【基本から応用まで】ロードバイクのメンテナンスを覚えよう

【基本から応用まで】ロードバイクのメンテナンスを覚えよう

ロードバイクを快適に乗り続けるために、大切なメンテナンス。ロードバイクの基本的なメンテナンスは難しくはありません。基本から応用まで、ロードバイクのメンテナンス方法をまとめましたので、参考にしてください。

目次

ロードバイクにとって、大切なメンテナンス

ロードバイクにとって、大切なメンテナンス

ピカピカの新車で買ったロードバイクも、乗り続けると汚れなども目立ってきますよね。良いコンディションで快適にロードバイクに乗り続けるためにも、定期的なメンテナンスを行いましょう。

メンテナンスを行わないと汚れなど見た目が悪くなるのはもちろん、本来のロードバイクの性能が落ちてしまうこともあるので、メンテナンスは大切な作業です。

【基本】頻度高めに行うメンテナンス

まず、はじめに週に1回、もしくは2週に1回は行いたい、頻度高めのメンテナンスをご紹介します。

●タイヤの空気入れ

●車体の拭き掃除

●チェーン洗浄&注油

上記3つは、こまめに行いましょう。

適正な空気圧で、タイヤに空気を入れる

適正な空気圧で、タイヤに空気を入れる

撮影:筆者

ロードバイクのタイヤは、高圧な空気を入れています。適正な空気圧で走らないと、乗り心地にも影響しますし、タイヤの寿命を減らすことになります。

ロングライドやサイクリングに出かける前や、通勤・通学で毎日走る場合にも、週に1~2回は空気圧を確認しましょう。

極端に空気が減っている時は、パンクやバルブの不具合も考えられるので、空気を入れて確認しましょう。


車体の拭き掃除

ささっとフレームの拭き掃除

撮影:筆者

帰宅後は、固く絞ったウエスやウェットタオルなどでフレームやバーテープ、サドルなどを、さっと、ひと拭きしましょう。特にフレーム下回りは路面からの泥はね、ホイールはブレーキパッドのカスがつきやすいので、丁寧に拭きましょう。


チェーン洗浄&注油

チェーン洗浄&注油

撮影:筆者

チェーンの汚れは乗り心地を悪くするだけでなく、チェーンの寿命を縮めたり、変速機の不具合にも繋がります。定期的な注油&洗浄を行いましょう。

チェーンへの注油は、通勤・通学では週に1回程度、休日のサイクリングでは走行前に行いましょう。

チェーン洗浄は月に1~2度を目安に、またはロングライドなどで、ひどく汚れてしまっている時などに、行いましょう。

▼▼チェーン洗浄の詳しい記事はこちら▼▼

【応用】定期的に行うメンテナンス

定期的に行うことで格段にロードバイクの寿命を伸ばすメンテナンスをご紹介します。

水などで、がっつり洗車

水などで、がっつり洗車

出典:楽天市場

拭き掃除だけでは落ちない汚れも、車体全体を水洗いすれば、新車のように綺麗になります。水をかけての洗車は心配と思う人もいるかもしれませんが、いくつかのポイントをおさえれば、難しい作業ではありません。

全体に水をかけ、バイクウォッシュか薄めた中性洗剤を使って、スポンジなどで洗っていきます。その際、ヘッドパーツ・ハブ・ボトムブラケット・シートポストなど、中に水が浸入する部分に強く水をかけないことに気をつけましょう。また、流れてしまった、チェーンオイルなどは、洗車後に注油しましょう。


車体の各ボルトの締め付けをチェック

車体の各ボルトの締め付けをチェック

撮影:筆者

ロードバイクの各部分のボルトは、走行中の振動で、緩んでくることがあります。定期的に緩んでいないか、アーレンキー(六角レンチ)で確認しましょう。

特にハンドル・ステムまわり・シートポスト・ブレーキ・クイックリリースなどの車体周り、また、ビンディングペダルのクリートも緩みがちなので、定期的にチェックしましょう。


チェーンの伸びをチェック

チェーンの伸びをチェック

撮影:筆者

チェーン伸びとは、チェーンのパーツが削れて、ヒトコマ、ヒトコマの間隔が広がってしまうことを言います。コマの間隔が広がるとペダリング効率の悪化や、ギア歯との噛み合わせも悪くなります。

クランクやスプロケットにもダメージを与えてる事にもつながってしまうので、定期的にチェーンチェッカーや目視での確認・チェーン交換をしましょう。

▼▼チェーン交換の詳しい記事はこちら▼▼

メンテナンスに欠かせない工具はこれだ!

