top画像出典:TREK
アメリカ大手ブランド「TREK」のクロスバイク

1976年にアメリカで創業したTREKは、クロスバイク・ロードバイク・マウンテンバイクなど幅広いスポーツバイクを扱う最大手の自転車メーカーです。世界中で愛されているスポーツバイクメーカーと言っても良いでしょう。
TREKの強み:ロードレースで培われた確かな技術

TREKはロケット開発など航空宇宙産業の技術を取り入れ、耐久性や走行性能が高いスポーツバイクを開発しているのが特徴です。ロードバイク・MTBなどレースでの実績も豊富で、その高い技術力を活かしたクロスバイクをラインナップしているのが魅力。
また、TREKのクロスバイクは、フレームが生涯保証となっています。メインフレームやフロントフォークは生涯保証の対象となるため、チェーンやタイヤなどの消耗品を交換しながら長く乗ることができます。
TREKのクロスバイクの魅力
「TREKのクロスバイクの魅力は何?」と、疑問を持つ方にトレックのクロスバイクの魅力を解説していきましょう。
様々なニーズに応えるクロスバイクが充実

TREKのクロスバイクは価格をおさえたエントリーモデルから、高性能なハイエンドモデルまでラインナップがとても豊富です。スタンダードな万能モデルから、段差などに強いサスペンション付きモデルなど、多くのニーズに対応したモデルがあります。また、フレーム素材もクロスバイクではベーシックなアルミから、ロードバイクで使われるような、軽量カーボンのモデルもあります。
初めてクロスバイクを購入する方はもちろん、ロードバイクやMTBを持っていてセカンドバイクを探している方にもおすすめですよ。
多彩なサイズ展開で、小柄の方も大柄の方もぴったりのサイズがみつかる

フレームのサイズ展開が豊富で、身長に合わせて選びやすいのもTREKのクロスバイクの特徴です。
サイズ | 身長の目安 |
XS | 147~155cm |
S | 155~165cm |
M | 165~175cm |
L | 175~186cm |
XL | 186~197cm |
XXL | 197~203cm |
モデルによって多少の差がありますが、上記のように最大6つのサイズがあり、適応身長の目安が表示されているため、サイズ選びに困ることは少ないでしょう。体が大きい方はもちろん、XSサイズは147cmから対応しているため、小柄な方や女性も自分に合うクロスバイクを見つけやすいですよ。
泥除けやラックなど純正オプションパーツが便利

TREKは自社ブランドの「ボントレガー」を始め、純正のオプションパーツを豊富に用意しているのも特徴です。泥除けや荷物を積むためのラックなど、純正パーツは選びやすく安心です。ボトルケージやヘルメットなど純正パーツのジャンルも幅広いため、クロスバイクと装備を同じメーカーで統一できるのもうれしいですね。
TREKのクロスバイク、各シリーズ&おすすめ6選
TREKのクロスバイクは大きく3つのシリーズに分かれています。各シリーズごとに多くのモデルがラインナップされていますが、それぞれの特徴とおすすめモデル6選を解説していきます。
FXシリーズ:初心者にもおすすめ。基本モデルが揃うラインナップ

TREKのFXシリーズは、幅広いスペックとベーシックな使い勝手のクロスバイクがそろっています。全5モデルとラインナップが豊富で、普段使いからハイエンドモデルまで自分に合う価格とスペックの一台を見つけやすいシリーズです。
モデル | 定価(税込) | 変速段数 | ブレーキ | 重量(Mサイズ) |
FX 1 Disc Gen 3 | 74,690円 | 2×8段 | 機械式ディスク | 12.68kg |
FX 1 Disc Mid-step Gen 3 | 74,690円 | 2×8段 | 機械式ディスク | 12.58kg |
FX 2 Disc Gen 3 | 88,990円 | 2×9段 | 油圧式ディスク | 11.73kg |
FX 2 Gen 4 | 99,000円 | 1×9段 | 油圧式ディスク | 11.81kg |
FX 3 Disc Gen 3 | 109,890円 | 1×10段 | 油圧式ディスク | 11.38kg |
FX 3 Gen 4 | 125,000円 | 1×10段 | 油圧式ディスク | 11.50kg |
FX1⇒FX2⇒FX3の順にグレードが高くなり、変速段数やブレーキ、車体重量などが変わっていきます。「FX 2 Gen 4」からフロントが1段になり変速段数は少なくなりますが、車体が軽くなるため、よりスポーティーな使い方に向いています。
5つのモデルから、街乗りや普段使いにおすすめの基本モデル、サイクリングにも向いている上位モデルのクロスバイクをピックアップしました。
TREK(トレック) FX 1 Disc Gen 3
定価(税込) | 74,690円 |
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変速段数 | 2×8段 |
ブレーキ | 機械式ディスク |
タイヤサイズ | 700x35c |
フレームサイズ | XS 147 - 155 cm S 155 - 165 cm M 165 - 175 cm L 175 - 186 cm XL 186 - 197 cm XXL 197 - 203 cm |
重量 | 12.68 kg(Mサイズ) |
性能と価格のバランスが良い基本モデル
FXシリーズの基本モデルで、シンプルなパーツ構成で価格を抑えつつ、幅広い使い方に対応できる万能選手に仕上がっています。

