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自分にあったクリンチャータイヤが欲しい!

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クリンチャータイヤは、内部にチューブを入れて使用するタイプの自転車のタイヤです。ロードバイクやシティサイクルなど、幅広い車種で採用されています。タイヤ交換によって、走りに違いを感じたいと思う人も、どのモデルを選べばよいか悩みますよね。
本記事では、編集部が厳選したおすすめモデルを紹介。選び方も丁寧に解説していきます。
\本記事で紹介するクリンチャータイヤ一覧はこちら/
ロードバイクで最もメジャーなタイヤ「クリンチャータイヤ」

ロードバイク用タイヤにはいくつか種類がありますが、最も多くのライダーに使われているのが「クリンチャータイヤ」でしょう。タイヤの内側にチューブを入れ、そのチューブに空気を入れる構造が特徴です。
万が一のパンクの時もチューブを交換すれば修理ができるため、初心者にも扱いやすく、通勤やロングライドなど幅広い用途で人気があります。また、価格が比較的手ごろで、タイヤの選択肢が豊富なのも魅力ですね。
▼ロードバイクのタイヤの種類の詳しい記事はこちら
クリンチャータイヤの選び方
クリンチャータイヤには多くのモデルが販売されていますので、自分に合った走行スタイルや予算に合わせて選びましょう。以下の5つのポイントをチェックして、自分にぴったりのタイヤを見つけてください。
なお、ロードバイク用タイヤの多くは「700c」と呼ばれるサイズ(ホイールの外径)ですが、一部のモデルでは一回り小さい「650B」が採用されていることもあります。購入前にサイズをしっかり確認しましょう。
クリンチャータイヤの選び方
価格の目安:走りの違いを感じるなら「5千円〜」がおすすめ

ロードバイクの走りや乗り心地の違いを実感したいなら、5,000円以上のクリンチャータイヤがおすすめです。
5,000円以下のタイヤは、完成車に最初から装着されているものと同程度のグレードであることが多く、交換しても変化を感じにくい場合があります。5,000円~10,000円程度のミドルグレードであれば、ワンランク上の性能が期待でき、走行の軽さや快適性の向上を実感しやすくなります。
1万円以上はレース向けハイエンド

1本あたり1万円以上のクリンチャータイヤには、レース向けのハイエンドモデルが多くラインアップされています。1分1秒を争うレースで走る方や、最高峰の走行性能を体感したい方におすすめの価格帯です。
ただし、軽さを重視したモデルなどでは、耐久性が低くなる傾向もあるため、長く使いたい方や日常使いがメインの方は、ミドルグレード帯なども含めて検討するとよいでしょう。
コスパよく選ぶなら5,000円以下も◎

タイヤは消耗品のため、定期的な交換が必要になります。寿命がきたタイヤの交換時など、コストパフォーマンスを重視するなら、5,000円以下のモデルもおすすめです。
高価なタイヤを寿命ギリギリまで使うよりも、リーズナブルなタイヤをこまめに交換したほうが、パンクなどのトラブルを防ぎやすくなる場合もあります。走行距離の多いロングライド派や、スピードを重視しない通勤・通学で使用する方は、5,000円以下のタイヤも検討してみましょう。
太さ:走りの軽さや乗り心地が変わる

ロードバイクのクリンチャータイヤには、同じモデルでもさまざまな太さのバリエーションがあります。タイヤの太さによって走行感や乗り心地が大きく変わるため、自分のスタイルに合った太さを選ぶことが重要です。
太さ | 特徴 |
23~25c | タイヤ幅が細いため重量が軽く、レースやヒルクライムなどで好まれる。エアボリュームは少ないため路面の振動や突き上げを感じやすい。 |
28c | ロードバイクで主流の太さ。走りの軽さと振動吸収性のバランスに優れる。 |
30~32c | エアボリュームが多くなるため振動吸収性に優れ、ロングライドなどの疲労を軽減しやすい。重量が大きくなるため漕ぎだしは重くなりやすい。 |
タイヤは細いほど重量が軽く、転がり抵抗も少ないため、スピードを重視するレースやヒルクライムなどのシーンで有利になります。
一方、太くなるとクッション性が増して乗り心地が良くなりますが、漕ぎ出しや登りでは重さを感じやすくなる傾向があります。
近年のロードバイクでは、走行の軽さと快適性のバランスに優れた「28c」の太さが主流となっています。現在使っているタイヤの特性を把握したうえで、自分の目指す走り方に合わせて太さを変更してみるの良いでしょう。
太さを変える場合はホイールとフレームをチェック

