王道ブランド「ジャイアント」のロードバイク
世界的な自転車ブランドといえば、台湾の「GIANT(ジャイアント)」。
ジャイアントのロードバイクは、初心者からプロ選手まで、様々なライダーに合わせて作られています。ホビーレーサーでも扱いやすく、「はじめてのロードバイクがジャイアントだった。」という人も多いでしょう。豊富なラインナップがあり、国内で取り扱っているショップも多いため、購入しやすいのも大きな特徴です。
「ジャイアント」って、どんなメーカー?
スポーツ自転車の生産台数が世界最大のメーカー「GIANT(ジャイアント)」。ロードバイク、マウンテンバイク(MTB)などスポーツバイクを、開発から生産まで一貫して扱っています。高性能なモデルを良心的な価格でつくっているのも人気の理由。
プロレースシーンでも、ツール・ド・フランスで区間優勝、国内レースでも優勝した実績もあるブランドです。
ジャイアントのロードバイク、3つの魅力
ジャイアントには様々な強みがあります。プロロードレースのチームにも機材提供するほどのブランドですが、趣味でロードバイクを始める人にとって、嬉しい特徴がいくつかります。
魅力①ラインナップが豊富
「ロードバイクは高価で競技用のもの」というイメージがありますが、そんなことありません。ジャイアントでは、スポーツバイク初心者でも乗れる、入門モデルからラインナップが揃っています。
同モデルでも、ハイエンドからエントリーモデルまで、数多くの種類が展開されているため、自分の用途に合ったバイクが見つけやすいことが特徴です。
魅力②価格と性能のバランスが最強
人気の理由と言えば、コストパフォーマンス。同スペックのロードバイクを他社ブランドと比較すると、価格が抑えられています。低価格を実現できるのは、開発から生産まで、すべて自社で行っているからこそです。
魅力③実績と信頼性が高い
ジャイアントは、他社ブランドにパーツを供給する大手の「OEM(Original Equipment Manufacturer)」としても実績が豊富。他ブランドのパーツ製造にも関っているので、信頼性が高いブランドと言えますね。
ロードバイクの各モデルをおさえよう
それでは、ジャイアントのロードバイクのラインナップを確認していきましょう。様々なモデルがありますが、まずは、以下の4つのカテゴリを覚えましょう。
・TCR(ティーシーアール):軽さと剛性のバランスに優れた定番ロード(13モデル)
・DEFY(ディファイ):長距離向けのエンデュランスモロード(4モデル)
・PROPEL(プロペル):空気抵抗を最大限おさえた、最速エアロロード(7モデル)
他にも、トライアスロン&TT用バイク「TRINITY(トリニティ)」というモデルもありますよ。それでは、各モデルを詳しく紹介していきましょう。
乗りやすさ重視で、初心者におすすめ「CONTEND」
街乗りからサイクリングまで、アクティブにロードバイクを楽しめる「CONTEND(コンテンド)」。手頃な価格、乗りやすさから、最初の1台として購入する人が多いシリーズです。
特徴① フルカーボンフォーク
フレームはアルミですが、前輪のフォーク部分にはカーボンを使用。エントリーグレードでありながら、軽量かつ剛性を両立しています。
特徴② お尻にやさしいシートポスト
路面からの衝撃を抑えるシートポストは、アルファベットの「D」型断面形状のアルミピラーを採用。乗り心地にも工夫がされています。
本格的な走行性能なら「TCR」
操作性、快適性、剛性など、いずれも高いレベルのレーシングバイク「TCR」は、ジャイアントの代名詞といえるでしょう。スピードを求める人、レースを想定している人におすすめのシリーズです。
特徴① 軽量カーボンフレーム
チューブ形状を極限まで削ぎ落とし、軽量化と快適性を追求した設計のフレーム。車体重量は、どのモデルも7~8kg前後と、軽いのが特徴です。
特徴② KOM(キングオブマウンテン)仕様
KOMモデル(キングオブマウンテンモデル)では、坂道を走るならあると心強い、34/50Tのクランク、11-34Tのギアを装備。脚力に自信がなくても、上り坂にチャレンジしてみたくなるかもしれませんね。
長距離でも快適に!カーボンフレームで快適な「DEFY」
長距離ライドでも快適な走りを実現する、「DEFY」シリーズ。レースシングモデルのようなキツイ乗車姿勢ではないため、初心者でも乗りやすいです。
特徴① 安定感のある太いタイヤ
DEFYシリーズのタイヤは、ロードバイクにしては太い32mm幅。乗り心地の良さと、安定感があります。耐パンク性に優れるチューブレスレディ仕様。
エアロロードバイクなら「PROPEL」
エアロロードバイクの最高峰「PROPEL」シリーズ。空力性能が最大限考えられたPROPELは、レースでも、安定感のある走りを叶えられる1台です。
特徴① ケーブル内蔵型専用ハンドル
PROPEL専用に開発された、ケーブル内装式エアロハンドルバーとステム。高い空力性能と剛性で、最高のパフォーマンスを発揮できるでしょう。
それでは、各ラインナップから、おすすめのモデルをご紹介していきます!
