街乗りでもロードバイクで、快適に!
ロードバイクと言うと、「ピタッとしたジャージで、速く走る自転車」をイメージする人も多いでしょう。
確かにロードバイクは競技用として生まれた自転車ですが、普段の街乗りに合う、デザインや価格を抑えたモデルも多くあります。
このページでは街乗りに合うロードバイクの選び方を主に紹介し、次ページでおすすめモデルをご紹介します!
クロスバイクとどっちがいい?
街乗りのロードバイクを探している人であれば、クロスバイクも候補にあがるのではないでしょうか。
クロスバイクも気になるけど…
クロスバイクは、マウンテンバイクがベースになっている自転車で、スポーツバイクの中でも、普段使いに特化した自転車。フラットなハンドルが特徴です。
スポーツバイクを普段で乗りたい人はクロスバイクも候補にあがりますよね。
で、どんな基準で選んだら良い?
で、いきなりですが、簡潔に結論を言うと、
- ●速く走る自転車が良い!
- ●休日にサイクリングなど、“走って”楽しみたい
- ●ドロップハンドルが、かっこいい!
- ●サイクリングイベントにも出てみたい
このように感じる人なら、ロードバイクが良いでしょう。クロスバイクでも十分にスピードが出る自転車ですが、速く走ることに楽しみを感じ、「いずれはロードバイクに乗りたいな」と、ぼんやりとでも思うなら、ロードバイクがおすすめです。詳しい違いをもっと知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
▼▼より詳しい記事はこちら▼▼
街乗りロードバイクを選ぶポイント
ロードバイクにはたくさんのモデルがありますが、選ぶ基準は様々です。ここではシンプルな選び方として、
- ●予算に合った価格
- ●好きな見た目&デザイン
- ●信頼あるブランドから
の3つのポイントで選ぶのをおすすめします。その他にも「車重の軽さ」、「ギアの段数」、「コンポーネントの違い」などの基準がありますが、「走りの性能の差」になる部分が多く、街乗りを中心に楽しむのであれば、その差は大きくは影響しないでしょう。
【予算にあった価格】10万円前後がおすすめ
ロードバイクは自転車の中でも、価格が高い自転車です。各ブランド、主に10万円弱ぐらいからラインナップがあり、高いものでは100万円近くするモデルもあります。おすすめなのが、競技用でもしっかりとした実績があるブランドのエントリーモデルです。しっかりとした実績のあるブランドのエントリーモデルであれば、性能も問題ないですし、パーツや購入後のケアも安心でしょう。
信頼と実績があるブランドのロードバイクを
実績もありファンも多くいる、人気のブランドの一例をご紹介します。
- ●Bianchi(ビアンキ)
- ●TREK(トレック)
- ●RALEIGH(ラレー)
- ●SPECIALIZED(スペシャライズド)
- ●FUJI(フジ)
- ●GIANT(ジャイアント)
各ブランドの詳細は割愛しますが、上記はあくまで一例ですので、参考の1つとしてください。
フレーム素材は「アルミ」か「クロモリ」がおすすめ!
フレーム素材は「価格」、「性能」、「見た目」と、もっともロードバイクの違いが出る部分です。「カーボン」「アルミ」「クロモリ」が、今販売されているロードバイクの中で、メジャーなフレーム素材ですが、おすすめなのが「アルミ」と「クロモリ」です。「カーボン」は、軽くて、振動吸収性も高いので、価格の高いモデルで良く使われます。
「アルミ」や「クロモリ」でも、一概に性能が悪いわけではなく、カーボンには無い特徴もあり、この2種から選ぶのがおすすめです。クロモリは細いフレームのシルエットのロードバイクが多く、クロモリ好きなファンも多くいます。
▼▼クロモリのロードバイクの詳しい記事はこちら▼▼
ギア数やコンポーネントは、どうしたら良い?
