【必見!】知っておきたいロードバイクの種類まとめました

「ドロップハンドルの速い自転車」と言えば、ロードバイク。ロードバイクにも、さまざまな種類があることをご存知でしょうか。ロードバイクを買うのであれば、それぞれの種類の特徴を押さえることが大切です。各種類や、主要なブランドも紹介するので、自分に合ったロードバイクの種類を選ぶヒントにしてください。

目次

アイキャッチ画像出典:Unsplash/Markus Spiske

ロードバイクにも、様々な種類があるんです

ロードバイクにも、様々な種類があるんです

出典:Unsplash/Quino Al

スポーツタイプの自転車の「ロードバイク」。ロードバイクも、その種類はさまざまです。「競技用のロードレース向けのモデル」、「オシャレな街乗りに向いたモデル」、「オフロードも走れるモデル」など、それぞれ特徴を持ったロードバイクがラインナップされています。

また、価格もピンきりで、10万円前後から、高価なものは100万円以上!も、します。

タイプ別のロードバイク、全5種類!

ロードバイクのタイプは大きく分けると5種類。具体的にどのような特徴があるのか見ていきましょう。

オールラウンドタイプ

レーシングモデル

出典:Bianchi

基本的なタイプのオールラウンドタイプ。速く走ることを目的とした無駄なものが少ない設計です。「軽量化&スピード重視」が特徴です。

フレームの素材はアルミ・クロモリ・カーボンなどがありますが、プロが使うような高性能モデルは軽いカーボンが使われています。


エアロロード

エアロロード

出典:Cannondale

エアロロードバイクは、空気抵抗を減らす「空力性能」が高くなるように設計されています。エアロロードは、空気の抵抗を小さくするためにフレームとホイールが平らになっているが特徴で、通常のレーシングモデルと比較すると、高速域での走りが安定してます。専門性が高いロードバイクになるので、価格が高いことがデメリットです。

▼▼エアロロードの詳しい記事はこちら▼▼


ヒルクライムモデル

ヒルクライムモデル

出典:SCOTT

ロードレースの中には峠道など、勾配がキツイコースも多くありますが、上り坂に特化したモデルが「ヒルクライムモデル」です。重力に逆らって進んでいくため、ロードバイクのモデルの中でも特に軽量化が進んでいます

▼▼ヒルクライム・モデルの詳しい記事はこちら▼▼


エンデュランスロード

エンデュランスロード

出典:cervélo

エンデュランスロードは長い距離を走るためのロードバイク。「疲れにくさ」を重視しているモデルで、地面からの衝撃吸収性能が高く、楽な姿勢を取りやすいモデルが多く、快適に走れます。レースモデルなどと比較すると初心者にも扱いやすモデルとも言えます。

▼ロングライド向きのロードバイクの詳しい記事はこちら▼

これも、ロードバイク??

一般的な舗装路を走る、ロードバイクは前述の5つのタイプですが、他にも少し変わったロードバイクがあるので紹介します。

シクロクロス

シクロクロス

出典:TREK

シクロクロスとはオフロード用のロードバイクです、シクロクロスは競技名で、オフロードをいかに速く走るかで設計されています。また、オフロードコースではぬかるみにはまって動けなくなることも多いため、肩にかつぎやすいフレームの形をしています。

▼▼シクロクロスの詳しい記事はこちら▼▼


グラベルロード

グラベルロード

出典:TREK

「グラベル」とは日本語で砂利を意味する言葉で、グラベルロードはオフロードを快適に走ることができるロードバイクです。シクロクロスと同様に、見た目はロードバイクとあまり変わりません。アウトドアを自転車で楽しむような人向けのロードバイクです。

▼▼グラベルロードの詳しい記事はこちら▼▼


ランドナー

ランドナー

出典:TREK

ランドナーとは積載能力が高いロードバイクで、日帰りから数日間の旅に向いたモデル。レーシングモデルのようなスピードは出ませんが、重い荷物を載せられる頑丈な作りをしているのが特徴です。旅をするための自転車として世界中で人気があります。

▼▼ランドナーの詳しい記事はこちら▼▼


ピストバイク

ピストバイク

出典:FUJI

ピストバイクとは競輪用の自転車のことです。本来のピストバイクはブレーキがないのが特徴ですが、ブレーキ非搭載の車体は公道を走れないので、街乗り用に改良されています。ピストバイクは無駄なものがないシンプルなデザインで、街乗り用のロードバイクとして人気です。