初心者におすすめな2台はこれ!
初心者の方に、もっともおすすめなのが「CONTEND」シリーズ。本格的すぎない性能・価格で、手が出しやすいモデルです。通勤通学や、フィットネス目的でロードバイクを始めたい人に、人気ですよ。
CONTEND 2
CONTENDの定番エントリーモデル。アルミ素材のフレームに、ロードバイクらしい細身の28Cタイヤ。乗車姿勢は、初心者でも馴染みやすいゆるやかな前傾姿勢。しかも、ドロップハンドルに慣れていない人には安心の、サブブレーキ付き。まずは、お手頃な価格で始めてみたい人におすすめです。
カラー | グレナデン、コールドアイアン、ブラック |
サイズ | 430(XS)、465(S)、500(M)、535(ML)mm |
フレーム | アルミ |
変速パーツ | SHIMANO CLARIS |
変速段数 | 16段 |
タイヤサイズ | 700x28C |
車体重量 | 9.8kg(465mm) |
参考価格(税込) | 129,800円 |
CONTEND AR 4
「CONTEND AR(オールロード)」シリーズは、バイクパッキングなど、ロードバイクでアウトドアを楽しみたい人にぴったり。38mmの太いタイヤを装着できるので、アスファルトの上でだけなく、砂利道や未舗装路も走行可能。スピードより、安定感を実感できるバイクです。
カラー | ブラック、ヘマタイト |
サイズ | 410(XS)、445(S)、480(M)、515(ML)mm |
フレーム | アルミ |
変速パーツ | SHIMANO CLARIS |
変速段数 | 16段 |
タイヤサイズ | 700x32C |
車体重量 | 10.3kg(480mm) |
参考価格(税込) | 159,500円 |
「もっとスピードを!」「もっと長距離を!」を叶える、おすすめ6選
ここからは、もっと本格的なロードバイクを求める方や、レースへ出たい方におすすめのモデルを紹介していきます。ロードバイクの買い替えや、2台目の購入に、ぜひ参考にしてくださいね。
CONTEND AR1
CONTENDシリーズ最上位モデル。車体価格30万円以下で購入できる、アルミフレームのロードバイクです。変速パーツには、本格的に乗るなら装備したい「SHIMANO 105」を使用。カーボンバイクと遜色ない見た目は、高級感があります。価格は抑えつつ、エントリーモデルより上のグレードがいい人におすすめ。
カラー | ブラック |
サイズ | 410(XS),445(S),480(M),515(ML)mm |
フレーム | アルミ |
変速パーツ | SHIMANO 105 |
変速段数 | 22段 |
タイヤサイズ | 700x32C |
車体重量 | 9.3kg(445mm) |
参考価格(税込) | 297,000円 |
TCR ADVANCED 2 KOM
ジャイアントの「軽くて速い」ロードバイクといえば、TCRでしょう。こちらは、TCRの中ではエントリーグレードですが、カーボン素材のフレームに、SHIMANO 105を装備した本格派。坂道に強いギアも搭載しているので、平坦からヒルクライムまで、存分に楽しめるモデルです。
カラー | コールドアイアン |
サイズ | 425(XS)、445(S)、470(M)、500(ML)mm |
フレーム | カーボン |
変速パーツ | SHIMANO 105 |
変速段数 | 22段 |
タイヤサイズ | 700x25C |
車体重量 | 7.9kg(445mm) |
参考価格(税込) | 308,000円 |
TCR ADVANCED 1 DISC KOM
TCR ADVANCED 2 KOMより、ワンランクアップしたモデル。スペックはほとんど一緒ですが、ディスクブレーキモデル、変速パーツに「SHIMANO 105 Di2」が採用されている点が特徴です。これにより、ブレーキングのしやすさ、変速のスムーズさ、ペダリングのしやすさなど、車体性能が向上。レースでも活躍できるでしょう。
カラー | コールドナイト、ユニコーンホワイト |
サイズ | 425(XS)、445(S)、470(M)、500(ML)mm |
