自転車にチェーンオイルは必要? メリットは?

シティサイクルやスポーツバイクなど、どのような自転車においてもチェーンオイルは必須のアイテムです。
チェーンオイルをさすメリット
・チェーンの動きが滑らかになる
・チェーンがサビにくくなる
チェーンオイルとは、潤滑油としてチェーンの動きを滑らかにする油のこと。チェーンオイルをさすことで、自転車本来の走りを取りもどせるんです。
さらにチェーンオイルには金属をコーティングし、サビの原因となる雨や酸などからチェーンを守る働きもあります。自転車の寿命を延ばしてくれるので、快適に自転車に乗るためには、欠かせないアイテムですよ。
ゆら(筆者)
ちなみにですが、チェーンオイルとチェーンルブは、呼び方が違うだけで、「同じもの」です!
自転車用チェーンオイルの選び方
自転車用のチェーンオイルを選ぶ際は、以下3つのポイントをチェックしましょう。
自転車用チェーンオイルを選ぶときのポイント
天気や走り方で”4つのタイプ”から選ぼう
チェーンオイルは粘度や性能で4つのタイプに分類されます。まずは、自分のライドスタイルや走る日の天候に合うオイルの種類を確認していきましょう。
晴れの日なら:ドライタイプ

週末など、晴れの日メインで自転車に乗るなら、ドライタイプのチェーンオイルがおすすめ!サラサラしていて、オイル特有のギトギト・ベトベト感が少ないので、ゴミや泥が付着しにくく、チェーンが汚れにくいです。ただし、雨ですぐに流れてしまい、耐久性は高くありません。雨の日は自転車に乗らず、こまめに注油できる方に向いているタイプです。
雨の日やオフロードを走るなら:ウェットタイプ

ウェットタイプは水や泥はねに強いため、通勤・通学など雨の日も自転車に乗る人や、マウンテンやグラベルなどのオフロードを走る人におすすめ。また持続性が高いので、ロングライドにも適しています。ただしベトベトしているので、チェーンが真っ黒に汚れやすいという難点も。
オールラウンドに活躍:万能(セミウェット)タイプ

万能(セミウェット)タイプは、ウェットとドライのいいところを併せ持つチェーンオイルです。全天候タイプと呼んでいるメーカーもあります。迷ったら、まずは万能タイプのチェーンオイルを使ってみましょう。ただし商品によっては、大雨には耐えられない可能性もあります。
本格的なレースなら:ワックスタイプ

ワックスタイプは最もチェーンが汚れにくく、高い潤滑性を発揮します。ドライタイプよりもさらに粘度が低いため、チェーンの周囲を汚さず、ベタつきません。
ただしオイルの耐久性はドライタイプよりさらに低いため、どちらかといえばロードレースに出場する上級者向け。ここぞ!というときに使いたいタイプです。
「容器」で、注油方法が変わります
チェーンオイルの容器はスプレータイプ、ボトルタイプの2種類があり、注油方法やメンテナンスの手間が変わります。使いやすい物を見つけたり、状況によって使い分けたりするのもおすすめですよ。
手軽さを求めるなら:スプレータイプ

スプレータイプのチェーンオイルは、噴射するだけなので簡単で注油の時間もかかりません。ただし、余計な場所に飛び散りやすいため、ブレーキやリムにオイルがかからないように注意する必要があります。ディスクプレートに油分が飛び散るとブレーキが効かなくなってしまうので、ディスクブレーキの自転車には使わない方が無難ですよ。
ピンポイントに注油できる:ボトルタイプ

オイルをチェーンの一コマ一コマに、ちょんちょんと注していくタイプ。時間はかかりますが、ピンポイントに注油作業でき、オイルが飛び散りません。
「成分」の違いにも注目しよう
チェーンオイルは含まれる成分によって、潤滑性能や耐久性にも違いがあります。より高性能なチェーンオイルを選びたい方は、成分の違いにも注目してみましょう。以下、代表的な成分になるので、参考にしてください。
セラミック|なめらかな走りを実現

セラミック粒子が配合されているチェーンオイルは、摩擦抵抗の軽減にこだわった商品が多く、なめらかな走りを求める方におすすめ。セラミックの粒子がチェーン同士のすき間に入り込み、動きを滑らかにします。セラミックは非常に硬い物質なので、潤滑効果を長くキープしてくれるのも特徴。
フッ素加工樹脂|雨天に強い

