本来の走りを取り戻せ!自転車のチェーンオイルおすすめ10選

快適なサイクリングやツーリングには欠かせない自転車のチェーンオイル。自転車の性能を最大限発揮するためにチェーンオイルを使ったメンテナンスは欠かせません。今回はそんなチェーンオイルの選び方やおすすめのチェーンオイル10選を紹介します!

目次

自転車の本来の性能を発揮するチェーンオイル

チェーンオイルで自転車のメンテナンスをしている画像

チェーンオイルとは、潤滑油としてチェーンの動きを滑らかにする油のこと。チェーンオイルをさすことで、自転車の本来の走りを取り戻すことができます。

さらにチェーンオイルには金属をコーティングし、サビの原因になる雨や酸などからチェーンを守る働きも。自転車の寿命を延ばす役割もあるので、快適に自転車を乗るためには欠かせないアイテムです。

チェーンオイルの使い方を4つのステップで解説

チェーンオイルを使ったメンテナンスの手順を簡単に解説します!

チェーンの汚れを落とす

自転車のチェーンを磨いている画像

まずはチェーンの汚れを落とします。専用のクリーナーを使うなどして汚れを落とします。チェーンオイルの性能を発揮するためにも、古い汚れをきちんと落としましょう。

チェーン1コマずつに注油する

自転車のチェーンにチェーンオイルをさしている画像

続いて、チェーン1コマずつにオイルを注油します。1コマずつ丁寧にオイルを注入し、チェーン全体にオイルを行き渡らせます。

ゆっくりとクランクを回す

自転車のメンテナンスを行っている男性の画像

注油後はゆっくりクランクを回すことで、注油したオイルをチェーン内部に染み渡らせることができます。スムーズにクランクが回る事を確認しましょう。

不要なオイルを拭き取る

きれいな自転車のチェーンの画像

最後に不要なオイルを拭き取ります。余分なオイルはホコリを吸着して汚れの元になるため、拭き取っておきましょう。布を当てながらチェーンを一周させることで、余分なオイルは簡単に拭きとれます。

チェーンオイルの選び方

ここからは失敗しないチェーンオイルの選び方をご紹介します!

自転車の用途から選ぶ

週末など、晴れた日に乗る人は「ドライ」タイプ

晴れの日に乗る人は「ドライタイプ」

週末など、晴れの日をメインに自転車に乗る人には、ドライタイプのチェーンオイルがおすすめ!ドライタイプのオイルチェーンはサラサラしていて、チェーンにゴミも付着しにくいのがメリットです。ただし、オイルが水分で流れ落ちやすいため、雨の日のライドには不向きです。

通勤通学やツーリングには「ウェット」タイプ

ウェットタイプはドライタイプよりも粘度が高く、雨や泥にも強いオイルです。 ホコリなどを吸着しやすいのが難点ですが、オイル自体の耐久性が高く、チェーンメンテナンスの頻度も抑えられます。雨でもツーリングや通勤通学で自転車に乗る人にはウエットタイプがおすすめ!

レース用なら「ワックス」タイプ

ロードバイクレースの画像

チェーンオイルの中でも、最もチェーンが汚れにくく、高い潤滑性を発揮するのがワックスタイプです。ドライタイプよりもさらに粘度が低いため、チェーンの周囲も汚さず、ベタつかないのも嬉しいポイントです。ただし、オイルの耐久性は低いため、どちらかといえばロードレースに出場する上級者向けで、ここぞという時に使いたいオイルです。

容器の使いやすさで、選ぶ

手軽さを求めるなら「スプレー」タイプ

スプレータイプのチェーンオイルの画像

メンテナンスを手軽に済ませたい人には、スプレータイプのチェーンオイルがおすすめ。知識や技術がなくても簡単にオイルをさすことができるので、メンテナンス初心者の方でも安心です。ただし、スプレーという構造上、ピンポイントでチェーンの内部にオイルを浸透させるのは難しくなります。

確実な効果を求めるなら「ボトル」タイプ

ボトルタイプのチェーンオイルの画像

ボトルタイプのチェーンオイルは、チェーン1コマずつにピンポイントで注油できるのが特徴です。スプレータイプとは違い、チェーン側面にもオイルが飛散しないため、チェーン部分への汚れの付着も防げます。

成分から選ぶ

●セラミック

セラミック配合のチェーンオイルの画像

出典:楽天市場

セラミックが配合されたチェーンオイルは、チェーンの動きをより滑らかにします。その他の成分を使用したチェーンオイルよりも高い効果に期待できますが、そのぶん値段も高くなる傾向にあります。

●PTFE・フッ素

フッ素樹脂配合のチェーンオイルの画像

出典:楽天市場

PTFE(テフロン)やフッ素を配合したチェーンオイルは、オイル自体の耐久性も高いのが特徴です。オフロードや雨の日に走ることが多い方や、なるべくメンテナンスの回数を減らしたい方に適しています。

自転車のチェーンオイルおすすめ10選

最後に、おすすめのチェーンオイル10選をご紹介します!

