての方は、ショップの店員さんに相談してみても良いでしょう。
コンポーネント(ブレーキやギアなどのパーツ):シマノ製がおすすめ

コンポーネントとは、変速機やギア、ブレーキなど走行に関わるパーツの総称で、走りの性能や価格に大きく影響します。おすすめは、日本企業であるシマノ製のコンポーネントです。シマノは世界的に最大手のコンポーネントメーカーであり、その品質の高さから多くのユーザーから信頼を得ています。
シマノのコンポーネントには複数の種類があり、それぞれにグレード名が付けられています。クロスバイクにどのグレードが使われているかを確認する際の参考にしてください。
ロードバイク系 | MTB系 | クロスバイクの価格帯 | |
7速 | TOURNEY(ターニー) | 5万円〜 | |
8速 | CLARIS(クラリス) | ALTUS(アルタス) | 6〜8万円 |
9速 | SORA(ソラ) | ACERA(アセラ) | 10万円台前半 |
10速 | TIAGRA(ティアグラ) | DEORE (デオーレ) | 10万円台後半 |
サイズ:フレームサイズと適応身長を確認しよう

自転車のサイズは、シティサイクルでは「26インチ」「27インチ」といったタイヤのインチ数で、サイズ分けをしていることが一般的です。
クロスバイクはタイヤの大きさではなく、フレームの大きさでサイズ展開されていることがほとんどです。表記は「S・M・L」や「420・460」などモデルによって様々。各サイズには適応身長が設定されているため、店舗ではスタッフに、ネットで調べる場合はスペック欄を確認しましょう。
また、シティサイクルより乗車姿勢が前傾になるため、試乗できる場合は足つきやハンドルとの距離を実際に確認してみるのがおすすめです。
▼クロスバイクのサイズ選びの詳細記事はこちら
装備:かごや泥除けはないことが多いので注意

出典:楽天市場
クロスバイクは、シティサイクルで標準装備されている前かごや泥除け、スタンドなどの装備がないことが多いです。これは、走りに関係のないパーツを省いて軽量化を重視しているためです。
ただし、街乗りなどでは、これらの装備がないと不便なこともあるため、必要な装備が付いているか、またはオプションとして取り付け可能かをモデル選びの際にチェックしておくと良いでしょう。
おすすめメーカーとおすすめモデル15選
それでは具体的にモデルを選んでいくにあたって、おすすめのメーカーとそのおすすめモデル15選をピックアップしてご紹介します。
GIANT(ジャイアント)

GIANT(ジャイアント)は台湾を代表する自転車メーカーで、ロードバイクなどのハイスペックなスポーツ自転車において、性能と価格のバランスの良さから多くのユーザーに支持されています。クロスバイクも同様に、優れた性能とコストパフォーマンスの高さで人気があり、通勤・通学から週末のサイクリングまで幅広く楽しめるでしょう。
GIANT Escape R3(エスケープ R3)
価格(税込) | 69,300円 |
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重量(kg) | 11.1 |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 32C |
ブレーキ | Vブレーキ |
変速数 | 3×8 |
コンポ | シマノ/アルタス |
おすすめポイント
- 発売以来20年以上、信頼のロングセラーモデル
- 身長140〜185cmまで、幅広く対応する4サイズ展開
- 初心者でも乗りやすいアップライトな設計
▶ジャイアントのクロスバイクの詳しい記事はこちら
MERIDA(メリダ)

MERIDA(メリダ)は台湾を拠点とする世界的な自転車メーカーで、レース分野で高い評価を受けています。同社のミッションは「クオリティの高い自転車を作る」ことであり、フレームの生涯保証はその表れと言えるでしょう。MERIDAのクロスバイクは、通勤やフィットネス、週末のサイクリングなど、多様な用途で長く活用できます。
MERIDA(メリダ) CROSSWAY 100-R(クロスウェイ 100-R)
価格(税込) | 66,000円 |
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重量(kg) | 12 |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 32C |
ブレーキ | Vブレーキ |
変速数 | 3×8 |
コンポ | シマノ/アルタス |
おすすめポイント
- キックスタンド標準装備
- 好みに合わせて選択可能な6色のカラーリング展開
- メンテナンス性と制動力に優れるVブレーキを採用
▶メリダのクロスバイクの詳しい記事はこちら
Bianchi(ビアンキ)

