カーボンシートポスト

クールに軽量化できる!カーボンシートポストの選び方とおすすめ5選

ロードバイクなどの自転車で、カスタムにおすすめなのが「シートポスト」です。シートポストはサドルと比べて目立ちませんが、サドルと同じくらい軽量化や乗り心地に関わってくるパーツです。今回は、シートポストのなかでも、カーボンシートポストのおすすめ製品や選び方をご紹介します

目次

アイキャッチ画像出典:Flickr/Glory Cycles

カーボンシートポストで、軽量化しませんか?

カーボンシートポスト

出典:Flickr/Glory Cycles

アルミやクロモリなど自転車のフレーム素材は様々な種類があります。その中でも軽くて剛性が高い「カーボン素材」は、フレームだけでなくハンドル、フロントフォークなどスポーツバイクのパーツに多く採用されています。

シートポストもカーボンにすることで、軽量化や、振動吸収性向上による、乗り心地UPなどメリットが出てきます。

シートポストの軽量化はコスパが良い

カーボンシートポスト 軽量化

出典:Flickr/Glory Cycles

カーボンシートポストは他の素材のシートポストと比べて安いものではありませが、軽量化を狙ったホイール交換などと比べると、手の出しやすい価格です。比較的にコスパの良い軽量化パーツと言えますね。

カーボンシートポストの選び方

シートポストはサイズや形、様々なモデルがあります。基本的な、シートポストの選び方を確認しましょう。

太さ(直径)や長さを確認

カーボンシートポストの太さや長さを確認

撮影:筆者

●シートポストの太さ(直径)

シートポストの直径は様々なサイズがあるので、車体本体のシートチューブ径に合わる必要があります。

27.2mm・31.6mmがメジャーなサイズですが、今のシートポストのサイズなどを測るなどして、良く確認しましょう。

●シートポストの長さ

シートポストの長さのサイズも豊富で、長すぎると軽量化の効果が少なくなったり、逆に短すぎると高さが足りないということあります。

サドル下から、フレームから出ている部分までの、長さを想定して、その長さでセットできるシートポスト長の製品を選びましょう。

サドルの前後を決める「オフセット」

オフセット カーボンシートポスト

撮影:筆者

前後のサドル位置を変更したい場合、レールの取り付け部分で微調整ができますが、更に大きく前後に移動させたい場合もあります。その時は「オフセット値」を確認しましょう。

シートポストにはオフセット値と呼ばれる、シートポストの中心とサドル取付け位置の距離を表す値があります。オフセット値がゼロなら、サドルはシートポストの真上。オフセットされていると、その数値だけ、シートポスト中央から後ろにずれます。

大きめにサドルを前後に調整したいときは、オフセット値もチェックしましょう。

カーボンシートポスト、おすすめ5選

カスタマイズに最適なカーボンシートポスト5モデルをご紹介します!

TIOGA セプター カーボン シートポスト

品質の高い製品を、優れたコストパフォーマンスでリリースする「タイオガ」。セプターカーボンシートポストはヘッド部分まで一体成型することで、ポスト径31.6mmのモデルで180gという軽さを実現しています。

ポスト径30.9・31.6mm
ポスト長350mm
オフセット10mm
参考重量180g (31.6mm)

EASTON EC70 シートポスト

カーボン・ステンレスの素材を得意とし、ハンドルやホイールにも定評のあるイーストン。サドル角度と前後位置を独立して調整できる機構があり、繊細なフィッティングが可です。オフセットゼロのEC70ZEROも用意されています。

ポスト径27.2mm
ポスト長350mm
オフセット20mm
参考重量225g

3T ZERO 25 TEAM

イタリアで創業されたパーツメーカー、自転車パーツとしてアルミ合金を採用した初めてのメーカーでもあります。全長350mmモデル1種ですが、280mmで使用するためのカットラインも入っています。

ポスト径27.2・31.6mm
ポスト長350mm
オフセット0・25mm
参考重量215g(27.2x350mm)

DEDA スーパーゼロ カーボンシートポスト

フレーム素材のトップメーカー、デダチャイ社のパーツブランドになるDEDA。カーボンモノコック構造で1ボルトクランプシステムによりシンプルな調整が可能です。

ポスト径27.2・31.6mm
ポスト長350mm
オフセット25mm
参考重量215g(31.6mm)

TNI KOM カーボンピラー

フレームからコンポーネントまで幅広く展開するTNI。クランプ部もアルミ+カーボンで構成されています。本体は上から110mm部分でベンドしており、この部分はフレームに挿入することができないのでフレームとのマッチングに注意が必要です。

ポスト径27.2mm
ポスト長280・350mm
オフセット20mm
参考重量160g(280mm)185g(350mm)

カーボンシートポストの少し注意したいところ

メリットの多いカーボンシートポストですが、使う上で注意したい点がいくつかあります。

シートクランプも要確認

シートクランプ カーボンシートポスト

撮影:筆者

カーボンは、1点に集中して大きな力が加わると、割れやすい素材です。

レバー式のシートクランプは、締める時に偏った負荷がかかりますし、細いクランプも負荷が集中するので、カーボンシートポストへの使用は避けましょう。

カーボンシートポストをセットするときは、シートクランプもカーボンシートポスト用に換えるか、幅の広いものにしましょう。

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シートポストのずれ落ち

カーボンシートポストは表面が滑りやすく、滑るからといってシートクランプを強く締めると割れてしまう恐れがあります。

シートクランプを締めるときはトルクレンチで締付けトルクの管理を行い、ずれやすい場合はカーボンパーツ用のグリスを使用しましょう。

FINISH LINE(フィニッシュライン) FIBER GRIP

FINISH LINE(フィニッシュライン)/FIBER GRIP 50g

内容量50g(チューブタイプ)

取付けにはトルク管理を

トルク管理 カーボンシートポスト

撮影:筆者

前述しているように、カーボン製品は一点に負荷がかかったり、強い力を加えると、割れてしまう恐れがあります。安全かつ確実に取付けるには、「トルクレンチ」で締付けトルクの管理を行うことをオススメします。

締付けトルクは、各パーツの推奨値を守りましょう。トルクレンチが用意できない場合はショップに相談、または交換をお願いするのも良いでしょう。

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カーボン製のシートポストで、ワンランク上の走りを!

カーボンシートポスト

出典:Flickr/Glory Cycles

ロードバイクなどの、カスタムパーツとして、おすすめなシートポスト。

軽量化をしながら、ハンドルやステムと違ってフィーリングが大きく変わることがないので「せっかく自転車を買ったからパーツ交換をしよう!でも何から?」といった時、シートポストを検討すると良いですね。

クールに引き締まったビジュアルは車体のアクセントにもなりますよ!

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