2×8段と変速段数が多く、平坦路でスピードを出すとき、上り坂をゆっくり登るときなど、さまざまなシーンで最適なギア比を選べます。重量も比較的軽めに抑えられているため、快適な通勤通学、サイクリングなど幅広い使い方におすすめ。
おすすめポイント
- 軽量なアルミフレームによる快適な走り心地
- 基本グレードながらワイヤー内蔵で見た目がスッキリおしゃれ
- 制動力とメンテナンス性のバランスに優れる機械式ディスクブレーキ
TREK(トレック) FX 2 Gen 4
定価(税込) | 99,000円 |
---|---|
変速段数 | 1×9段 |
ブレーキ | 油圧式ディスク |
タイヤサイズ | 700×35c |
フレームサイズ | XS 147 - 155 cm S 155 - 165 cm M 165 - 175 cm L 175 - 186 cm XL 186 - 197 cm XXL 197 - 203 cm |
重量 | 11.81 kg(Mサイズ) |
スピーディーな走りも重視する方におすすめ
軽量化が図られたFXシリーズの上位グレードで、クロスバイクならではの軽快な走り心地を楽しみたい方におすすめの一台です。滑らかで美しいフレーム形状も、魅力的なポイントです。

軽い力で制動力を引き出せる油圧式ディスクブレーキを採用。1×9段のシンプルなギア構成で車体が軽く、スピーディーに走りたい方にも向いています。
おすすめポイント
- 下位グレードより軽量化されておりキビキビ走れる
- フロントシングルでギア操作がシンプル
- 強度と軽さを両立したアルミフレーム設計
FX Sportシリーズ:カーボンフレームのハイエンドバイク

FX Sportシリーズは、カーボンフレームを採用したハイエンドモデルです。ロードバイク並みの軽さや操作性を持つ2つのモデルがあり、より高い走行性能のクロスバイクを求める方におすすめです。
モデル | 定価(税込) | 変速段数 | ブレーキ | 重量(Mサイズ) |
FX Sport 4 | 270,000円 | 1×10段 | 油圧式ディスク | 10.50kg |
FX Sport 5 | 307,890円 | 1×11段 | 油圧式ディスク | 10.10kg |
FX Sport4と5の主な違いはリアディレイラーで、変速段数と重量が異なります。変速段数が多い方が走行シーンに適したギアを選びやすいため、効率的な走りを求める方は上位グレードがおすすめです。
さらに詳しく、2台のスペックの違いをチェックしてみましょう。
TREK(トレック) FX Sport 4
定価(税込) | 270,000円 |
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変速段数 | 1×10段 |
ブレーキ | 油圧式ディスク |
タイヤサイズ | 700x40c |
フレームサイズ | XS 147 - 155 cm S 155 - 165 cm M 165 - 175 cm L 175 - 186 cm XL 186 - 197 cm |
重量 | 10.50kg |
カーボンフレームによる乗り心地と軽さが魅力
フルカーボンフレームを採用し、10㎏台の軽さや路面の振動を抑えた軽快な走り心地を持つハイエンドロードバイクです。

少し太めの40cのタイヤを装備していて、オンロードだけでなくグラベルも走れるように設計されているのも魅力的。軽さや振動吸収性能を活かして、遠くまでロングライドしてみたい方にもおすすめです。
おすすめポイント
- フルカーボンフレームで10㎏台の軽さを実現
- 42cのタイヤまで履けるように設計されている
- トップチューブ下にフレームバッグマウントがあり積載にも対応
TREK(トレック) FX Sport 5
定価(税込) | 307,890円 |
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変速段数 | 1×11段 |
ブレーキ | 油圧式ディスク |
タイヤサイズ | 700x40c |
フレームサイズ | XS 147 - 155 cm S 155 - 165 cm M 165 - 175 cm L 175 - 186 cm XL 186 - 197 cm |
重量 | 10.10kg |
11段変速でさらにフィールドが広がる
細かいパーツ構成の変更で、変速段数や重量がアップデートされた上位グレードです。

