サイクルグローブおすすめ16選。季節ごとの選び方も

ロードバイクやクロスバイクに乗る時の、おすすめのサイクルグローブをご紹介します。自転車に乗る時の、衝撃吸収、防寒対策、ケガの防止など様々なメリットがあるサイクルグローブ。サイクルグローブの選び方や厳選ブランドまで、サイクルグローブ選びの参考にしてください。

目次

アイキャッチ画像:編集部

サイクルグローブをつけるメリット

サイクリンググローブ2種類

撮影:筆者

サイクルグローブは、サイクリング用に設計されたグローブです。ファッション要素も大事ですが、まずは機能面でどんなメリットがあるか見ていきましょう!

①衝撃を吸収して、疲れと痛みを軽減できる

手のひらに伝わる衝撃を減らすことができます。ハンドルを握っていると手のひら部分が圧迫されてきます。しかし、クッション性が高いパッド入りのグローブなら、圧迫を緩和できて疲れや痛みが少なくなります。

②転倒時のケガ防止に役立つ

転倒する際には、とっさに手を地面に付いてしまうことが多いです。もし素手だと打撲や擦過傷がひどくついてしまいます。しかしサイクルグローブを着けていれば、万が一の転倒から手を守る役割を果たしてくれます。

③滑りにくくハンドルをしっかり握れる

汗でハンドルが滑りやすくなると、ハンドルから手が外れてしまい事故の原因になります。手のひら部分に滑り止め加工のあるグローブなら、グリップ力が増え、ハンドルをしっかり握れるようになります。

④指先の冷えや寒さ対策ができる

寒い冬に走ると、指先が冷えていき、寒さを感じやすくなります。手がかじかんでしまうと、力が入りにくく、ハンドル操作が鈍くなってしまいます。保温性が高いサイクルグローブなら、冷えを防げて、冬でも快適に走ることができます。

季節に合わせて、2種類を持っておこう

サイクルグローブは、「ハーフフィンガー」と「フルフィンガー」の2つのタイプがあります。

ハーフフィンガー

ハーフフィンガー
撮影:筆者

ハーフフィンガーは、指の先が出ているタイプのサイクルグローブです。「指切りグローブ」とも呼ばれます。

主に春〜秋向けで、蒸れを防ぐ通気性に優れるモデルが多いことが特徴です。指が出ているのでグローブを外さなくても、スムーズにスマホ操作もできます。

フルフィンガー

フルフィンガー
撮影:筆者

フルフィンガーは、指先まで生地があるタイプのサイクルグローブです。

夏でも使える薄手モデルもあれば、冬向けの厚手モデルまで幅広く展開されています。フルフィンガーは、指や手の動きが制限されやすいので、選ぶ際には装着感が重要になります。

サイクルグローブの選び方

サイクルグローブ ハンドル

それでは、サイクルグローブの基本的な選び方をみていきましょう。

自分に合うサイズ

サイズ表

グローブのサイズは、「手囲」を照らし合わせて確認しましょう。上記イラストの部分を、ぐるりと手のまわりを一周した長さのことを指します。

同じサイズ表記でも、各ブランドによってサイズが異なりますが、まずが手囲いを参考にして選びましょう。

動かしやすさ

グローブをつけると、手首や指先の動きが制限されることがあります。

手首の可動域が狭くならないように、手首にベルクロが当たらないタイプを選ぶといいでしょう。またフルフィンガーでは、あまりに厚手生地だと指先が動かしにくいことがあります。実際に試着して、感覚をつかんでみるのをおすすめします。

クッション性

衝撃を吸収するクッション性は特に大切なポイントです。

もし手が痛くなるなら、痛みの程度や、手のひらのどこが痛くなるかを確認しておきましょう。自分の痛みの合わせて、パッド厚さやパッド配置を確認しましょう。

表面に滑りにくい素材が使われているか

滑り止め加工があるサイクルグローブなら、グリップ力も安心です。グローブの表面に、シリコンやマイクロファイバーなど様々な滑り止めの素材が使われています。

洗いやすいか

汗まみれのグローブをそのまま放置していると、臭いや劣化の原因になります。レザーやスウェードのような水洗いできないものより、洗濯機で洗えるものだと、メンテナンスが楽ですよ。

チェックしておこう!定番ブランド

サイクルグローブは主に、スポーツバイクメーカーや、ウェアブランドが作っています。バイクと同じメーカーで揃えてもいいし、お気に入りのブランドから選ぶのもいいですよね。

【定番ブランド】

●GIRO(ジロ)

●KAPELMUUR(カペルミュール)