タイヤ交換で太さを変える場合は、ホイールのリム幅とフレームの対応幅を確認しましょう。タイヤが太くなると幅だけでなく外径も大きくなるため、フレームに干渉して装着できない可能性があります。特にリムブレーキ仕様のロードバイクでは、28c〜30c前後の太いタイヤが収まらないこともあるため注意が必要です。
また、ホイールのリム幅に対してタイヤが太すぎたり細すぎたりすると、走行中に外れてしまう可能性もあります。自分のロードバイクがどれくらいのタイヤ幅に対応しているのか分からない場合は、自転車に詳しい知人や信頼できる自転車ショップに相談しましょう。
重量:軽さを求めるなら250g以下が目安

ロードバイクを軽量化したい、あるいは走りを軽くしたい場合は、1本あたり250g以下のクリンチャータイヤを選ぶのがおすすめです。タイヤの重さは走行時のホイール回転性能に大きく影響します。そのため、軽量なタイヤに交換するだけでも、漕ぎ出しや加速時の軽快さを実感できることがあります。
ただし、極端に軽量なタイヤはレース向けに設計されたものが多く、耐パンク性能や耐久性が犠牲になっている場合もあります。250g以下という目安を参考にしながら、耐久性やパンク対策などのバランスも確認して選ぶと良いでしょう。
TPI:タイヤのしなやかさや丈夫さが変わる

クリンチャータイヤの乗り心地や丈夫さに影響するTPIも要チェックポイントです。TPIとはタイヤを構成する繊維の量のことです。TPIの数値が高いほど繊維の本数が増え、1本あたりが細くなるため、しなやかな乗り心地になる傾向があります。一方、TPIが低いタイヤは繊維1本が太くなるため、硬い乗り心地になると言われています。
タイヤの硬さや乗り心地はコンパウンドなどほかの要素でも変わりますが、1つの目安としてチェックしてみましょう。
トレッドパターン:舗装路メインならスリックorセミスリック

舗装路メインのロードバイクなら、クリンチャータイヤのトレッドパターン(表面の溝)はスリック、またはセミスリックを選べば良いでしょう。溝がないスリックタイヤや、センター部分がフラットなセミスリックタイヤは、転がり抵抗が少なく効率的に走ることができます。
一方、グラベルロードなどで林道やダートなどを走る場合は、適度にグリップ力のあるセミブロックタイヤが必要になります。ただし、こうしたタイヤは舗装路では抵抗が大きく、走りが重く感じられることも。そのため、舗装路中心で走る方には、スリックまたはセミスリックタイヤが良いでしょう。
クリンチャータイヤのおすすめ15選
編集部が厳選したおすすめクリンチャータイヤを、5,000円以下、10,000円以下、10,000円以上の3つの価格帯に分けてご紹介します。予算や目的に合わせて、ピッタリなタイヤを見つけてみてください。
5,000円以下のおすすめ5選
リーズナブルな5,000円以下のクリンチャータイヤは、通勤通学やロングライドなどで走行距離が長く交換費用を抑えたい方におすすめです。エントリーモデルが中心の価格帯ですが、メーカーによって耐パンク性や乗り心地の工夫が異なるので、目的に合わせて選んでみましょう。
Continental(コンチネンタル) ULTRA SPORT 3
参考価格(税込み) | 3,630円 |
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重量(※28c) | 295g |
太さ | 23~28c |
TPI | 3/180 |
トレッドパターン | セミスリック |
3層構造で耐久性にもこだわり
エントリーモデルながら、グリップ力や耐久性など高品質な走りを体感できる定番タイヤです。新しく開発されたピュアグリップコンパウンドで、グリップ力と耐久性を両立。タイヤの摩耗が早いE-Bikeにも使えるように設計されていて、高い耐久性が期待できます。
おすすめポイント
- 180TPI×3層構造で乗り心地と耐久性を両立
- 都会をイメージしたシャープなセミスリックパターン
- 23~28cのサイズ展開でロードバイクからクロスバイクまで対応
Vittoria(ヴィットリア) ZAFFIRO PRO
参考価格(税込み) | 3,993円 |
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重量(※28c) | 250g |
太さ | 23~32c |
TPI | 26TPI |
トレッドパターン | セミスリック |
耐久性と耐パンク性能にこだわったトレーニングタイヤ
耐久性と走行性能を両立した、長く使えるトレーニング向けのタイヤです。センター部分の縦溝パターンは、上位モデルから着想を得て転がり抵抗の軽減に一役買っています。また、グラフェンコンパウンドを採用し、グリップ性能と転がり抵抗を両立させているのもうれしいポイントです。
おすすめポイント
- ブラックとサイドブラウンの2色展開で自転車に合わせやすい
- 28cのブラウンカラーは250gと軽量な仕上がり
- 耐久性が高く通勤通学やロングライドにも使いやすい
Panaracer(パナレーサー) CLOSER PLUS
参考価格(税込み) | 3,850円 |
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重量(※28c) | 240g |
太さ | 20~28c |
TPI | - |
トレッドパターン | スリック |
軽量な走りを体感できるエントリータイヤ
ロードバイク特有の軽い走りを手軽に体験できるように設計された、軽量なエントリータイヤです。28cで240gの重量で、軽やかな走りを体感できます。