FX Sport 4からの大きな変更点はリヤの変速段数が増えて11段になっている点で、最適なギアを選びやすいため、幅広いフィールドを走りたい方におすすめです。
おすすめポイント
- サドルやクランクなどのパーツ変更で軽量化されている
- 変速段数が増え効率的な走りが可能
- リム打ちパンクしにくいチューブレスレディタイヤを履ける
Dual Sportシリーズ:グラベル走行もこなす万能バイク

Dual Sportシリーズは、「何でもできる1台」をコンセプトに、グラベル走行もこなすオールラウンドモデルがそろっています。サスペンション付のモデルもあるため、未舗装路での快適性を求めるライダーにおすすめです。
モデル | 定価(税込) | 変速段数 | フロントフォーク | 重量(Mサイズ) |
Dual Sport 2 Gen 5 | 109,890円 | 2×9段 | アルミフォーク | 12.79kg |
Dual Sport 3 Gen 4 | 104,500円 | 1×10段 | サスペンション | 13.01kg |
Dual Sport 3 Gen 5 | 139,590円 | 1×10段 | カーボンフォーク | 11.88kg |
Dual Sportシリーズは3種類のモデルがあり、変速段数とフロントフォーク、重量が主な違いです。平地や上り坂での効率を求めるなら軽量なカーボンフォークモデル、未舗装路での快適性を重視するならサスペンションモデルなど、使い方に合わせて選びましょう。
使い勝手やスペックが特徴的なサスペンションモデル、カーボンフォークモデルの2台をピックアップして詳しく紹介します。
TREK(トレック) Dual Sport 3 Gen 4
定価(税込) | 104,500円 |
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変速段数 | 1×10段 |
ブレーキ | 油圧式ディスク |
タイヤサイズ | 700x40c |
フレームサイズ | S 155 - 165 cm M 165 - 175 cm L 175 - 186 cm XL 186 - 197 cm |
重量 | 13.01kg |
フロントサスペンションが振動や疲労を軽減
フロントサスペンションを装備し、未舗装路を含めた幅広いフィールドを走るために設計されたクロスバイクです。

サスペンションにはロックアウト機能があります。舗装路などではサスペンションを無効にし、効率良く走行することも可能です。チューブレスレディリムや耐パンク性能を高めたタイヤなど、あらゆる路面を想定したパーツ構成も魅力的。
おすすめポイント
- リヤ10段変速でアップダウンにも対応しやすい
- フロントサスペンション搭載しつつ13kgの重量に抑えられている
- Sサイズはトップチューブが低くまたぎやすい設計
TREK(トレック) Dual Sport 3 Gen 5
定価(税込) | 139,590円 |
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変速段数 | 1×10段 |
ブレーキ | 油圧式ディスク |
タイヤサイズ | 650x50c |
フレームサイズ | XS 147 - 155 cm S 155 - 165 cm M 165 - 175 cm L 175 - 186 cm XL 186 - 197 cm |
重量 | 11.88kg |
カーボンフォークで軽さと振動吸収性を両立
軽量で振動吸収性にも優れるカーボンフォークを採用し、舗装路の走行性能とダートの走り心地を両立したモデルです。

50cとシリーズの中で最も太いタイヤ幅で、センターはフラットなため舗装路の走行性能もしっかり考えられています。重量も11㎏台と軽めなので、アップダウンを含めたロングライドにもおすすめです。
おすすめポイント
- ロードとグラベルの両立を考えた太めのタイヤ
- ボントレガーのフレームバッグをボルトオン(フレームに直接)で取り付け可能
- カーボンフォークで軽さと快適性を両立
e-bikeモデル「FX+」もラインアップ

TREKのクロスバイクラインナップには、ペダルアシスト機能を備えたe-bike「FX+シリーズ」もあります。時速24kmまで3段階でペダリングをアシストしてくれるため、より快適に街乗りやサイクリングを楽しみたい方におすすめです。バッテリーはフレーム内蔵式で、見た目や使い勝手は一般的なクロスバイクと変わらないのが魅力。
モデル | 定価(税込) |
FX+ 2 | 279,290円 |
FX+ 2 Stagger | 279,290円 |
FX+シリーズは2つのモデルがあり、基本的なスペックや定価は同じでフレーム形状が異なります。FX+ 2 Staggerはトップチューブの位置が低いスタッガードフレームになっているため、背が低い方にもおすすめです。
TREKのクロスバイクはどこで買える?
TREKのクロスバイクは公式オンラインショップのほか、直営店や量販店で購入することができます。それぞれメリット・デメリットがありますので、1つずつチェックしてご自分に合う購入方法を選びましょう。
公式オンラインショップ

