ロードバイクなら、なにを履いて行く?
ロードバイクで気持ちよく走っていたのに……。しばらくすると、「お尻がいたーい!」そんな痛みを軽減してくれるのが「レーパン」。おしりの部分に、パッドが入ったパンツのことで、「レーサーパンツ」の略です。こちらでは、ロングライドでも活躍する、レーパンについて紹介します。
レーパンって、必要ですか?!
ところで、レーパンのピタッとした見た目が「どうしてもダメ!」と、思う人もいますよね。かく言うわたくしも、当初は「ムリ!」と思っていました。でも一度履いてみると、その快適さに感動してしまったのです。
絶対に必要!とまでは言いませんが、「おしりがいたーい」と思うなら、試してみる価値があるはずです。
ボディラインがはっきりでる問題を、解決する対策も
レーパンと言えば、女性はボディラインがでること、男性だと、いわゆるモッコリが気になる人もいるでしょう。そんなときは、パッドつきのインナーパンツを履いて、その上から好きなサイクルパンツを履くのもあり。
また女性なら、レーパンの上から巻き付ける、「サイクルスカート」なんていうものもあります。
履いたら手放せない!レーパンのいいところ3つ
ロングライドなどに強い味方のレーパン。どんな特徴や機能があるかを、紹介していきましょう。
クッション性
まずはクッション性。ロードバイクはママチャリ(シティサイクル)と比べ、サドルが細くて硬く、特に初心者のうちは、どうしてもお尻が痛くなるもの。
レーパンを履いていれば、パッドがクッションの役割をしてくれます。特にパッドの厚みがあるほど、長時間でも痛くなりにくいので、まずは厚みからチェックしてみてもいいですね。
空気抵抗も軽減
レーパンにフィット感があるのは、空気抵抗を減らすため。裾などがバタつかず、風がある日も走りやすいですよ。
季節に合った種類も豊富
多くのレーパンは、春夏用、冬用などが表記されています。季節に合った製品を選ぶようにしましょう。
春夏用は通気性、速乾性がよく、汗をかいてもベタっと張り付きません。冬用は、保温性と防風性に優れた製品が多く、冷えから守ってくれます。
レーパンの種類は、大きく5種類
レーパンには大きく5種類あります。どんなタイプがあるかご紹介していきましょう。
ビブショーツ
肩にヒモをかけて履くタイプです。おなか周りを締め付けずにフィットしますよ。前傾姿勢をとっても、背中が出ません。
速く走りたい人、レースに挑戦したい人におすすめです。
ショーツ(ハーフパンツ)
膝上までの長さで、ウエストで履くタイプのレーパン。前述のビブショーツは、脱ぎ着が少し大変ですが、ショーツなら、パンツと同じように使えます。トイレも行きやすく、レーパン初心者にもおすすめ。
脚の日焼けが気になるなら、膝下くらいまである、ミドル丈の「ニッカー」もチェックしましょう。
ビブタイツ
ビブショーツのロングバージョン。ビブショーツのようにフィット感があり、おなか周りの冷え対策にもなります。冬用は裏起毛や防風素材で暖かく、夏用は通気性や速乾性が良い製品が多いですよ。
日焼けが気になる人は、UVカット加工があるか見ておくといいですね。
タイツ(ロングパンツ)
タイツは、ショーツのロングバージョン。冬用は暖かく、夏用はムレを防いで涼しく走れる機能があるでしょう。ショーツのように脱ぎ着しやすいのも、嬉しいですね。
インナーパンツ
インナーパンツは、上からボトムスなどを履いて使います。パッドは形が浮き出ないよう、薄めにつくられていることが多いです。
街中など、カジュアルなスタイルで走りたいときに、あわせやすいタイプですね。
それでは、レーパンのおすすめ定番ブランドやおすすめ製品をご紹介していきます!
