ロードバイクにも、様々な種類があるんです
スポーツタイプの自転車の「ロードバイク」。ロードバイクも、その種類はさまざまです。「競技用のロードレース向けのモデル」、「オシャレな街乗りに向いたモデル」、「オフロードも走れるモデル」など、それぞれ特徴を持ったロードバイクがラインナップされています。
また、価格もピンきりで、10万円前後から、高価なものは100万円以上!も、します。
タイプ別のロードバイク、全5種類!
ロードバイクのタイプは大きく分けると5種類。具体的にどのような特徴があるのか見ていきましょう。
オールラウンドタイプ
基本的なタイプのオールラウンドタイプ。速く走ることを目的とした無駄なものが少ない設計です。「軽量化&スピード重視」が特徴です。
フレームの素材はアルミ・クロモリ・カーボンなどがありますが、プロが使うような高性能モデルは軽いカーボンが使われています。
エアロロード
エアロロードバイクは、空気抵抗を減らす「空力性能」が高くなるように設計されています。エアロロードは、空気の抵抗を小さくするためにフレームとホイールが平らになっているが特徴で、通常のレーシングモデルと比較すると、高速域での走りが安定してます。専門性が高いロードバイクになるので、価格が高いことがデメリットです。
▼▼エアロロードの詳しい記事はこちら▼▼
ヒルクライムモデル
ロードレースの中には峠道など、勾配がキツイコースも多くありますが、上り坂に特化したモデルが「ヒルクライムモデル」です。重力に逆らって進んでいくため、ロードバイクのモデルの中でも特に軽量化が進んでいます。
▼▼ヒルクライム・モデルの詳しい記事はこちら▼▼
エンデュランスロード
エンデュランスロードは長い距離を走るためのロードバイク。「疲れにくさ」を重視しているモデルで、地面からの衝撃吸収性能が高く、楽な姿勢を取りやすいモデルが多く、快適に走れます。レースモデルなどと比較すると初心者にも扱いやすモデルとも言えます。
▼ロングライド向きのロードバイクの詳しい記事はこちら▼
これも、ロードバイク??
一般的な舗装路を走る、ロードバイクは前述の5つのタイプですが、他にも少し変わったロードバイクがあるので紹介します。
シクロクロス
シクロクロスとはオフロード用のロードバイクです、シクロクロスは競技名で、オフロードをいかに速く走るかで設計されています。また、オフロードコースではぬかるみにはまって動けなくなることも多いため、肩にかつぎやすいフレームの形をしています。
▼▼シクロクロスの詳しい記事はこちら▼▼
グラベルロード
「グラベル」とは日本語で砂利を意味する言葉で、グラベルロードはオフロードを快適に走ることができるロードバイクです。シクロクロスと同様に、見た目はロードバイクとあまり変わりません。アウトドアを自転車で楽しむような人向けのロードバイクです。
▼▼グラベルロードの詳しい記事はこちら▼▼
ランドナー
ランドナーとは積載能力が高いロードバイクで、日帰りから数日間の旅に向いたモデル。レーシングモデルのようなスピードは出ませんが、重い荷物を載せられる頑丈な作りをしているのが特徴です。旅をするための自転車として世界中で人気があります。
▼▼ランドナーの詳しい記事はこちら▼▼
ピストバイク
ピストバイクとは競輪用の自転車のことです。本来のピストバイクはブレーキがないのが特徴ですが、ブレーキ非搭載の車体は公道を走れないので、街乗り用に改良されています。ピストバイクは無駄なものがないシンプルなデザインで、街乗り用のロードバイクとして人気です。
フラットバーロード
フラットバーロードは、名前の通りハンドルがドロップハンドルではなくクロスバイクのようにフラットです。クロスバイクと非常に似ていますが、使用しているコンポーネント、ブレーキ、タイヤの細さなどが、ロードバイクと同様な装備です。ロードバイクより、カジュアルなスタイルが好きなユーザーに向いているでしょう。
▼▼フラットバーロードの詳しい記事はこちら▼▼
TTバイク
TTバイクとは「タイムトライアルバイク」と呼ばれるロードレースです。ロードレースと違って純粋に、平坦な未知をまっすぐ走る自転車の速さを追求したモデルのことです。トライアスロンなどでも使用されるモデルであり、ハンドルさばきよりも、スピードにのって高速を維持して走り続けられるかが、重視されています。
目的別のおすすめロードバイクはこれだ!