フッ素を加工した樹脂を含むチェーンオイルは、耐水性が高いため雨天時も走ることが多い方におすすめ。フッ素は金属の表面に張り付く特性があり、水や油をはじく作用を持っています。雨や泥汚れでオイルが流れ落ちにくいため、雨天時やオフロード走行などの悪条件でもしっかり潤滑効果をキープしてくれます。
PTFE|様々な天候に対応

テフロンと呼ばれるフッ素系樹脂のPTFEを含むチェーンオイルは、様々な天候や走行シーンに対応できる万能商品を求める方におすすめ。PTFEは撥水性・低摩擦性・耐熱性・耐腐食性などの特徴を持っており、晴れの日はもちろん雨天などにも幅広く対応できます。
【間違いなし】これを買えばOK。ベストバイのチェーンオイル
チェーンオイルはたくさんの種類があるため、初めてだとどれを選べば良いのか迷ってしまうことも多いです。タイプ別に編集部がベストバイモデルをピックアップしましたので、迷ったら参考にしてみてください。
「ドライタイプ」のベストバイ
FINISH LINE(フィニッシュ ライン) ドライ バイク ルブリカント
容量 | 60 、120、240ml |
---|---|
成分 | ポリテトラフルオロエチレン |
オンロード、オフロード、どちらにも使えるスタンダードタイプ
さまざまなタイプの自転車用オイルを有するフィニッシュラインの中で、最もスタンダードなオイル。ドライ系の中では粘度があるタイプで、オールマイティーな用途に使えます。ドライかウェットか悩んだら、まずは本製品を試してみるのも良いかもしれません。
「ウェットタイプ」のベストバイ
FINISH LINE Ceramic Wet Chain Lube(セラミック ウェット チェーン ルーブ)
容量 | 60、120ml |
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成分 | フッ素重合体 窒化ホウ素 |
表面にセラミックコーティングを形成、滑らかな動きを実現
フッ素重合体のミクロン粒子と窒化ホウ素のナノプレートレットが含まれています。これらがドライブトレインの表面にセラミックコーティングを形成し、耐久性と静粛性に優れ、驚くほど滑らかな動きを実現します。バイクチェーンのパフォーマンスを向上させる頼りになるチェーンオイル。レースに最適な潤滑剤ですが、日常の潤滑剤としても使っても快適な走行感を楽しめるでしょう。
「万能(セミウェット)タイプ」のベストバイ
WAKO'S チェーンルブ
容量 | 180ml |
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成分 | フッ素樹脂 |
使いやすさと高い性能で、一度は使いたいチェーンオイル
お手軽かつコスパの良い商品を探している人には、ワコーズのチェーンルブがおすすめ。リーズナブルなスプレータイプですが、フッ素樹脂系の潤滑剤がチェーンの高速回転をしっかりサポートしてくれます。透明な液はチェーンの見た目にも影響がなく、カラーチェーンに使用できるのも嬉しいポイント。
「ワックスタイプ」のベストバイ
squirt(スクワート) チェーンルブ
容量 | 15、120、500ml |
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成分 | - |
高性能で環境に優しい新世代オイル
squirtは、環境にやさしい生分解性のチェーンルブやバイククリーナーの製造にこだわる南アフリカの自転車ケア製品のメーカー。本製品も生分解します。液体が乾燥するとドライタイプになり、チェーンがきれいなままで長時間持続します。気温が低くてもオイルが固まりにくい低温用、高圧摩擦調整剤で強化されされたE-BIKE用の展開もあります。
おすすめの自転車用チェーンオイル20選
それでは、おすすめの自転車用チェーンオイル20選を、ドライ・ウェット・万能(セミウェット)・ワックスタイプの4つのタイプ別にご紹介します。
「ドライタイプ」のおすすめ6選
チェーンが汚れにくいドライタイプの中から、おすすめの6選です。
FINISH LINE(フィニッシュ ライン) ドライ バイク ルブリカント
容量 | 60 、120、240ml |
---|---|
成分 | ポリテトラフルオロエチレン |
オンロード、オフロード、どちらにも使えるスタンダードタイプ
さまざまなタイプの自転車用オイルを有するフィニッシュラインの中で、最もスタンダードなオイル。ドライ系の中では粘度があるタイプで、オールマイティーな用途に使えます。ドライかウェットか悩んだら、まずは本製品を試してみるのも良いかもしれません。
