アウトドア遊びに自転車を!折りたたみ・電動などおすすめモデル10選

アウトドア遊びに自転車を!折りたたみ・電動などおすすめモデル10選

買い物や通勤通学に便利な自転車。実はアウトドアの楽しみ方を広げてくれる、頼もしい相棒にもなります。今回は、さまざまなアウトドア活動で、自転車がどのように役立つのか、そして使い方に合った自転車の選び方も詳しくご紹介します。あなたのアウトドアライフを強力にバックアップしてくれる自転車の魅力に迫ります!

目次

アイキャッチ画像:Flickr/Thomas Timlen

外遊びと自転車、相性抜群です!

テントと自転車
自転車は、生活の足として私たちの日常に密着しています。一方で、趣味やスポーツとしての楽しみを与えれくれる道具という側面も持ち合わせています。「側面」と言いましたが、走ること自体が楽しい!と感じる人にとっては、そちらが「正面」。自転車には2つの顔があるわけです。

そして、キャンプやピクニックなどのアウトドアでの楽しみ方に自転車が加わると、快適さや楽しみの幅がさらに増幅されます。自転車とアウトドア、なぜ相性が良いかと言えば、シンプルで使いやすいから。歩くよりずっと速く、車やバイクよりずっと軽くてコンパクト。遊びの場で大活躍してくれます!

アウトドアでの自転車の楽しみ方

自転車と食事をする人たち

出典:Flickr/Martin Thomas

アウトドアでの自転車の楽しみ方を整理すると、大きく二つに分かれます。一つ目は、自転車で走ることを楽しむ。自転車が主役と言えます。二つ目は、他のアウトドア活動の手助けをする。自転車はサブにまわります。まさにスーパーサブといったところ!それぞれの具体的な例と、おすすめの自転車の種類を挙げてみましょう。

「走り」を楽しむ

・サイクリング、ポタリング

グラベルロードで走るカップル

出典:Flickr/8bar bikes

自転車で走る楽しみは、行く先々の景色です。大自然の美しさ、日常生活から離れて、自分の足でそこまで辿り着いた感慨は格別です。そのような絶景にたどり着くまでの道のりは、必ずしも舗装された道とは限りません。砂利道、山道も気後れすることなく走るには、スポーツバイクのひとつ、グラベルロードバイクがおすすめ。グラベルロードバイクは、太めのタイヤをはいているので、道を選ばず、縦横無尽に走ることができます。

・トレイルライド

自転車に乗る子ども

トレイルライドは、山道を自分のペースで走ることで、太いタイヤをはいたオフロード用スポーツバイクである、マウンテバイク(MTB)の定番の楽しみ方。どこを走っても良いというわけではなく、MTB用に設定されたコースを走ります。さまざまな難易度のコースがあるので、誰でも大自然の中を自転車で駆け抜ける爽快感を味わうことができるでしょう。

トレイルライドにおすすめなのは、ハードテイルと呼ばれるMTB。後輪にサスペンション(地面からの衝撃を吸収するクッションのようなパーツ)が付いていないため、両輪にサスペンションが付いた本格MTBより、始めやすいでしょう。

なお、MTBの楽しみ方としては他に、決められたコースを周回してタイムを競うクロスカントリー、山頂から一気に下って速さを競うダウンヒルなどがありますが、より競技色が強くなります。トレイルライドより、堅牢で高性能なバイクが必要になるでしょう。

他のアウトドア活動のスーパーサブとして活躍

・ピクニック、ディキャンプ

自転車でピクニックに来た母娘
ピクニックやディキャンプなど、いろいろと荷物を持って行きたい場合は、車を使いがち。けれども駐車スペースに困ることがありませんか?そんなときにおすすめなのがカーゴバイクというジャンルの自転車。荷物をたくさん積める設計で、車より気軽に乗り入れできます。家族でサイクリングを楽しんだ後、公園でお弁当を食べて、ボール遊び。カーゴバイクなら軽々とこなしてくれます!

