携帯ポンプで、パンク修理も素早く行える
ロードバイク乗車時の困り事といえば「パンク」ですよね。パンク修理キットと一緒に持っておきたいのが、タイヤに素早く空気を入れるための携帯ポンプ。
パンク対応はもちろんツーリングや長距離ライドでタイヤの空気を補填できるため、携帯ポンプは欠かせないアイテムです。
ロードバイクのパンク修理についてはこちら。
ロードバイク用携帯ポンプの選び方
ここからは携帯ポンプの種類や特徴を踏まえて、選び方を紹介します。
携帯性と入れやすさから選ぼう
携帯ポンプは、持ち運びやすい「ハンディタイプ」、空気が入れやすい「フロアポンプタイプ」、正確・簡単・多機能の3拍子「電動エアーポンプ」の3種類があります。
●持ち運びやすい「ハンディタイプ」
「ハンディタイプ」は軽量かつコンパクトで、サドルバッグなどにも収納できるため、気軽に携帯できます。ただし、片手でポンプを押して空気を入れる作業になるので、力が入れづらいでしょう。
空気を入れる角度を調整できるホース付きのタイプや、押す時・引く時の両方で空気が入るダブルアクションタイプを選べば、ポンピングが楽になります。
●空気が入れやすい「フロアポンプタイプ」
「フロアポンプタイプ」は、上からハンドルを押して入れる、一般的な形状の携帯ポンプです。体重を乗せてポンピングできるため、ハンディタイプよりもスムーズに空気を入れやすいでしょう。
サイズは大きいものの、パンクするリスクが上がる長距離サイクリングには、フロアポンプタイプがおすすめです。
●正確・簡単・多機能の3拍子「電動エアーポンプ」
「電動エアーポンプ」は正確に圧力測定を行い、自動で必要な空気を入れられる携帯ポンプ。ポンプを何度も押す必要がないため、女性でも簡単でスピーディーに作業できます。
ライト機能やスマホ充電に対応している多機能タイプが多く、外出時の強い味方です。
空気圧計のついている製品が理想
携帯ポンプは、空気圧計付きの製品を選ぶのが理想です。ロードバイクのタイヤは、基準より空気が少ないとパンクの原因になり、多すぎると地面からの振動が大きく感じられます。
快適に走行するためには、適切な空気圧を入れることが欠かせないため、空気圧計付きの携帯ポンプをおすすめします。
フレームに装着できる携帯ポンプだと便利!
ロードバイクのフレームに装着できる、携帯ポンプもおすすめです。フレームに取り付けておけば、荷物の中に入れる必要がなく、サッと取り出せます。
ネジでやマジックテープで固定するタイプがあり、いずれも取り付けは簡単ですよ。
ハンディタイプのおすすめ携帯ポンプ5選
ここからは、おすすめの携帯ポンプを紹介します!ハンディタイプの製品から見ていきましょう。
TOPEAK レースロケット マスターブラスター
定番の自転車周辺アイテムメーカーが作る、コンパクトなポンプ
仏式と米式に対応するハンディタイプの携帯ポンプ。フレーム装着用のクランプも付属されていて、ボトルケージの下などにもコンパクトに収納できます。ハンドル部分にはグリップがついているため、滑りにくく、力を入れやすいのも嬉しいポイント!
サイズ | 180×26×21mm |
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重量 | 82g |
空気圧 | 最大160psi |
対応バルブ | 仏式・米式 |
GIYO 自転車 携帯空気入れ
ポンピングの位置を調整しやすい!
空気圧がひと目で分かる大型空気圧ゲージを搭載したモデル。収納型のホースがついているため、ポンピング時には、力が入れやすい位置にポンプを置くことができます。フレーム装着用の専用ブラケットも付属されているので、持ち運びにも困りません。
サイズ | 270mm |
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重量 | 150g |
空気圧 | 最大120psi |
対応バルブ | 仏式・米式 |
LANDCAST 自転車 携帯ポンプ
小さいのに、最大300psiまで充填OK!
コンパクトなハンディタイプにも関わらず、最大空気圧300psiまで充填できる携帯ポンプです。ダブルアクション機能を搭載しているため、従来のハンディタイプの2倍の速さで空気を入れられます。高圧でも軽い力でポンピングできるでしょう。付属のマジックテープで、簡単にフレームに装着できる点も◎
サイズ | 全長180mm |
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重量 | 90g |
空気圧 | 最大300psi |
対応バルブ | 仏式・米式 |
LANDCASTのレビュー記事はこちら。
パナレーサー 携帯ワンタッチポンプ
タイヤでもお馴染みのメーカーの、コンパクトなポンプ
ワンタッチでバルブにカチッとポンプ先端を挿し込める、「パナレーサー」の携帯ポンプ。フレームに装着しても、ペダルを漕ぐ足に干渉しないコンパクトさが魅力です。収納時の2倍の長さまでストロークを延長できるため、ポンピング作業も比較的行いやすいのが特徴です。
サイズ | 収納時17cm、延長時34cm |
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重量 | 85g |
空気圧 | 最大120psi |
対応バルブ | 仏式・米式 |
air bone スーパーノバポンプ
コンパクトさ重視なら!カラーも豊富なポンプ
超コンパクトな、手のひらサイズの携帯ポンプ。高級感のあるアルミボディと、8色展開の豊富なカラーバリエーションで、愛車にぴったりなカラーが見つかるでしょう。とにかく持ち運びやすい携帯ポンプを求めている人におすすめ!
