メンテナンスの工具を準備しよう
サイクリングのあとは、自転車のよごれを、キレイに拭き取ってあげたいもの。掃除のほかパーツ交換など、メンテナンスを行うと自転車への愛着もさらに増しますよ。
以下、ロードバイクの基本的なメンテナンス作業です。
●サドルやハンドルの高さ調整
●タイヤ交換・パンク修理
●バーテープ交換
●ペダル交換
●ワイヤー交換
●チェーン交換
●スプロケット交換
それぞれ適した工具があれば、メンテナンスもはかどりますよ。
「アーレンキー」はメンテ初心者でも持っておきたい!
ロードバイクに乗るなら、必ず用意したいのが、アーレンキー(六角レンチ)。六角形の穴のネジ(キャップスクリュー)を締めるために使います。アーレンキーは以下のような作業で必要な工具です。
●サドルの高さ調節
●ボトルケージの取り付け
●ハンドル周辺のアイテムの取り付け
●ペダルの取り外し
L字型のアーレンキーも多いですが、握りやすいT字型やラチェットタイプ、小さくたためる製品もありますよ。
▼▼アーレンキーの詳しい記事はこちら▼▼
あると便利な工具はほかにも!
アーレンキーのほか、こんな工具があると便利。いくつかおすすめの工具を紹介しましょう。
トピーク スーパースチール タイヤ レバー
ホイールからタイヤを外すための工具です。ロードバイクのタイヤは硬く、素手では外しづらいですが、タイヤレバーがあれば簡単。タイヤの交換やパンク修理に欠かせません。
▼▼ペダルレンチの詳しい記事はこちら▼▼
シマノ TL-CN29
チェーンを交換するときに役立つ工具。チェーンを“切る”のではなく、チェーンの接続部分を外すために使いますよ。これがあれば、チェーンを外してキレイに洗うこともできますね。
▼▼チェーンカッターの詳しい記事はこちら▼▼
KTC 9.5sq. デジラチェ トルク ラチェット
アーレンキーなどでパーツを留めるとき、適切な締めつけの強さを数値で教えてくれます。締めすぎてパーツを壊す心配がありませんね。アーレンキーとセットで販売された製品も多いですよ。
▼▼トルクレンチの詳しい記事はこちら▼▼
PWT ワイヤーカッター ケーブルカッター
ブレーキや変速機など、自転車にはケーブルを使ったパーツもあります。丈夫にできたケーブルの長さを調節するには、強力なワイヤーカッターが便利。切れ味バツグンで、ワイヤーがほつれる心配もありません。
シマノ TL-SR23 スプロケット戻し工具
自転車の後輪についたギア「スプロケット」をホイールにつけるときに使う工具です。坂など走るルートにあわせてスプロケットを変えたい本格派におすすめですが、ロードバイク初心者は慣れてから参考にしてみてくださいね。
ベッセル ボールグリップドライバー
自転車のパーツにはキャップスクリューのほか、家電にも多いプラス・マイナスのネジ穴も少なからずあります。ドライバーや、細かい作業でなにかと便利なペンチとニッパーもあると安心ですね。
工具はバラ買いとツールボックス、どっちがおすすめ?
単品のほか、ひととおりの基本工具が揃ったセットも見かけますよね。ここからはどちらがおすすめかまとめました。
工具をバラで揃えるメリット
工具をそれぞれ好きに選べるのは、バラ買いのいいところですよね。特に使うことの多い工具にお金をかけたり、反対に使わない工具を選ばず無駄な買いものを減らしたりもできるでしょう。
ツールボックスのメリット
必要な工具が箱にギュッとつまったツールボックスは、一度に一式を揃えたい人におすすめ。ボックスがあれば工具をなくしにくいですし、単品で揃えるより安くなることも多いでしょう。
まずはツールボックスを用意して、使用感を参考により使いやすい工具があればバラ買いしてみるのもありですね。
携帯用はサイクリング中のお守りになる!
ここまで主に自宅などで使う工具を紹介してきましたが、サイクリングに持って行ける、小さな工具もあわせて用意すると安心ですよ。走行中のパンクやチェーン切れなど、もしものトラブルで大活躍してくれます。
作業のしやすさを重視した自宅用の工具と、持ち運びやすい携帯用の工具がそれぞれあれば、サイクリングでも安心ですね。
工具を揃えて愛車をメンテナンスしよう
大切なロードバイクをよりキレイに、より自分にあわせたカスタマイズで乗るために、メンテナンスは欠かせません。初心者でも簡単にできる調整もあるので、ぜひ工具をそろえて、ロードバイクを大切に乗りましょう。