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【坂道が消える】電動ロードバイクの魅力とは

電動ロードバイクの最大の魅力は、これまで苦痛だった急勾配を平坦な道のように変えてしまうアシスト力にあります。
ロードバイクが持つ爽快な走行性能はそのままに、モーターが静かに、そして力強くペダリングを後押ししてくれます。体力に自信がない方でも、アップダウンの多い長距離ライドや向かい風の中でも笑顔で楽しめるようになる、それが電動ロードバイクです。
電動ロードバイクの選び方
ここからは、モデル選びで後悔しないためのチェックポイントを5つに絞って解説します。
電動ロードバイクの選び方5つのポイント
バッテリー容量:走る距離に合わせて「容量(Wh)」をチェック

電動ロードバイクで気になる点が「途中でバッテリーが切れないか」という不安でしょう。バッテリー容量(Wh)は、アシストが受けられる航続距離に直結するため、最も重要なチェックポイントの一つです。カタログ上でチェックしたいのが、「ワット時定格量(Wh)」。航続距離との関係は、おおよそ以下のイメージで捉えておくと良いでしょう。
◆ 250〜350Whクラス:航続距離=100km〜150km前後
◆ 400〜500Whクラス:航続距離=150km〜200km前後
ただし、自転車自体の重量や道路状況、風の有無などで航続距離は変わってくるため、この数値はあくまで理想的な最大値です。カタログ値の7〜8割くらいを現実ラインとして見ておくと安心できます。
近所のサイクリングや片道10km程度の通勤メインなら、300Wh程度でも十分に楽しめます。週末に50km〜80km程度のツーリングに挑戦したい場合は、400Wh以上の容量を目安に選ぶと良いでしょう。
重量:15kg前後の重さが一つの目安
電動ロードバイクの重量は、モーターとバッテリーを搭載するため、アシストのないロードバイク(7~8kg台)より重くなり、一般的に12kg台から15kg台が主流です。
ツーリング、ヒルクライム、ロングライドを目指すなら、15kg前後までを一つの目安に。荷物を積んでのキャンプやグラベル派なら、10kg台後半〜20kg程度でも良いでしょう。
13kg台以下の軽量モデルが理想的ですが、その分価格は高くなります。
変速段数:「フロントギアの数(枚数)」に注目しよう

一般的なロードバイクでは細かいギア調整が可能な、フロント2段(2枚)×リア11段の22段変速が主流ですが、電動ロードバイクでは、フロントが1段(1枚)で11速や12速などの、変速段数が少ないモデルが多く見られます。
| フロント2枚 × リア11〜12速 | フロント1枚 × リア11速 |
| ・平地巡航で細かくギア選択可能 ・効率のよいペダリングが可能 | ・坂に強いワイドなギア ・メカトラブルのリスク低減 |
フロントが1段(1枚)だと、変速操作もシンプルになり、またチェーンが外れるなどのリスクも減るメリットがあります。ロングライドメインであれば、フロント2枚×リア11速以上のロード系が扱いやすいです。一方で坂道の登りやすさなら、フロント1枚×11速も良いでしょう。
フレーム素材:アルミでOKです

通常のロードバイクでは、乗り心地や軽さからカーボン、アルミ、クロモリなど、フレーム素材の選択肢が豊富です。しかし、電動ロードバイクはアルミフレームが主流となっています。
結論から言えば、電動ロードバイクの場合「アルミフレーム」で問題はないでしょう。アシスト力のおかげで、素材による乗り心地や軽さの違いは、一般的なロードバイクより違いが出づらいです。
また、モーターやバッテリーがフレームに美しく内蔵されているかなど、フレーム形状に注目するのもポイントです。
タイヤの幅:太いと乗り心地は良くなり、細いと加速が良くなります

タイヤの幅(太さ)は、走りの性格を大きく左右します。一般的にロードバイクでは、25c〜28cが標準、それ以上が太めとされています。
・細め(25c〜28c): 接地面積が小さく、加速やハンドリングが軽快。スピード感を楽しみたい方向け。
・太め(30c〜35c): エアボリュームが多く、クッション性と安定感が抜群。乗り心地重視の方向け。
また、電動ロードバイクの場合、太いタイヤの欠点である「漕ぎ出しの重さ」をモーターがカバーしてくれる特徴もあります。初心者の方は、安定感が高く疲れにくい30cや32cなどの太めのタイヤがついたモデルを選んでも、漕ぎ出しは軽いでしょう。
おすすめ電動ロードバイク9選
ここからは、ロードバイク初心者〜中級者以上までカバーできる「今チェックしておきたい9台」をピックアップしました。価格や仕様は変更される可能性があるので、詳細は各ブランド公式サイトや取扱店の最新情報をご確認ください。
BESV (ベスビー)/JR1

