ビブショーツはロードバイクのためのサイクルパンツ
ビブショーツはサイクルパンツの1種。ロードバイクのためのボトムウェアと言っても良いでしょう。ビブショーツは、とにかく快適で機能的。ちょっと気になるビブショーツの特徴やおすすめモデルをご紹介しましょう。
ビブショーツはショルダー(肩ひも)とパッドの付いたショートパンツ
ビブショーツとはどんなサイクルパンツなのか、まとめてみました。
②ピッタリと体にフィットする
③肩(ショルダー)から吊るタイプ
④ショーツ(短パン)
画像でみると、すぐにわかりますよね。
ほかにも普通の短パンとくらべて、ポケットやウェスト調整用のベルト、チャックがないなどの違いがあります。
プロのロードレーサーも履いているビブショーツ
ビブショーツは、プロのロードレーサーも履いている、いわばロードバイクのユニフォームともいえるでしょう。もちろん、プロや上級者だけのものではなく、機能的で快適なビブショーツは初心者の方のライドにもバッチリですよ。
ビブショーツとレーパンって違うの?
レーパン(レーサーパンツ)は、①お尻の部分にパッドが入っていて、②ピッタリと体にフィットする、パンツのこと。ビブショーツはこれに③肩から吊るタイプの、④ショーツということなので、レーパンの1種ということになります。
ビブショーツを含めたレーパンは、パッドがついてるので、おしりに優しいのが最大の特徴。特にロードバイク初心者はおしりに荷重がかかりやすく、痛くなりやすいので、パッドの付いたレーパンがおすすめです。
レーパンの種類
レーパンにはビブショーツの他にもいくつかタイプがあります。
ビブショーツのロングバージョンのビブタイツは、裾が足首まである冬用のビブで、防風性や保温性が高いので脚を冷やしにくいのが特徴。
またビブが無くウェストのゴムで支えるタイプとして、膝上丈のショーツや、足首まであるタイツなどがあります。
レーパンについてはこちら
ビブショーツのいいところ
ビブショーツは、パンツタイプのショーツと比べるとショルダーの有無の違いがありますが、使ううえでどんなメリットがあるのか確認していきましょう。
ショルダーで吊っているのでおなかが楽
ロードバイクは前傾姿勢なので、おなかが苦しくなりがち。パンツタイプのショーツだと、ウェストをゴムで押さえることになるので、余計に苦しそうですよね。ショルダーで吊っているビブショーツなら、おなかに余裕があるのでラクちんなんです。
おなかや背中が見えにくい
パンツタイプのショーツの場合、ライド中は背中が、バイクを降りて立っているときはおなかがチラ見えすることも。ビブショーツならショルダーで吊っているぶん股上が深いので、おなかや背中が見えにくいのがいいところです。また背中まで覆われているタイプなら、防風性や保温性も高いので、少し涼しい季節のライドにいいでしょう。
ビブショーツの惜しいところ
イイことずくめのビブショーツですが、ちょっと残念なところもあります。
トイレはちょっと面倒
ビブショーツを履くときはショルダーをかけて、その上からトップス(ジャージ)を着ています。つまりトイレに行くときは、いったんジャージを脱いでショルダーを外さないと下ろせないんです。狭い個室でジャージを脱いだり着たりするのはちょっと面倒ですよね。
サイズ選びが難しい
パンツタイプのショーツは、ほぼウェストのサイズだけで選ぶことができますが、ビブショーツはショルダーの長さや形状もフィット感に影響してきます。初めてビブショーツを購入するときは、サイズ選びが難しいとも言えるでしょう。
ビブショーツの選び方
ビブショーツを選ぶときは、サイズはもちろん、いくつか気を付けたいポイントがあります。
サイズとフィット感
一番重要なポイントは、初めてのビブショーツならできればお店で試着して確認したいところです。とくに海外ブランドと日本ブランドだと、同じサイズ表記でもかなり大きさが違うことも。
②ショルダー(ビブ)の引っ張り具合も確認
③しゃがんでみたり、ライディングの前傾姿勢をとってみて、フィット感をみる
④裾の滑り止め加工も違和感がないかチェック
何着か試して自分に合うサイズ感やタイプが分かれば、試着なしでも選べるようになりますよ。
おしりのパッドもいろいろある
おしりのパッドにもいろいろなタイプがあります。こればかりはライドしてみないとフィットしているか分かりません。初心者の方は厚め、柔らかめのパッドが付いたモデルを。ゴリゴリのレーサーモデルは、パッドが薄いことが多いので避けたほうが良いかもしれませんね。
ビブショーツおすすめ5選
それではおすすめのビブショーツを5ブランドからご紹介しましょう。
アソス(ASSOS) Mille GT C2 BIB SHORTS
初めてのASSOSショーツの決定版
ASSOS(アソス)はスイスのプレミアムサイクルウェアブランド。一度使うと手放せなくなる究極のフィット感と快適性を誇ります。