Bianchi(ビアンキ)は、1885年にイタリアで創業した世界最古の自転車メーカーの一つで、特にロードバイクやクロスバイクで有名です。ビアンキのシンボルカラーである「チェレステ」は、男女問わず多くの人々を魅了し、この色の自転車に乗るためにビアンキを選ぶ方も少なくありません。また自転車としての性能も高く、プロのレースでも数々の実績を誇っています。
BIANCHI(ビアンキ) C-SPORT 1
価格(税込) | 76,780円 |
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重量(kg) | - |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 38C |
ブレーキ | Vブレーキ |
変速数 | 3×8 |
コンポ | シマノ/アセラ |
おすすめポイント
- 人気のチェレステカラーもラインナップ
- ビアンキクロスバイクの入門モデル
- 太めのタイヤで安定性が高く、街中の段差や悪路もスムーズ
▶Bianchiのクロスバイクの詳しい記事はこちら
TREK(トレック)

TREK(トレック)は、1976年にアメリカで創業された自転車メーカーで、特にロードバイクやマウンテンバイクの分野で知られています。品質、耐久性、革新性に重点を置き、プロチームのサポートも行うことで、レース界でも高い実績を持っています。また初心者からプロまで満足できる品質と性能を誇り、世界中で多くのサイクリストに愛されるメーカーです。
TREK(トレック) FX 1 Disc Gen 3
価格(税込) | 74,690円 |
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重量(kg) | 12.7 |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 35C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/機械式 |
変速数 | 2×8 |
コンポ | シマノ/アセラ |
おすすめポイント
- ワイヤーがすっきりの内蔵フレーム
- 雨の日でも安心、機械式ディスクブレーキ搭載
- スタンドやラックなど、TREK純正パーツが豊富
▶TREKのクロスバイクの詳しい記事はこちら
SPECIALIZED(スペシャライズド)

スペシャライズド(Specialized)は、1974年にアメリカ・カリフォルニア州で設立された総合サイクリングブランドです。「Innovate or Die(革新を、さもなくば死を)」を社是に掲げ、ロードバイクやマウンテンバイクのフレーム、ウェア、ヘルメットなど多彩な製品を開発しています。自転車本体はもちろん、アパレルなどもデザイン性から多くのユーザーの人気を得ています。
SPECIALIZED(スペシャライズド) Sirrus X 2.0(シラス X 2.0)
価格(税込) | 88,000円 |
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重量(kg) | - |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 32C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧 |
変速数 | 1×8 |
コンポ | - |
おすすめポイント
- 油圧ディスクブレーキ搭載、軽いタッチで確実に止まれる
- 1×8速ワイドなギア比のドライブトレインと、ラクな走行姿勢
- 太い42Cタイヤで、極上の乗り心地
▶スペシャライズドのクロスバイクの詳しい記事はこちら
Cannondale(キャノンデール)

Cannondale(キャノンデール)は、アメリカ発の自転車ブランドで、1971年に創業しました。高性能なロードバイクやマウンテンバイク、クロスバイクで世界中のサイクリストから支持されています。キャノンデールは特にアルミフレームの技術に定評があり、強度と軽さを両立させたバイクを提供しています。
Cannondale(キャノンデール) Quick 5(クイック 5)
価格(税込) | 79,200円 |
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重量(kg) | - |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 35C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/機械式 |
変速数 | 2×7 |
コンポ | シマノ/ターニー |
おすすめポイント
- フレームに360°反射材使用、夜間の視認性を高める
- 独自のSAVEマイクロサスペンションで、快適な乗り心地
- サドルもグリップもコンフォート仕様
▶Cannondaleのクロスバイクの詳しい記事はこちら
あさひ

