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スマートに工具類を持ち運ぶなら「ツールボトル」

ツールボトルとは、工具や補給食を入れるボトル型の携帯ケースのこと。フレームに取り付けたボトルケージに差し込んで、荷物を持ち運ぶことができます。ツールボトルには、基本的に工具やパンク修理セットなどのツールを収納します。
【ツールボトルの中に入れるアイテム例】
・携帯工具
・パンク修理キット
・予備チューブ
・携帯ポンプ
・CO2ボンベ
・補給食
まずは、ツールボトルのメリットを確認していきましょう。
メリット1:ボトルケージに入れて持ち運べる!

ツールボトルは、ボトルケージに差し込んで持ち運びが可能です。サドルバッグやフレームバッグのように自転車にバッグを取り付ける必要がなく、またリュックのように荷物を背負う必要がありません。手軽・快適に、荷物を持ち運べますよ。また、自転車のスペースを有効活用できるのもポイントです。
メリット2:見た目がスッキリする

ツールボトルは、一見すると飲み物を入れるボトルのようなデザイン。バッグには見えないスタイリッシュさが魅力です。シンプルな見た目のモデルが多いので、どんな自転車にも合わせやすいですよ。
メリット3:低重心で走行・ダンシングに影響しにくい

ツールボトルは、サドルバッグなどの他のバッグなどと比べ、車体の低い位置に装着するため、低重心になります。そのため、車体を左右に振ってもあまりブレず、ダンシングの際に影響を受けにくいですよ。
失敗しないツールボトルの選び方|開け方、サイズ等をチェック
それでは、ツールボトルを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。以下の4つのポイントに注目しましょう。
ツールボトルを選ぶ時の4つのポイント
開け方:使いやすさなら「ファスナー」タイプがおすすめ

ツールボトルには「ファスナータイプ」と「キャップタイプ」の2種類があり、開け方や見た目に違いがあります。使い勝手の良さを重視するなら「ファスナータイプ」がおすすめ。
ファスナータイプは、ボトルの外側に沿ってファスナーが取り付けてあります。ガバッと大きく開くため、荷物を取り出しやすく中身の確認もしやすいです。また、内部には小物をまとめられるポケット付きのモデルが多く、走行中にカタカタと音が鳴りにくいのも嬉しいポイント。
ただし、雨天時などではファスナー部分から水が侵入する可能性があるというデメリットもあります。
防水性が高い「キャップ」タイプ

キャップタイプのツールボトルは、上部がキャップ構造になっているのが特徴のボトル。すっきりとしたデザインに加え、水が侵入しにくく雨の日のライドでも頼れる存在です。
ただし、開け口が上にしかないので、中の物は取り出しにくく、奥に入っている物を出すときは一度全部取り出す必要があります。
サイズ:必要なものを入れられるか確認しよう

ツールボトルに入れたいものが入るか、長さや幅などのサイズを確認しましょう。インターネット等で購入する際には、寸法が書かれているので、目安にしてください。心配な場合は、大きめのタイプを選ぶのがおすすめです。
どうしても入るかどうか不安な場合は、ツールボトルと中に入れるアイテム類がセットで販売されているタイプもあるので、検討してみるのもよいでしょう。
防水機能:止水ジッパーなど、防水性があるかチェック

突然の雨やオフロードを走る場合は、防水性能も重要なチェックポイントです。ファスナータイプのボトルの場合は、防水素材や止水ジッパーなど、水の侵入を防ぐ工夫が施されているかどうかを確認しておきましょう。
重量:軽量モデルは「70g以下」が目安