メンテナンスには専用の工具が必要ですが、自分の工具を使って愛車をメンテナンスするとモチベーションもあがります!

メンテナンスに必要な工具は揃えておきましょう。

ロードバイク用の空気入れ

空気を入れるバルブが仏式のロードバイク用の空気入れを用意しましょう。ロードバイクは空気圧の数値を見ながら入れるため、目視できるゲージのついた空気入れがおすすめです。

TOPEAK JOEBLOW SPORT3

対応バルブ仏式・米式
最大気圧200psi
シリンダー素材スチール
重量117x253x678mm
重量1.68kg

▼▼空気入れの詳しい記事はこちら▼▼


作業用スタンド

メンテナンス時には、ロードバイクを自立させるスタンドを用意しましょう。後輪の軸で止めるタイプは、安価でシンプルな造りでおすすめです。

CYCLE PRO DS-1Plus

対応メーカーシマノ・カンパニョーロ・フルクラム
カラーブラック・シルバー

チェーンオイル

チェーンに注油するチェーンオイルはドライタイプ・ウェットタイプなどがあります。コンディションや用途によって使い分けましょう。全天候タイプでワックス機能のあるオイルは、街乗りからサイクリングまで使えるのでおすすめです。

▼▼チェーンオイルの詳しい記事はこちら▼▼


メンテナンス工具

基本的な工具がセットになっているのがおすすめです。最低限、各サイズが揃った、アーレンキーは用意しましょう。

SHIMANO PRO スターターツールキット

セット内容カセットリムーバーセット・チェーンツール・ペダルレンチ・ケーブルカッター・タイヤレバー・ Yレンチアーレンキー(4/5/6)・Yレンチアーレンキー(2/2.5/3)・クイックリンクツール

▼▼工具の詳しい記事はこちら▼▼


パンク修理キット

こちらも単品での販売もありますが、コンパクトにまとまるセット製品はサイクリング時に携帯もできます。

SUPERB パンク修理セット

セット内容タイヤレバー×2・パッチ×6・サンドペーパー×1

ロードバイクの消耗パーツもチェック

ロードバイクのパーツは消耗品も多くあるので、定期的な交換が必要になります。定期的に消耗具合をチェックするのも、大切なメンテナンスです。

タイヤ&チューブ

タイヤ&チューブ

撮影:筆者

走行距離で、3,000~5,000kmを目安に、スリップサインのあるモデルはスリップサインの確認、タイヤの減りや汚れ具合で判断しましょう。あまり走っていないタイヤでも、ゴム製品の経年劣化がありますので、1年ほどを目安に交換しましょう。チューブも3,000~5,000kmを目安に交換することを、おすすめします。

▼▼タイヤ交換の詳しい記事はこちら▼▼


ブレーキパッド

ブレーキパッド

撮影:筆者

ブレーキシューの溝を確認し、1mm以下になっていたら交換しましょう。また、ゴム製品なので経年劣化もあり、半年を目安にした交換がおすすめです。

▼▼ブレーキ交換の詳しい記事はこちら▼▼


バーテープ

バーテープ

撮影:筆者

素材によって耐久性が変わりますが、汚れや破れがある場合、交換しましょう。

▼▼バーテープ交換の詳しい記事はこちら▼▼

こんな時は、ショップに問い合わせを

こんな時は、ショップに問い合わせを

ロードバイクのメンテナンス作業は慣れていないと、ハードルが高い作業や、ショップに依頼したほうが良い作業があります。

以下の箇所で、不具合を感じた場合は、最寄りの自転車ショップに問いあわせてみても良いでしょう。

●ブレーキ:異音がする、効きが悪いなど、不安な時はショップに行きましょう。

●ギア・変速機:電動式はショップに、ワイヤー式も調整が難しい時はお願いしましょう。

●チューブレス・チューブラータイヤ:やや難しい作業で、しっかりとセットされていないと大変、危険です。

不具合がある状態でロードバイクに乗ると、事故につながるけ危険もありますので、充分に注意してください。

メンテナンスをして、ロードバイクを長く楽しもう

メンテナンスをして、ロードバイクを長く楽しもう

ロードバイクは、メンテナンスを行わないと、不具合があっても気づかずに、放置されてしまいます。定期的なメンテナンスを行っていれば、車体の異常などにも気づけるようになりますよ。

快適に乗り続けるためにも、ロードバイクのメンテナンスを行ってくださいね。