定番のブラック以外のカラー展開も豊富で、好みや自転車に合わせることもできます。軽量なだけでなく耐パンク性能にもこだわっていて、トレーニングや通勤通学など幅広く使いやすいタイヤです。
おすすめポイント
- 耐貫通パンクベルト採用で丈夫さにもこだわっている
- 20~28cまで幅広いタイヤ幅を選べる
- 溝の無いスリックパターンでスタイリッシュなデザイン
IRC(アイアールシー) JETTY PLUS
参考価格(税込み) | 25・28c 2,750円 32・35c 3,080円 |
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重量(※28c) | 250g |
太さ | 25~35c |
TPI | - |
トレッドパターン | セミスリック |
幅広いサイズ展開でいろいろな走りにマッチ
ロードバイクで主流の25~28cから、グラベルロード寄りの32~35cまで、幅広いサイズ展開が魅力的なクリンチャータイヤです。旧モデルからグリップ力や転がり抵抗などの性能がアップしていて、タイヤ交換による違いを体感しやすくなっています。耐摩耗性は旧モデルから3.7倍にアップしているため、普段使いのタイヤにもピッタリです。
おすすめポイント
- 旧モデルから転がり抵抗10%軽減で走りを変えやすい
- 乗り心地やグリップ重視の32~35cの太さも選べる
- ブラックとスキンサイドの2色展開で自転車に合わせやすい
MICHELIN(ミシュラン) リチオン4
参考価格(税込み) | 4,400~4,840円 |
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重量(※28c) | 255g(クラシック) 280g(ブラック) |
太さ | 23~32c |
TPI | 60×4層 |
トレッドパターン | セミスリック |
コストパフォーマンスに優れるミドルクラスタイヤ
ミドルクラスの価格帯で、予算を抑えつつタイヤ交換によって走りの違いを体感したい方におすすめのモデルです。

ミシュランがMotoGPで培った技術を基に開発したコンパウンド、4層構造のケーシングなど、内部構造にこだわり性能を高めています。やや重量はありますが乗り心地に定評があるため、快適なサイクリングやロングライドをしたい方におすすめです。
おすすめポイント
- MICHELIN Magi-Xコンパウンドが路面からのフィードバックを向上
- 前モデルより走行効率を6%向上
- ブラックとクラシックの2色展開
10,000円以下のおすすめ5選
10,000円以下の価格帯になるとクリンチャータイヤの種類が増え、耐久性重視・スピード重視など目的に合わせて選びやすくなります。今のタイヤに感じている不満などを踏まえて、伸ばしたい性能に注目してタイヤを選んでみてください。
Panaracer(パナレーサー) AGILEST DURO
参考価格(税込み) | 7,590円 |
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重量(※28c) | 250g |
太さ | 23~30c |
TPI | - |
トレッドパターン | スリック |
軽さはそのままに耐パンク性能をアップ
28cで250gと軽量ながら、独自の工夫で耐パンク性能を高めたロングライド向きのクリンチャータイヤです。