軽量アルミフレームにバッテリーを美しく融合した、15.7kgクラスのeロード。最長約138km(エコモード)とされる航続距離で、丸一日のロングライドにも対応します。
BESV JR1
| 参考価格(税込み) | 328,000円 |
|---|---|
| フレーム素材 | アルミ |
| 重量(kg) | 15.7 |
| バッテリー容量(Ah) | 7 |
| ワット時定格量(Wh) | 252 |
| 走行可能距離(km) | 115 |
| タイヤの太さ | 25C |
| 変速数 | 22段 |
メインコンポはSHIMANO 105+油圧ディスク、フルカラー液晶ディスプレイで各種データが見やすく、価格も比較的抑えめ。初めての電動ロードとして非常にバランスの良い1台です。

アシスト切り替えスイッチが、ドロップハンドルに装備。ハンドルを離さずにアシスト切り替えできるので、走行中の安定性を損なうことがありません。
おすすめポイント
- 軽量&ハイコスパ
- シマノ105×油圧ディスクで安心のパーツ構成
- 最長138kmのロングラン
ミヤタ/ROADREX i 6180

オン・オフ問わず遊べる「国産グラベルeロード」の定番。海外で高評価のシマノ製モーター(最大トルク60Nm)と418Whインチューブバッテリーで、ECOモードなら最大約105kmの走行が可能です。
ミヤタ ROADREX i 6180
| 参考価格(税込み) | 407,000円 |
|---|---|
| フレーム素材 | アルミ |
| 重量(kg) | 18.9 |
| バッテリー容量(Ah) | 11.6 |
| ワット時定格量(Wh) | 418 |
| 走行可能距離(km) | 105 |
| タイヤの太さ | 45C |
| 変速数 | 10段 |
グラベル専用コンポ「SHIMANO GRX」、650B×45Cタイヤ、キャリアダボなどを備え、ツーリング〜バイクパッキングまでマルチにこなせます。

ドライブトレインは前モデルのシマノTiagraからシマノGPXに進化。グラベルロードでも安定した走りが期待できます。
おすすめポイント
- インチューブバッテリーで低重心、走行安定性向上
- シマノGRX搭載で、グラベルにも広がる行動半径
- スタンド、前後キャリア等、充実したポプションパーツ
BSEV(ベスビー)/JGR1.1

カーボンフォーク&700Cグラベルタイヤを履いた、スタイリッシュなeグラベルロード。360Whインチューブバッテリーで、エコモードなら最長約130kmのロングライドにも対応します。
BESV JGR1.1
| 参考価格(税込み) | 418,000円 |
|---|---|
| フレーム素材 | アルミ |
| 重量(kg) | 17.2 |
| バッテリー容量(Ah) | 10 |
| ワット時定格量(Wh) | 360 |
| 走行可能距離(km) | 130 |
| タイヤの太さ | 40C |
| 変速数 | 11段 |
BESVが得意とする先進テクノロジー搭載。スマホアプリと連携し、バイクの各種設定やアシストモードの確認、エラー診断、ファームウェアのアップデートにも対応。

ダウンチューブにレンジエクステンダー(外付け)バッテリーを設置可能。これにより走行可能距離が130kmから195kmに延長します。
おすすめポイント
- カーボンフォークで快適なハンドリング
- アプリ連携でデータ管理も楽しい
- 外付けバッテリーがセットされたお得なエディションも
GIANT(ジャイアント)/Road E+