サイクルベースあさひは、日本最大手の自転車専門店チェーンで、1949年に大阪で創業。全国に多くの店舗が存在しています。自社ブランドとして、スポーツバイクはPRECISION(プレシジョン)、シティサイクルはCream(クリーム)を展開。機能性と手頃な価格を両立させ、初心者から日常使いの自転車を探している人に最適です。
あさひ Cream CS (クリーム CS)
価格(税込) | 25,979円 |
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重量(kg) | 12.5 |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 1.50インチ(約38C) |
ブレーキ | フロント:キャリパーブレーキ/リア:ローラーブレーキ |
変速数 | 1×7 |
コンポ | シマノ/ターニー |
おすすめポイント
- 26インチで足つき良好
- のんびり街乗りにフィット
- オートライトモデルもあります
▶あさひのクロスバイクの詳しい記事はこちら
ブリヂストン

ブリヂストンは、1931年に創業した日本を代表するタイヤメーカーで、高品質で耐久性のある自転車も人気があります。安全性と快適性を重視した豊富な自転車ラインアップを展開し、荷物を積みやすい工夫やライトなどの装備も充実。日常生活で使いやすい設計が特徴です。
ブリヂストン LB1
価格(税込) | 42,000円 |
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重量(kg) | 14.4 |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 1-3/8インチ(約37C) |
ブレーキ | フロント:キャリパーブレーキ/リア:ローラーブレーキ |
変速数 | 1×6 |
コンポ | シマノ/ターニー |
おすすめポイント
- サークル錠、フロントライト、サイドスタンドが標準装備
- キッズ自転車からの乗り換えにもおすすめ
- 純正オプションのカゴやスソ汚れを防ぐチェーンケースで、通勤・通学にも対応
LUIS GARNEAU(ルイガノ)

ルイガノは、1983年に創業されたカナダ発祥の自転車ブランド。特にデザイン性と機能性を兼ね備えたスポーツバイクや子供用自転車で人気があります。日本でもおしゃれなデザインと手頃な価格から多くのファンを獲得しています。デザイン性と実用性を重視する方や、初めてスポーツバイクを購入したい方におすすめのブランドです。
LUIS GARNEAU(ルイガノ) SETTER8.0(セッター 8.0)
価格(税込) | 63,800円 |
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重量(kg) | 12.1 |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 32C |
ブレーキ | Vブレーキ |
変速数 | 3×8 |
コンポ | シマノ/アルタス |
おすすめポイント
- トレンドを意識した豊富なカラー
- サンドカラーのタイヤがオシャレ感を演出
- 豊富なオプションパーツで、通勤・通学にも対応
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NEST(ネスト)

日本の自転車メーカー「ホダカ株式会社」によって設立されたスポーツブランド。特に軽量で乗りやすいクロスバイクやロードバイク、グラベルバイクに注力しています。「高品質なエントリーモデルを求める方」や「コストを抑えつつスポーツバイクを楽しみたい方」におすすめのブランドです。
NESTO(ネスト) VACANZE 2(バカンゼ 2)
価格(税込) | 59,950円 |
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重量(kg) | 10 |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 32C |
ブレーキ | Vブレーキ |
変速数 | 1×7 |
コンポ | シマノ/ターニー |
おすすめポイント
- ベル・サイドスタンドが標準装備
- 入門モデルでありながら、10.0kgを達成
- シートステーとチェーンステーがしなり振動を吸収、快適な乗り心地
tokyobike(トーキョーバイク)

日本発の自転車ブランドで、その名の通り2002年に東京で誕生しました。シンプルで美しいデザインと軽快な乗り心地が特徴で、特に街乗りを中心にしたクロスバイクを探している人におすすめ。東京の街中を気軽に楽しむというコンセプトから生まれ、現在は日本のみならず海外でも人気のブランドです。
tokyobike TOKYOBIKE MONO(トーキョーバイク モノ)
価格(税込) | 58,300円 |
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重量(kg) | 10.7 |
フレーム素材 | クロモリ |
タイヤの太さ | 1.15インチ(約32C) |
ブレーキ | キャリパーブレーキ |
変速数 | シングル |
コンポ | - |
おすすめポイント
- シングルギア(フロント44T/リア18T)で、軽い踏み出し
- シンプルで都会的なデザイン
- クロモリフレームで、乗り心地も優しい
GIOS(ジオス)

