ロードバイク縦置き

ロードバイクを縦置きで保管しよう。縦置きスタンドと、DIY壁掛け設置方法を紹介!

「大事なロードバイクは室内保管したいけど、部屋に広いスペースがない」と悩んでいませんか?部屋に余裕がなかったり、2~3台と増えていくと、ますます置ける場所がなくなっていきます。省スペースでロードバイクを保管したい人向けに、縦置きスタンドの紹介と、DIYで壁掛けで縦置き保管する方法を紹介します!

目次

アイキャッチ画像:筆者

ロードバイクを縦置きしたい

自転車 ディスプレイ 縦置きタイプ

出典:Amazon

大事なロードバイクは、室内保管できるのがベストです。しかし「なかなかロードバイクの保管スペースがない」と言う事も、よくあるでしょう。

そこで、おすすめしたいのが縦置き保管。部屋のスペースを占有しないうえ、ロードバイクをインテリアとして飾れる優れた保管方法です。

「縦置きスタンド」と「壁掛け」の、2つの方法をご紹介

「縦置きスタンド」は、自転車の前輪を上にした状態で立たせるためのスタンド。そして、「壁掛け」は、自宅の壁などに設置用の器具などを取り付け、自転車を掛けて保管することです。

今回は、それぞれの方法を詳しくご紹介していきます。

縦置きスタンドとは?

縦置きスタンド

出典:Amazon

前輪を上にしてロードバイクを立たせた状態で保管できるスタンドのことです。

メリット

①置く場所の自由度が高い

スタンドはその名の通り「その場で立たせる」アイテムです。スペースさえあれば、好きな場所に置くことができ、位置の微調整も簡単です。

②手間いらずで設置できる

縦置き用スタンドは5~15分ほどの組み立て作業で設置ができる製品がほとんどで、導入のハードルも低いでしょう。

デメリット

①製品サイズの、スペースが必要

縦置きスタンド

出典:Amazon

省スペースとはいっても、転倒防止のため、スタンドの足などは幅が広く設計されています。スタンド製品のサイズ分のスペースが必要になります。

②やや高価になりやすい

商品次第ですが、後述の「壁掛け」のコストと比較すると価格が高くなる傾向があります。壁掛けが約5,000円に対して、縦置きスタンドは約10,000~20,000円かかることがあります。

縦置きスタンドを紹介

縦置きスタンドを2種類紹介します。「まずはスタンドが欲しい」という方にはピッタリのアイテムです。

ミノウラ ディスプレイスタンド DS-2200

縦置き・横置き両対応の省スペースタイプ

縦置き支柱の上のほうに小物用フックがついていて、ヘルメットや鍵などのアイテムを一緒に収納することができます。縦置き・横置きどちらでも対応可能です。

対応タイヤ径18~29インチ
設置サイズ55×70×129cm
参考価格(税込)15,620円

サイクルロッカー クランクストッパースタンド CS-650

クランクを引っかけるだけのシンプルスタンド

自転車のクランクを水平のバーに掛けるだけで、縦置き固定を可能にしたスタンド。バイクをセットするのが簡単なので、ロードバイク初心者にオススメですよ。

対応タイヤ径20~29インチ
設置サイズ50×60×128.5~153.5cm
参考価格(税込)15,400円

「横置きスタンド」もチェックしたい方は、こちらの記事もチェック!

壁掛けとは?