フレーム | カーボン |
変速パーツ | SHIMANO 105 Di2 |
変速段数 | 24段 |
タイヤサイズ | 700x25C |
車体重量 | 8.3kg(445mm) |
参考価格(税込) | 462,000円 |
DEFY ADVANCED 2
レースで速さを競うより、長距離ライドを楽しみたいなら、軽さと快適性能を重視したこちらのモデルがぴったり。クッション性の高い32Cタイヤに、地面からお尻に響く振動を和らげる「D-FUSEシートポスト」を採用。カーボンフレームなので、軽いだけでなく乗り心地も抜群です。
カラー | アンバーグロウ、ディープレイク |
サイズ | 410(XS),445(S),480(M),515(ML)mm |
フレーム | カーボン |
変速パーツ | SHIMANO 105 |
変速段数 | 22段 |
タイヤサイズ | 700x32C |
車体重量 | 8.9kg(480mm) |
参考価格(税込) | 352,000円 |
PROPEL ADVANCED 2
「エアロフレーム」の特徴的なフォルムが好き!という方には、PROPELシリーズがおすすめ。PROPELシリーズの中でも、ホビーユーザーでも扱いやすいのがこのモデル。
空力性能を追求した最新フレームに、専用ハンドル、コントロールしやすい油圧ディスクブレーキも搭載し、より走りに集中できる1台となりました。
カラー | コバルト |
サイズ | 465(XS),500(S),520(M),545(ML)mm |
フレーム | カーボン |
変速パーツ | SHIMANO 105 |
変速段数 | 22段 |
タイヤサイズ | 700x25C |
車体重量 | – |
参考価格(税込) | 418,000円 |
TCR ADVANCED PRO 0 DISC
せっかくなら、ハイエンドモデルに乗りたい!それなら、12速に進化したシマノ新型コンポ「ULTEGRA Di2」を装備したこのバイクでしょう。
TCR ADVANCEDシリーズでは最上位。カーボンホイールに油圧ディスクブレーキ、電動式変速パーツを装備した最強スペック。価格はそれなりにしますが、より精度の高い走りを目指したい人におすすめです。
カラー | コールドナイト |
サイズ | 425(XS)、445(S)、470(M)、500(ML)mm |
フレーム | カーボン |
変速パーツ | SHIMANO ULTEGRA Di2 |
変速段数 | 24段 |
タイヤサイズ | 700x25C |
車体重量 | 7.2kg(470mm) |
参考価格(税込) | 825,000円 |
現オーナーのジャイアントのロードバイクをチェック!
ここでは、ジャイアントのロードバイクを乗っている方の、素敵なショットをご紹介します。
ショップなら、ジャイアントストアがおすすめ
ジャイアントのロードバイクは、自転車ショップだけでなく、スポーツ用品店でも取り扱っていたりと、購入できる店舗は多いです。その中でも、ジャイアント専門店「ジャイアントストア」がおすすめですよ。
ジャイアントストアなら、経験豊富なスタッフがいることはもちろん、陳列されているラインナップも豊富でしょう。また、ライドイベントや、試乗もできるので、ジャイアントストアがお近くにあれば、ぜひ行ってみましょう。
旅行先での、ジャイアントのレンタサイクルも便利
観光地などで、ジャイアントのロードバイクが楽しめるサービス、ジャイアントストアの「レンタサイクル」も魅力的なポイント。
愛媛のジャイアントストア今治店なら、手ぶらで現地まで行き、ロードバイクをレンタル、そのまま「しまなみ海道」を満喫する楽しみ方ができます。初心者だけでなく、ロードバイク経験者でも楽しめるサービスですね。
まさに優等生!ジャイアントのロードバイク
ジャイアントのロードバイクは、各ブランドの中でも高性能でコストパフォーマンスが良いモデルが多くあります。初心者から上級者まで、高い性能のロードバイクを探すなら、ジャイアントのロードバイクを検討してみては、いかがでしょうか。
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