ミニベロのタイヤ、どう選ぶ?406・415サイズの違いやおすすめ製品をご紹介!

ミニベロのタイヤ、どう選ぶ?406・451サイズの違いやおすすめ製品をご紹介!

ミニベロは、タイヤを変えると乗り味や走行性能が大きく変わります。長い距離を走りたい、多少の砂利道も走りたい、乗り心地を良くしたい、そんな要望がある方は、まずタイヤを変えてみることをおすすめします。ミニベロを自分のスタイルにカスタムするにあたって、とくに手軽で効果が高いのがタイヤ交換です。

こちらでは、ミニベロのタイヤの選び方や、おすすめのモデルを規格別に紹介します。

目次

アイキャッチ画像:筆者

自転車のタイヤの選び方

ミニベロのタイヤ

出典:Flickr/yoppy

まずは、タイヤの種類について知っておきましょう。

基本的に、今のタイヤと同じであれば、問題なく取り付けできますが、種類を変える場合は交換できない可能性もあるので、先に今のタイヤのスペックを確認すると安心です。

サイズは「ETRTO規格」で確認しよう

ミニベロのタイヤ側面に記載されたETRTO規格

撮影:筆者

自転車のタイヤは規格が多く、サイズ表記も「インチ」や「mm」が入り乱れています。ロードバイクなら700×25C(mm)、MTBなら27.5×1.95(インチ)、ミニベロの場合は20×1-3/8など、分数表記も少なくありません。

そこで、間違いなくタイヤを選ぶには「ETRTO規格」に注目しましょう。乱立する規格を統一するために生まれた規格で、「タイヤ幅×リムのビードの直径」がmm単位で表記されています。タイヤ側面に記載があるので、まずは自分のタイヤを確認してみましょう。

ちなみに20インチの場合、現在多く流通しているタイヤのリムのビード径は、406と451の2種類に分かれます。この二つには互換性がないので、注意してくださいね。

▼▼406と451の違いは、ここで解説しています▼▼

タイヤの幅を選ぼう

ミニベロのタイヤとハンドル

出典:Flickr/joshua_putnam

タイヤの幅は、走行性能と乗り心地に関わります。長距離を速く走りたいなら、細めのタイヤがおすすめ。転がり抵抗が減るので、スピード維持しやすくなるでしょう。その反面、乗り心地は硬めになります。

乗り心地を良くしたいなら、太めのタイヤを選びましょう。路面からの衝撃を、タイヤが吸収してくれます。また、多少の砂利道でも安心して走れる高い走破性も、太めのタイヤのメリット。

ただし、元々のタイヤより2サイズ以上幅を変えるなら、注意が必要です。リム幅に合わなかったり、ブレーキやフレームと干渉したりする可能性があります。変える前にショップに相談してみましょう。

【おまけ】トレッドパターンも見てみよう

ミニベロのタイヤのドレッドパターン

出典:Flickr/tuchodi

「トレッドパターン」とは、地面に接する部分の溝、切れ込み等の模様のこと。交換による変化は感じにくいですが、迷ったら、走りたい場所に合うパターンで選んでみてもいいでしょう。オンロード中心なら、溝のないスリックタイヤ。砂利道なども走りたいならブロックタイヤがおすすめです。

ちなみに通勤など、雨でも走ることがある場合は、スリックタイヤだとスリップする可能性が高まるので、気をつけましょう。

【406規格】おすすめのミニベロ用タイヤ3選

走行性能、乗り心地、耐久性の3つの視点から、おすすめの406タイヤをご紹介します。

SCHWALBE(シュワルベ) SCHWALBE ONE TUBE TYPE

走行性能重視

走行性能を重視するなら、軽くて細めの、転がりが良いタイヤがおすすめ。本製品は幅28mmで200gと、尖ったサイズ感ではありませんが、バランス良く走りを楽しめるオールラウンドなタイヤです。

ETRTO28-406
サイズ20×1.10
重量200g
価格5,500円(税込)

SCHWALBE(シュワルベ) Kojak(コジャック)(406)

乗り心地重視

乗り心地で定評のあるタイヤ。抵抗の少ないスリックタイヤで、重量も230gと比較的軽いので、転がりやすいでしょう。幅が35mmあるので、空気感たっぷりのマイルドな乗り心地です。