Mille GT C2 BIB SHORTSは、アソスのエントリーモデルで、厚めの11mm MILLE GT C2ロングライドパッドが、長時間・長距離のトレーニングやライドによる不快感やストレスを軽減します。またX字の特徴的なビブがサスペンションのように伸縮を吸収。左右に動く体にしっかりと追随してパットをしっかりとお尻に固定します。
お高めの価格ですが、おしりの痛みに悩まされているなら、ぜひアソスのビブショーツを試してみてください。
カラー | ブラック |
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サイズ | XS/S/M/L/XL/XLG |
参考価格 | 26,950円 |
Pearl IZUMI(パールイズミ) コールドシェイド ビブパンツ T220-3DR
3層構造のクッション圧でオールラウンドに活躍するパッド「3D-アール」を採用
1950年、日本で生まれたサイクルウェアブランド「Pearl IZUMI(パールイズミ)」。日本の気候や日本人の体型・気質などを踏まえて設計されており、サイズやフィット感が日本人にマッチしやすいのが特徴です。
T220-3DR コールドシェイド ビブパンツは、UPF50+のUVカット機能を持ち、太陽光を遮蔽して衣服内温度の上昇を抑える「コールドシェイド」を採用。3層構造のクッション圧でオールラウンドに活躍するパッド「3D-アール」を装備し、裾には柔らかくフィットしてずり上がりにくいラッセルテープを採用した定番パンツです。
カラー | ブラック |
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サイズ | S /M/L/XL/3L |
参考価格 | 14,300円 |
SHIMANO(シマノ) KODAMA ビブショーツ
毎日のライドで活躍する軽量で快適なビブショーツ
コンポメーカとして有名なSHIMANO(シマノ)は、サイクリングアパレルも展開しています。
やわらかな再生素材のトップレイヤーに、体に合わせて動くプログレッシブ4wayストレッチパッドを組み合わせたイタリア製のGITAパッドで、長時間のライドを快適にサポート。伸縮回復性に優れたコンプレッションファブリックが脚の筋肉をしっかりとサポートし、伸縮性のあるソフトなグリッパーバンドが裾のずり上がりを防止します。UPF50+で日焼け対策もバッチリ。
カラー | ブラック |
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サイズ | S/M/L/XL/2XL/3XL/4XL |
参考価格 | 8,800円 |
KapelMuur(カペルミュール) リオン・ド・カペルミュール ビブショーツ アドバンス
カペルミュールのハイエンドレーシングブランド、リオン・ド・カペルミュールのミドルレンジモデル
オーダージャージのWAVE ONEが展開するカジュアルデザインのサイクルウエアブランドがKapelMuur(カペルミュール)。さらにハイエンドのレーシングブランドとしてLion de KapelMuur(リオン・ド・カペルミュール)が生まれました。
アドバンスは、ハイスペックながら価格を抑えたミドルレンジモデル。伸縮性の高いメッシュテープをショルダー前部に採用し肌ストレスを軽減してくれるほか、裾カットオフで縫製による締め付けを軽減し肌あたりが滑らかなビブショーツです。
カラー | ブラック/ネイビー |
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サイズ | S/M/L/XL |
参考価格 | 12,100円 |
Santic(サンティック) K150 Women's Bib Shorts サイドポケット付
初めての方にぴったりのコスパ抜群ビブショーツ
Santic(サンティック)は、ツールを戦うプロチームもサポートしている中国ブランド。高品質でありながらコスパ抜群で人気があります。
K150 Women's Bib Shortsは、ビブショーツとしては珍しいサイドポケットの付いたモデルです。穴あきフォームで作られた高密度パッドや、しっかりとフィットする伸縮性のショルダーストラップ、グリップ力を高める伸縮性の高いレッグバンドなど機能性も十分。お求めやすい価格で、初めてのビブショーツにピッタリです。
カラー | ブラック |
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サイズ | S/M/L/XL/XXL |
参考価格 | 6,000円 |
ビブショーツで快適な走りを!
ロードバイクで快適なライドを楽しむための機能がいっぱいのビブショーツ。ビブショーツだけの格好を見ると「えっ!?」と感じるかもしれませんが、上のジャージとあわせれば、まさにロードバイクの正装と言えるでしょう。
ビブショーツでカッコよく快適にロードバイクを楽しもう。