今が替えドキ!チューブレスホイールの選び方・おすすめ製品をご紹介

今が替えドキ!チューブレスホイールの選び方・おすすめ製品をご紹介

ロードバイク初心者こそ知ってほしい!チューブレスホイールのメリットや選び方を紹介します。チューブレス化すると、パンクのリスクを減らせたり、乗り心地も良くなるかもしれませんよ。有名なホイールブランドを中心に、おすすめのチューブレスホイールもピックアップしました。難しいと思われがちな交換方法も、実は手順は簡単なんです!

目次

アイキャッチ画像出典:Flickr/Glory Cycles

チューブレスホイールって、どんなホイール?

チューブレスホイールって、どんなホイール?チューブレスホイールは、チューブレスタイヤ専用のホイールです。

ロードバイクのタイヤ(クリンチャータイヤ)は、内側にチューブを入れて使うことが多いですよね。ですが、チューブレスタイヤは、チューブが必要ありません。

チューブレスホイールは、専用のタイヤを、リムにぴったり密着させ、気密性を高めることで、チューブがなくても空気を維持できます。

そのためには、リムにスポーク穴が開いていません。

チューブレス化するメリットはたくさん!

チューブレス化は、初心者に嬉しいポイントも多いので確認していきましょう。

リム打ちパンクしない

リム打ちパンクしない

段差を乗り越えるときに起こりやすい「リム打ちパンク」は、チューブレスなら心配なし。初心者はもちろん、不意に乗り越えちゃってパンク…なんてことがないのは、中上級者でもありがたいですよね。

空気が一気に抜けない

タイヤ自体が硬く、伸縮性が少ないため、穴が開いても空気が一気には抜けません。ゆっくりと抜けていき、気付いたらパンクしていたという事もあるでしょう。

パンクしても急に空気が抜ける心配もないので、タイヤが潰れてガタガタすることもなく、多少の走行なら耐えられるでしょう。

乗り心地もアップ

クリンチャータイヤと比べると転がり抵抗が少なく、空気圧を低く設定できるので、乗り心地も良くなるでしょう。

空気圧が低めだと、グリップ力が上がるので、路面が濡れているときは滑りにくくなります。

チューブレスホイールの選び方

チューブレス化するなら、まずはホイール選び!ですが、種類が多くて迷ってしまいますよね。

ここからは、愛車に合ったチューブレスホイールを見つける方法を紹介します。

タイヤサイズに合ったリム幅

タイヤサイズに合ったリム幅

まずは、タイヤサイズに合うリム幅を選びましょう。リム幅が変わると、タイヤを装着したときの「実際のタイヤの幅」も変わります。

基本は、タイヤ幅(C)÷リム内幅(mm)の数値が1.4〜2.4の範囲内が適性とされます。例えば700×25Cなら、リム幅15mm~17mmがいいですね。

ちなみにリムの中でも、内側の幅が15mmまでを「ナローリム」、17mm以上を「ワイドリム」と呼ぶことが多いですよ。

ブレーキの種類、合ってる?

自転車のブレーキは「ディスクブレーキ」、「リムブレーキ」の2種類。ホイールも、ブレーキのタイプに合わせて選ぶ必要があります。

違うブレーキの仕様では取り付けできないので、確認してみてくださいね。

やっぱり「軽さ」は重視したい

基本的には、車体が軽いほど、こぎ出しや坂道もラクです。

ホイールは車体の重さを大きく左右するため、軽いに越したことありません。せっかくホイールを変えるなら、軽量化の恩恵を受けて、より快適に走りたいですね。

「リムハイト」もいろいろ

「リムハイト」もいろいろ

出典:楽天市場

リムの高さ「リムハイト」は、走行性能と関係があります。リムハイトが高い「ディープホイール」は、スポークが短い分、空気抵抗が少なくなり、効率よく走れるでしょう。ホイール自体の剛性も高くなるので、ペダルを回しやすく、スピードを維持しやすくなります。

ただし、その効果は、プロのように速く走り続けないと感じづらいことも。性能もそうですが、見た目のかっこよさで、ディープホイールを選んでみる人もいますよ。

 

おすすめのチューブレスホイール5選

数あるチューブレスホイールの中でも、おすすめの製品をピックアップしてみました。どの製品も定番ブランドから選んでいるので、初めてのチューブレス化にぜひお試しあれ。

SHIMANO(シマノ) WH-RS500 前後セットホイールセット

日本が誇る、最大手の自転車パーツメーカー。ロードバイクのコンポーネントでも、おなじみですね。


ホイールも、初心者向けからハイエンドモデルまで、幅広くラインナップされていますよ。取り扱いショップも多く、製品選びの相談にも乗ってもらいやすいかもしれません。こちらでは、比較的お手頃価格のモデルを選んでみました。