1948年にイタリアで創業した自転車ブランドで、特にロードバイクやクロスバイクで知られています。GIOSブルーと呼ばれる鮮やかな青色のフレームのファンも多いブランドです。プロチームのサポートを行った歴史もあり、クラシックなデザインと本格的な性能で愛されています。
GIOS(ジオス) 25 MISTRAL DISC ALEX(25 ミストラス ディスク アレックス)
価格(税込) | 82,500円 |
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重量(kg) | 11.7 |
フレーム素材 | アルミ |
タイヤの太さ | 32C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧 |
変速数 | 3×8 |
コンポ | シマノ/ターニー |
おすすめポイント
- 人気クロスバイク、ミストラルが2025年フルモデルチェンジ
- コンポーネントはオールシマノ
- 街に溶け込むおしゃれなグレーカラー新登場
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RALEIGH(ラレー)

ラレーは、1887年にイギリスで創業された歴史ある自転車ブランド。クラシックなデザインと高い品質で知られています。特にレトロでクラシカルな雰囲気を持つデザインが特徴で、現在もその伝統を受け継ぎながら、多様なラインナップを展開しています。
RALEIGH(ラレー) RFT
価格(税込) | 96,800円 |
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重量(kg) | 12.9 |
フレーム素材 | クロモリ |
タイヤの太さ | 28C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧式 |
変速数 | 8 x 3 |
コンポ | シマノ/アルタス |
おすすめポイント
- シルバーパーツにアメサイドタイヤ、伝統のクラシカルデザイン
- 油圧式ディスクブレーキ搭載で、実用性が高いスペック
- 「走る・止まる・曲がる」の基本性能を重視、初心者にも安心
FUJI(フジ)

フジは、日本発祥の自転車ブランドで、1899年に創業という長い歴史を持ちます。現在はアメリカに拠点を置き、世界中でロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど幅広いジャンルの自転車を展開しています。本格的なスポーツバイクの他にも、ストリートファッションに合うシンプルなデザインの自転車で人気が高いブランドです。
FUJI BALLAD(バラッド)
価格(税込) | 91,300円 |
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重量(kg) | 10 |
フレーム素材 | クロモリ |
タイヤの太さ | 28C |
ブレーキ | キャリパーブレーキ |
変速数 | 1×8 |
コンポ | シマノ/アルタス |
おすすめポイント
- ヴィンテージ感あふれるダブルレバーと細身のクロモリフレーム
- 全5サイズで女性でもちょうど良いサイズが選べる
- シンプルなので、自分なりのカスタムも楽しみ
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MIYATA(ミヤタ)

ミヤタは、日本の老舗自転車メーカーで、1892年に創業された長い歴史を持つブランドです。もともと銃器メーカーとして創業しましたが、後に自転車製造に転換し、高品質で耐久性の高い自転車を製造するブランドとして定評を得ました。特にクロモリフレーム技術に強みがあり、クラシカルでしなやかなフレームは日本国内外で人気です。
miyata Freedom Tough(フリーダム タフ)
価格(税込) | 67,000円 |
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重量(kg) | 15.7 |
フレーム素材 | クロモリ |
タイヤの太さ | 45C |
ブレーキ | Vブレーキ |
変速数 | 1×7 |
コンポ | シマノ/ターニー |
おすすめポイント
- 頑丈なクロモリフレームのタフなクロスバイク
- 45Cの極太タイヤで、荒れた路面でも乗り心地が良い
- 大柄な人でも安心、体重110kgまでOK
クロスバイクを購入したら一緒に揃えたいアイテム
クロスバイクには基本的に、「走ること」と直接関係ないパーツの装備がないことが多いです。必ず用意したいもの、使い方によって必要なものなど、一緒に揃えたいアイテムをまとめてご紹介します。
鍵

ワイヤー錠が付属しているモデルもありますが、ほとんど鍵は付属しません。軽量で盗難のリスクが高いので、ある程度しっかりした鍵を選びましょう。動かないものと一緒に自転車を施錠する「地球ロック」ができる長さが100〜120cmあるワイヤーロックやチェーンロックがおすすめです。
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ライト