新開発されたタイヤ構造によって耐パンク性能を高め、ロングライドなどのトラブルを軽減できるように設計されています。また、前モデルから軽量化や転がり抵抗の軽減も図られていて、走り心地の面にもこだわっています。
おすすめポイント
- 新素材「Tough & Flex Super Outer Shield」で耐パンク性能をアップ
- 溝の無いスリックパターンによるスムーズな転がり
- 軽量タイヤのためロングライドやレース練習にも向いている
Panaracer(パナレーサー) AGILEST FAST
参考価格(税込み) | 9,900円 |
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重量(※28c) | 250g |
太さ | 25~28c |
TPI | - |
トレッドパターン | スリック |
1万円以下で手に入るフラッグシップタイヤ
入手しやすい1万円以下の価格ながら、レース向けの性能を備えたフラッグシップタイヤです。パナレーサー史上最少の転がり抵抗を実現しつつ、グリップ力や耐パンク性能も向上しており、レースからロングライドまで使いやすいのが特徴。

タイヤの内部構造からコンパウンドまで新しい素材や技術を採用し、転がりの軽さやグリップ、しなやかさなどすべての性能をバランス良く両立しています。
おすすめポイント
- 新開発「Fマテリアル」でパナレーサー史上最少の転がり抵抗を実現
- レースやヒルクライムにも使いやすいハイエンドモデル
- ハイエンドモデルとしては入手しやすい1万円以下の価格
MICHELIN(ミシュラン) POWER CUP
参考価格(税込み) | 8,690円 |
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重量(※28c) | 240g |
太さ | 23~28c |
TPI | 3×120 |
トレッドパターン | スリック |
バランスの良い万能タイヤ
28cは240g、レースやヒルクライム向けの25cなら215gと軽量ながら、耐久性やグリップ力もしっかり考えられたバランスの良いタイヤです。

新コンパウンド「GUM-X テクノロジー」の採用によって、前作POWER ROADから転がり性能を12~15%向上。ケーシングやサイドウォールの堅牢性も高めて、耐久性やグリップ力も向上させています。
おすすめポイント
- ロードバイクで主流の23~28cのサイズ展開
- クラシカルなロードバイクにマッチするブラウンカラーも用意
- スリックパターンによるレーシーなデザイン
SCHWALBE(シュワルベ) ONE TUBE TYPE
参考価格(税込み) | 7,920円 |
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重量(※28c) | 265g |
太さ | 23~32c |
TPI | - |
トレッドパターン | セミスリック |
クリンチャータイヤの定番万能モデル
シュワルベの定番タイヤ「ワンシリーズ」のセカンドグレードで、レースに特化した上位モデルよりオールラウンド向けのバランスの取れたタイヤに仕上げられています。上位グレードの「プロワン」をベースにつくられた高い走行性能と、耐パンクベルト「レースガード」でトラブルのリスクも軽減。価格と性能のバランスが良く、レースだけでなくサイクリングやロングライドの快適性を高めたい方にもおすすめです。
おすすめポイント
- 転がり性能やグリップ、耐パンク性能や耐久性のバランスが良い
- 上位モデルと同じADDIXコンパウンドを採用
- 入手しやすいミドルレンジの価格帯
PIRELLI(ピレリ) P ZERO ROAD
参考価格(税込み) | 9,300円 |
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重量(※28c) | 255g |
太さ | 24~32c |
TPI | 120 |
トレッドパターン | セミスリック |
コストパフォーマンスが高いオールラウンドタイヤ
グリップ力や転がり性能、耐久性やロードインフォメーションなどさまざまな点にこだわって開発された、オールラウンドタイヤです。

