ビーチクルーザー

【2022】ビーチクルーザーおすすめ7選。ビーチだけじゃない、街乗りもイケます!

大きなハンドルに太いタイヤ、独特の形をしたフレームが特徴のビーチクルーザー。サーフボードを積んでビーチを走るイメージがありますが、実は、街乗り用としても優秀な自転車なんですよ。

この記事では、ビーチクルーザーの特徴や選び方、初心者におすすめのモデルを知ることができます。一般シティサイクルとは違う形をした、おしゃれで少し珍しい自転車に乗りたい方は、ぜひチェックしてみてください!

目次

ビーチクルーザーとは

ビーチクルーザー 海沿い

ビーチクルーザーとは、アメリカ西海岸のサーフィン愛好家たちによって製作された自転車で、ストリームラインの頑丈なフレームに、大きめのハンドル、太目のバルーンタイヤを装備しているのが特徴です。

日本では、「サーファーが浜辺まで移動するための自転車」として広まり、今では海辺だけでなく、街中の移動手段として乗る人も多くいます。

ビーチクルーザーの魅力

一般シティサイクルやスポーツバイクとは少し違うビーチクルーザー。その特徴をみていきましょう。

流線形の頑丈なフレーム

ビーチクルーザーのフレーム形状

まず特徴的なのが、曲線で構成されたおしゃれなフレーム。他の車種にはない独特のデザインは、ビーチクルーザーならではでしょう。

幅広なバルーンタイヤ

ビーチクルーザーのタイヤ幅は、50~60mmが一般的。ママチャリが35mm、ロードバイクが25mmに対し、倍ほどある極太タイヤを装着しています。

太くて柔らかいタイヤは、路面から伝わる衝撃を緩和してくれるので、乗り心地がいいのが特徴です。

大きなサイズのアップハンドル

ビーチクルーザーのハンドル

幅広で、上側に湾曲したアップハンドルも、ビーチクルーザーならでは。

アップハンドルは、体の近い位置にハンドルがくるので、上体を垂直にしたまま乗ることができます。スピードは出しにくいですが、周りの景色を見ながら走るなど、ゆったり乗るのに適しています。

ただし、ハンドル幅が61cm以上の場合、歩道を走行することはできないので、注意が必要です。車道を走るなら、問題ありません。

足で操作するコースターブレーキ

足でブレーキをかけることができる「コースターブレーキ」が搭載されているモデルがあります。ペダルを逆回転させることで、後輪にブレーキが効く仕組みです。

しかし、ブレーキ操作に慣れていないと、ケガをする恐れも。初心者が公道を走る際は、スムーズに操作できるよう、練習しておきましょう。自信がなければ、一般的な自転車と同じ、前後にVブレーキが付いているモデルを選ぶのがおすすめですよ。

変速なしのシングルギア

ビーチクルーザーのギア

変速のないシングルギアは、メカトラブルなく、メンテナンスも簡単で楽ちん。今までのビーチクルーザーはシングルギアが主流でしたが、最近では、変速付きモデルも増えてきました。

どちらが良い悪いはなく、走る地形や乗り方など、自身の用途にあわせて選ぶといいでしょう。

ビークルーザーのデメリット

一般シティサイクルとは仕様の違うビーチクルーザー。少し使いにくい部分もあるんです。

幅広なハンドル

ビーチクルーザーのアップハンドル

ハンドル幅が広すぎるため、そのままのサイズでは歩道を走ることができません。自転車走行が認められている歩道を走るなら、61cm以下の幅にしましょう。

また、道幅が狭い場所や、人通り・交通量の多い場所では、ハンドルが邪魔になって走りにくく、駐輪の際は、隣の自転車にぶつかってしまうこともあります。

スピードが出しにくい

変速ができないシングルギアに、太いタイヤを装備しているため、スピードを出して走るのは苦手です。また、登り坂の多い地域には少し不向きで、平地をゆっくり走ることに向いています。