ショップに行くと、「2×11変速」「コンポは105」など、ロードバイクのスペックが書かれていたりします。正直、違いがわからない人も多いのではないでしょうか。変速数は多ければ多いほど、性能が高いと言うわけでもないですし、また、コンポ(コンポーネント)と呼ばれる、ブレーキやディレイラーのパーツも、様々な種類と価格があり、選ぶ基準に悩んでしまうこともあるでしょう。
ですが、街乗りをベースに考えるなら、“そこまで気にしなくて良い“とも言えます。前述したように、これらは“走る性能”に関わる部分が多く、その部分でこだわりが高くないのであれば、筆者はそこまで気にしなくてよいと考えます。詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
▼▼コンポーネントについて詳しい記事はこちら▼▼
こんなデメリットも・・
高性能なロードバイクも、街乗りで、デメリットになる点もあるので、買ってから「こんなはずじゃなかった」と思わないよう、知っておきたいポイントをご紹介します。
タイヤが細いので路面からの振動は大きい
ロードバイクのタイヤは、細いタイヤを装着していることがほとんどです。細いタイヤは速く走るには有利ですが、クッション性の面では劣ります。普通に走っていても、シティサイクルなどに比べると、ハンドルなどからの衝撃は大きく感じるでしょう。また、段差などを乗り越える時も、空気圧が適正でないと、パンクもしやすい特徴があります。
盗難対策は入念に
ロードバイクは高額な自転車なので、様々ある自転車の中でも盗難のリスクが高い自転車です。自宅での保管時はもちろん、外出先でも入念な盗難対策を行う必要があると言えるでしょう。
街乗りにおすすめのロードバイク9選
それでは、街乗りに似合うスタイルと価格の、おすすめのロードバイクをご紹介していきます。
イタリアの老舗メーカーGIOSは、クロモリフレームを得意としクラッシックなフォルムのロードバイクを作っています。GIOS VINTAGEも名前の通り、細身のクロモリフレームにメッキパーツを装備したクラシカルな雰囲気を感じさせるビジュアルが特徴です。
GIOS VINTAGE
イタリアの老舗メーカーGIOSは、クロモリフレームを得意としクラッシックなフォルムのロードバイクを作っています。GIOS VINTAGEも名前の通り、細身のクロモリフレームにメッキパーツを装備したクラシカルな雰囲気を感じさせるビジュアルが特徴です。
サイズ | 480・500・520・540mm |
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フレーム | クロモリ |
重量 | 10kg |
カラー | イタリアン・ジオスブルー・ホワイト |
参考価格 | ¥115,000(税込み) |
RALEIGH(ラレー)/CRT Carlton-T
英国で創業され、100年以上の歴史のあるRALEIGHは、伝統的なデザインを守りながらも乗りやすさを持ったロードバイクを作り続けています。Carlton-Tは、軽量なクロモリフレームが特徴で、幅広くサイズ展開されています。誰でも気軽に楽しめる街乗り・ツーリングロードバイクでしょう。
参考価格:¥116,600(税込み)
SPECIALIZED(スペシャライズド)/ALLEZ E5 SPORTS
常に新しい技術を取り入れている革新的なメーカーSPECIALIZEDは、レースでも活躍しているスポーツバイクのトップメーカーです。アルミフレームのALLEZはリニューアルをくり返しながら長年作られる、メジャーなモデル。エントリーモデルですが、妥協のない作りは街乗りにもレース・フィットネスにも満足できる1台です。
参考価格:¥108,900(税込み)
BIANCHI VIA NIRONE 7
チェレステグリーンが代名詞の、世界最古である自転車メーカーBIANCHI。鮮やかなカラーリングは多くのファンから愛されています。一目でわかる伝統的なデザインはそのままに、妥協のない作りはエントリグレードのNIRONEにも受け継がれています。
サイズ | 410・440・460・500・530・550・570mm |
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フレーム | アルミ |
重量 | 9.6kg(500mm) |
カラー | チェレステグリーン/ブラック・ブラック/チェレステグリーン・ブラック/レッド・ホワイト/チェレステグリーン・チェレステグリーン/ホワイト |
参考価格 | ¥132,000(税込み) |
RIDLEY(リドレー)/HELIUM SLA