フラットバーロード

フラットバーロード

出典:COLNAGO

フラットバーロードは、名前の通りハンドルがドロップハンドルではなくクロスバイクのようにフラットです。クロスバイクと非常に似ていますが、使用しているコンポーネント、ブレーキ、タイヤの細さなどが、ロードバイクと同様な装備です。ロードバイクより、カジュアルなスタイルが好きなユーザーに向いているでしょう。

▼▼フラットバーロードの詳しい記事はこちら▼▼


TTバイク

TTバイク

出典:cervélo

TTバイクとは「タイムトライアルバイク」と呼ばれるロードレースです。ロードレースと違って純粋に、平坦な未知をまっすぐ走る自転車の速さを追求したモデルのことです。トライアスロンなどでも使用されるモデルであり、ハンドルさばきよりも、スピードにのって高速を維持して走り続けられるかが、重視されています。

目的別のおすすめロードバイクはこれだ!

目的によって適したロードバイクの種類は変わってきます。ここからは、使用目的ごとのおすすめロードバイクを紹介します。

週末のツーリングやロングライドを快適に楽しみたいなら

週末のツーリングやロングライドを快適に楽しみたいなら

出典:Unsplash/Victor Xok

速さよりも長い距離を走るのが目的なら、エンデュランスロードがおすすめ。エンデュランスロードは長時間走っても体への負担が減らせ、週末のツーリングやロングライドも快適に楽しめるでしょう。

上級者であればレースでも使用できるヒルクライムモデルで、上り坂をスイスイ走ってみるのも良いでしょう。長距離ライドで荷物が多くなるときは、ランドナーを選ぶのもおすすめです。


街乗りや通勤通学などで普段使いするなら

街乗りや通勤通学などで普段使いするなら

出典:Unsplash/Markus Spiske
街乗りや通勤・通学などでロードバイクに乗る場合は、レーシングモデルなどスピードを追求しているモデルではないバイクがおすすめです。
例えば、おしゃれなピストバイクを選ぶと良いでしょう。ロードバイクらしくスピードを求める人であれば、エンデュランスロードも適しています。タイヤが太いグラベルロードは、街中の段差など気にせず走れるでしょう。

▼▼街乗りロードバイクの関連記事はこちら▼▼


レースやイベントに参加するなら

レースやイベントへの参加を検討しているなら

出典:Unsplash/Simon Connellan

本格的なレースに出場する場合は、レーシングモデルやエアロロードが適しています。バイクの性能にこだわればこだわるほど価格は高くなるので、予算と相談しましょう。また、レースにもさまざまな種類があるので、ヒルクライムレースであればヒルクライムモデル、オフロードのレースはシクロクロスを選ぶのがおすすめです。

日本のブランド

「ブランド」はロードバイクを選ぶ時の大きな基準になりますよね。主要ブランドを押さえて参考にしてください。

まずは、国内の主要ブランドを紹介します。

ANCHOR/BRIDGESTONE

ANCHOR/BRIDGESTONE

出典:ANCHOR

ANCHORはブリヂストンサイクルが製造・販売する自転車のブランド名です。エントリーモデルから本格仕様のロードバイクまで幅広く扱っています。ブリヂストンサイクリングのチーム(チームブリヂストン)はオリンピックなどの世界大会を見据えて活動しており、結果・実績を残しています。

ANCHOR・公式サイトはこちら


NESTO(ネスト)

NESTO

出典:NESTO

NESTOは通勤・通学用の自転車から、ロードバイクなどの本格的な自転車まで扱っている国内ブランドです。10万円台で購入できるエントリーモデルのロードバイクが多いため、初めて購入する人におすすめです。

NESTO・公式サイトはこちら


miyata

MIYATA JAPON

出典:MIYATA JAPON

創業1890年の国内老舗自転車ブランドです。シティサイクルからロードバイクまで商品は充実しており、スポーツバイクはトレイルライドからロングライドまで取り揃えています。近年では電動アシスト付きスポーツバイクに力を入れており、軽い力でも快適に走りたい人におすすめです。

miyata・公式サイトはこちら

オフロード系も強いアメリカのブランド

ロードバイクといえばヨーロッパをイメージする人が多いですが、アメリカの自転車ブランドも世界的に人気があります。

SPECIALIZED(スペシャライズド)