呉工業 チェーンルブ ドライ
容量 | 130ml |
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成分 | ナノセラミックス(ボロン)、PTFE(フッ素樹脂)、エステル化学合成油、防錆剤、石油系溶剤 |
オイル抵抗を極限まで抑え、軽やかな乗り味を実現
産業用から家庭用まで、さまざまなケミカルを販売するクレの自転車用ドライオイルです。チェーンの内部までしっかり浸透。摩擦抵抗を低減し、スムーズな走りが持続します。汚れの付きにくさでも高い性能を発揮します。
FINISH LINE e-Bike Chain Lube(e-バイク チェーン ルブ)
容量 | 120ml |
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成分 | - |
電動アシスト向けに作られたドライ系チェーンオイル
モーターにより、高トルクの負荷がかかる電動自転車用のチェーンに最適なチェーンオイルです。高い潤滑効果を長期間保ちながら、ドライタイプなので、汚れの付着も抑えてくれます。
また錆や腐食などによるチェーンの摩耗も最小限に抑えてくれるので、日常、ハードに使われがちな電動アシスト自転車の強い味方です。
AZ B1-003
容量 | 50、110ml |
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成分 | WAX、PTFE |
通勤などの日常走行向け
AZの自転車用ケミカルは、お手頃価格ですが、確かな性能で人気。AZの自転車用オイルの中で唯一のドライ系オイルです。チェーンが汚れにくく、優れた静粛性を実現。土ぼこりが多い道路などにも向いています。
Muc-Off(マックオフ) C3 ドライセラミックルブ
容量 | 50ml |
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成分 | 合成ポリマー |
高性能なMuc-Offのオイルの性能を気楽に体感できる
マックオフは、革新的なバイクケア製品を生み出しているイギリスのブランド。ロード、MTBともトッププロチームがこぞって採用しています。
本製品は購入しやすい価格帯ながら、独自のセラミックコーティングを配合。マックオフのオイルの「軽さ」を十分体感できるでしょう。ブラックライトに反応するUV機能付き。塗り残しのチェックが簡単にできます。
EVERS(エバース) カーボン チェーンスプレー ドライ
容量 | 100ml |
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成分 | フッ化カーボン |
「フッ化カーボン潤滑剤」配合のスプレータイプ
「フッ化カーボン潤滑剤」の配合により、過酷な条件の下でも優れた潤滑性・耐摩耗性を発揮。ペダリングロスを減らし、サクサクとした変速が得られます。
ベトつかず汚れが付着しにくいドライスプレータイプなので、スプロケットや変速ワイヤーにも使いやすいです。ゴムや樹脂も劣化させないので、全ての可動部に使用可能。
「ウェットタイプ」のおすすめ6選
耐久性の高いウェットタイプから、おすすめの6選をピックアップします。
FINISH LINE Wet Bike Lubricant(ウェット バイク ルブリカント)
容量 | 60、120、240ml |
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成分 | 合成油 特殊ポリマー 耐摩耗添加剤 摩擦調整剤 |
過酷な状況での使用に適した究極の潤滑剤
過酷な条件下での走行に最適な潤滑剤です。例えば、160km以上の長距離ライドや泥だらけのオフロードライド、豪雨の中での走行、塩分を含んだ潮風の吹く海岸部での走行などです。
特殊な合成油、ポリマー、耐摩耗添加剤、摩擦調整剤などが含まれており、最高の持続性と防水性を提供します。
FINISH LINE Ceramic Wet Chain Lube(セラミック ウェット チェーン ルーブ)
容量 | 60、120ml |
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成分 | フッ素重合体 窒化ホウ素 |
表面にセラミックコーティングを形成、滑らかな動きを実現
