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クロスバイクにチェーンカバーをつけよう

クロスバイクに乗っていて、チェーンでズボンの裾が汚れてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。特に通勤・通学で、スーツや制服で乗る場合には、チェーンカバーを取り付けると安心ですよ。
チェーンカバーをつけるとダサい?

クロスバイクは、スポーティな走りを追求して設計されています。そのため、軽量化を重視し、リアキャリアや泥除け、チェーンカバーといった走行性能に直接関係しないパーツは装備されていないことが多いです。この結果、クロスバイク特有の軽量でスマートなスタイリッシュさが生まれています。
そのためチェーンカバーを付けると、どうしても「クロスバイクらしさ」を失ってしまうかもしれません。それでも通勤・通学や街乗りで利用するなら、洋服が汚れないことが重要です。そんな場合は、シンプルなチェーンカバーを選ぶなど、見た目と性能のバランスを考えましょう。
自分での取り付けは、少し難易度いかも

チェーンカバーにはさまざまな種類がありますが、チェーンリングだけを覆うタイプは、比較的簡単に取り付けることができる製品が多いです。
一方で、チェーンリングだけでなくチェーンの上部も覆うタイプは、取り付け位置の調整が難しくなり、自分で取り付けるのには少し難易度が高いかもしれません。
チェーンカバーを取り付けるメリット
チェーンカバーを取り付けるメリットは、大きく以下の2点です。
- ズボンや裾が巻き込まれない
- チェーンが汚れづらくなる
それぞれのメリットを確認していきましょう。
ズボンや裾が巻き込まれない

ズボンなどの裾がギアに巻き込まれるリスクを回避できることが大きなメリットです。巻き込まれてしまうと、チェーンのオイル汚れが付着するのはもちろん、最悪破れてしまうことも。
また、深く巻き込まれると、チェーンが回らなくなり、自転車が動かなくなってしまうケースもあります。チェーンカバーを付けることで、そのようなリスクを防ぐことができます。
チェーンが汚れづらくなる

チェーンを覆うタイプのチェーンカバーであれば、チェーンを汚れから守るという利点もあります。メンテナンス頻度も減り、手間や時間も節約できるかもしれません。
また、雨も直接チェーンに当たりにくくなるので、サビからもチェーンを守ってくれます。
チェーンカバーの種類と選び方
チェーンカバーは大きく分けて、チェーン全体を覆うタイプ、フロントのチェーンリングのみを覆うタイプの2種類があります。それぞれの特徴をご紹介します。
チェーンカバー/チェーンケース

ママチャリなどのシティサイクルでは、チェーン全体を覆うタイプのチェーンカバーをよく見かけますが、クロスバイク用には、よりシンプルでスマートなデザインのものが多いです。幅広いラインナップがあるので、見た目を重視するか、機能を重視するか、自分のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
チェーンリングカバー

チェーンリングとはフロントのギア部分のことで、この部分をカバーすることで、チェーンの汚れを防ぐことができます。ただし、チェーン自体は露出したままなので、全体を覆うチェーンカバーに比べると保護力は劣ります。
シンプルで目立ちにくいデザインが特徴なので、クロスバイクのスタイリッシュな外観を損ねたくない場合には、このタイプのカバーがおすすめです。
【購入前のポイント】どちらのタイプも自分の自転車に合うもの選ぼう

どちらのタイプでも、自分の自転車のパーツに合っていないと取り付けが出来ません。特にクランクとの適合性がポイント。フロントアウターギアの歯数(48Tなど)は必ず確認しましょう。
また、チェーンリングカバーの場合はさらにクランクアームの数、チェーンリングとクランクを固定するボルト間の長さ(PCD、あるいはBCD)が合っている必要がある場合もあります。
なお、クランク外し用のネジが付いたクランク(コッタレスクランク)であれば、そのネジを利用することで、比較的汎用性高く、チェーンリングカバーを取り付けることができますよ。
不安な場合は、自転車ショップなどに相談しましょう。
チェーンカバーのおすすめ7選
それではおすすめのチェーンカバー4選とチェーンリングカバー3選をご紹介します。
アキワールド 変速車対応アルミチェーンカバー
タイプ | チェーンカバー |
---|---|
重量 | - |
取付方法 | シートチューブ、チェーンステー |
素材 | アルミ |
洗練されたデザインでオシャレ度アップ
おすすめポイント
- ブラックとシルバー、車体に合わせたカラーを選べる
- アルミボディを曲げることで全ての歯数に対応
- シンプル&スタイリッシュ
昭和インダストリー チェーンガード
タイプ | チェーンカバー |
---|---|
重量 | 91g |
取付方法 | シートチューブ、チェーンステー |
素材 | ウッド |
シックな木製チェーンガード
おすすめポイント
- 家具などでも使われる高級無垢材使用
- ウォールナットとタモの2色展開
- フロントシングル専用
OGK ATBチェーンカバー(MG-001)
タイプ | チェーンカバー |
---|---|
重量 | - |
取付方法 | シートチューブ |
素材 | 樹脂 |
取り付けはシートチューブ一ヶ所でOK
おすすめポイント
- コンパクトで取付簡単
- 別売りのギアカバーと組み合わせ、チェーンリングもカバー
- 専用工具不要
サニーホイール ユニバーサルチェーンガード
タイプ | チェーンカバー |
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重量 | 190g |
取付方法 | ダウンチューブ、シートステー |
素材 | アルミ |
サイズ可変式のスタイリッシュなアルミ製チェーンガード
おすすめポイント
- マットブラックでスタイリッシュ
- チェーンの長さに合わせて長さが変えられる
- シートステーのサイズに合わせて4種類のブラケット付属
シマノ チェーンガード
タイプ | チェーンリングカバー |
---|---|
重量 | - |
取付方法 | クランクボルトの4つの穴に固定 |
素材 | 樹脂 |
シマノクランクモデルにおすすめ
おすすめポイント
- クロスの定番クランク、シマノALTUSグレードに対応
- プラスドライバーで取付簡単
- 車体に合わせてブラック、シルバーの2色から選べる
リクセンカウル ユニディスク
タイプ | チェーンリングカバー |
---|---|
重量 | 90g |
取付方法 | クランク軸に固定 |
素材 | 樹脂 |
クロスバイク用チェーンリングカバーの定番
おすすめポイント
- ドライバー一本で簡単に取り付けられる
- 厚みがあり丈夫
- クランクを外さずに取付可能
ギザプロダクツ チェーンリングカバー SW-720
タイプ | チェーンリングカバー |
---|---|
重量 | 91g |
取付方法 | クランク軸に固定 |
素材 | ポリカーボネート |
手軽に取り付けられるシンプルカバー
おすすめポイント
- クランクを取り外さずに装着可能
- ネジ固定は一ヶ所のみで、初心者でも簡単
- 目立ちすぎないデザイン
チェーンカバーはどうやってとりつける?

