プロワン(PRO ONE)とワン(ONE)はオンロードタイヤ
プロワン(PRO ONE)とワン(ONE)はオンロード用のタイヤで、使用するシチュエーションや性能に違いがあります。
特徴をチェックして、自身に合ったタイヤを選んでくださいね。
プロワンはレーシングモデル
プロワンは軽さと性能を両立したレーシングモデルで、シュワルベ史上最高峰のロードバイクタイヤと呼ばれています。
軽量かつ転がり抵抗の低いADDIXレースコンパウンド(素材)、スピードとコントロール性能を保つ「スープレス構造」などさまざまな性能をギュット凝縮した、まさに夢のタイヤです。カット性に強い耐パンクベルトも備えており、ストレスなく安全に走れるのも魅力。
ワンはオールラウンドモデル
一方ワンはレースから普段使いまで幅広く利用できるオールラウンドモデルで、良好な走行性を持っています。
ADDIXコンパウンドを採用して耐摩耗性が高いので、雨天などの路面でも滑りにくく季節を問わず使用可能です。
ラインナップを比較して、タイヤを選ぼう
プロワンとワンのサイズや価格を比較して、違いをチェックしてみましょう。
モデル | サイズ | カラー | 重量 | 価格帯(税込) |
プロワン チューブレスイージー | 20、26インチ、650B、700C | ブラック、トランスペアレント | 205〜340g | 13,200~13,530円 |
プロワン チューブタイプ | 700C | ブラック、トランスペアレント | 215〜310g | 11,440円 |
プロワン TT チューブレスイージー | 700C | クラシック | 220〜240g | 13,530円 |
ワン チューブレスイージー | 700C | ブラック、クラシック | 310〜380g | 9,460〜9,680円 |
ワン チューブタイプ | 20、24インチ、650C、700C | ブラック、ブルー・レッド・ホワイトストライプ、クラシック | 195〜305g | 3,960〜7,590円 |
両モデルにはチューブレスイージーとチューブの2つタイプがあるので、ホイールに対応したタイヤを選んでくださいね。
チューブレスイージーとチューブ、どっちにする?
プロワンとワンには「チューブレスイージー」と「チューブ」の2つのタイプがあります。
チューブレスイージーとはチューブレスレディの進化版で、「シーラント」という専用液を入れてタイヤの空気を保持するチューブ不要のタイヤのことです。
それぞれのタイプには、以下のメリットがあります。
タイプ | メリット |
チューブレスイージー | ・空気圧が低くても走行できる ・乗り心地が良い ・チューブが必要ないため、軽量化できる ・タイヤの気密性が高いので、スローパンクしやすい |
チューブ | ・パンク時の対応がしやすい ・リーズナブルな価格で手に入る ・タイヤレバーがあればタイヤやチューブ交換が可能で、初心者でも扱いやすい |
チューブレスイージーには、対応ホイールとシーラントが必要となるので、注意が必要です。チューブレスイージーかチューブにするかは、タイヤのタイプで選んでください。
日頃クリンチャータイプのタイヤを使っている場合は、チューブタイプを選びましょう。
シュワルベはタイヤのモデル名に、「チューブレスイージー」もしくは「チューブタイプ」と記載しているので一目で判断できます!
ミニベロからロードバイクまで装着可能!
レーシングモデルと聞くとロードバイクを想像する方が多いのではないでしょうか。
プロワンとワンの両方で20インチに対応しているので、ミニベロにも装着できますよ!自分の自転車のタイヤサイズとホイール径に合わせましょう。
ミニベロのタイヤの選び方はこちら。
ホイールとフレームに適合するタイヤを選ぼう
ホイール径とフォークのクリアランス(隙間)を確認して、自転車に装着できるタイヤサイズを選んでください。
チェックの仕方は以下の通りです。
1. まずは、ホイール径に合ったモデルを選びましょう。
2. 次にタイヤ幅はフレーム(特にチェーンステイのクリアランス)とフォークのクリアランスを確認しましょう。
せっかく購入してもサイズが合わなければ、装着できない可能性があります。プロワンとワンでは4,000〜13,500円と価格の差も大きいので、予算を決めて購入するのがおすすめです。
シュワルベ(SCHWALBE)とは?
