種類が多いクロスバイク、迷いますよね
クロスバイクが気になって調べると、種類が多くてびっくりするかもしれません。とくに初心者にとっては、どれを選べばいいか迷うもの。
こちらでは、クロスバイクの基本的な選び方を紹介します。おすすめのモデルもまとめたので、参考にしてみてくださいね。
クロスバイクの選び方、6つのポイント
まずは次の6つのポイントを抑えておきましょう。
①初めてなら、予算は3〜5万円くらい
シティサイクル(ママチャリ)の相場は3〜5万円くらい。対してクロスバイクは、3〜15万円くらいと、価格帯の幅が広い自転車です。
最初のクロスバイクで、予算に悩んだら、3〜5万円くらいの価格帯がおすすめです。安すぎるモデルは、走行性能がシティサイクル並みなことも。5万円以上なら、スポーツバイクらしい走りを楽しめますよ。
②ショップは、スポーツバイク専門店がおすすめ
購入するなら、クロスバイクの取り扱いの多い自転車ショップや、スポーツバイク専門店がいいでしょう。ホームセンターやスポーツ用品店にもありますが、種類が少ないかもしれません。
「サイクルベースあさひ」などのオンラインストアなら、ラインナップも多く、比較や検討がしやすいですね。事前にネットで目星をつけて、ショップに行くのも手ですよ。
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③有名なブランドから、気になるモデルを選ぶのも◎
「ジャイアント」や「ビアンキ」などの世界的なブランドのクロスバイクは、性能も高く、保証も充実しています。取り扱いショップも多いですよ。
ブランドを絞ったら、あとは見た目で選んでみてもいいですね。モチベーションが上がれば、たくさん乗りたくなるかもしれません。
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③乗り心地を左右する、タイヤの太さ
クロスバイクは、モデルによってタイヤの太さが異なります。
25〜28Cの細めのタイヤは、スピードを出しやすく、スポーツバイクらしい軽快な走りを楽しめますよ。
また、少し太めの30〜35Cのタイヤなら、クッション性も高く、乗り心地が良いですよ。さらに砂利道などを走るのにも、向いているでしょう。
④リムブレーキにする?ディスクブレーキにする?
ブレーキは、ホイールのリム部分を挟む「リムブレーキ」と、タイヤ中心にあるプレートを挟む「ディスクブレーキ」の2種類があります。ブレーキの性能自体に大きな差はありませんが、通勤通学など、雨の日にも乗るなら、濡れた路面でも良く効く、ディスクブレーキがおすすめです。
最近では、ディスクブレーキのモデルが多く流通していますよ。
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⑤変速数が多いほど、速く走れる?
シティサイクルと比べると、クロスバイクは変速段数が多いモデルもありますよね。ただ、段数が多いほど速く走れるわけではないんです。
上り坂や向かい風などの時は軽いギア、下り坂は重いギアなど、状況に応じて、変速することで、快適に走れます。変速が多いと、ペース調整はしやすくなりますよ。
⑥サイズ選びも、重要です
クロスバイクのサイズは、車体フレームの大きさが基準。適応身長とフレームサイズの表があるので、自分の身長に合うサイズを選びましょう。
ただし、身長が対応していても、実際に乗るとハンドルが遠かったり、足が地面につかなかったりすることも。適応身長はあくまで目安なので、購入前にショップで試乗できると安心です。気になるモデルを見つけたら、近くで試乗できるショップがないか、探してみてくださいね。
街乗りに!おすすめのクロスバイク4台
ここからは、初心者におすすめのクロスバイクを紹介します。まずは通勤通学、買い物など、街中を走るのにぴったりのモデルから。
GIOS MISTRAL CHROMOLY
イタリアの老舗自転車ブランド。ブランドカラー「ジオスブルー」の鮮やかなバイクを展開しています。
「MISTRAL CHROMOLY」は、ジオスの定番である細身のフレームのクロスバイク。すっきりした見た目で、カジュアルな服、スーツや制服にも似合うでしょう。タイヤの太さは28Cとやや細めで、舗装路も快適に走れます。通勤通学はもちろん、休日にサイクリングも楽しめちゃうスペックですよ。
サイズ | 43/48/52 |
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フレーム | クロモリ |
タイヤ | 700×28C |
変速段数 | 24段 |
車体価格 | 60,500円(税込み) |
RALEIGH CLB Club Sport
イギリス生まれのラレーは、クラシカルなデザインのスポーツバイクを扱う老舗ブランドです。
お洒落に街中を走るなら、「CLB Club Sport」がおすすめ。泥よけやキックスタンドなどが最初からついているので、シティサイクル感覚で走れるでしょう。細身のフレームに落ち着いたカラー、革サドルなど、シックな見た目がかっこいいですね。
サイズ | 48/53 |
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フレーム | クロモリ |
タイヤ | 700×32C |
変速段数 | 8段 |
車体価格 | 79,200円(税込み) |
LOUIS GARNEAU MULTIWAY27
カナダのルイガノは、おしゃれなカラーのスポーツバイクが多いブランド。カゴなどのオプションの品揃えも豊富で、シティサイクルから乗り換えやすいでしょう。
なかでもこちらは、前カゴが取り付けられるキャリア、泥よけ、リング錠がついたモデル。「シーグリーン」など、かわいらしいカラーながら、シティサイクルのような実用性も兼ね備えています。