ジャイアントの本格派eロード。ヤマハと共同開発したハイスペックモーターとパナソニック製大容量バッテリーの組み合わせで、ECOモードなら約200kmクラスの航続距離をうたうタフな1台です。
GIANT Road E+
| 参考価格(税込み) | 462,000円 |
|---|---|
| フレーム素材 | アルミ |
| 重量(kg) | 19.3 |
| バッテリー容量(Ah) | 13.8 |
| ワット時定格量(Wh) | 500 |
| 走行可能距離(km) | 205 |
| タイヤの太さ | 32C |
| 変速数 | 11段 |
ロード寄りのジオメトリにディスクブレーキ、信頼性の高いコンポを搭載し、ロングライド志向の人でも安心して踏んでいけます。

表示パネルと操作スイッチが分離しており、視認性と操作性を高めています。
おすすめポイント
- 大容量バッテリーで200km超ロングライドも視野に
- ヤマハと共同開発の静音モーター
- ジャイアントストアでのサポート体制も心強い
ヤマハ/WABASH RT

オンロードの快適性とオフロードの走破性を両立した、ヤマハのeグラベルバイク。500Whの大容量バッテリーとパワフルなモーターで、1日たっぷり遊べる仕様です。前出のGIANT Road E+と価格・スペックが似ていますが、Road E+はよりオンロードに特化しているのに対して、本ヤマハモデルはオフロードも楽しむグラベルロード仕様という違いがあります。
ヤマハ WABASH RT
| 参考価格(税込み) | 463,100円 |
|---|---|
| フレーム素材 | アルミ |
| 重量(kg) | 21.1 |
| バッテリー容量(Ah) | 13.1 |
| ワット時定格量(Wh) | 500 |
| 走行可能距離(km) | 188 |
| タイヤの太さ | 45C |
| 変速数 | 11段 |
安定したジオメトリとワイドなギアレンジ、太めのグラベルタイヤにより、林道・砂利道・舗装路ミックスのルートでも安心。国内メーカーのアフターサポートを重視したい人にもおすすめ。

ダウンチューブ内蔵のバッテリーは、取り外してもそのままでも充電可能。剛性と使い勝手を両立しています。
おすすめポイント
- 従来より7%増加した最大トルク75Nmのハイパワーモーター
- 通勤からオフロードまで、幅広く楽しめる
- 購入後も安心のYAMAHAネットワーク
TREK Domane+AL5

見た目はほぼ普通のDomane AL、でも中身はしっかりeロード──そんな一台。軽量でパワフルなリアハブモーター(250W/40Nm)と250Whバッテリーを内蔵し、エコモードで最大約90kmの走行が可能です。
TREK Domane+AL5
| 参考価格(税込み) | 499,000円 |
|---|---|
| フレーム素材 | アルミ |
| 重量(kg) | 14.06 |
| バッテリー容量(Ah) | - |
| ワット時定格量(Wh) | 250 |
| 走行可能距離(km) | 90 |
| タイヤの太さ | 32C |
| 変速数 | 22段 |
エンデュランスジオメトリ+32C前後のタイヤで、長距離ライドでも疲れにくいポジション。14kg前後とe-bikeとしては軽量で、アシストが切れても“普通のロード”にかなり近い感覚で走れます。

オプションの250Whレンジエクステンダーを使えば、エコモードで平均128kmまで走れるバッテリー容量を準備することができます。サイクルボトル並みのコンパクトさで、フレームにスッキリ収納。
おすすめポイント
- ぱっと見、普通のロード並みのスマートさ
- 38mmタイヤが履けるクリアランス、ロングライドも快適
- 追加バッテリーで100km超も視野に
Cannondale Topstone Neo5

信頼性の高いBosch製モーターと大容量500Wh バッテリーを載せた、パワフルなeグラベルロード。最大航続距離は約113kmとされ、勾配の多いグラベルルートでも余裕を持ったプランニングができます。
Cannondale Topstone Neo5
| 参考価格(税込み) | 600,000円 |
|---|---|
| フレーム素材 | アルミ |
| 重量(kg) | - |
| バッテリー容量(Ah) | - |
| ワット時定格量(Wh) | 500 |
| 走行可能距離(km) | 113 |
| タイヤの太さ | 36C |
| 変速数 | 11段 |
アルミフレーム+フルカーボンフォーク+700×36Cタイヤの組み合わせで、オンロードもオフロードも高い安定感。ボトルやラックのマウントも多く、本格ツーリング派にぴったりです。