パールイズミ(Pearl Izumi)
「パールイズミ」は、自転車用ウェア専門の老舗ブランド。メンズ、レディースとも、ラインナップが充実していますよ。
パールイズミ 220-3DR コールド シェイド パンツ
UVカット機能つきの夏用ショーツ。内側が熱くなりにくい「コールドシェイド」で、日差しの強い日にもおすすめです。
カラー | ブラック、レッド、ホワイト |
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サイズ | S、M、L、XL |
パールイズミ T6000-3DR ウィンドブレーク ビブ タイツ
気温5度まで対応する、冬用ビブタイツ。ビブ部分はファスナーで開閉できるので、脱ぐ手間も少ないです。前面には防風性の高い「ウィンドブレーク」、全身裏起毛素材で、肌寒い時期も暖かく出かけられるでしょう。
カラー | ブラック |
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サイズ | S、M、L、XL、3L |
パールイズミ レディース 3D メッシュ インナーパンツ
春夏を中心に履ける、女性用インナーパンツ。ムレにくく、通気性の高いメッシュ素材でできています。抗菌防臭加工つき。
シマノ(Shimano)
コンポーネントなどの自転車パーツで知られる「シマノ」。シンプルなデザインのアパレルを、多くラインナップしています。
シマノ ブレイカウェイ ビブショーツ
春夏用のビブショーツです。上半身はメッシュで、パッドの通気性もよくなっています。暗がりで目立つリフレクターつき。
カラー | ネイビー/チャコール |
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サイズ | S,、M、L、XL |
シマノ ウインタータイツ
裏起毛で、寒い時期におすすめのタイツ。足首はジッパーで開閉できるので、着脱も簡単。
カラー | ブラック |
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サイズ | S 、M、 L、 XL |
ルコックスポティフ(le coq sportif)
フランスの老舗スポーツウェアブランド。サイクルウェアはカジュアルなデザインが多いですよ。
ルコック Entry Short Pants
レーパンを初めて履く人におすすめの、春夏向けショーツ。生地は吸水速乾性があり、UPF50と、UVカット機能も期待できるでしょう。
カラー | ネイビー、ブラック |
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サイズ | M、L、O |
ルコック レディース ショートパンツ
女性用の春夏用ショーツです。カラーはブラックとネイビーの2種類。UVカット機能もついていますよ。
カラー | ブラック、ネイビー |
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サイズ | M、L、O |
サンティック
レーパンを初めて履く人にもおすすめのブランド。比較的お手頃価格で、各種ラインナップも豊富ですよ。
サンティック レディース サイクルパンツ
女性用の春夏向けショーツです。パッドは抗菌加工が施されていて、ムレないよう、通気口があいています。吸水速乾性に優れた生地で、ベタつかず、汗による冷えを防いでくれるでしょう。
カラー | ブラック、ブラック2、ブルー、レッド |
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サイズ | S、M、L、XL |
サンティック レディース サイクルインナーパンツ
こちらは、女性用の通年で使えるインナーパンツです。生地は「クールマックス」素材で、通気性が良く、いつもサラサラな肌触り。
カラー | ピンク |
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サイズ | S、M、L |
アソス(ASSOS)
スイスの自転車ウェアブランドとして、世界的に知られる「アソス」。特にビブショーツは、プロにも愛用される人気のアイテムです。
アソス MILLE GT BIB SHORTS
ロングライドにもおすすめのビブショーツ。裾の「グリップバー」は適度な圧迫感で、走行中のショーツのズレを防いでくれます。肩への負担を軽減する「Y7フレームデザイン」、おなかの圧迫感を減らす「zeroWaist」機能など、快適に走るためのデザインは、アソスならでは。
カラー | ブラック、ブルー |
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サイズ | XS、S、M、L、XL、XLG、TIR |
アソス hK.laalaLaiknickers_S7 Lady Knickers
肌寒い時期にぴったりの、少し裾が短い女性用タイツ。パッドは3層の「ASSOSワッフル」になっていて、通気性に優れています。スリムなシルエットですが、脚は締めつけすぎない仕様です。
カラー | ブラック |
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サイズ | S、M、L、XL |
レーパンは、下着ナシが基本?
レーパンは、パッドをおしりに密着させる前提で設計されているので、下着ナシで履くのが基本です。下着を履くと、パッドの上で下着の布地が滑って摩擦が生まれ、股ズレを起こしてしまうことも。
下着を履いても良いのですが、もしおしりが痛くなってしまうようなら、下着を着けずにレーパンを履てみてくださいね。
どうしても直ばきがイヤなら、インナーパンツ×サイクルパンツの組み合わせも試してみよう。
レーパンで、快適な走りを手に入れよう!
ロードバイクに乗るための機能がいっぱいのレーパン。最初は見た目にちょっと抵抗があるかもしれませんが、一度試してみてください。ロードバイクがより快適になること間違いなしですよ。