TREKの公式オンラインショップでは、豊富なクロスバイクのラインナップから自分に合う一台を見つけて購入できます。自宅配送・店舗受け取りを選択でき、店舗在庫も検索できるので、ネット・店舗どちらで購入するか迷っている方にもおすすめ。複数のモデルを比較する機能もあるため、ご自身にピッタリなクロスバイクを選びやすいですよ。
TREK直営店

トレック・ジャパンが運営している直営店では、スポーツバイクに精通したスタッフのサポートを受けながらクロスバイクを選ぶことができます。店舗数はそれほど多くありませんが、家の近くにあれば積極的に活用したい選択肢です。TREK直営店リストからお近くの店舗を探せるのでチェックしてみて下さい。
量販店

スポーツバイクを扱う量販店でも、TREKのクロスバイクを購入できます。量販店はTREK以外のクロスバイクも扱っているため、複数のメーカーやモデルを比較検討できるのがメリットです。ただし、TREKクロスバイクのラインナップは店舗によって異なるため、あらかじめお目当てのモデルがあるか確認するのがおすすめです。
TREKのクロスバイクを扱う量販店は、公式サイトから検索可能です。マップ検索機能があるため、自宅から近い店舗を探してみてください。
よくある質問
TREKのクロスバイクを選ぶ際、疑問に感じることが多いポイントをまとめました。
TREKとほかのメーカーの違いは?

クロスバイクを扱うメーカーはたくさんありますが、TREKはモデル数が豊富で選びやすく、フレームの生涯保証が付いている点が大きな違いです。特に、通常使用におけるメインフレームの破損をカバーしてくれる生涯保証は、TREKならでは魅力的なポイントです。
ただし、コストパフォーマンスに優れる台湾のGIANT(ジャイアント)、同じアメリカ企業のSPECIALIZED(スペシャライズド)・cannondale(キャノンデール)など、クロスバイクを扱うメーカーはたくさんあります。メーカーごとに得意分野やデザインが異なるため、用途や好みに合うクロスバイクがあるかチェックしてみるのもおすすめです。
▼人気メーカーのクロスバイクについてはこちら!
女性でも乗りこなせる?

TREKのクロスバイクはフレームサイズのラインナップが豊富で、一番小さいXSは147~155 cmと女性でも選びやすくなっています。また、トップチューブの位置が低い「スタッガードフレーム」の「FX 1 Mid-step Disc」もあるため、乗り降りが不安な方は検討してみてください。
中古のクロスバイクはあり?

TREKのクロスバイクは中古で安く販売されているケースもありますが、初めての一台としてはおすすめできません。中古のクロスバイクはフレームやパーツの劣化、整備の状態などが分からないため、初心者の方にとってはリスクがあります。自分で状態を見極めることができ、整備もこなせる人なら中古もアリですが、基本的には店舗や公式サイトで新車を購入するのがおすすめです。
ロードバイクとどっちがおすすめ?

TREKはクロスバイクとロードバイク両方のラインナップがあるため、どちらが良いか迷いますよね。クロスバイクとロードバイクどちらが向いているかは人それぞれなため、ライディングスタイルに合わせて選びましょう。
向いている使い方 | |
ロードバイク | ・50km以上のロングライド ・レース |
クロスバイク | ・通勤通学や街乗り ・休日のサイクリング |
ドロップハンドルでタイヤが細く、重量も軽いロードバイクは、50km以上のロングライドやレースに挑戦したい方に向いています。一方、扱いやすいフラットハンドルや程よい太さのタイヤ幅のクロスバイクは、通勤通学や街乗りなどの普段使い、休日のちょっとしたサイクリングを楽しみたい方におすすめ。
クロスバイクでロングライドやレースに挑戦するのも不可能ではありませんが、スピード感や走行性能はロードバイクに軍配が上がります。より高い走行性能を求める方は、ロードバイクも検討してみてください。
▼TREKのロードバイクについてはこちら!
「映える」トレックのクロスバイク
ここではTREKのクロスバイクのオーナーの方のすてきなショットをご紹介します!

出典:Instagram/sugako127

出典:Instagram/oyabingram32
TREKのクロスバイクで自転車ライフを楽しもう!

TREKはクロスバイクのラインナップが豊富で選びやすいため、初めての一台にピッタリなメーカーです。街乗りやサイクリングを楽しみたい方も、ロングライドに挑戦したい方も、自分にピッタリなクロスバイクが見つかりますよ。実績に裏付けされた走行性能やサポート体制も魅力なので、ぜひTREKのクロスバイクを検討してみてください。
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