●PEARL IZUMI(パールイズミ)

●rin project(リンプロジェクト)

●SHIMANO(シマノ)

●cinelli(チネリ)

●SPECIALIZED(スペシャライズド)

●OGK KABUTO(オージーケーカブト)

●Mont-bell(モンベル)

などなど

【春夏版】サイクルグローブのおすすめ9選

まずは、春夏に着用するのにおすすめのグローブをご紹介しましょう。涼しい指切りグローブから、日焼け防止のフルフィンガーまでピックアップしました。

GIRO BRAVO GEL グローブ

ヘルメットやシューズでも有名なアメリカのサイクルブランド「GIRO」。シンプルなデザインで、魅力的なアイテムが多くラインナップされているメーカーです。こちらは軽くて万能な、GIRO定番の指切りグローブ。

カラー5色
サイズS、M、L
パットゲルパット

KAPELMUUR サイクルグローブ エンデュランス

「街に溶け込むカジュアルデザインのサイクルウエアブランド」がコンセプトのカペルミュール。操作しやすい指切りタイプですが、手首まで覆われているデザイン。ロゴのラパープリントがポイント。

カラーブラック×シャインイエロー
サイズXXS、XS、S、M、L
素材甲:ポリエステル・掌:合成皮革
仕様パッド付き、ロゴラバープリント

PEARL IZUMI UV フルフィンガー グローブ

国内の老舗サイクルアパレルブランドの「パールイズミ」。ロードバイカーに人気のブランドです。このモデルは薄手のフルフィンガータイプで、手首までしっかりと覆い、日焼け対策もばっちりです。

カラー3色
サイズS、M、L、XL
仕様滑り止めシリコン加工、親指に汗拭き用マイクロフリース付き、手の平のパッド厚 2層構造

rin project モザイクグローブ No.8042

自転車と旅をテーマにしてサイクルアイテムを作る「rin project(リンプロジェクト)」。カモフラ柄のデザインは、カジュアルな服装とも相性抜群。通気性良く、大量に汗をかくシーズンにぴったり。

カラーベージュ、ネイビー、ブラック
サイズS、M、L
素材甲:ポリウレタン53%、ナイロン47% ・掌:ナイロン60%、ポリウレタン40%

SHIMANO グローブ CW-GLBS-TS31M

日本の代表的な自転車総合ブランド「シマノ」。サイクルグローブも数多くのモデルがラインナップされており、安心のシマノブランドの製品と言えるでしょう。こちらは、着脱が楽なベルト仕様。

カラーレッド、ブルー、ホワイト、ブラック
サイズS、M、L、XL
パッドGEL+EVA パッド

cinelli GIRO DND ZYDECO GLOVES

おしゃれなスポーツバイクやアパレルを販売する「cinelli」のサイクルグローブ。斬新なデザインで、ファッションアイテムとしても注目したいサイクルグローブです。

サイズS、M、L、XL

SPECIALIZED BODY GEOMETRY GRAIL GLOVE LONG FINGER

ロードバイクやMTBなど、世界的なスポーツバイクブランドの「SPECIALIZED」。自転車本体のスポーツレース界の実績もさることながら、デザイン性の高いアパレルアイテムにも多くのファンがいます。

カラー4色
サイズS、M、L、XL
パッドBody Geometry Equalizer™ パッド
仕様スマートフォンのタッチスクリーンに対応

Liv(リブ)/LIV SUPREME LF GLOVE

Liv(リブ)/LIV SUPREME LF GLOVE

出典:Liv

自転車メーカーGIANTの女性専用ブランド「Liv」。どれも女性の体型にあわせて作られたアイテムばかり。Livのグローブは、手の小さい女性にも合うサイズ感が特徴です。

 カラー・ブラック
・ミルキーウェイ
・オーシャンウェーブ
 サイズ S、M、L
 素材 Trans Textura

Liv公式サイトはこちら


WORKMEN(ワークマン)/COOL CUT GLOVE

COOL CUT GLOVE

出典:WORKMEN

作業服で有名な「WORKMEN」には、安くて機能的なグローブが多数ラインナップ。もっともスタンダードなハーフフィンガーグローブは、普段使いもOK。

 カラー・ブルー
・パープル
・ネイビー
 サイズ M、L、LL
 素材 ポリエステル・ポリウレタン

WORKMEN公式オンラインショップはこちら

【秋冬版】サイクルグローブのおすすめ8選

防寒対策としてグローブは必須アイテムです。指先が冷えて痛くならないよう、デザインだけでなく、機能性も重視して選びましょう。

GIRO PROOF グローブ

GIRO史上、もっとも暖かい冬用グローブ。冷たい雨や、真冬の寒さに耐えうる防風・防水素材を使用。マイクロフリースの裏地により、保温性もばっちり。極寒の中でも走り続けるライダーにおすすめです。