・キャンプ

テントと自転車
キャンプでも、自転車があると便利。ちょっとだけ食材や飲み物を買いに行ったり、近くの温泉に足をのばしたり。そんな用途におすすめなのが、折りたたみ自転車です。軽量で、コンパクトに折りたたむことができるモデルなら、車に積んで行けますよ。

またソロキャンプなら、キャンプツーリングを楽しむこともできます。そんなときは、カーゴバイクがおすすめ。たくさんの荷物を積んでも安定して走ることができます。さらに電動アシスト付きのカーゴバイクなら、スイスイ進みますよ!

・釣り

自転車で釣りに来た人

出典:Flickr/Michael Coghlan

車を止める場所から釣り場までの移動に、自転車を使っている人は多いようです。釣りポイントの移動もしやすく、バイク通行が禁止でも自転車ならOK。クロスバイクなど、スポーツバイクに荷物を載せれば、ママチャリより速く移動できるでしょう。

・パックラフト

パックラフト

パックラフトとは、軽量な折りたたみボートのこと。カヌーやカヤックのように、パドルを使って川下りを楽しみます。ボート本体の重さは3kg程度で、背負って持ち運ぶことができちゃいます。キャンプとの親和性も高く、下流にキャンプベースを設置し、パックラフトを背負って上流に向かい、川下りを楽しんでキャンプベースに戻り、冷えた身体を焚き火で温める、そんな最高な楽しみ方ができます。

そこに折りたたみ自転車を組み合わせると、移動が楽しくなります!折りたたみ自転車で、折りたたんだパックラフトを背負って上流に向かい、今度は自転車を折りたたんで一緒にパックラフトに積んで、川を下って基地に戻ることができるのです!折りたたみ×折りたたみ、優勝ですね!

・縦走登山

山の風景

山登りは基本、頂上に着いたらそのまま同じ山を下山しますが、縦走登山は下山せず、そのまま次の山に向かいます。山頂と山頂を結ぶ稜線(尾根)を歩くので、雄大な景色を楽しめるでしょう。ということで、縦走登山では、スタート地点とゴール地点が異なります。

そこで、車で先にゴール地点へ行って自転車を置いておき、スタート地点に戻って車を止めて、登山をスタート。縦走してゴールの山頂に到達したらそのまま下山、置いてある自転車で車に戻る。そんな自転車の使い方をしている人がいるそうです。疲れた体で自転車に乗ることになるので、グラベルロードバイクなら、よりラクに走れますが、距離によっては手軽な折りたたみ自転車もありでしょう。

【走りを楽しむ!】おすすめの自転車4選

サイクリングをメインに、アウトドアを楽しむなら、次の自転車がおすすめです!

【グラベルロードバイク】FUJI(フジ)/ JARI1.5(ジャリ1.5)

【グラベルロードバイク】FUJI(フジ)/ JARI1.5(ジャリ1.5)

出典:FUJI公式HP

チタン配合の軽量アルミフレームで、剛性、振動吸収性に優れたグラベルロードバイクです。舗装路から林道、ハード過ぎないトレイルまで、軽快に走ることができるでしょう。5つのボトル台座、トップチューブマウント、前後キャリア台座など、荷物をフレームに取り付けやすい設計です。また、トップチューブの裏にシリコンパットが装着されているので、階段など自転車を担いで歩くときも肩が痛くなりにくいですよ。

 サイズ 46,48,52,54,55.5(cm)
 タイヤサイズ 700×40C
 重量 10.4kg
 変速 1×10(リア11-34T)
 カラー カーキ

FUJI公式ホームページはこちら


KONA (コナ) ROVE ST DL (ローブ ST DL)

グラベルロードバイク

細身ながら頑丈な、クロモリのフレームやフォークのグラベルロードバイク。街中を走るときから休日サイクリングまで、一台で楽しめるバイクです。KONAのROVEシリーズは、グラベルロードバイクが注目される前から、ツーリングアドベンチャーバイクとしてラインナップされており、いわばグラベルの老舗。さまざまなチャレンジを支える拡張性を持った、シンプルながらもタフなバイクです。