サイズ | 44 |
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フレーム | アルミ |
タイヤ | 27”X1-3/8” |
変速段数 | 7段 |
車体価格 | 57,200円(税込み) |
BRIDGESTONE CYLVA F24
シティサイクルでおなじみの、日本の老舗メーカー。通学用の自転車だけでなく、スポーツバイクも展開しています。
「CYLVA F24」は、パンクに強い太めのタイヤ、ライト、鍵などが標準装備されていて、シティサイクルからの乗り換えにもおすすめのモデル。カゴや泥除けも後付けできるので、買い物に使うならチェックしてみてください。
サイズ | 39/44/49/54 |
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フレーム | アルミ |
タイヤ | 700×32C |
変速段数 | 24段 |
車体価格 | 58,080円(税込み) |
休日サイクリングにも!おすすめのクロスバイク4台
ここからは、街中はもちろん、休日のサイクリングも楽しみたい人にぴったりのモデルを紹介します。
GIANT(ジャイアント)/ESCAPE R3
スポーツバイク業界で最大級の、台湾のブランド。クロスバイク、ロードバイク以外にも電動アシスト付きのe-bikeなど、いろんな種類のモデルを開発していますよ。
定番のクロスバイクといえば「ESCAPE R3」。日本人の体型に合わせて作られており、初心者でも無理のないポジションで走れます。
サイズ展開 | XXS/XS/S/M |
フレーム | アルミ |
タイヤ | 700×30C |
変速段数 | 24段 |
車体価格 | 57,200円(税込み) |
BIANCHI ROMA3
「世界最古の自転車ブランド」とされる、イタリアのビアンキ。「チェレステ」と呼ばれるブランドカラーのバイクは、日本でもおなじみですね。
「ROMA 3」は、軽量なアルミのフレーム。ロードバイクのような細身の28Cタイヤに、2×8段変速で細かく調節できるギアなど、走行性能を重視したい人におすすめのスペックです。舗装路を軽快に走るには、もってこいでしょう。
サイズ | 43 / 46 / 50 / 54 / 57 |
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フレーム | アルミ |
タイヤ | 700×28C |
変速段数 | 16段 |
車体価格 | 87,780円(税込み) |
TREK(トレック)/FX2 Disc
アメリカを代表する三大スポーツバイクブランドのひとつ。ロードレースで数々の実績を残す一方、e-bikeなど、幅広いジャンルのモデルを扱っていますよ。
クロスバイクならFXシリーズがおすすめ。なかでも「FX2 Disc」は、太めの35Cタイヤがついたモデル。軽い力でしっかり止まれる油圧ディスクブレーキで、街中はもちろん、河川敷などちょっとダートな道もへっちゃらです。
サイズ展開 | S/M/L/XL |
フレーム | アルミ |
タイヤ | 700×35C |
変速段数 | 24段 |
車体価格 | 75,900円(税込み) |
MERIDA GRAN SPEED 80-MD
GIANTと同じく、台湾の世界的ブランドのメリダ。
「GRAN SPEED 80-MD」は、軽量なアルミフレームですが、地面からの振動を受け止めるフォークは、カーボン製です。軽快な走りを楽しめる反面、濡れた路面でもよく利くディスクブレーキ、オプションでフェンダーやキックスタンドがつけられるなど、日常使いしやすい仕様でもありますよ。
サイズ | XXS/XS/S/SM |
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フレーム | アルミ |
タイヤ | 700×32C |
変速段数 | 24段 |
車体価格 | 87,890円 (税込) |
最高に快適な「e-bike」もあるよ
電動アシスト機能がついたスポーツバイク「e-bike」もあります。バッテリーがある分、重量は重くなりますが、軽くペダルを回すだけでグングン進みますよ。
たとえばGIANTの「ESCAPE RX-E+」は、定番ESCAPEシリーズの電動モデル。YAMAHAと共同開発したバッテリーは、最大なんと225kmもアシストしてくれます!e-bikeがあれば、長距離にもチャレンジできそうですね。
GIANT/ESCAPE RX-E+
サイズ展開 | XS/S/M |
フレーム | アルミ |
タイヤ | 700×32C |
変速段数 | 10段 |
車体価格 | 308,000円(税込み) |
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必要に応じて、パーツをそろえよう
クロスバイクは、シティサイクルについているライト、鍵、カゴ、スタンド、泥除けなどの装備がないことがほとんど。街中で乗るなら、必要なアクセサリを一緒に買っておきましょう。どこまで揃えるかによりますが、追加で5,000~10,000円くらいかかると思っておくと、いいでしょう。
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自分に合ったクロスバイクを見つけよう
クロスバイクは、初めてのスポーツバイクにぴったりな自転車。選ぶポイントを抑えて、自分に合うモデルを見つけてみてください。
気になるモデルがあったら、ショップに行ってみましょう。サイズの選び方など、聞いてみてもいいですね。お気に入りのクロスバイクで、サイクリングを楽しみましょう。