【初心者向け】サイクルコンピューターの選び方と定番モデル15選

【初心者向け】サイクルコンピューターの選び方と定番モデル12選

速度・距離などを、計測できる、サイコンとも呼ばれる「サイクルコンピューター」のおすすめを紹介します。そんな多機能なサイクルコンピューターを使えば、サイクリングや通勤が、更に楽しくなるでしょう。今回はサイクルコンピューターの機能の解説や選び方、おすすめモデルなどをまとめました。

目次

サイクルコンピューターで自転車をもっと楽しく

サイクルコンピューターで自転車をもっと楽しく

出典:Flickr/hiroaki maeda

サイクルコンピューターは、自転車の速度・距離などを計測できるアイテムです。主にハンドル中央付近に取り付けて、自転車に乗りながら様々な数値が確認できる優秀なアイテムです。

目的地まで、時間や速度を測ろう

目的地まで、時間や速度を測ろう

サイクルコンピューターを使うと、走行速度やおおよその到着時間などが、ひと目で分かります。スペードや走行ペースを調整するなど、目的地まで、今まで以上に楽しむことができますよ!

ケイデンスが分かれば、もっと楽に速く走れる

ケイデンスが分かれば、もっと楽に速く走れる

サイクルコンピューターのなかには、センサーを付けてケイデンス(ペダルの回転数)を計測できるモデルもあります。

ケイデンスは、効率よく走るためには便利な数値です。これまで気にしていなかったケイデンスを意識するだけでも、走りの違いをすぐに実感できますよ!

▼▼ケイデンスの詳しい記事はこちら▼▼

ナビ機能でルートを計画的に走ろう

マップ表示されたサイクルコンピューター

出典:Amazon

サイクルコンピューターには、GPS機能やナビゲーション機能がついたモデルもあります。事前にパソコンで作成したルートをサイクルコンピューターに入れれば、スマホや地図をわざわざ見なくても、知らない道も走れますよ。

また、サイクリング後に計測したデータをパソコンに取り込み、ログを振り返るのもサイクルコンピューターを使った楽しみ方のひとつです。

サイコンの選び方。どんな機能がほしい?

ガーミンのサイクルコンピューター

出典:Flickr/Glory Cycles

ハイテクで多機能なサイクルコンピューターも、その機能を使わなければ宝の持ち腐れ…。自分が使いたい機能を搭載したモデルを選びましょう!

サイコンの標準的な機能

下記はエントリーモデルのサイクルコンピューターにも搭載されている基本的な機能です。

・走行速度

・走行距離

・走行時間 など

街乗りやポタリングがメインで、必要最低限のデータだけ分かればいいという方は、これらの機能が備わった1万円以下のサイクルコンピューターから検討してみるのがおすすめです。

上位モデルはGPSやナビ機能も充実

高性能なサイクルコンピューターには、さらに以下のような機能も搭載されています。

・ナビゲーション機能

・マップ表示

・心拍数

・ケイデンス

・スマホとの連携 など

新しいルートをどんどん開拓したい時には、マップ表示やナビ機能があると便利です。また、理想のペース配分や効率的なペダリングを身につけたい場合は、心拍数やケイデンスを計測できるモデルを選ぶと良いでしょう。

センサーとの連携は、無線式(ワイヤレス)が主流

サイクルコンピューターには、本体とセンサーをコードでつなぐ「有線式」と、BluetoothやANT+などでデータを飛ばす「無線式」の2種類があります。

現在はほとんどのメーカーにおいて、無線式が主流です。価格も有線式とあまり変わらず、有線式のようにコードを這わせる作業も必要ないので、無線式を選んでおくのが無難です。

以上の内容も踏まえて、おすすめのサイクルコンピューターを予算別に紹介します!

1万円以下で買えるサイクルコンピューター4選

基本性能を備えた1万円以下のエントリーモデルから見ていきましょう。

CAT EYE(キャットアイ) CC-RS100W アウトフロントタイプ

サイコン初心者でも扱いやすい機能と、自転車を選ばないシンプルなデザイン。街乗りやポタリングの頼もしい相棒になるサイクルコンピューターです。

本体サイズ93.5×54×36mm
センサー方式アナログワイヤレス
電池寿命コンピュータ 約1年(1日1時間使用時)
付属品センサー(SPD-01)・ブラケットキット・センサーゴムパッド・ホイールマグネット・ナイロンタイ
主な機能走行速度・走行時間・走行距離・平均速度・最高速度・積算距離・時計

CAT EYE(キャットアイ) CC-VT235W ベロワイヤレス

サイクルコンピューターの定番メーカー「キャットアイ」のエントリーモデルです。バックライト付きで夜間の走行も安心。セットアップも簡単です。

本体サイズ55.5×37.0×16.5mm
電池寿命約1年(1日1時間使用時)
主な機能走行速度・走行距離・走行時間・平均速度・最高速度・消費カロリー・積算距離・時計・ペースアロー・バックライト

crops(クロップス) W1009 ワイヤレス

取付けが容易なコンパクトサイズのサイクルコンピューター。街乗りやポタリングに便利な機能はすべて装備されています。

本体サイズ34×41×9mm
電池寿命約1年(1日平均1時間半使用の場合)
主な機能速度表示・最高速度・平均速度・カロリー計算機能など

iGPSPORT(アイジピースポーツ) iGS50E

2.2インチの大画面スクリーンに、最大40時間駆動するバッテリーを搭載。スマホアプリとの連携も可能で、コスパに優れたモデルです。

本体サイズ85.8×53.5×17.85mm
通信方式Bluetooth・ANT+
稼働時間約40時間
主な機能度・距離・時間・高度・気温・カロリー・勾配(センサー別売りの機能:ケイデンス・心拍数)