サイズ48、50、52、 54、 56(cm)
タイヤサイズ650x47B
変速1×11(11-42t)
カラー2色
価格(税込)¥210,100

GT(ジーティー) AVALANCHE EXPERT (ジーティー アバランチェエキスパート ) 27.5 V2

ハードテイルMTB



GTで、もっとも長い歴史を持つアバランチェシリーズのひとつ。注目は「フローティングステー・トリプルトライアングル」。シートステーとシートチューブの溶接を廃した新しい「トリプルトライアングル」により、フレームに適度なしなりが生まれ、乗り心地の良さを感じられるでしょう。

サイズXS、S、M、L
タイヤサイズ27.5x2.25
重量13.63kg(Mサイズ)
変速1×12(11-50T)
カラーブラック、パープル
価格(税込)¥162,800

MARINBIKES(マリンバイクス ) BOBCAT TRAIL3 (ボブキャットトレイル3)

ハードテイルMTB

山を自転車で初めて走る人にも最適なバイクです。ダボ穴があるので、泥除け、キャリアをつけるといったカスタムも可能。フロントサスペンションは120mmトラベル。ロックもできるので、舗装路も軽快に走れるでしょう。油圧ディスクブレーキも搭載し、濡れた路面でもブレーキがよく利きます。

サイズS(27.5インチ)、M(29インチ)
タイヤサイズ27.5(29)×2.25
重量14kg
変速2×8
カラー2色
価格(税込)¥74,800

【スーパーサブとして働く!】おすすめの自転車6選

今度は、自転車と一緒にキャンプなどのアウトドアも楽しみたい人に、おすすめのモデルを紹介しましょう。

【折りたたみ自転車】あさひ/LOG アウトランク

まさに、アウトドアの楽しみを広げるために生まれた自転車です。121cmとコンパクトな全長、総重量8.5kg、持ち手の付いたフレームなど、持ち運びやすさにこだわった設計。ハンドルを折りたたむだけで、簡単に車に積むことができます。キャンプや旅先の散策はもちろん、他のアウトドアギアと一緒に積み込めば、活動のフィールドで大活躍するでしょう。

あさひ LOG OUTRUNK(ログ アウトランク)

サイズ全長121cm
タイヤサイズ14×1.95
重量8.5kg
変速シングル(38-11T)
カラーベージュ、レッド
価格(税込)¥32,890

電動アシスト付きタイプもあります。坂道も、アシストがあればスイスイ走れちゃいますよ。

あさひ LOG OUTRUNK e(ログ アウトランク e)

タイヤサイズ14×1,95
重量
変速シングル
バッテリー4Ah
カラーイエロー、グリーン
価格(税込)¥99,980

キャプテンスタッグ リライトAL-FDB141

折りたたみ自転車

全長116cm、重さ8.2kgなので、LOG アウトランクよりさらにコンパクト。折りたたむと、灯油缶3つちょっと位のスペースに収まります。小さいですが、チェーンリングが50Tと大型なので、しっかり走ります。実売価格は3万円台。街乗りにも使いやすいので、最初の折りたたみ自転車に最適です。

サイズ幅54×長さ116×高さ87~97cm
タイヤサイズ14×1.50
折りたたみサイズ幅35×長さ63×高さ57cm
重量8.2kg
変速シングル
カラーシルバー、ピンク、グリーン

【折りたたみ自転車】montague(モンタギュー)/Paratrooper(パラトルーパー)

【折りたたみ自転車】montague(モンタギュー)/Paratrooper(パラトルーパー)

画像出典:SHIDO CYCLE

少しマニアックですが、折りたたみできる、26インチのMTBもあります。”Paratrooper”とは、落下傘兵、パラシュート部隊の意味。アメリカ海兵隊のパラシュート部隊用に、隊員と一緒にパラシュートで地上に降り、兵士の移動手段として利用する目的で開発されました。タフな構造を持つだけでなく、たたんだときに荷台となるスタンドや、泥除けが付属する実用的な装備もあります。