素材アルミ
重さペア1649g
リムハイト24mm
リム幅20.8mm
対応タイヤチューブレス/クリンチャー
ブレーキの種類リムブレーキ

▼▼▼シマノのホイールの詳細はこちら▼▼▼


MAVIC(マビック) キシリウム プロ UST 前後ホイールセット

ホイール製品を中心に取り扱う、フランスの老舗自転車パーツメーカー。ホイール生産のプロとも言えるマビックの「UST チューブレス」は、高い走行性能を発揮しながらも、メンテナンス時のタイヤの脱着しにくさをカバーしています。


こちらはブランドカラーの黄色が差し色になった、リムブレーキ用ホイール。ホイールと相性のいいタイヤも取り扱っているので、セットで合わせるといいでしょう。

素材マクスタル(MAVIC専用アルミ合金)
重さペア1410g
リムハイトフロント22mm/リア25mm
リム幅17mm
対応タイヤUSTチューブレス/クリンチャー
ブレーキの種類リムブレーキ

▼▼▼マビックのホイールの詳細はこちら▼▼▼


Campagnolo(カンパニョーロ) BORA WTO 45 DB 2-WAY FIT 前後ホイールセット

1933年創業の、イタリア大手老舗ホイールメーカー。コンポーネントでは、シマノとシェアを競うメーカーです。


45 DB 2-WAY FITは、エアロホイールで人気のBORA WTOシリーズの中でも、ディスクブレーキ対応のモデルです。

素材 カーボン
重さペア1520g
リムハイト45mm
リム幅19mm
対応タイヤチューブレス/クリンチャー
ブレーキの種類ディスクブレーキ

ZIPP(ジップ) 303 Firecrest Tubeless Disc 前後ホイールセット

空力重視のカーボンホイールを製造する、アメリカのホイールメーカー。トライアスロンやロードレースなどのプロレーサーからも、絶大な支持を集めています。


「ZIPP」と大きくロゴが入ったホイールは、インパクトがありますね。

素材カーボン
重さペア1352g
リムハイト40mm
リム幅5mmフレックス
対応タイヤチューブレス/チューブレスレディ
ブレーキの種類ディスクブレーキ

FULCRUM(フルクラム) RACING ZERO COMPETIZIONE 2WAY 前後ホイールセット

2004年に、航空宇宙工学のエンジニアによって設立されたイタリアのホイールメーカー。カンパニョーロの伝統と技術を受け継ぐ姉妹ブランドです。


赤いスポークのRACING ZEROシリーズは、バイクのアクセントにもなるでしょう。

素材アルミ
重さペア1475g
リムハイトフロント27mm/リア30mm
リム幅22.5mm
対応タイヤチューブレス/クリンチャー
ブレーキの種類リムブレーキ

▼▼▼フルクラムのホイールの詳細はこちら▼▼▼

チューブレスは、タイヤ交換が大変?!

チューブレスは、タイヤ交換が大変?!

出典:Flickr/MollySVH

チューブレス化は、タイヤ交換が大変なイメージもあるかもしれません。ですが、実際の手順は、クリンチャータイヤとぼぼ同じ。違いは、タイヤの装着のしにくさです。

チューブレスタイヤは、タイヤ自体が硬いため、リムにはめにくく、ビードも上がりづらくなっています。工具や、ビードを上げやすくする溶剤を塗布して対応できますが、上手くいかないと、時間がかかってしまうこともあるでしょう。

最初は苦戦するかもしれませんが、慣れれば手順は単純なので、チャレンジしてみてくださいね。

「チューブレスレディホイール」も、いいですよ

「チューブレスレディホイール」も、いいですよ

出典:楽天市場

初心者には、チューブレスレディもおすすめ。チューブレスレディも、チューブレスと同じく、チューブは不要ですが、さらに「シーラント」という液体を入れ、空気維持をするタイヤの仕組みです。

シーラントは、タイヤに開いた穴を塞ぐ効果があり、パンクしても、空気が抜けにくいんですよ。チューブレスレディを選ぶのも手ですね。

シーラントやリムテープは別途必要

シーラントやリムテープは別途必要

出典:楽天市場

チューブレスレディ化には、専用のホイール、タイヤ、バルブ、シーラント、リムテープを用意します。リムテープはリム幅にあわせて選びましょう。

シーラントは、定期的に交換や継ぎ足す必要があるので、難しい場合は、対応してくれる自転車ショップを利用してみてくださいね。

ロードバイクを、チューブレス化しよう!

初心者のパンクの原因No.1とも言われる「リム打ちパンク」は、チューブレスホイールを導入することで、対策できます。乗り心地も良く感じるかもしれないので、ぜひ試してみてくださいね。

愛車のチューブレス化で、トラブルの少ない、快適なサイクリングを楽しみましょう!