SPECIALIZED

出典:SPECIALIZED

SPECIALIZEDはアメリカに本社を置く自転車総合ブランドです。世界で活躍するトップ選手も愛用しており、上質なアイテムを多数取り揃えています。特にエアロロードやSPECIALIZED独特のサドルが人気です。

SPECIALIZED・公式サイトはこちら


Cannondale(キャノンデール)

Cannondale

出典:Cannondale

1971年創業のアメリカ創業の自転車メーカーです。特にアルミを加工する技術が優れており、初心者でも乗りやすいアルミ自転車を提供しています。「初心者に扱いにくいカーボンよりも、Cannondaleのアルミの方が良い」という人もいるくらいで、アルミ製のロードバイクを探している人におすすめです。

Cannondale・公式サイトはこちら


TREK(トレック)

TREK

出典:TREK

TREKはアメリカに拠点を構えるロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクの会社です。通勤・通学に適したモデルから、レースで勝利を掴むための本格モデルまで扱っています。シクロクロス・グラベル・ランドナー・トライアスロンなど、ロードバイクの種類も豊富なのも大きな特徴です。

TREK・公式サイトはこちら

ロードバイクの本場、ヨーロッパブランド

では、ロードレース競技が盛んな、ロードバイクの本場・ヨーロッパのブランドを見ていきましょう。

Bianchi(ビアンキ)

Bianchi

出典:Bianchi

Bianchiはイタリアのロードバイクメーカーであり、特徴的な爽やかなブルーの「チェレステカラー」が有名で、世界中にファンがいます。デザインだけでなくロードバイクの性能も高く、レーシングモデルやエアロロードも多数取り揃えています。

Bianchi・公式サイトはこちら


GIOS(ジオス)

GIOS

出典:GIOS

GIOSもイタリアで生まれた人気の自転車ブランドです。Bianchiよりも濃く鮮やかなブルーは「ジオスブルー」と呼ばれており、地元イタリアでは「ジオスブルー」という名前のペンキがあるほど浸透しています。溶接の技術が非常に高く、アルミフレームでも走行性能が高いです。

GIOS・公式サイトはこちら


SCOTT(スコット)

SCOTT

出典:SCOTT

SCOTTはスキーを中心にしたアウトドアブランドですが自転車も扱っており、世界各国のレースでも乗っている選手は多いです。特殊な技術で加工したカーボンフレームが有名で、世界で初めて1kgを切ったフレームを開発したことで有名です。

SCOTT・公式サイトはこちら


PINARELLO(ピナレロ)

PINARELLO

出典:PINARELLO

PINARELLOはイタリアの名門自転車メーカーです。ロードバイクを始め、トラックレーサーやクロスバイク、トライアスロン用の自転車など、スポーツタイプの自転車に強みがあります。価格帯は少し高いですが、その分性能も高いのが特徴です。

PINARELLO・公式サイトはこちら

▼▼ピナレロのロードバイクの詳しい記事はこちら▼▼

コスパも良い、アジアブランド

アジアにもロードバイクで人気があるブランドがあるので見ていきましょう。

GIANT(ジャイアント)

GIANT

出典:GIANT
GIANTは台湾の自転車ブランドです。自転車を生産する技術が高いため、コストパフォーマンスが良いのが特徴です。初心者でも購入しやすい価格帯のモデルでも、性能は高く、多くのファンがいます。
GIANT・公式サイトはこちら

MERIDA(メリダ)

MERIDA

出典:MERIDA
MERIDAもGIANTと同じく台湾の自転車ブランドで、コストパフォーマンスが高いロードバイクを扱っています。例えば、カーボンフレームのロードバイクの場合、30万円前後しますが、MERIDAであれば10万円台のモデルもあります
MERIDA・公式サイトはこちら

自分にピッタリのロードバイクを見つけよう

ロードバイクの種類はさまざま、それぞれ特徴が異なります。自分に合ったロードバイクを選ぶためにも、まずはどのような種類のロードバイクがあるか押さえておきましょう。最適なロードバイクを選び、快適にサイクリングを楽しみましょう!