 フレームサイズ 16/18/20 inch
 タイヤサイズ 26×2.10
 折りたたみサイズ W約92×H約72×D約40cm
 重量 14.5kg
 変速 8-speed (11-30T)
 カラー Matte Cammy Green
 価格(税込) ¥129,800

montague/SHIDO CYCLE公式HPはこちら


あさひ LOG WAGON (ログ ワゴン)

カーゴワゴン

前後キャリア、フレームやフロントフォークにダボ穴があり、とにかく荷物がたくさん積めます。20インチタイヤなので、重たい荷物を積んでも低重心。ホイールベースも長めなので、直進安定性にも優れています。リアキャリア用のトランクカーゴや、フロントバスケット、カーゴケージも用意されているので、システマチックに収納できます。

サイズ ワンサイズ
タイヤサイズ20x2.1
重量22kg
変速1×7(14-28T)
カラーブラック、カーキ、マスタード
価格(税込)¥49,980

BRUNO(ブルーノ) e-tool(イーツール)

カーゴバイク

全長1,700mm、重さ18.6kg。電動アシスト付きながら、ミニバンや、エレベーターにも持ち込めるサイズ感です。フレーム一体型のリアキャリアの対荷重は、なんと50kg。(ただし、道路交通法で積載重量制限あり)一回の充電で、スタンダードモードなら95kmの走行が可能です。これだけの要素が揃っていると、使い道が広がりますね。

サイズワンサイズ
タイヤサイズ20×2.1
重量18.6kg(スタンド無し)
変速1×8
カラー5色
価格(税込)¥279,950

【カーゴバイク】XTRACYCLE(エクストラサイクル)/EDGERUNNER SWOOP(エッジランナー スウープ)

【カーゴバイク】XTRACYCLE(エクストラサイクル)/EDGERUNNER SWOOP(エッジランナー スウープ)

エクストラサイクルは、ロングテールバイクのパイオニアとも言える、アメリカのカーゴバイクメーカーです。20年に及ぶ技術を集めて完成したのが本モデル。前輪26インチ、後輪20インチで、荷物は子どもを載せても安定して走ることができる設計になっています。ロングテールながら、剛性感に溢れた走りを楽しむことができます。

 サイズ S(日本仕様はSのみ)
 タイヤサイズ・前輪26×2.15
・後輪20×2.15
 重量 20kg
 変速 3×9
 カラー 2色
 価格(税込) ¥287,650

モトクロスインターナショナルのHPはこちら

車載するなら、サイクルキャリアが便利

車のルーフキャリアに取り付けた自転車

出典:楽天市場

折りたたみ自転車なら、車内に積み込むことができますが、折りたたみでない場合はサイクルキャリアを利用すると、トランクルームが荷物でいっぱいでも、自転車を一緒に持っていくことができます。

カーゴタイプ(前輪外して車内に固定)

車のトランクルームに固定した自転車

出典:楽天市場

荷物が少なければ、前輪を外して、トランクスペースに載せましょう。その際、フロントフォークを床に固定するタイプのキャリアを使うと、安心です。

ルーフマウント型

車のルーフキャリアに積んだ自転車

出典:Flickr/Rudi Riet

屋根の上に自転車を設置して運びます。陸橋などを通る可能性を考え、高さがどれくらいになっているのかを確認しておきましょう。

リアマウント型

リアマウント

出典:Flickr/Reid

車の後部に自転車を固定するタイプです。こちらは、駐車するときに、後方にスペースがあるかどうか確認が必要です。

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アウトドア×自転車で、外遊びの楽しさ倍増!

親子でサイクリング

出典:Flickr/Tony Alter

さまざまなアウトドア活動と自転車の組み合わせを見て来ましたが、自転車の機動力には、まだまだ計り知れない可能性があるのかもしれません。あなたの趣味やアクティビティにマッチする自転車の使い方を見つけて、さらに楽しみをパワーアップしませんか?