夜間に走ることのない人でも、トンネルの中だとライトが必要になるため、ライトは必須のアイテムです。
クロスバイクのフロントライトは、ハンドルにライト本体を取り付けるタイプが主流です。バッテリーはUSB充電可能なモデルが多いです。街中、街路灯がある場所なら、明るさは300ルーメン程度あれば良いでしょう。路地裏など暗い場所もあるなら400ルーメン以上を選びましょう。
なお、夜間のフロントライト点灯は義務ですが、リアは赤い反射板があればOKで、リアライトは義務付けられていません。ただし、安全を考えると車への視認性を高めてくれるので、リアライトもおすすめです。
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ベル

ベルも設置が義務付けられているアイテムです。必ず用意しましょう。クロスバイクのシンプルな車体には、スポーツバイク用のスマートでコンパクトなミニベルがおすすめ。自転車のベルも、個性的な製品が色々あるので、ぜひ好みのベルを探してください。
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スタンド

スタンドも付属していないことが多いです。街乗り中心にクロスバイクに乗るなら、スタンドはあった方が便利です。
スタンドには車体の左側に装着するサイドスタンドや、自転車の中心部に設置するセンタースタンドなどがあります。サイドスタンドは自転車が斜めの状態になるのに対して、センタースタンドは真っ直ぐに止めることができ、安定感が増します。ただ、センタースタンドはフレーム形状やシフトワイヤーとの干渉により取り付けらないモデルが多いので、ショップで確認してみましょう。
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フェンダー(泥除け)

雨の日にフェンダーのないクロスバイクで走ると、背中に泥水が跳ね上がってしまいます。雨の日は乗らないと決めていたとしても、通勤や通学だと、帰りに雨が降ってしまうこともありますよね。そんな場合は簡単に脱着できる軽量なフェンダーを用意しましょう。前後輪セットのほか、後輪用で、リュックにも入れられる簡易タイプもありますよ。
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空気入れ

初めてスポーツバイクを購入するのであれば、空気入れはぜひ用意しましょう。なぜならクロスバイクなどスポーツバイクのタイヤは仏式や米式バルブが使われていることが多く、シティサイクルに使われている英式バルブ用の空気入れでは空気を入れることができないからです。もしお手持ちの空気入れがあるなら、仏式や米式などのバルブに対応しているかを確認しましょう。
また、スポーツバイクは使われているタイヤの適正空気圧で空気を入れることが重要です。そのため、空気圧計がついた空気入れを選びましょう。
▶クロスバイクの空気入れの詳しい記事はこちら
ヘルメット

着用努力義務化された、自転車に乗る際のヘルメット。特に高速で走行することもあるクロスバイク、安全のためにヘルメットはぜひ被りましょう。
選ぶポイントとしては頭の形に合うかが一番ですが、軽さや風の抜けやすさなども重要なポイント。メーカーによってフィット感も異なるので、試着して選ぶと良いでしょう。
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六角レンチ(アーレンキー)

自転車のパーツは固定力の強い六角ボルトが多く使われています。サドルの高さなど、自分で調整できるよう、アーレンキーセットを用意しておきましょう。出先でパーツの調整を行いたい時もあるので、コンパクトになる折りたたみ式のアーレンキーセットもあると便利です。
▶六角レンチ(アーレンキー)の詳しい記事はこちら
必要なメンテナンスとは
クロスバイクを快適に乗るために、定期的な空気入れとチェーンの清掃・注油を行いましょう。自分でもできる簡単なメンテナンスですので、ぜひやってみましょう。
定期的な空気入れ

クロスバイクのタイヤは、シティサイクルよりも高い空気圧が必要です。毎日乗る方は2週間に1度を目安に空気を補充しましょう。週末だけ乗る場合は、出発前に空気圧をチェックする習慣をつけることが大切です。
空気圧が不足したまま道路の段差を越えると、「リム打ちパンク」(スネークバイト)と呼ばれるパンクが発生しやすくなりますが、空気圧チェックを行うことで防ぐことができます。
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チェーン洗浄&注油