フッ素重合体のミクロン粒子と窒化ホウ素のナノプレートレットが含まれています。これらがドライブトレインの表面にセラミックコーティングを形成し、耐久性と静粛性に優れ、驚くほど滑らかな動きを実現します。バイクチェーンのパフォーマンスを向上させる頼りになるチェーンオイル。レースに最適な潤滑剤ですが、日常の潤滑剤としても使っても快適な走行感を楽しめるでしょう。
Muc-Off(マックオフ) C3 WET CERAMIC LUBE(C3 ウェット セラミック ルブ)
容量 | 50、120ml |
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成分 | セラミック 窒化ホウ素 |
Muc-Offの定番ウェットタイプ
雨や雨上がりのロードコンディションに最適なルブ。チェーンのリンク部分の内側までしっかりと浸透するので、長時間や長距離のライドにも対応します。なめらかでストレスフリーなギアチェンジとチェーン駆動を実現。ロード、シクロクロス、MTBなど用途を問わず使えます。
GOKISO(ゴキソ) 固体潤滑チェーンオイル+ プラス
容量 | 60ml |
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成分 | 二硫化モリブデン |
ペダリングだけでなく、変速時にも驚きの軽さを体験できる!
オイル中に含まれる固体潤滑材の微粒子が、チェーン内部だけでなく、チェーンとギアの間でもベアリングの球のように転がり、チェーンの駆動抵抗を減らします。一般的な「滑り」だけのオイルよりも、なめらかな潤滑作用を実現しました。
ブリヂストン Green Drive(グリーンドライブ) High Performance Chain Lube(ハイパフォーマンス チェーンルブ)
容量 | 50ml |
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成分 | フラーレン ポーラスシリカ |
チェーンにとって過酷な環境下でも高いパフォーマンスを発揮
Green Driveはブリヂストンが展開する高性能かつ環境にも優しい自転車用ケミカルシリーズです。2つの固定潤滑剤(フラーレン、ポーラスシリカ)を配合し、厚い油膜を金属面に形成・維持します。
この厚い油膜は200キロに及ぶロングライドや、雨天などでも持続し、優れた潤滑性を提供します。
TACURINO(タクリーノ) タクリーノ パワーチェーンオイル
容量 | 100ml |
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成分 | - |
飛び散りにくく、雨で流れ落ちにくいスプレーオイル
人気の定番製品、「タクリーノ ロードチェーンオイル」をベースにしたスプレータイプ。ボトルタイプの同製品に比べて少し粘性が高く、雨天時の耐久性がアップしています。また飛び散りもかなり少なくなってキレイに使えます。
粘性は高いものの、独自の添加剤により走行抵抗は10%ほど軽くなっているそうです。
「万能タイプ(セミウェット)」のおすすめ4選
ドライとウェットの良いとこ取りをした、使いやすいセミウェットタイプのおすすめ4選です。
Muc-Off(マックオフ) LUDICROUS AF LUBE (ルディクロウス AF ルブ)
容量 | 50ml |
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成分 | - |
3年以上の歳月をかけて開発された世界最速のチェーンルブ
最先端の技術とプロチームやアスリートからのフィードバックを基にパワーロスの少ない世界最速のチェーンオイルを開発。着色・香料・腐食防止剤は不使用で、摩擦と摩耗を最小限に抑えています。
粘り気のあるオイルがチェーン全体に浸透し、ウェットやドライなコンディションで究極のパフォーマンスを提供。レースで高いパフォーマンスを求めるサイクリストに最適です。
三和化成工業 Verity スーパーチェーンオイル
容量 | 480ml |
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成分 | ボロンナイト フッ素 |
ボロンナイトとフッ素配合、耐摩耗性に優れ、手軽に使えるスプレータイプ
三和化成工業は、国内自動車・バイクメーカーの純正オイルをOEM生産している老舗の潤滑油メーカー。自社ブランドVeritでは、自転車用のケミカル用品も販売。スケールメリットを活かして高性能な自転車用チェーンオイルをお手頃価格で販売しています。