操作は全て親指で完結。走行中もハンドルから手を離すことなく、スムーズにアシストチェンジできます。
おすすめポイント
- 守備範囲の広いオールラウンドe-bike
- 最大85Nmのトルクを誇るハイパワーBoschモーター
- フロントブレーキのローターが大口径180mm、しっかり止まれる
SPECIALIZED CREO 2 E5 COMP

「とにかく軽いeロード」を求める人に刺さるのが、CREO 2シリーズ。その中でも本機は、高品質E5アルミ合金フレームのハイコスパモデルです。前作よりパワーアップしたモーターと約320Whのバッテリーを組み合わせ、14kg台の軽さを実現しています。
SPECIALIZED CREO 2 E5 COMP
| 参考価格(税込み) | 616,000円 |
|---|---|
| フレーム素材 | アルミ |
| 重量(kg) | 14.99 |
| バッテリー容量(Ah) | - |
| ワット時定格量(Wh) | 320 |
| 走行可能距離(km) | 100 |
| タイヤの太さ | 40C |
| 変速数 | 12段 |
カーボンフレームの上位モデル、CREO 2 EXPERT(13.8kg)と重量差わずか1kgちょっと。予算を抑えつつも高い走行性能を求める方におすすめのモデルと言えそうです。

一目で情報を見やすいディスプレイは、外部からしっかりガードされる構造です。またアシストレベルの調整は、ハンドルバーを握ったままで可能です。
おすすめポイント
- クラス屈指の軽量eロード
- Future Shock(ヘッドチューブ内に設置された小型サスペンション)搭載
- フロント、リア、フォークにダボ穴。トラベルパッキングにも対応
ORBEA(オルベア)/GAIN M30i

オルベアの技術が光るカーボンフレームにリアハブモーターと約350Whバッテリーを組み合わせた、最新世代の“フル内装系”eロード。外観は普通のハイエンドロードに近く、「e-bikeに見えないe-bike」の代表格です。
ORBEA GAIN M30i
| 参考価格(税込み) | 1,012,000円 |
|---|---|
| フレーム素材 | カーボン |
| 重量(kg) | 11.8 |
| バッテリー容量(Ah) | - |
| ワット時定格量(Wh) | 353 |
| 走行可能距離(km) | 150 |
| タイヤの太さ | 30C |
| 変速数 | 24段 |
シマノの電動コンポ、Di2 105 を搭載した本格e-road。重量は驚きの11.8kgを実現しています。ロードバイクらしい走行感を損なわずに、しかし背中をスッと押してくれるような自然なフィーリングでアシストしてくれます。

GAINではリアハブ駆動タイプのアシストを採用。そのため、クランクも一般のロードバイク用のパーツの取り付けが可能となり、ぱっと見、普通のロードバイクに見えるスタイリッシュでスマートなフォルムを実現しています。
おすすめポイント
- 電動アシストに見えない美しさ
- シマノDi2と電動アシストを両立した最先端e-road
- とにかく軽量、11.8kg、アシストが切れても普通に走れる
電動ロードバイクはどんな人に向いている?
「自分に必要かな?」と迷っているサイクリストほど、電動ロードバイクで世界がガラッと変わることがあります。ここでは、シチュエーション別に“ハマりがち”なパターンを紹介します。
ロングライドは好きだけど、登りが嫌い

ロングライドは楽しいけれど、できれば峠を登りたくない──そんな人に電動ロードは相性抜群です。アシストがあれば、きつい登りの勾配が、一段階優しく感じられるでしょう。体力が温存できるので、走行距離も延びるかも知れません。
体力に自信がなくても、仲間と一緒に走りたい

出産や仕事の多忙、ケガなどでしばらくロードから離れていた人。復帰してみたら「グループライドについていけない…」という不安を、電動ロードはかなり軽くしてくれます。
心拍を上げすぎずに、そこそこの速度で走ったり、一番きつい区間だけアシスト強めで走ったり。自分の体力に合わせて調整することができます。
また、体力差のある夫婦ライドや親子ライドにもおすすめ。お互いのガマンを解消してくれるでしょう。
荷物多めのツーリングやグラベルにも足を伸ばしたい