ロードバイク縦置き

撮影:筆者

壁面にロードバイクを吊り下げる「壁掛けハンガー」を取り付け、そこにロードバイクをかけて保管する方法です。

ホームセンターで購入できる木材(支柱)を使えば、壁に穴を空けずとも設置ができます。

メリット

①最も省スペースな方法

床面積で考えれば支柱1本分だけで、縦置きすることができます。壁にピタッと沿った場所に設置できるので、部屋のスペースを無駄にしません。

②倒れにくく頑丈

後述しますが、自転車を掛ける壁掛けハンガーなどの設置が緩んでいなければ、基本的に倒れることは、ないでしょう。

③壁や天井に穴をあける必要がない

支柱を立てて壁掛けすれば、穴を開けなくても設置が可能です。天井や壁に直接自転車を吊り下げるわけではないので、賃貸物件にお住まいの方には嬉しいやり方です。

デメリット

①保管場所が固定されるので、模様替えしにくくなる

スタンドのように簡単に移動できるわけではないので、基本的に固定した位置に置くことになります。

②強度のある天井でないと支柱を固定できない

天井に張りが通っていて、強度がないと支柱が立てられません。天井が抜けてしまったり、凹ませてしまうリスクもあります。

③設置に手間がかかる

部屋の天井の高さに合わせた支柱を、ホームセンターなどで用意する必要があります。準備や設置にも、作業が発生します。

DIY方法の紹介

ここからは壁掛けするための、具体的な設置方法を紹介します。「2×4材」と呼ばれる一般的な木材を使用した、壁面突っ張りの方法です。

必要なもの

●プラスドライバーまたは電動ドリル

●2×4材

●アジャスター

若井産業 ディアウォール

内蔵バネで固定するアジャスター

2×4木材を床と天井に突っ張り、DIYの基礎となる支柱をたてるためのアジャスター。内蔵バネでしっかり固定されます。見た目もすっきりとシンプルです。

参考価格(税込)1,100円

平安伸銅工業 ラブリコ

調節ねじを回して固定するアジャスター

2×4木材を床と天井に突っ張り、DIYの基礎となる支柱をたてるためのアジャスター。調節ねじを回すだけで、しっかり固定します。ゆるみ防止のバネも内蔵されています。

参考価格(税込)1.155円

●壁掛け用ハンガー

OMIX 自転車用 壁掛けフック

シンプルな壁掛けフック

ステンレス製のJ字フックに前輪を掛けることで、縦向きに自転車を掛けることができます。4か所のねじ止めで固定するだけのシンプルな構造のフックです。

参考価格(税込)1,100円

作業方法

それでは、実際の作業方法を紹介していきます。まずは、作業前にアジャスターや壁掛けハンガーの説明書をよく読みましょう。アジャスターの向きや、支柱の長さの設定、壁掛けハンガーのネジの止め方など、事前に確認しておくと安心です。

①部屋の寸法と天井の確認

天井が抜けないように梁が通っているかか確認しましょう。

天井が薄い部分になっていないか、手で押して凹まないか、叩いたときに響く音になっていないか、をチェックしましょう。設置場所を間違えると天井が抜ける可能性もあります。

天井に梁や野縁(天井板打ちつけるための下地骨)が通っているかを調べるには、「下地探し」が便利です。

シンワ測定 下地探し どこ太 Basic 35mm

石膏ボード用の下地探し

壁厚35mmまでのボード裏の、木製下地を針で刺して探します。天井や壁の裏の間柱を簡単に見つけることができます。

参考価格(税込)1,628円

メジャー測定

撮影:筆者

床から天井までの距離をメジャーで測定します。支柱の長さを決めるために必要な数字なので、メモをしておきましょう。

②ホームセンターで2×4材の購入と切断

ホームセンタで購入

撮影:筆者

ホームセンターで2×4材と呼ばれる木材を購入します。

予め測定した「床から天井の長さ」を参考にします。「床から天井の長さ」=「2×4材+アジャスター」となります。必要な2×4材の長さは、アジェスターの説明書を確認して、計算しておきましょう。

ホームセンターによりますが、購入した木材は、無料または10円ほどでカットしてくれます。

軽トラ

撮影:筆者

さらに軽トラ無料貸し出しのサービスも多いので、自分の車に入らない場合には、活用しましょう。

③2×4材にハンガーを取り付け

取り付け作業

撮影:筆者

壁掛け用ハンガーを取り付けます。前輪を掛けるためだけなので、1か所だけの取り付けでOKです。

取り付け位置は、床から150~170cmの位置が好ましいですが、自転車の大きさによっても変わるので、一度自転車を立ててみて確認しましょう。

付属していたねじで、2×4材に取り付けます。手作業でもできますが、かなりの労力なので、電動ドリルがおすすめです。

④アジャスター(ディアウォールまたはラブリコ)を、はめ込む

アジャスター

撮影:筆者

上パッド、下パッド、取付向きを間違えないように、説明書で確認しながら、はめ込みます。

⑤天井を傷つけないよう慎重に2×4材を立てる

壁掛け

撮影:筆者

長い支柱を立てる際には、周囲にぶつけないように注意しながら作業します。支柱の立て方もアジャスターの説明書に記載されているので、事前にチェックしておきましょう。

⑥自転車を掛ける

ロードバイク縦置き

撮影:筆者

自転車を掛けたら完成です!固定力や壁掛けハンガーの緩みがないか確認します。

⑦2台、自転車を並べるなら、高さをズラしてみよう

2台縦置き

撮影:筆者

複数台の自転車を壁掛けするなら、壁掛けハンガーの位置をズラしておいて、ハンドルが干渉しないようにしましょう。

「横向き」に壁掛けをしたいならこちらもチェック!

省スペースで保管しよう

ロードバイクを省スペースで保管するなら、縦置き保管がおすすめです。縦置きスタンドか、壁掛けにするか、自分の部屋に合った方法を選びましょう。