ベルギーで1996年に創立された新しい会社ですが、現在ではトップチームにも機材を供給するなど、急成長をとげているメーカー。エントリーバイクというよりは、HELIUMシリーズのアルミモデルといった意味合いが強く、フレームの随所にも同様のテクノロジーが採用されています。モダンなカラーリングに内装ケーブルは街乗りでちょっと目を引くロードバイクです。
参考価格:¥129,000(税込み)
GIANT(ジャイアント)/CONTENDO 2
台湾の自転車メーカーGIANTは設計から制作まで自社で行えるため、コストパフォーマンスが高いロードバイクを作っています。「コンテンド」シリーズは、28Cタイヤやフルカーボンフォーク、補助ブレーキレバーで乗りやすさ・扱いやすさを重視しながら、内装ケーブルを採用してビジュアル面でもすっきりとした美しさがあります。
参考価格:¥84,600(税込み)
CANNONDALE(キャノンデール)/CAAD optimo
高品質なアルミニウムを開発・生産してきたCANNONDALEは、その高い技術力で最新のカーボン・アルミロードバイクを作っています。CANNONDALE伝統のCAADシリーズの名を冠し、レースバイクとしてのDNAを残しながら、通勤・通学に便利なラックやフェンダーにも対応するなど、街乗りのための機能も備えています。
参考価格:¥110,000(税込み)
SCOTT(スコット)/SPEEDSTAR 40
スキー用品やアパレルでも多くの製品を販売しているSCOTTは、自転車でもワールドクラスのチームに供給するスポーツ用品のトップブランドです。SPEEDSTARシリーズはアルミニウムのフレームに、ロングライドに適したフレームと高いコストパフォーマンスを持つエントリーロードバイクです。
参考価格:¥96,800(税込み)
MERIDA(メリダ)/RIDE 80
MERIDAは、GIANTと同じく台湾発祥であり、設計・生産まで一貫して行える自転車メーカーです。高いアルミニウム加工の技術を持ち、振動吸収性の優れたフレームを採用したのがMERIDA RIDEです。ワイドギアにも対応し、ロングライドからヒルクライムまでこなせる性能は、街乗りでも快適に走ることができるでしょう。
参考価格:¥98,890(税込み)
ロードバイクと一緒に準備するもの
ロードバイクを街乗りとして使う場合、一緒に購入したいアイテムを紹介します。
夜間走行に必須の「ライト」
夜間の走行ではライトを点灯する義務があります。夜間に走るときに必須のライトは、白または黄色のフロントライト・赤のリアライトを購入しまよう。
CATEYE GVOLT70
点灯時間 | 約7時間(260ルーメン) ・ミドル約9.5時間(200ルーメン)・ ロー約40時間(50ルーメン)・ デイタイムハイパーコンスタント約25時間(260/50ルーメン)・ 点滅・約210時間(260ルーメン) |
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充電時間 | 約4.5時間 |
▼▼ライトの詳しい記事はこちら▼▼
盗難対策の「鍵」
盗難から大切なロードバイクを守るための重要なアイテムは「鍵です」。ホイール・フレームにかけるワイヤータイプ、車体を固定物にとめる、頑丈な鍵を用意するのがおすすめです。
TIOGA RL-645
サイズ | 4.6×1,800mm |
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重量 | 217g |
カラー | ライムグリーン・ブラック・ホワイト・ブルー・レッド・イエロー・オレンジ |
▼▼鍵の詳しい記事はこちら▼▼
装着義務のある「ベル」
一般道を走るとき、自転車にはベルをつけることが義務付けられているので、忘れずに準備しましょう。
「空気入れ」は仏式バルブ対応製品を
ロードバイクのタイヤは、シティサイクルと違う、仏式バルブと呼ばれるタイプがほとんどです。仏式バルブに対応した空気入れを購入しましょう。
パナレーサー 02ワンタッチフロアポンプ
空気圧上限 | 約1100Pa(仏式)/約500kPa(英式/米式) |
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材質 | アルミ(シリンダー)/エラストマー(ハンドル) |
▼▼空気入れの詳しい記事はこちら▼▼
ロードバイクで街乗りを楽しもう!
ロードバイクで、普段の街を走れば、いつもと違う体験がででき、特別な爽快感を感じられるでしょう。ロードバイクで毎日の自転車ライフを充実させましょう!