キャンプツーリングや輪行を絡めたロングツーリング、あるいは気軽にグラベルを楽しみたい人にも、電動ロードは心強い味方です。パニアバッグ・バイクパッキング装備で重くなっても、登りでアシストしてもらえれば百人力。脚を削られすぎないので、景色を楽しむ余裕がグッと増えます。
どこで買うのが安心? 電動ロードバイクの賢い購入先
電動ロードは、普通のロード以上に「買う場所」が大事です。あとからのメンテナンスやトラブル対応まで含めて、納得できるショップを選びたいところ。
試乗しながら選べる「リアル店舗」

実車にまたがってサイズ感、ポジションを確認できるのがリアル店舗の最大のメリット。さらに試乗車があれば、モーターのフィーリング、ブレーキ・変速の感触を確認することもできます。
特に初めての1台は「必ず試乗してから決める」のがおすすめ。バッテリーや電装まわりの保証内容・点検費用も、購入時にしっかり聞いておきましょう。
在庫・価格を比較しやすい「オンラインストア」

一方で、オンラインにはこんなメリットも。
◆ カラー・サイズの在庫を横断的に探しやすい
◆ セールやポイントなど、価格面のメリットが出やすい
◆ レビューやインプレ記事を合わせてチェックしやすい
ただし、電動スポーツバイクは「完成車を店頭渡し限定」としているショップも多いので、組立・初期点検は誰がやるのか、不具合時の窓口はどこか、バッテリー交換・ファームアップは対応してもらえるか等は、必ず事前に確認しておきたいポイントです。
初めての電動ロードバイクのよくある質問
電動ロードバイクに興味を持った方から、よく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめました。
時速何kmまでアシストしてくれる?

日本の電動アシスト自転車は、時速24km/hを超えるとアシストが効かないと法律で決められています。24km/hを超えると、モーターのアシストはゼロになり、完全に人力だけで走る状態です。
その他、アシストのパワーにも以下の通り規制があります。
- 10km/h未満:人の力1に対してモーター2まで
- 10〜24km/h:速度が上がるほどアシスト比率が下がる
- 24km/h以上:アシスト0(電動的には“ただの重いロード”)
下り坂などで40km/h出しても、それは自分+重力の力で走っているだけで、モーターは仕事をしていないという訳です。ロードバイク的な走行感を楽しみたいなら、重量をチェックしましょう。
価格帯はどれくらい?
ざっくりとしたイメージはこんな感じです。
| 価格帯 | 30〜40万円台 | 40〜60万円台 | 〜100万円越え |
| レベル | エントリー | ミドル | ハイエンド |
| 重量 | 10kg後半〜20kg台 | 15kgを切る | 12kgを切る |
| 走行可能距離 | 100km〜 | 200kmも視野 | 150km |
ただし、同じ価格帯であっても、ロードバイクらしさを重視して軽量化に振るか、グラベルを目指して多少重くなっても走行距離を重視するかで、個性が異なります。
また高価格の要因としては、
◆カーボンフレームなどの高クラスフレーム採用
◆シマノ105、GRXやスラムApex等の高性能コンポーネント搭載
◆BoschやMahleなど、最新のモーターユニット搭載
などが挙げられます。自分がどのように電動ロードバイクを使いたいのかをよく吟味して、まずは価格帯を絞り込むとスムーズなモデル選びができます。
デメリットはある?
もちろん、万能ではありません。主なデメリットも挙げておきます。
重量が重い
階段を担ぐ、輪行するなど、持ち運ぶ場合は普通のロードより負担がかなり大きいです。室内保管推奨のバイクも多く、マンション住まいだと導線を考える必要があるかも知れません。
バッテリー管理が必要
通常のライド時に加え、真夏や真冬の保管、また長期間乗らないときの残量管理など、バッテリーには気を使う必要があります。
電装系トラブル時はメーカー依存度が高い

モーターやバッテリー、配線の不具合は、ショップでの対応が難しいことも多く、メーカーとのやり取りが必須となります。そのため、メーカーと太いパイプのあるショップ選びも重要です。
電動ロードバイクの「新しい世界」に飛び込もう!

電動ロードバイクは、“ズル”でも“別物”でもなく、「自分の脚で走る楽しさ」を残したまま、しんどいところだけ少し軽くしてくれる道具です。ロングライドの不安や体力の壁で、好きなロードをあきらめかけているなら、そのモヤモヤを一度リセットしてくれる選択肢が「電動ロードバイク」かもしれません。
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