ツールボトルの重さはモデルによってまちまちですが、60〜100gほどが一般的です。また基本的には、ファスナータイプよりもキャップタイプの方が軽量ですよ。「少しでも軽いツールボトルが欲しい」という方は、70g以下を目安に選ぶといいかもしれません。
おすすめのツールボトル14選
おすすめのツールボトルを、「ファスナー」と「キャップ」の2タイプに分けて紹介します。自分にあったツールボトルを見つけましょう
取り出しやすい「ファスナー」タイプ8選【使い勝手重視】
まずは、ガバッと開いてアイテムを取り出しやすい「ファスナータイプ」。「ボトルのみ」と「ツールがセットになっている」タイプを紹介します。
ALLMIGHT ツールボトル
長さ | 200mm |
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太さ | 75mm |
防水機能 | ◯(撥水素材、止水ファスナー) |
重量 | 約86g |
ツール | - |
おすすめポイント
・大容量ながらも約86gと軽量
・撥水加工と止水ファスナーで急な雨にも備えられる
・楽天市場などで売上ランキング上位入賞
SIMPS ツールボトル
長さ | 200mm |
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太さ | 75mm |
防水機能 | ◯(防水素材、止水ファスナー) |
重量 | 約90g |
ツール | - |
おすすめポイント
・ケースのくぼみがボトルケージの形状に合うので落下を防止できる
・水を弾く特殊素材を採用した本体と止水ファスナーで防水性も抜群
・約90gと比較的軽量
KAPELMUUR サイクルツールケース ブラックライオン
長さ | 200mm |
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太さ | 75mm |
防水機能 | × |
重量 | 約98g |
ツール | - |
おすすめポイント
・ケースにはライオン型のエンボス加工が施された、すっきりとしたデザイン
・マットテイストのカラーでどんな自転車にもマッチする
・日本発のサイクルウェアブランド「カペルミュール」製のツールボトル
LAND CAST ツールボトル ロングサイズ
長さ | 235mm |
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太さ | 80mm |
防水機能 | ◯(防水素材、止水ファスナー) |
重量 | 108g |
ツール | - |
おすすめポイント
・防水素材&止水ジッパーで雨の日でも安心
・オックスフォード生地により表面がボロボロになりにくい
・大容量タイプで、必要なものをしっかり収納
R250 ツールケース スリムスーパーロングタイプ
長さ | 260mm |
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太さ | 70〜75mm |
防水機能 | × |
重量 | 145g |
ツール | - |
おすすめポイント
・長さ250mmの携帯ポンプを収納できるロングタイプ
・仕切り板が3個あるので整理整頓しやすい
・ジッパーホルダーにより走行中に取っ手がバタバタしない
ギアトル ロードバイク 入門ツールセット
長さ | 200mm |
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太さ | 75mm |
防水機能 | ◯(防水生地、止水ファスナー) |
重量 | 420g(総重量) |
ツール | 携帯ポンプ、タイヤレバー、マルチツール、予備チューブ、ワイヤーロック、パッチなどのパンク修理キット |
おすすめポイント
・防水生地と止水ファスナーで雨の日でも安心
・空いているスペースにアイテムを追加できる
・落下時にも中身をしっかり守るセミハードケース
ALLMIGHT ツールボトル 入門ツールセット
長さ | 225mm |
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太さ | 80mm |
防水機能 | ◯(撥水素材、止水ファスナー) |
重量 | 約96g(ボトルのみ) |
ツール | 携帯ポンプ、ワイヤーロック、タイヤレバー、パッチセット、マニュアル、マルチツール |
おすすめポイント
・パンク修理マニュアル付きで初心者でも作業しやすい
・携帯ポンプは長さ198mmで米式・仏式の両方に対応
・止水ファスナー搭載で雨天でも利用できる
パナレーサー ツールボトル デラックスセット
長さ | 約195mm |
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太さ | 約75mm |
防水機能 | ◯(防水ファスナー) |
重量 | - |
ツール | チューブ、タイヤレバー付パンク修理キット、携帯ポンプ |
おすすめポイント
・パンクトラブルに必須なアイテムを揃えたセット
・メッシュの仕切りが付いており、アイテムを整理しやすい
・ソフトケースで走行中に中身が当たる音が気にならない
防水性抜群!「キャップ」タイプ6選【雨の日も安心】
続いて、スタイリッシュなデザインの「キャップタイプ」を紹介します。防水性能にすぐれたタイプなので、毎日自転車に乗る方やハードな使い方をする方におすすめです。
LEZYNE ボトル型ツールケース:インナーケース付き
長さ | 135mm |
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太さ | 73mm |
重量 | 60g |
おすすめポイント
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
・工具を収納可能なインナーケースが付属
Zefal ツールボックス Sサイズ
長さ | 140mm |
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太さ | - |
重量 | 65g |
おすすめポイント
・容量0.5Lのコンパクトタイプ
・65gと超軽量で軽さを重視したい方にもおすすめ
MUC-OFF TOOL BOTTLE
長さ | 130mm |
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太さ | 70mm |
重量 | 70g |
おすすめポイント
・容量0.45Lのコンパクトタイプ
・紫のワンポイントカラーが映える
・キャップが二層構造、止水リング付きで完全防水
シマノプロ ツールボトル
長さ | - |
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太さ | - |
重量 | 80g |
おすすめポイント
・容量0.5Lで替えチューブやミニツールを収納するのにおすすめ
・アクセントカラーが映えるおしゃれなデザイン
・自転車パーツ最大手のシマノ製のツールボトル
SKS ケージボックス
長さ | - |
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太さ | - |
重量 | 80g |
おすすめポイント
・チューブラータイヤのスペアも入るたっぷりサイズ
・専用ポーチに入れて収納できる
・ロングサイズにも関わらず80gと軽量
トピーク ツールケース Lサイズ
長さ | 235mm |
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太さ | 74mm |
重量 | 108g |
おすすめポイント
・内部には振動音を防ぐパッドを搭載
・0.85Lの充実した容量
・シンプルなデザインで自転車の種類を選ばずに使える
ツールボトルに入れるアイテムはこれで決まり!
ツールボトルを購入したら、これからご紹介するアイテムを収納して、サイクリング中は常に持ち運ぶようにしましょう。
携帯工具
「携帯工具」は、六角レンチやプラスドライバーなどが付属したツールのこと。チェーンカッターやチェーンフックがあると、より利便性が高いでしょう。パーツのゆるみを修正したり、クリートの角度を調整したりできるので、サイクリングには必須なアイテムです。
▼ おすすめの携帯工具を紹介している記事はこちら!
パンク修理セット
タイヤがパンクした時のために持っておきたい「パンク修理セット」。タイヤレバーを持っていない場合には、パッチとタイヤレバーがセットになっている商品を購入するのがおすすめですよ。
▼ おすすめのパンク修理セットを紹介している記事はこちら!
予備のチューブ
ロードバイクやクロスバイクでパンクした時に予備のチューブがあれば、迅速にパンク修理が可能です。自分のタイヤにあったサイズのチューブを用意しておきましょう。
▼ おすすめのチューブを紹介している記事はこちら!
携帯ポンプ
パンク時はもちろん、ロングライド中など移動先で空気を補充するのに活躍するのが「携帯ポンプ」です。種類は、ハンディタイプ・フロアポンプタイプ・電動エアーポンプの主に3つ。携帯性に優れているのはハンディタイプで、片手でポンプを押して空気を入れます。
▼ おすすめの携帯ポンプを紹介している記事はこちら!
CO2ボンベ
タイヤに空気を充填するための炭酸ガスが入っている「CO2ボンベ」。ボンベ口にインフレーターという器具を取り付けて利用します。一気に空気を補充できるため、ポンプで空気を入れる手間を省けるのがメリットです。
▼ おすすめのCO2ボンべを紹介している記事はこちら!
補給食
走りながら手軽にエネルギーチャージができる「補給食」。身体のエネルギーが枯渇してしまう「ハンガーノック」の状態を防ぐためにも、必ず携帯しましょう。
▼ おすすめの補給食を紹介している記事はこちら!
ツールボトルのデメリットも理解しておこう
便利なツールボトルですが、場合によってはデメリットと感じることもあります。あらかじめ理解しておきましょう。
ボトルケージを1つ占有する