荷物運びは苦手

カゴがないビーチクルーザー

前カゴやキャリアなど、荷物を積むために必要な装備は、オプションで購入しなといけません。最初から付いているママチャリと比べると、その分コストがかかります。

片輪ブレーキのモデルに注意

ビーチクルーザーには、「前後にブレーキが付いている」モデルと、「前後どちらかにしかブレーキが付いていない」モデルがあります。日本では、片輪ブレーキで公道を走ることができません。注意しましょう。

ブレーキについては、記事後半で詳しく解説していきます。

ビーチクルーザーの選び方

初めてビーチ―クルーザーを購入するなら、チェックしておきたいポイントを確認していきましょう。

ブレーキの有無

自転車の前後ブレーキ日常使いで乗るなら、「前後にブレーキが付いているモデル」を選びましょう。ブレーキが付いてない自転車で公道を走ると、道路交通法により違反となります。

変速付きか

シンプルなシングルギアもいいですが、坂道走行や、スピードにのせて走りたいなら、変速付きを選ぶのもおすすめです。走る場所や、乗り方に合わせて選ぶといいでしょう。

おすすめモデル7選

初めてビーチクルーザーを購入する人向けに、おすすめモデルをご紹介します。

ビーチクルーザーの定番ブランドや、街中で乗りやすい変速付きモデル、体力・脚力に自信がない人でも安心の、電動アシスト付きモデルなど、7台ピックアップしました!

Rainbow(レインボー) TYPE-X Cruiser

ベーシックなシンプルデザイン

フレームとホイールのカラーリングがおしゃれなビーチクルーザー。どんなシーンでも使いやすい定番の形。まずは手頃な価格のモデルからはじめたい人におすすめです。

カラーマットグレー、カーキ、ピンク、ストレートブルー、ウッディ
サイズ全体1840×全幅690mm
最低シート高820mm
タイヤサイズ26×2.125インチ
変速シングルギア
前ブレーキドラムブレーキ
後ろブレーキコースターブレーキ
重量約16.5kg
参考価格(税込み)36,850円

Rainbow(レインボー)/PCH 101 26″ストレッチ 7D

レインボーのビーチクルーザー

出典:Rainbow

女性でもまたぎやすい、スタッガードフレームのビーチクルーザー。これなら、身長が小柄でも乗りやすいでしょう。泥除けにチェーンガード、スタンドが標準装備。7段変速も付いて、街中走行に使いやすいスペック。

 カラー・ホワイト
・ミント
 サイズ 全体1870×全幅690mm
 最低シート高 780mm
 タイヤサイズ 26×2.5インチ
 変速 7段
 前ブレーキ Vブレーキ
 後ろブレーキ Vブレーキ
 重量 約17.5kg
 参考価格(税込み) 56,000円

PCH 101 26″ ストレッチ 7Dの公式ページはこちら


Rainbow(レインボー)/PCH 26″ クルーザー ブラック コンポーネント

レインボーの定番ビーチクルーザー

出典:Rainbow

Rainbow定番の形をしたモデル。ブラックを基調としたカラーバリエーションは、全5色。クールでかっこいいデザインが揃います。シングルギアにコースターブレーキ装備の、スタンダードなビーチクルーザーです。

 カラー・ジョーカー

・ダース・ベイダー
・ストームトルーパー
・ゼロ
・シェードオブペール

 サイズ 全体1950×全幅690mm
 最低シート高 810mm
 タイヤサイズ 26×2.5インチ
 変速 シングルギア
 前ブレーキ キャリパーブレーキ
 後ろブレーキ コースターブレーキ
 重量 約18kg
 参考価格(税込み) 47,300円

PCH 26″ クルーザー ブラック コンポーネントの公式ページはこちら


ELECTRA/TOWNIE® ORIGINAL 7D EQ

ELECTRAのビーチクルーザー

出典:ELECTRA

鮮やかなフレームカラーが可愛らしい、ELECTRAを代表するビーチクルーザー。軽量アルミフレームに7段変速付き。前後ブレーキには、初心者でも操作しやすいVブレーキを採用。全6色の車体カラーは、フレームの形だけでなく、色にもこだわりたい人におすすめです。

 カラー・Palm
・Pineapple
・Matte Violet
・Curry
・Cobalt
・Arctic Blue
 フレーム アルミニウム
 タイヤサイズ 26×2.0インチ
 変速 7段
 前ブレーキ Vブレーキ
 後ろブレーキ Vブレーキ
 参考価格(税込み) 63,800円