機能も充実。定番のサイクルコンピューター4選

続いて、さらに機能の充実したおすすめサイクルコンピューターを紹介します。

CAT EYE(キャットアイ) CC-RD500B ストラーダ スマート

スマホをGPSセンサー代わりにすることで、他のGPS対応モデルよりも手に取りやすい価格を実現したコンパクトなサイコン。ケイデンスと心拍数のセンサー付きで2万円以下とコスパ良しです。

本体サイズ47×32×13.2mm
センサー方式Bluetooth SMARTセンサー
電池寿命約5ヶ月
主な機能走行速度・積算距離・ 走行距離・走行時間・平均速度・最高速度・ケイデンス(センサー別途)・心拍数(センサー別途)

LEZYNE(レザイン) SUPER GPS

トラッキング精度が非常に高いGPS内臓のサイクルコンピューター。レザインの代名詞でもある大画面ディスプレイは、好みに合わせて表示をカスタムすることも可能です。

本体サイズ42.9×67.8×27.5mm
センサー方式BluetoothまたはANT+
使用時間約24時間
主な機能ナビゲーション・速度・距離・時間・高度・気温・心拍数・ケイデンス・パワー

TOPEAK(トピーク) パノコンプ X ワイヤレスセット

トピークからはバックライト付きの大画面モデルがリリースされています。スマホと連動してデータを表示する「リモートモニターモード」と、センサーからのデータを直接受信する「コンピューターモード」の使い分けが可能。センサーも付属しています。

本体サイズ73×51×19mm
センサー方式Bluetooth
使用時間約24時間
主な機能●主な機能:速度・距離・時間・ケイデンス・心拍数・気温・斜度・高度・消費カロリー

BRYTON(ブライトン) Rider420E

プローチームも採用している「ブライトン」のスタンダードモデル。どの角度でもハッキリ見える光学ディスプレイ、ターンバイターン方式のルートナビ機能など、使いやすさに優れたモデルです。

本体サイズ83.9×49.9×16.9mm
通信方式Bluetooth・ANT+
稼働時間 約35時間
主な機能速度・距離・時間・ラップ計測・走行ログ・着信表示・電動変速システム対応(センサー別売りの機能:ケイデンス・心拍数・パワー)

憧れの高性能サイクルコンピューター4選

続いて、高性能なサイクルコンピューターをご紹介します。

WAHOO(ワフー) ELEMENT BOLT

詳細地図によるナビゲーション、自分の現在地を知らせたい人にだけシェアできるライブトラッキング機能も搭載。エアロダイナミクスを取り入れたスタイリッシュな見た目も人気です。

本体サイズ74.6×47.3×22.1mm
通信方法ANT+、Bluetooth Smart
稼働時間15時間以内
主な機能速度・距離・走行ログ・ナビゲーション・着信表示(センサー別売りの機能:パワー・ケイデンス・心拍数)

GARMIN(ガーミン) Edge530

ガーミンの主力モデル「Edge530」。フルカラーディスプレイに、平均勾配をグラフ化する「Climb Pro」、さらには振動を検知するバイクアラーム…至れり尽くせりの機能が搭載されています。

本体サイズ50×582×20mm
通信方式Bluetooth
稼働時間最大20時間
主な機能速度・距離・時間・気圧高度・ナビゲーション・ラップ計測(センサー別売りの機能:心拍数・ケイデンス・パワー)

POLAR(ポラール) M460 OH1

パワーメーターとGPSを連携し、トレーニングに必要なデータを詳細に表示するサイクルコンピューター。心拍センサーからは、トレーニングの負荷や疲労の回復状態も把握することができます。

通信方式Bluetooth
稼働時間 最大16時間
主な機能速度・距離・時間・高度・斜度・着信表示・心拍数(センサー別売りの機能:ケイデンス・パワー)

POLAR(ポラール) VANTAGE M GPS

POLARからはリストウォッチ型のコンピューターも販売されています。自転車用マウントをつければサイクルメーターとしても使え、腕につければスイムやランのデータを計測することも可能です。

本体サイズ‎46x46x12.5 mm
通信方式Bluetooth
稼働時間トレーニングモード:最大30時間、ウォッチモード:最大5日間
主な機能心拍・サイクリング・ランニング・スイミング・トレーニング分析

PCやスマホとの連携で、よりリッチに活用

サイクルコンピューターをパソコンに連携

出典:Amazon

サイクルコンピューターのなかには、パソコンやスマホアプリと連携できるモデルもあります。ルートの作成やログの管理、仲間とのデータ共有など、自転車がもっと楽しくなる機能がたくさんあるので、購入後はアプリをダウンロードして、存分に楽しみましょう!

サイクルコンピューターはサイクリングの強い味方

自然の中でロードバイクのそばに立つ男性

最初はハードルが高そうに思えるサイクルコンピューターも、一度手にするとあまりの便利さに手放せなくなるものです。

レースやトレーニングなどの本格的な用途だけではなく、普段の街乗りやポタリングでも、十分に自転車の楽しさを引き出してくれます。

ぜひ自分に合ったサイクルコンピューターを選んでみてくださいね!