KURE(呉工業) 自転車専用チェーンルブドライ

「5-56」で知られる呉工業株式会社が手がけるチェーンオイル。サラサラとしたドライタイプなので、汚れも目立たず、注油後のチェーンも静かに駆動します。100kmを超えるロングライドには不向きですが、お手軽に注油できることから人気を集めています。

成分ナノセラミックス(ボロン)、PTFE(フッ素樹脂)、エステル化学合成油、石油系溶剤
容量130ml
サイズ160×55×35mm
重量140g

KURE(呉工業) 自転車専用チェーンルブ セミウェット

こちらはKUREシリーズのセミウェットタイプの商品です。ドライタイプよりも長持ちし、ウェットタイプよりも汚れにくい、バランスの取れたオールマイティー型のチェーンオイルです。100kmを超えるライドでも音鳴りすることなく、快適なライドを可能にしてくれます。

成分成分:液化チタン、潤滑セラミックス(ボロン)、有機モリブデン、防錆剤、潤滑油
容量200ml

AZ 自転車用 チェーンルブ クリーン

ドライタイプの中でもとりわけ粘度の低いチェーンオイルです。通勤・通学や街乗りなどでも衣類や手を汚さずに注油できるのが嬉しいポイント。雨には弱いため、晴れの日だけ自転車に乗る人に最適です。

成分WAX、PTFE配合
容量110ml、50ml

AZ 自転車用チェーンルブ マルチパーパス

同じくAZから販売されているチェーンオイル。こちらは長距離走行や未舗装道路の走行も想定した万能型タイプです。クロスカントリーレースにも対応しているため、雨の日や砂の多い道を走ることが多い人におすすめ!

成分特殊合成油ベース、PTFE配合
容量50ml、100ml

WAKO’S チェーンルブ

お手軽かつコスパの良い商品を探している人には、ワコーズのチェーンルブがおすすめ。リーズナブルなスプレータイプですが、フッ素樹脂系の潤滑剤がチェーンの高速回転をしっかりサポートしてくれます。透明な液はチェーンの見た目にも影響がなく、カラーチェーンに使用できるのも嬉しいポイント。

成分フッ素樹脂系固体潤滑剤など
内容量180ml

FINISH LINE セラミックウェット ルーブ

多くのロードバイカーから人気を集めるフィニッシュラインのチェーンオイル。チェーンのノイズが少なく、雨の日に乗っても油膜が落ちにくいため、ツーリングや通勤通学では大活躍します。

成分超微粒子セラミック配合
容量60、120、945ml

FINISH LINE ドライ テフロン ルーブ

フィニッシュラインのドライタイプの商品です。ウェットタイプよりもサラッとしているため、ウェスなどでも拭き取りやすいのが特徴。ドライタイプなのでこまめに注油する必要はありますが、晴天時なら200kmほどのライドにも耐えうる強さを発揮します。

成分テフロンフッ素樹脂、合成油、固形潤滑添加物
容量60、120、200、244、 500、945ml

BRIDGESTONE Green Drive チェーンルブ

ブリヂストンが販売するチェーンオイルです。少し値は張りますが、その優れた潤滑性と持続力はプロチームも採用するほど。晴天・雨天を問わず、200kmほどのライドでもパフォーマンスは落ちません。

成分100%合成油、有機シリカ、フラーレン(固体潤滑剤)
容量50ml

MORGAN BLUE レースオイル

ベルギーのケミカルメーカー「MORGAN BLUE」からは、ギアチェンジをスムーズにする成分を配合したチェーンオイルが販売されています。ドロッとした手触りに反して、チェーンやギアチェンジがすごく滑らかになると好評です。ほんの少量でも効果を発揮するため、コスパも◎。

容量125ml

Muc-off C3 DRY CERAMIC LUBE

ドライタイプのなかでもトップクラスの耐久性と潤滑性を誇るMuc-off「C3」。そのパフォーマンスの高さから、ツールドフランスに出場するプロチームも愛用しています。付属のブラックライトを当てると、塗布した箇所が緑色に光るため、塗り残しもひと目で分かって便利!

成分ナノセラミック、合成ポリマーなど
容量50、60ml

チェーンオイルで快適な走りを取り戻そう!

ロードバイクに乗る笑顔の女性の画像

チェーンが剝き出しになっているロードバイクやクロスバイクでは、どうしてもチェーンが汚れたり錆びたりするもの。そうならない為にも、チェーンオイルを使ったメンテナンスは大切です。自転車の本来の走りを取り戻す為にチェーンオイルを使って、自転車ライフを楽しみましょう!