サイズ | 99mm |
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重量 | 49g |
空気圧 | 最大7Bar(約101psi) |
対応バルブ | 仏式・米式 |
フロアポンプタイプのおすすめ携帯ポンプ5選
続いて、フロアポンプタイプのおすすめ携帯ポンプを紹介します!
GIYO アルミミニフロアポンプ GM-821
スリムながら、空気入れのポジションが取りやすい
スリムなフォルムながらも、最大空気圧140psiまで充填可能なミニフロアポンプ。ホースの根元が自由に動くため、空気を入れるポジションも自由自在に調節可能です。見やすいエアゲージもついているため、ベストな空気圧までスムーズに入れることができます。
サイズ | 300mm |
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重量 | 200g |
空気圧 | 最大140psi |
対応バルブ | 仏式・米式・英式 |
パナレーサー ミニフロアポンプ
小さくてもパワフルなポンプ
自転車タイヤメーカーでもある、「パナレーサー」のフロアポンプ。小さいながらも、シティサイクルの空気入れと同じような感覚で、軽やかに空気を入れることができます。
サイズ | 340mm |
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重量 | 200g |
空気圧 | 800kpa(約116psi) |
対応バルブ | 仏式・米式・英式 |
BRIDGESTONE モバイルポンプ
しっかり踏み込めてグラつきにくい!
ポンプを踏み込んだ時のグラつきを防ぐ、ステップを搭載した「ブリヂストン」のモバイルポンプ。ロングホースが付いているため、全体重を乗せてポンピングしやすいでしょう。本体重量はやや重めですが、その分、耐久性バッチリで頑丈です。
サイズ | 340×45×35mm |
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重量 | 320g |
空気圧 | 約147psi |
対応バルブ | 仏式・米式・英式 |
ACOR ミニフロアーポンプ AS3
ボディが伸びて、一気にポンピングできる!
折りたたみ時の全長は30cm。比較的コンパクトながらも、ボディが2段階で伸びるため、1回のポンピングで入る空気の量が多いミニフロアポンプ。出先でも空気圧計を見ながら素早く空気を入れられるでしょう。
サイズ | 305mm |
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重量 | 215g |
空気圧 | 最大120psi |
対応バルブ | 仏式・米式 |
TOPEAK フロアーポンプ ターボモーフ
女性も安心!握りやすいハンドル
女性でも無理なく空気を入れられるようにと、開発された「TOPEAK」のモーフシリーズ。なかでもターボモーフは、空気の入れやすさを重視しており、しっかりと握れるT型ハンドルや、360度回転するロングホースがついています。本体サイズはやや大きめですが、フレームに装着することもできます。
サイズ | L350 x W58 x H30mm |
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重量 | 280g |
空気圧 | 最大160psi |
対応バルブ | 仏式・米式 |
携帯ポンプの使い方
続いて、携帯ポンプの使い方を簡単に紹介します。サイクリング前に手順を確認してくださいね。基本的な携帯ポンプの使い方は、フロアポンプと同じですが、ポンピングの回数が多くなるため体力も必要です。
1. タイヤ側面の表記を確認し、適切な空気圧を確認
2. バルブのキャップを外し、先端のナットを緩める
3. バルブの先端を軽く2回ほど押し、溜まった空気を抜く
4. ポンプ先端をバルブにはめ、レバーを引き上げてロックする
5. ポンピングで空気を入れる
6. ロックレバーを倒し、ポンプを抜く
7. バルブ先端のナットを締め、キャップをつけて完了
一度経験すると簡単に覚えられるので、ぜひチャレンジしてみてください!
フロアポンプの空気の入れ方についてはこちら。
CO2ボンベは、携帯ポンプとしても使える
CO2ボンベは、携帯ポンプとしても利用できることをご存知でしょうか。専用の器具(インフレーター)に接続後、バルブに挿して2~3秒でパンパンに空気が入るため、体力を消費することなく、パンク修理の手間も省けます。
ただし、CO2ボンベは使い捨てタイプが多く、コストがかかりやすいでしょう。とはいえ、パンク時の応急処置を短時間で行えるため、1本持っておくことをおすすめします。
CO2ボンベについては、こちら。
携帯ポンプがあれば、パンクも怖くない!
携帯ポンプがあれば、出先でパンクを修理できることはもちろん、パンクしても冷静に対処しやすくなります。
自分に合った携帯ポンプを手に入れて、快適な自転車ライフを楽しみましょう!