e-bike(イーバイク)とは
スポーツバイクに電動アシスト機能を搭載したe-bike。軽快な乗り心地で、老若男女を問わず人気の自転車です。今回はそんなe-bikeの選び方やおすすめモデルをご紹介します。
電動アシスト自転車となにが違うの?
日本では、お買い物や子どもの送り迎えに便利なママチャリタイプの自転車は「電動自転車」と呼ばれることが多く、「e-bike」と呼ばれるタイプは、スポーティなタイプの電動自転車を指すことが多いようです。
同じ電動アシストがある自転車ですが、より「走りを楽しみたい」人向けの電動自転車が「e-bike」ですね。
e-bikeのここが良い!3つの特徴
そんなe-bikeの良いところを3つご紹介します。
電動アシスト機能でスイスイ走れます
e-bikeの良さはなんといっても、電動アシスト機能でスイスイ走れるところ。上り坂や向かい風でも楽に走れるため、行動範囲も広がりそうですね。
いろんなサイクリングに挑戦しやすい!
電動アシストやちょっとしたサイクルコンピューターを搭載したe-bike。機能が増えれば、自転車の楽しみ方も増えるでしょう。
●もっと気楽にポタリング
●スピードはお任せのツーリング
●ときどき本領発揮?!アウトドア
●憧れの地まで輪行
普段使いだけではもったいなくて、このように自転車で試したくなることが、どんどん見つかるかもしれませんね。
走る人の体力差が合っても、楽しめる!
サイクリングの時など、同行者とのレベル差が気になることもありますよね。e-bikeのアシスト機能を使えば、体力や脚力をカバーできるため、体力に自信のない人でも「坂道で置いていかれる。。」ということも、きっと少なくなるでしょう。
e-bikeの種類と選び方のポイント
機能が充実したe-bikeは、どれを見て選べばいいのか迷ってしまいますよね。選び方のポイントをおさえましょう。
スポーツバイクの数だけe-bikeがある
今は「スポーツバイクの数だけe-bikeがある」といっても過言ではないほど、いろいろな種類のe-bikeがあります。
●輪行もしやすい「折りたたみ自転車」
●小回りが利くおしゃれな「ミニベロ」
●速くて快適な「クロスバイク」
●オフロードをタフに走る「マウンテンバイク」
●ロングライドやツーリング向きの「ロードバイク」
自分は「どんな自転車の楽しみ方をするか?したいか?」を考えて選びましょう。
バッテリーは内蔵?外付け?
e-bikeのバッテリーは、自転車のフレーム内に内蔵されているタイプと、フレームの外側に取り付けられているタイプがあります。
●内蔵タイプ
内蔵タイプはフレーム内にバッテリーが入っているため、スッキリとした見た目になります。上記のスペシャライズドのe-bikeのように、一見、普通のロードバイクに見えてしまうようなe-bikeもありますよ。
●外付けタイプ
一方の外付けタイプは、バッテリーのボコッとした見た目こそ目立ちますが、その分バッテリー容量が大きかったり、内蔵タイプより自転車自体のコストが抑えられていることも。
内蔵タイプと外付けタイプはそれぞれ容量と見た目に差があるため、知っておくと選びやすいですね。
ドライブユニットの位置で乗り心地も変わる
電動ドライブユニット(モーター)の位置によって、e-bikeの乗り心地も多少変わってきます。ドライブユニットの位置は前・真ん中・後ろの3種類。それぞれの乗り心地について簡単に紹介しましょう。
●ミッドドライブ(真ん中)
ボトムブラケット(BB)部分にユニットを搭載した「ミッドドライブ」。ヤマハ・シマノ・BOSCHなどのユニットに採用されている主流のタイプで、踏み込んだ時にダイレクトな反応が得られるのが特徴です。
●リヤドライブ(後ろ)
後輪のハブにユニットを搭載した「リヤドライブ」。BESVの自転車などに採用されています。踏み込む力が後輪に伝わるため、後ろから押してもらっているような感覚で進みます。
●フロントドライブ(前)
前輪のハブにユニットを搭載した「フロントドライブ」は、前から引っ張ってもらうようなアシスト感覚が得られます。街乗りや通勤など、短距離に向いているタイプです。
ここまでの内容を踏まえたうえで、e-bikeのおすすめモデルを目的別にまとめました!
街乗りにおすすめのe-bikeならコレ!