ボロンナイトとは特殊摩耗素材で、高トルク時に優れた潤滑性能を発揮します。
AZ BCL-005
容量 | 220ml、420ml |
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成分 | 合成エステル MCA フッ素樹脂配合 |
使いやすいスプレータイプで、音鳴り防止と軽やかな走りを実現
べとつかず、飛び散りにくい上に、浸透性、防錆性、潤滑持続性に優れるセミウエット系のスプレーです。水置換性なので、雨上がりなどでチェーン内部に残った水分を追い出してしっかりオイルアップできます。
付属のステンレスノズルは先端を曲げて使うことも可能。クランクを回しながらチェーンにスプレーする使い方のほか、チェーンの一コマずつにシュッとスプレーする使い方もできます。
WAKO'S チェーンルブ
容量 | 180ml |
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成分 | フッ素樹脂 |
使いやすさと高い性能で、一度は使いたいチェーンオイル
お手軽かつコスパの良い商品を探している人には、ワコーズのチェーンルブがおすすめ。リーズナブルなスプレータイプですが、フッ素樹脂系の潤滑剤がチェーンの高速回転をしっかりサポートしてくれます。透明な液はチェーンの見た目にも影響がなく、カラーチェーンに使用できるのも嬉しいポイント。
「ワックスタイプ」のおすすめ4選
最後は、レース志向の方に最適なワックスタイプのおすすめ4選です。
squirt(スクワート) チェーンルブ
容量 | 15、120、500ml |
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成分 | - |
高性能で環境に優しい新世代オイル
squirtは、環境にやさしい生分解性のチェーンルブやバイククリーナーの製造にこだわる南アフリカの自転車ケア製品のメーカー。本製品も生分解します。液体が乾燥するとドライタイプになり、チェーンがきれいなままで長時間持続します。気温が低くてもオイルが固まりにくい低温用、高圧摩擦調整剤で強化されされたE-BIKE用の展開もあります。
ゼファール(Zefal) EXTRA DRY WAX
容量 | 120ml |
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成分 | - |
水と油をはじき、スムーズなギアチェンジをキープ
ワックスベースのチェーン保護剤で、摩擦低減によるスムーズなペダリングとギアチェンジにこだわった製品です。
摩耗やサビに対する保護もしっかり考えられており、トライブトレインをキレイにキープしたい方にもおすすめ。全天候対応なのもうれしいポイント。
FINISH LINE(フィニッシュライン) Ceramic Wax Chain Lube(セラミック ワックス チェーン ルブ)
容量 | 60、120ml |
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成分 | セラミック |
セラミックコーティングで摩擦を抑え、汚れもつきにくい
フッ素系のミクロン粒子とセラミック窒化ホウ素のナノ素材を使用した高度なワックスベースの潤滑剤です。摩擦表面にコーティングが形成され、オイルベースの潤滑剤と同等の耐久性を持ちます。
また使用するたびにコーティングが強化され、ウェット感や粘りを残さず、埃や砂塵の多いドライな条件に最適です。
PEDRO’S(ペドロス) ICE WAX2.0(アイスワックス2.0)
容量 | 120ml |
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成分 | 蜜ロウ |
チェーンに滑らかな皮膜を作りコーティングするワックスタイプ
特許構造方式で汚れがワックスと共に落ちるのでチェーンが常にきれいでスムーズです。主原料の蜜ロウは生分解性なので環境に優しいです。
バイクを室内まで担いで運ばなければならない人、輪行する機会が多い人などはチェーンがベトベトしないので、ストレスから解放されるでしょう。
自転車用チェーンオイルの正しい注し方
空気圧管理と並んで、日常的に必要なメンテナンスであるチェーンへの注油。正しい注油方法をマスターしましょう。
1. チェーンの汚れを落とす
まず、チェーンクリーナー を使って、汚れを落とします。洗浄器にチェーンクリーナーを入れたら、チェーンを挟み込んでください。