目的によって適したロードバイクの種類は変わってきます。ここからは、使用目的ごとのおすすめロードバイクを紹介します。
週末のツーリングやロングライドを快適に楽しみたいなら
速さよりも長い距離を走るのが目的なら、エンデュランスロードがおすすめ。エンデュランスロードは長時間走っても体への負担が減らせ、週末のツーリングやロングライドも快適に楽しめるでしょう。
上級者であればレースでも使用できるヒルクライムモデルで、上り坂をスイスイ走ってみるのも良いでしょう。長距離ライドで荷物が多くなるときは、ランドナーを選ぶのもおすすめです。
街乗りや通勤通学などで普段使いするなら
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レースやイベントに参加するなら
本格的なレースに出場する場合は、レーシングモデルやエアロロードが適しています。バイクの性能にこだわればこだわるほど価格は高くなるので、予算と相談しましょう。また、レースにもさまざまな種類があるので、ヒルクライムレースであればヒルクライムモデル、オフロードのレースはシクロクロスを選ぶのがおすすめです。
日本のブランド
「ブランド」はロードバイクを選ぶ時の大きな基準になりますよね。主要ブランドを押さえて参考にしてください。
まずは、国内の主要ブランドを紹介します。
ANCHOR/BRIDGESTONE
ANCHORはブリヂストンサイクルが製造・販売する自転車のブランド名です。エントリーモデルから本格仕様のロードバイクまで幅広く扱っています。ブリヂストンサイクリングのチーム(チームブリヂストン)はオリンピックなどの世界大会を見据えて活動しており、結果・実績を残しています。
NESTO(ネスト)
NESTOは通勤・通学用の自転車から、ロードバイクなどの本格的な自転車まで扱っている国内ブランドです。10万円台で購入できるエントリーモデルのロードバイクが多いため、初めて購入する人におすすめです。
miyata
創業1890年の国内老舗自転車ブランドです。シティサイクルからロードバイクまで商品は充実しており、スポーツバイクはトレイルライドからロングライドまで取り揃えています。近年では電動アシスト付きスポーツバイクに力を入れており、軽い力でも快適に走りたい人におすすめです。
オフロード系も強いアメリカのブランド
ロードバイクといえばヨーロッパをイメージする人が多いですが、アメリカの自転車ブランドも世界的に人気があります。
SPECIALIZED(スペシャライズド)
SPECIALIZEDはアメリカに本社を置く自転車総合ブランドです。世界で活躍するトップ選手も愛用しており、上質なアイテムを多数取り揃えています。特にエアロロードやSPECIALIZED独特のサドルが人気です。
Cannondale(キャノンデール)
1971年創業のアメリカ創業の自転車メーカーです。特にアルミを加工する技術が優れており、初心者でも乗りやすいアルミ自転車を提供しています。「初心者に扱いにくいカーボンよりも、Cannondaleのアルミの方が良い」という人もいるくらいで、アルミ製のロードバイクを探している人におすすめです。
TREK(トレック)
TREKはアメリカに拠点を構えるロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクの会社です。通勤・通学に適したモデルから、レースで勝利を掴むための本格モデルまで扱っています。シクロクロス・グラベル・ランドナー・トライアスロンなど、ロードバイクの種類も豊富なのも大きな特徴です。
ロードバイクの本場、ヨーロッパブランド
では、ロードレース競技が盛んな、ロードバイクの本場・ヨーロッパのブランドを見ていきましょう。
Bianchi(ビアンキ)
Bianchiはイタリアのロードバイクメーカーであり、特徴的な爽やかなブルーの「チェレステカラー」が有名で、世界中にファンがいます。デザインだけでなくロードバイクの性能も高く、レーシングモデルやエアロロードも多数取り揃えています。
GIOS(ジオス)
GIOSもイタリアで生まれた人気の自転車ブランドです。Bianchiよりも濃く鮮やかなブルーは「ジオスブルー」と呼ばれており、地元イタリアでは「ジオスブルー」という名前のペンキがあるほど浸透しています。溶接の技術が非常に高く、アルミフレームでも走行性能が高いです。
SCOTT(スコット)
SCOTTはスキーを中心にしたアウトドアブランドですが自転車も扱っており、世界各国のレースでも乗っている選手は多いです。特殊な技術で加工したカーボンフレームが有名で、世界で初めて1kgを切ったフレームを開発したことで有名です。
PINARELLO(ピナレロ)
PINARELLOはイタリアの名門自転車メーカーです。ロードバイクを始め、トラックレーサーやクロスバイク、トライアスロン用の自転車など、スポーツタイプの自転車に強みがあります。価格帯は少し高いですが、その分性能も高いのが特徴です。
▼▼ピナレロのロードバイクの詳しい記事はこちら▼▼
コスパも良い、アジアブランド
アジアにもロードバイクで人気があるブランドがあるので見ていきましょう。
GIANT(ジャイアント)
MERIDA(メリダ)
自分にピッタリのロードバイクを見つけよう
ロードバイクの種類はさまざま、それぞれ特徴が異なります。自分に合ったロードバイクを選ぶためにも、まずはどのような種類のロードバイクがあるか押さえておきましょう。最適なロードバイクを選び、快適にサイクリングを楽しみましょう!