独自開発のエボコンパウンドによって、高いグリップ力と耐久性を両立。耐切断性に優れる高耐久ケーシング構造で、パンクリスクの軽減にもこだわっています。
おすすめポイント
- P ZEROシリーズの中でバランスが取れたオールランドモデル
- 初めてのタイヤ交換で性能の違いを体感したい方におすすめ
- 走行性能だけでなく耐パンク性や耐久性のバランスも考えられている
10,000円以上
10,000円以上の価格帯は、レースやヒルクライム向けのクリンチャータイヤのハイエンドモデルがそろいます。レースに出場しない方でも、ロングライドを快適にする効果も期待できます。重量や転がり抵抗を軽減する工夫などに注目してみてください。
Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000
参考価格(税込み) | 11,000円 |
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重量(※28c) | 240g |
太さ | 23~32c |
TPI | 330×3層 |
トレッドパターン | セミスリック |
ハイエンドクリンチャータイヤの超定番
レースやロングライドなど、どのようなシーンでもおすすめに挙がることが多い超定番のハイエンドタイヤです。転がり性能や耐久性に定評があり、タイヤ選びで迷ったら選んでおけば間違いないと言われることが多いです。

前作GP4000からのモデルチェンジで、転がり抵抗や耐パンク性能が向上。28cで240gと重量も軽く、レースからヒルクライムまで頼りになるタイヤです。
おすすめポイント
- 23~32cまでのサイズ展開で幅広い走りに対応
- 330×3層のタイヤ構造で耐久性や乗り心地に定評あり
- ベクトランブレーカー内蔵で耐パンク性能が向上
IRC(アイアールシー) ASPITE PRO SPEED EDGE
参考価格(税込み) | 11,000円 |
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重量(※28c) | 200g |
太さ | 25~28c |
TPI | 180 |
トレッドパターン | セミスリック |
ヒルクライム・トライアル向けの超軽量タイヤ
28cで200gと超軽量に仕上げられた、ヒルクライムやタイムトライアル向けの決戦用タイヤです。

ただ軽いだけでなく、走行ロスを抑えるSLRS(左右対称低転がり構造)によってiRC史上最速のクリンチャータイヤに仕上げられています。近年トレンドのフックレスリムにも対応していて、より高い走行性能を求める方にもおすすめ。
おすすめポイント
- 25cは180gと超軽量な仕上がり
- 前モデルより転がり抵抗地30.9%削減
- レースシーンで増えているフックレスリム対応
SCHWALBE(シュワルベ) PRO ONE TUBE TYPE
参考価格(税込み) | 12,100円 |
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重量(※28c) | 250g |
太さ | 23~32c |
TPI | - |
トレッドパターン | セミスリック |
クリンチャータイヤのハイエンドモデル
シュワルベのクリンチャータイヤの中でも、高い走行性能を持たせたレース向けのハイエンドモデルです。

タイヤのしなやかさや転がりやすさを重視したスーパーレース構造と、耐パンク性を高めるVガードを組み合わせ、走行性能と使いやすさを両立。サイズ展開も23~32cと幅広く、古いロードバイクのレストアから、トレンドのワイドタイヤユーザーまで対応します。
おすすめポイント
- 23cで215gとヒルクライムユーザーも選びやすい
- 耐摩耗性とグリップ力に優れるADDIXレースコンパウンド採用
- 最大32c幅で快適性や乗り心地重視のユーザーにも対応
MAXXIS(マキシス) High Road SL
参考価格(税込み) | 10,780円 |
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重量(※28c) | 195g |
太さ | 25~28c |
TPI | 150 |
トレッドパターン | スリック |
レースで勝つための超軽量決戦タイヤ
28cで195gと超軽量に仕上げられた、ヒルクライムやレースで勝利するために開発された決戦タイヤです。タイヤのしなやかさや耐パンク性を保ちながら、軽量化や転がり抵抗の低減を図ったケーシング構造を採用。HYPR-Sコンパウンドの採用によって、さらに転がり抵抗を軽減し軽やかな走りを実現しています。
おすすめポイント
- 25cなら180gと軽量でヒルクライムにもおすすめ
- 繊維の太さと構造を調整して軽さや耐パンク性能を両立
- シンプルかつレーシーなスリックパターンがかっこいい
Vittoria(ヴィットリア) CORSA PRO TUBE-TYPE
参考価格(税込み) | 12,980円 |
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重量(※28c) | 255g |
太さ | 26~30c |
TPI | 320 |
トレッドパターン | セミスリック |
性能と乗り心地に特化したレース向けモデル
転がりや乗り心地の良さに定評があり、レースでの実績も多いハイエンドクリンチャータイヤです。

320TPIのコットンケーシングで柔軟性を高め、路面の振動を吸収し快適に走れるように設計されているのが特徴。しなやかな構造が転がり抵抗を軽減し、効率的な走りにも貢献してくれます。
おすすめポイント
- ドライ・ウェットなどどのコンディションでもグリップするように設計されている
- 走行性能と乗り心地のバランスが考えられている
- 28~30cはフックレスリムにも対応
クリンチャータイヤでよくある質問
実際にクリンチャータイヤを選んだり交換したりするとき、よくある質問をまとめました。
タイヤ交換は自分でできる?