カラーブラック
サイズS、M、L
パッドEVA GELパッド
推奨適応気温-4~2度

PEARL IZUMI ウィンドブレーク サーモ グローブ

どんどん冷えてくる指先は、中綿入りの二重構造でカバー。「ウィンドブレーク®」素材の優れた透湿機能により、ムレや汗冷えも軽減します。防寒性と快適性を兼ね備えた冬用グローブ。

カラーブラック
サイズS、M、L、XL
仕様中綿入りの二重構造
推奨適応気温0度

PEARL IZUMI インナーグローブ

冬用グローブの下へ重ねて着用するインナーグローブは、指先が冷えて辛い人におすすめです。重ねることで、保温力がアップ。サドルバッグに入れておけば、寒くなった時いつでも調節できて便利。

カラーブラック
サイズフリー
対応手囲19-24cm
仕様吸湿、発熱が持続する素材ヒートテックセンサー®使用

SHIMANO ウインドコントロールグローブ

シマノの秋用グローブ。気温10~15度の肌寒くなってきた季節に最適。自転車をコントロールしやすい、ぴったりフィットしたデザイン。手の甲には、暗くなっても目立つ反射材つき。

カラーブラック
サイズS、M、L、XL
仕様タッチスクリーン対応
推奨適応気温10~15度

OGK KABUTO SFG-2

ヘルメットブランド「OGK KABUTO」の秋用グローブ。防風素材と、内側にはフリース生地を使用。ヘルメットとお揃いで着用すれば、統一感のあるコーディーネートになりますよ。

カラー4色
サイズS、M、L、XL ※ブラックのみXS、XXLもあり
推奨適応気温8~13度

mont-bell(モンベル)/クリマバリア サイクルグローブ

mont-bell(モンベル)/クリマバリア サイクルグローブ

出典:momt-bell

アウトドア総合ブランドの「mont-bell」はサイクルウェアも多く販売しています。こちらのグローブは、手のひらにやぎ革を使用することで、グリップ力と耐久性がアップ。

 カラー・アイボリー
・ブラック
 サイズ XS、S、M、L、XL
 素材 ポリエステル100%

momt-bell公式オンラインショップはこちら


GIRO WOMEN'S CASCADE グローブ

小柄で細身な女性向けに作られた、GIROの女性用ウィンターグローブ。グローブをしたままスマホ操作も可能。スッキリとしたシルエットで、ハンドルが握りやすいのもポイントです。

カラーブラック
サイズS、M、L
パッドなし
推奨適応気温2~7度

季節によって最適なグローブは変わる

季節別でも選び方があります。基本の選び方にプラスして、季節ごとのグローブ選びを確認しましょう。

夏用グローブの選び方

ロードバイク 山

夏は、紫外線や汗が気になります。そのため、

  • ・吸汗速乾性はあるか
  • ・UVカット加工されているか

の2つがポイントです。通気性が良いのはハーフフィンガーですが、日焼け対策をしたいのであれば、生地が薄いフルフィンガータイプがおすすめです。

冬用グローブの選び方

男性 サイクリング

冬のグローブ選びのポイントは以下の3つです。

  • ・保温性に優れているか
  • ・防風防水はされているか
  • ・スマホのタッチパネル対応か

寒い冬には、何よりも保温性が大切です。また、自転車でもっとも冷えるのは、下り道や突然の雨などです。風を直に感じないための防風加工や、雨を弾く防水加工されているかも重要視した方が良いでしょう。

シチュエーションに合わせて、使い分けよう

サイクリング 紅葉

春や秋など、昼間は暖かくても、夕方から夜になると寒くなる季節は、ハーフフィンガーとフルフィンガー、2種類の準備がおすすめです。

例えばヒルクライムのような、往路が登りで復路が下りだと、昼間の登りは気温も高く、体力も使うので暑くなります。ですが、帰りの下り坂は、気温も低くなり、風と寒さがきつい場合があります。

下り坂はブレーキをきちんとかけないと危ない為、手がかじかまない準備が必要です。このような時は、2種のサイクルグローブを用意して使いわけましょう。

自転車に乗るならサイクルグローブを

自転車を楽しむには、ハンドル操作の手の感覚がとても大切です。夏には汗や日差し、冬には寒さから手を守ってくれるサイクルグローブ。

季節に合わせて最適なものを選ぶことで、より快適な走りを楽しめるでしょう。