ETRTO35−406
サイズ20×1.35
重量230g
価格6,160円(税込)

SCHWALBE(シュワルベ) MARATHON RACER(マラソンレーサー)

耐久性重視

ツーリング用のタイヤとして誕生した「マラソン」シリーズの中でも、比較的重量が抑えられているのがマラソンレーサー。スムーズな走りと耐パンク性能を両立しています。

ETRTO40−406
サイズ20×1.50
重量355g
価格3,850円(税込)

【451規格】おすすめのミニベロ用タイヤ3選

451は406よりタイヤ径が大きいので、長距離をラクに走ることができるでしょう。そんな451の特性に合うタイヤをご紹介します。

Panaracer(パナレーサー) Minits Lite (ミニッツライト)(451)

451らしい走行性能を活かす、幅23mmのレーシーなスリックタイヤ。重量もわずか165gと、長距離サイクリングや坂道で威力を発揮してくれます。細さに不安がある人は、同シリーズの28mmを選ぶと良いでしょう。

ETRTO23×451
サイズ20×7/8
重量165g
参考価格5,636円(税込)

MAXXIS(マキシス) DTH BMXタイヤ 20x1-3/8(451)

乗り心地重視

BMXレースタイヤとして設計されたタイヤ。アスファルトに強く、漕ぎ出し・転がりもとても軽いので、街乗りにも適しています。37mm幅の恩恵で、段差を超えるときの突き上げがマイルドになるでしょう。推奨空気圧も45〜65PSIと低めなので、柔らかな乗り心地を楽しめそうです。

ETRTO37-451
サイズ20×1-3/8
重量315g
価格5,600円(税込)

Panaracer(パナレーサー) Minits S(ミニッツS)

「Minits  lite」の弟分となる本製品。スポーティーなシルエットながら、サイドまでゴムで覆われているので、耐久性が高くなっています。とにかくパンクしたくない方にもおすすめ。

ETRTO28×451
サイズ20×1-1/8
重量420g(ブラック)、400g(ホワイト)
カラーブラック、ホワイト
参考価格3,132円(税込)

ミニベロのタイヤは、どこで買う?

自転車ショップに並ぶタイヤ

出典:Flickr/Gene Bisbee

費用はかかりますが、交換してくれる自転車ショップに持ち込むのが、最も手軽です。ただ、ミニベロ専門店でない限り、品揃えがあまり多くないこと、取り寄せになってしまうこともありそうです。

自分で交換するなら、ネットショップが何と言っても手軽で、選択肢も豊富。ミニベロはタイヤが減りやすく、乗れば乗るほどタイヤ交換のタイミングも多くなるので、自分で交換できるようになると良いですね!

タイヤ交換は、自分でもできます!

ミニベロのタイヤ交換用グッズ

撮影:筆者

タイヤ交換はそれほど難しい作業ではないので、自分で行うことも可能です。ただコツがあるので、会得するには回数をこなすことが一番。ぜひチャレンジしてみてください!

必要なアイテム

パナレーサーのタイヤレバー

出典:楽天市場

タイヤの取り外し、取り付けにはタイヤレバーが必要です。また、乗った距離にもよりますが、タイヤ交換と一緒にチューブとリムテープも変えておくと、より安心です。

交換手順

軍手でタイヤ交換する様子

撮影:筆者

タイヤを自転車本体から外したら、空気を抜き、両手でグニグニして、ビードが外れやすくしておきます。

次に、リムにタイヤレバーを差し込んで、ビードを持ち上げて行きます。片側が外れたら、チューブを引き出して、もう片方のビードを外しましょう。

新しいタイヤの片側のビードをリムにはめ込んだら、少し空気を入れたチューブをセットし、チューブを噛まないように、もう片方のビードをはめて行きます。

最後、かなり硬くなりますが、「タイヤインストール」を使うと簡単にはめることができますよ。

ビードが全部はまったら、チューブをかんでいないか、タイヤをグニグニして確認しましょう。空気を入れたら完成です!

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タイヤを変えて、新しいミニベロライフを!

ミニベロの後輪

出典:Flickr/MIKI Yoshihito

タイヤを変えると、自転車が変わった??と感じるほどのインパクトが生まれるかもしれません!乗り方や好みの乗り味に合ったタイヤに付け替えて、グレードアップした走りを楽しみましょう!

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