シュワルベ(SCHWALBE)はドイツ・ラルフポール社が展開する世界トップクラスのタイヤブランドで、多くのユーザーが愛用しています。
レース向きの「プロワン」や「プロ」に加えて、世界旅行レベルのツーリングにも対応する「マラソン(MARATHON)」や冬用タイヤ「アイススパイカープロ(ICE SPIKER PRO)」など豊富なラインナップが魅力です。
コスパの高いモデルが多いので、上級者だけではなく初心者も気軽に使い始められます。
「軽くて丈夫なタイヤが欲しい」「パンクしづらいタイヤが欲しい」など、希望のタイヤが必ず見つかりますよ。
プロワン(PRO ONE)の全3モデルを紹介
レース向きのプロワン(PRO ONE)は、全部で3モデルです。
プロワンには、チューブレスイージーとチューブタイプの2タイプに加えて、競技向きのTTタイプがあります。
シュワルベ(SCHWALBE) プロワン チューブレスイージー
ブランド史上最高クラスのロードバイクタイヤ
新たなカーカス「スープレス構造」により、スピードとコントロール性能のバランスが抜群。
ADDIXレースコンパウンドを採用することで転がり抵抗も少なく、カット性に強い素材を使っているため耐パンク性も申し分ありません。「軽量」と「耐パンク」を兼ね備えた万能タイヤで、パフォーマンス向上を支えます。
サイズ | 20、26インチ、650B、700C |
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カラー | ブラック、トランスペアレント |
重量 | 205〜340g |
タイプ | チューブレスレディ |
参考価格(税込) | 13,200~13,530円 |
シュワルベ(SCHWALBE) プロワン チューブタイプ
極端なコーナーリングも制御可能なハイエンドモデル
カーカスに「スープレス構造」を採用し、軽量で転がり抵抗の少ないチューブタイプのハイエンドモデル。
走行性・コントロール性能ともに優れ、ヒルクライムの極端なコーナリングでもコントロールを制御できます。ビード部はシーリングリップにより気密性を高め、装着しやすくなっているのもポイントです。
サイズ | 700C |
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カラー | ブラック、トランスペアレント |
重量 | 215〜310g |
タイプ | クリンチャー |
参考価格(税込) | 11,440円 |
シュワルベ(SCHWALBE) プロワン TT チューブレスイージー
超軽量の本格的なレース向け
タイムトライアルとトライアスロンなど、競技に最適な超軽量タイヤです。
25Cの重量は220gと驚きの軽さ。ロードモデルでは最も転がり抵抗が少なく、他のプロワンモデル同様にグリップ力が高いのも特徴です。
サイズ | 700C |
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カラー | クラシック |
重量 | 220〜240g |
タイプ | チューブレスレディ |
参考価格(税込) | 13,530円 |
ワン(ONE)の全2モデルを紹介
続いて、オールラウンドモデルのワン(ONE)について紹介します。
ワンはチューブレスイージーとチューブタイプの2つになるので、自転車のホイールに対応したタイプを選んでくださいね。
シュワルベ(SCHWALBE) ワン チューブレスイージー
季節を問わず使用できる優れた走行性能と安全性
プロワンをもとに作られているオールラウンドタイヤで、走行性と安全性を両立しています。
ADDIXコンパウンドを搭載しているため、耐摩耗性が高く冬などのウェットな路面でも安心。1年を通して利用できるため、サイクリングから通勤・通学までマルチに活躍します。
サイズ | 700C |
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カラー | ブラック、クラシック |
重量 | 310〜380g |
タイプ | チューブレスレディ |
参考価格(税込) | 9,460〜9,680円 |
シュワルベ(SCHWALBE) ワン チューブタイプ
耐久性、耐パンク、走破性の3拍子を揃えたモデル
プロワンをベースに作られたチューブタイプのオールラウンドタイヤ。耐摩耗性の高い素材なので雨など天候の影響を受けにくく、季節を問わず利用可能です。
走行性はもちろん、耐パンクベルトも搭載しているため安心して走れます。カラーリングが豊富で、自転車の色と合わせて個性を出せますよ。
サイズ | 20、24インチ、650C、700C |
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カラー | ブラック、ブルーストライプ、レッドストライプ、ホワイトストライプ、クラシック |
重量 | 195〜305g |
タイプ | クリンチャー |
参考価格(税込) | 3,960〜7,590円 |
購入は販売店やオンライン通販で!
プロワンとワンは、販売店やオンライン通販で購入できます。
チューブレスイージーはシーラントを注入する必要があり、初めての方は販売店での購入・取付がおすすめです。販売店では専門スタッフにアドバイスをもらいながら決められるので、安心して選べますよ。
目的に合わせたタイヤにしよう
レースへの参加や休日のサイクリング、通勤・通学など走る目的でタイヤの種類を選んでください。
通勤・通学など移動手段として自転車を使用する場合は、雨天などの路面を走ることも考慮されているオールラウンドモデルのワンがおすすめです。
レース参加やヒルクライムなど本格的に使うときは、プロワンを利用するとパフォーマンスをアップできるでしょう。
性能を十分発揮して走るためにも、目的に合わせたタイヤを選んで自転車を楽しみましょう!
シュワルベのマラソンシリーズについてはこちら。
タイヤ交換については、こちらの記事も参考にしてみてください。