クリンチャータイヤはチューブレスやチューブラーと比べると交換の難易度は低めです。タイヤレバーと空気入れがあれば交換できるため、必要な工具や初期費用のハードルも低いです。
タイヤ交換は自転車ショップなどでも作業の相談ができますが、定期的に必要となる基本メンテナンスなので、自分でできるようにしておくのがおすすめ。タイヤ交換を覚えておくと、サイクリング中のパンク修理もスムーズに対応できますよ。
▼ロードバイクタイヤの交換方法について詳しく知りたい方はこちら!
空気圧はどれくらいが良い?

ロードバイクのクリンチャータイヤの空気圧は、製品ごとに指定された範囲の中でライダーの体格や乗り方に合わせて調整します。まずはタイヤサイドに記載された指定空気圧を確認しましょう。上の写真のように「4.5~7BAR」と記載されている場合は、その範囲内が適正空気圧です。
タイヤの空気圧を低くするほど、振動吸収性は高くなり、乗り心地が良くなります。逆に高くしていくと、転がり抵抗が低くなりスピードを出しやすくなる半面、路面の凹凸が伝わりやすくなります。適切な空気圧は人によって異なるため、乗り方や体重・荷物の量などに合わせて指定の範囲内で調整してみましょう。
クリンチャータイヤでチューブレス化できる?

チューブを入れて運用する前提で設計されているクリンチャータイヤは、基本的にチューブレス化はできません。チューブレス化するには対応するホイールとタイヤが必要で、クリンチャータイヤにチューブを入れないで使うと空気が漏れてしまいます。
ロードバイクの完成車に最初からチューブレス対応のホイールが付いている場合は、タイヤ交換のみでチューブレス化できることもあります。チューブレス化を検討する際は、必ずホイールとタイヤが対応しているか確認しましょう。
チューブラーホイールにクリンチャータイヤは付けられる?

タイヤとチューブが一体化したチューブラーホイールには、クリンチャータイヤを取り付けることはできません。チューブラータイヤはホイールに専用の接着剤で貼り付けるため、ビードを引っかけるためのフックが付いていないため取り付けは不可能です。チューブラー用のホイールはチューブラータイヤ専用となりますので、正しい組み合わせで使いましょう。
おすすめのチューブは?

クリンチャータイヤは中に入れるチューブでも、重量や乗り心地を変えることができます。
チューブの種類 | 特徴 |
ブチルチューブ | スタンダードな黒いチューブで価格が安い。 |
ラテックスチューブ | 植物由来の天然ゴムで、しなやかで乗り心地が良く、耐パンク性能が高い。空気が抜けやすく価格が高め。 |
TPUチューブ | 熱可塑性ポリウレタンという素材で非常に軽い。熱に弱いためリムブレーキの場合注意が必要。 |
ロードバイクで使われることが多いチューブは主に上記の3種類です。価格重視ならスタンダードなブチルチューブを選べばOKです。走りの軽さや乗り心地の向上を狙うなら、ラテックスチューブやTPUチューブに変えてみるのも良いですね。ただし、ラテックスチューブは空気が抜けやすい、TPUチューブは熱に弱いなどデメリットもあるため、使い方に合わせて選ぶようにしましょう。
▼ロードバイクのチューブについて詳しく知りたい方はこちら!
自分にあったクリンチャータイヤで自転車をもっと楽しもう!

クリンチャータイヤは種類が多く、ロードバイクやクロスバイクの走行性能や乗り心地を手軽に変えられるパーツの1つです。タイヤは消耗品ですから、いろいろなモデルを試して変化を楽しむのもおすすめです。ご自身に合うクリンチャータイヤを見つけて、さらに自転車ライフを楽しんでみてください!
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