チェーンカバーやチェーンリングカバーの取付方法をご紹介します。取付方法も製品によって色々ありますが、ここでは最も一般的で、自分でもチャレンジしやすいものを取り上げます。
チェーンカバーは、チェーンステーなどに固定

後付けのチェーンカバーは、チェーンステーとシートチューブに固定用のパーツを設置し、そこにカバーを取り付けるのが一般的です。
- チェーンステーとシートチューブに固定用のパーツを取り付ける。
- 固定用パーツに、チェーンカバーを設置する。
チェーンリングカバーは、チェーンリングに合わせて固定

チェーンリングカバーはチェーンリングに直接取り付けます。取り付けの作業の難易度は、チェーンカバーよりも低いでしょう。さまざまな取付方法がありますが、ここではクランク取り付けボルトを使って設置する方法をご紹介します。
- クランク取り付けボルトの穴にチェーンリングカバーを合わせる
- チェーンリングの裏側からビス留めする
不安な時はショップに相談しよう

まずは、自分の自転車に取り付けられるのかを確認することが大切です。適合モデルや取り付け方法に不安がある場合は、ショップに相談すると間違いないでしょう。
チェーンカバーを取り付けるデメリットも理解しよう
チェーンカバーを取り付けることによるデメリットもあります。あらかじめデメリットを理解した上で、チェーンカバーを取り付けるかどうかを判断しましょう。
チェーン洗浄はしづらくなる

カバーが付くことによって、チェーンやギアの清掃がしにくくなります。チェーン洗浄用のグッズを上手に使うことで対応しましょう。
見た目のイメージがかわるかも

特にチェーンカバーは大きく目立つため、見た目に影響を与えるかもしれません。クロスバイクのデザインやイメージを損ねたくない場合は、できるだけコンパクトでスタイリッシュなものを選ぶと良いでしょう。ただし、カバーが小さければ小さいほど、チェーンの汚れを防ぐ効果は弱まります。デザインと機能性のバランスを考えて選ぶことが大切です。
チェーンカバー以外で、チェーン周りのトラブルを解決する方法
チェーンカバーを取り付けるのは、どうしても手間がかかるし、自分の自転車に合うモデルを探すのも大変です。もっと簡単な方法で、チェーンの汚れから服を守ることもできますよ。
太めのズボンやスカートは避ける

チェーンに接触しない服装で自転車に乗るのが、最も簡単な解決策です。専用のサイクルパンツなどもありますが、日常的にはあまり一般的ではありませんよね。そのような場合は、裾が広がらないパンツを選んで、コーディネートしましょう。
ズボンの裾をバンドなどで、止める

ビジネススーツや制服などを着なければならない場合は、裾を専用のバンドで止めると良いでしょう。少し手間はかかりますが、この方法でもチェーンのオイル汚れを防ぐことができます。幅が広めのバンドを選ぶと、裾をしっかりとカバーできるので安心です。
GIZA(ギザ) リフレクティブ レッグバンド
サイズ | 40 x 330mm |
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素材 | コットン |
重量 | 35g |
カラー | ブラック、ホワイト、レッド、ネイビー |
ちょうど良いサイズ感で使いやすい
おすすめポイント
- リフレクター付きで夜も安心
- ペアなので、両足カバーできる
- 幅4㎝で、裾をしっかりガードできて持ち運びにも便利
チェーンカバーでクロスバイクを快適に乗ろう

爽快に走りを楽しむことができるクロスバイクですが、チェーンなどで服が汚れやすいのも事実。チェーンカバーでそんな心配を解消。お気に入りのパンツで、オシャレもライドもマックスで楽しみましょう!
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