ツールボトルを使うと、ボトルケージを1つ占有してしまいます。そのため、夏場のロングライドではボトルを2本積めなくなり、水分補給が不足しやすくなる点に注意が必要です。水分が多く必要な時期は、サドルバッグなど他のバッグ類を併用するか、ダウンチューブなどにボトルケージを増設するのがおすすめです。
他のバッグ類よりも容量は少なめ

サドルバッグやフレームバッグに比べると、ツールボトルの容量は少なめです。製品によって差はありますが、一般的には0.5〜0.8L程度。一方でサドルバッグはサイズ展開が幅広く、中には15Lほどの大容量モデルもあります。
多くのアイテムを収納したい場合は、サドルバッグやフレームバッグの活用も検討してみましょう。
▼ おすすめの自転車用バッグを紹介している記事はこちら!
ツールボトルに関するよくある質問・疑問
最後に、ツールボトルに関するよくある質問と、それに対する回答を見ていきましょう。
ツールボトルは本当に必要?

ツールボトルは必ずしも必要ではありませんが、あるとライドがぐっと快適になります。チューブや工具などのメンテナンス系アイテムをまとめて収納できるので、出かけるたびにバッグへ入れ直す手間がなく、忘れ物防止にも役立ちます。さらに防水性のあるモデルなら雨や泥からもしっかり保護可能です。
ツールボトルとサドルバッグどっちがおすすめ?

ツールボトルとサドルバッグは、使うシーンによっておすすめが変わります。ツールボトルは工具やチューブをまとめて収納でき、見た目もスッキリするのが魅力。ただし容量は0.5〜0.8L程度と少なめです。
一方、サドルバッグは容量の選択肢が豊富で、大きめの荷物やロングライドにも対応可能。そのため、軽装でスマートに走りたい人にはツールボトル、たくさんの荷物を持ちたい人や長距離派にはサドルバッグがおすすめです。
ショートタイプ、ロングタイプどっちを選ぶべき?
ツールボトルにはショートタイプとロングタイプがあり、用途によって選び方が変わります。ショートタイプは0.5L前後で、最低限の工具やチューブを入れるのに最適。ボトルケージにすっきり収まり、見た目もスマートです。
一方ロングタイプは0.7〜0.8Lほど入り、携帯ポンプや補給食などもまとめて収納可能。長距離ライドや荷物が多めの方におすすめです。普段の走行スタイルに合わせて選ぶと快適に使えますよ。
ツールボトルで、工具や予備チューブを持ち運ぼう!

工具や補給食などをボトルケージに入れて持ち運べるツールボトル。パンクなど、いざというときにも安心です。利便性が高いのはもちろん、スタイリッシュな見た目で、自転車本来のデザインを活かせるのもメリット。
ぜひ、ツールボトルと快適なサイクリングを楽しんでください!
ツールボトルに関する おすすめ記事はこちら
▼ ツールボトルを挿し込むボトルケージについて、詳しく説明している記事はこちら!
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