街乗りにはミニベロや折りたたみ自転車のe-bikeがおすすめです。小回りが利き、デザインもおしゃれなモデルが多いですよ。
Daytona(デイトナ)/DE01
カジュアルでおしゃれな自転車をつくる、Daytonaの折りたたみ自転車。バッテリーをレザーバッグに収納することで、e-bikeとは思えない見た目に仕上がっています。スタンドも標準装備されていて、買ったその日からお出かけに行きたくなりますね。
参考価格:162,800円(税込み)
BESV PSA1
スタイリッシュなフォルムが魅力的なBESVのミニベロ。コンパクトな見た目とは裏腹に、フル充電で95kmまで走行できるパワフルさも兼ね備えています。小型液晶ディスプレイには、9つの項目を表示できるサイクルコンピューター機能も搭載しているので、走行ペースの確認もしやすいですね。
フレーム | アルミ |
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重量 | 19.6kg |
ギア | 7段変速 |
最大走行可能距離 | 90km |
バッテリー | 36V/10.5Ah |
参考価格 | 203,500円(税込み) |
LOUIS GARNEAU EASEL INTER5E DI2
カナダでおしゃれなバイクをつくる、ルイガノのミニベロe-bikeは、フル充電で最長105km走れる大容量バッテリーを搭載しています。街乗りだけでなく、ロングライドまで楽しめますね。
フレーム | アルミ |
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重量 | 18.5kg |
ギア | 電動内装5段 |
最大走行可能距離 | 105km |
参考価格 | 272,800円(税込み) |
通勤時間を快適にするe-bikeならコレ!
通勤用のe-bikeには、軽くて速い「クロスバイク」がおすすめ。仕事前でも疲れすぎず、ほどよい運動代わりになりますね。
TREK(トレック)/Verve+
スポーツバイクのトップメーカーであるTREKの電動アシストクロスバイクです。軽量アルミフレームなどの本格的なスペックに加え、泥除けなども標準装備されています。太めの42Cタイヤで、乗り心地も良いでしょう。
参考価格:254,100円(税込み)
GIANT(ジャイアント)/ESCAPE RX-E+
世界最大手の自転車メーカー、GIANTの人気クロスバイク「ESCAPE」シリーズ。スポーツバイク初心者でも扱いやすいフレーム、1回の充電で最大225kmのアシストが可能なバッテリーを搭載しています。通勤はもちろん、週末のサイクリングにもぴったりな1台です。
参考価格:308,000円(税込み)
YAMAHA YPJ-EC
電動アシスト自転車のパイオニア「YAMAHA」の電動クロスバイク。軽いギアでもしっかりアシストが利くドライブユニットを搭載していて、自然なアシストを受けられます。バッテリーの減りも少ないと評判ですよ。
フレーム | アルミ |
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重量 | 19.9kg |
ギア | 18段変速 |
最大走行可能距 | 222km(プラスエコモード) |
バッテリー | 36V/13.2Ah |
参考価格 | 286,000円(税込み) |
荷物をたくさん載せられるe-bikeならコレ!
買い物やアウトドアなど、自転車に重たい荷物を載せることが多い人には、あらかじめキャリア(荷台)がついているe-bikeや、積載能力が大きいe-bikeがおすすめです。
Tern(ターン)/HSD P9
最大170kgもの荷重に耐えられる、Ternのミニベロe-bikeです。前後のライト・ベル・スタンド・泥除けが標準装備されていて、フロントキャリアやパニアバッグも追加できます。ハンドルの高さも簡単に調整できるので、家族みんなで使えたりもしますね。
参考価格:385,000円(税込)
YAMAHA YPJ-TC
バイクパッキングにおすすめのYAMAHAの「YPJ-TC」。標準装備のリアキャリアは、専用の大容量パニアバッグを両側に取り付けられます。アシスト最大距離も237kmと長く、長距離でも快適なエルゴグリップなど、ロングライドに挑戦しやすい仕様ですね。
フレーム | アルミ |
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重量 | 22.6kg |
ギア | 18段変速 |
最大走行可能距離 | 237km |
バッテリー | 36V/13.2Ah |
参考価格 | 330,000円(税込み) |
e-bikeの少し残念なところも知っておこう
そんな魅力満載のe-bikeですが、少し残念なところも確認しておきましょう。
車体が重い
車体重量が20kg以上あることも少なくないため、あまり持ち歩きには向いていません。乗っていれば快適ですが、自宅保管のために自転車を担いで階段を上り下りする人などは、慎重に検討しましょう。
充電を忘れると、つらいことに
e-bikeは、電動アシストの力を使う想定の自転車です。前述したように一般的な自転車より重いことも多く、充電していないと漕ぐのも大変ということも。走行前の充電を忘れないようにしましょう。
e-bikeで「もっと楽しく、もっと遠くへ」
あまりの快適さに手放せなくなると感じる人もいるe-bike。「もっと楽しく、もっと遠くへ」を叶えてくれる、自分に合ったe-bikeを見つけてくださいね。