洗浄器のフタをしっかり固定します。

クランクを逆回転させると、洗浄器の中のブラシとチェーンクリーナーが、チェーンの汚れをスッキリ落とします。

2. チェーンにオイルを注油する
注油の前にはチェーンをよく乾かしましょう。ただし水置換剤配合のチェーンオイルなら水分を追い出してくれるので、すぐに注油できますよ。それでは、クランクを逆回転させながら、チェーンの1コマ1コマに、少量のオイルを塗布していきます。

ゆら(筆者)
スプレータイプの場合はブレーキやリムにオイルが飛ばないように、タオルやウエス等でカバーしてくださいね!
3. ゆっくりとクランク(チェーン)を回す
注油後はゆっくりとクランクを回し、注油したオイルをチェーン内部に染みわたらせます。スムーズにクランクが回るかどうか、確認しましょう。

4. 余分なオイルを拭き取る
チェーン全体にオイルが馴染んだら、ウエス(布)で余分なオイルを拭きとります。ウエスを当てながらチェーンを一周させることで、余分なオイルは簡単に拭きとれますよ。

自転車用チェーンオイルのよくある質問・疑問
チェーンオイルについての疑問にお答えします!
KURE5-56は自転車用チェーンオイルとして使える?

KUREの公式HPには、「自転車のチェーンオイルとして使える」との見解が示されています。
Q. 5-56 は自転車のチェーンにはよくないと聞きましたが本当ですか?
A. そんなことはありません、5-56 は自転車のチェーンにもお使いいただけます。すでにグリース等が注油されている新しい自転車の場合は、チェーンの潤滑力が低下してきた際にお使いください。チェーンにスプレーすれば潤滑効果を発揮します。屋外に駐輪されている場合は雨が降った後にもスプレーしていただくことをおすすめします。
ただしKURE5-56は、揮発性が高いため持続性が低く、雨で簡単に流れてしまいます。そのため油分切れの状態になりやすく、適正な油分をキープするには頻繁にスプレーする必要があるでしょう。
そう考えると、自転車専用のチェーンオイルを使った方が手間がかからず、チェーンの油分切れのリスクも抑えられます。
チェーンオイルは日用品等で代用できる?

日用品、例えばサラダ油で考えてみましょう。結論から言うと、やめた方がいいです。潤滑剤としてはサラサラ過ぎる上に酸化(劣化)しやすく、酸化すると臭いが出たり、ドロドロになって固まってしまうことも。
では、ミシン油はどうでしょうか?ミシン油も古くなると、酸化してドロドロになります。そんな油を使うと、自転車のパーツに悪影響を与えてしまうかもしれません。例え新しいミシン油だったとしても粘度が低く、雨などで簡単に流れ落ちてしまいます。
以上のように、自転車チェーンの代わりに日用品を使うことはおすすめできません。やはり、自転車専用のチェーンオイルを使うべきでしょう。
チェーンオイルの油で服が汚れたらどう洗えばいい?

チェーンオイルでズボンやスカートの裾が汚れてしまった!そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。そんなときは、中性洗剤やクレンジングオイルを使って、頑固な油汚れを落としましょう。
▼ 以下の記事で、油汚れの落とし方を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください!
チェーンが黒くならないようにするには?

オイルのつけすぎに気をつけましょう。つけすぎるとゴミが付着するため、黒くなりやすいです。とくにウェットタイプは粘度が高く黒くなりやすいため、どうしても気になる方は、ドライタイプかワックスタイプのチェーンオイルを使いましょう。
どのくらいの頻度で注油すればいいの?

1ヶ月に1回を目安にしてください。ただし、使用するチェーンオイルのタイプ、走行距離、走行場所や天候によっては多少異なります。回転の音が気になる、ペダルが重い、見た目が黒く汚れている、このようなケースに該当する場合は、早めにチェーン洗浄・注油をしましょう。
注油するたびにチェーンを掃除した方がいいの?

汚れた状態で注油しても、注油の効果は発揮されません。なぜなら、チェーンの内側に砂利などがこびり付いたままだと、ヤスリのようにチェーンやギアなどのパーツを削り、消耗させてしまうからです。注油するときはチェーンの掃除もセットで行いましょう。
チェーンオイルで快適な走りを取り戻そう!

チェーンが剝き出しになっているロードバイクやクロスバイクは、どうしてもチェーンが汚れたり錆びたりするもの。少しでも快適に走れるように、チェーンオイルを使って定期的にメンテナンスをしましょうね!
チェーンオイルの人気売れ筋ランキング
チェーンオイルの購入を検討している方は、以下ECサイトの売れ筋ランキングも参考にしてください!
チェーンオイルに関する おすすめの記事はこちら
▼ オイルと合わせて使いたい、チェーンクリーナーについての記事はこちら!
▼ チェーンの洗浄方法について、詳しい記事はこちら!
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