クロスバイクの快適な走行感やスピード感を楽しむためには、チェーンのメンテナンスがとても重要です。チェーンは汚れやすく、砂利などが絡むとペダリングが重くなり、本来の性能を発揮できなくなります。さらに、オイルが切れるとサビが発生し、状態がさらに悪化します。
そのため、チェーンが黒く汚れてきたら、まずパーツクリーナーで汚れを落とし、その後チェーンオイルを注してケアしましょう。
▶自転車のチェーン洗浄、チェーンオイルの詳しい記事はこちら
よくある質問
クロスバイクに関してよくある質問をまとめました。特に初めてクロスバイクを購入する人がよくある疑問・質問にお答えします。
ロードバイクとは何が違う?

もっとも大きな違いはハンドル形状です。ロードバイクはドロップハンドルで、より前傾姿勢の強い乗車姿勢になります。ハンドルを持つ場所を変えることができるので、長時間の走行でも疲れにくく、また風の抵抗も受けにくいので、長距離を走るのに向いています。
一方、クロスバイクはシティサイクルなどでも良く使われるストレートなハンドルです。ロードバイクより上半身が立った状態で乗れるので、視野も広がるので街乗りに向いています。
クロスバイクもロードバイクもスポーツとしての自転車を楽しむという点では同じですが、目指す方向性が異なります。本格的に走りを楽しむならロードバイク、もっとゆったりと走ったり、街乗りも楽しみたいならクロスバイクが向いています。
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おすすめのカスタムはある?

最も効果を感じやすく、比較的簡単なのがタイヤのカスタムです。タイヤによって、乗り心地が変わります。タイトでスピード感のある走り、柔らかめで安定感のある走り、自分の好みにあったタイヤを探してみましょう。
また、サドルの交換も自分でもできるので手軽にできるカスタムです。最初はどうしてもお尻が痛くなりがちで、「サドル沼」という言葉があるほど、自分に合うサドル探しにハマる人は多いです。種類も豊富なので、お尻の痛みを解消しつつも、ペダリングを妨げないサドルを探せば、長距離ライドももっと楽しくなるでしょう。
▶クロスバイクのカスタムに関する詳しい記事はこちら
変速数は多ければ多いほどよい?

クロスバイクの変速数は多ければ良いわけではなく、目的や使い方によって適切な変速数が異なります。
変速数が多いと、細かいギア調整ができ、急な坂道や速度変化に対応しやすくなるため、アップダウンの多い地形や長距離ライドに向いています。しかし、平坦な道や通勤・通学メインでの使用なら、変速数が少ないほうが扱いやすく、メンテナンスも楽です。
自分の走行スタイルや地形に合った変速数を選ぶことが大切です。
安いクロスバイクの良い見つけ方はある?
安いクロスバイクを選ぶときは、まず価格だけで判断せず「走行性能」と「安全性」をしっかり確認することが大切です。2〜3万円のモデルは見た目はクロスバイクでも中身はシティサイクル同等の場合があるため注意が必要。
信頼できるメーカーや販売店で購入し、フレーム素材やブレーキ、変速機など基本性能をチェックしましょう。中古を検討する場合も、状態を確認し専門店で整備されたものを選ぶと安心です。
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クロスバイクで自転車の新しい世界を楽しもう!

クロスバイクは、街乗りから週末のサイクリングまで幅広く楽しめる万能な自転車です。初めてでも軽快で安定した走行感に驚くはず。通勤がワクワクする時間に変わり、週末には自然の中を風を切って駆け抜ける楽しさも味わえます。シンプルな操作で気軽に乗れるので、今までシティサイクルに乗っていた方も、新しい世界が広がること間違いなしです。クロスバイクで爽快な毎日をスタートさせましょう!
※記事内で紹介している商品を購入した際、売上の一部がCYCLE HACKに還元される場合があります。
※各商品に関する情報は、実際に商品を使用したうえでの見解に加え、ブランド・ECサイトなどの情報を参照して記載しています。
※掲載されている情報は、記事執筆時点でCYCLE HACKが独自に調査したもの、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、自動で生成しているものです。 掲載価格の変動や登録ミスなどの理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細などについては、各ECサイト・販売店・ブランドよりご確認ください。