TOWNIE GO!オリジナル 7D EQ STEP THUR公式ページはこちら

ELECTRA(エレクトラ) TOWNIE GO!8D STEP OVER

電動アシスト付きビーチクルーザー

ドイツのBOSCH社モーターユニットを搭載した、電動アシスト付きモデル。走行モードや地形にもよりますが、一回のフル充電で走れる距離は、最大で100kmとパワフル!時速24kmまでアシストしてくれるので、スピード維持しやすく、普段使いだけでなく、サイクリングにもぴったりです。

カラーマットブラック、ポセイドンブルー
タイヤサイズ26インチ
変速8段
前ブレーキ機械式ディスクブレーキ
後ろブレーキ機械式ディスクブレーキ
バッテリーBOSCH ACTIVE LINE GEN 3
サポートモードエコ、ツアー、スポーツ、ターボ
走行距離モードと地形に応じて50~100km
最大アシスト速度24km/h
参考価格(税込み)261,800円

a.n.design works(アンデザインワークス) CB26BC

スポーティーすぎず、ゆったり楽しむ

スポーツバイクのようなフィットネス感覚ではなく、街中やビーチをマイペースに走りたい人向けモデル。太いタイヤに、ゆったりとした姿勢で乗れるハンドル、安定感のある長めのホイールベースは、初心者でも乗りやすいでしょう。泥除け、スタンド標準装備で、通勤通学にもおすすめです。

カラーマットブラック、ジェットグレー
フレームスチール
全長サイズ1850mm
対象身長155~185cm
タイヤサイズ26x2.125インチ
変速シングルギア
前ブレーキキャリパーブレーキ
後ろブレーキバンドブレーキ
重量約18.0kg
参考価格(税込み)66,880円

チャリンクス バンバリ ビーチクルーザー

極太タイヤ装備!バイクパッキングにもおすすめ

約7.6cm幅の極太タイヤ装備で、安定感と乗り心地は抜群!独特な形をした流線形のフレームには、バッグを取り付けることも可能。バイクパッキングをして、アウトドアを楽しみたい人におすすめです。走るペースに合わせて調節できる、6段変速付き。

カラーブラック、カーキ
フレームスチール
対象身長160cm~
タイヤサイズ26×3.0インチ
変速6段
前ブレーキVブレーキ
後ろブレーキVブレーキ
メーカー希望小売価格(税込み)65,890円

ビーチクルーザーは、ノーブレーキ自転車なのか

ノーブレーキ自転車で公道を走るのは違法です。ビーチクルーザーは大丈夫なのか、確認していきましょう。

前後ブレーキが付いていればOK

ブレーキが付いている自転車

一般シティサイクルやクロスバイクと同じ、「前後ともVブレーキ」仕様のビーチクルーザー、または、「前はVブレーキ、後ろはコースターブレーキ」が付いているモデルは、公道を走っても違反にはなりません。

ただし、「前はブレーキなし、後ろはコースターブレーキ」のような、どちらか片方にしかブレーキが付いていない場合は、違反になります。海外からの輸入自転車に多いので、購入の際は注意しましょう。

Vブレーキについてはこちらから!

違反車両と誤認される可能性

片輪ブレーキのビーチクルーザー

「前はVブレーキ、後ろはコースターブレーキ」のモデルは、見た目は片輪だけにしかブレーキが付いていない自転車のため、警察に違反車両として認識される場合があります。

日本では、ピストバイクに使われる「固定ギア」のように、ペダルを止めて後輪をロックする方法は、ブレーキとして認められていません。そのため、一般的ではないコースターブレーキも、ブレーキとして認識されない可能性があります。

もし警察に指摘を受けた際は、コースターブレーキの説明ができるようにしておくといいでしょう。

ピストバイクについてはこちらから!

足だけで操作できるコースターブレーキとは

足でブレーキができるビーチクルーザー

コースターブレーキとは、ペダルを逆回転させることにより作動するブレーキ装置で、JIS規格(日本産業規格)にも認められています。

ペダルをある一定の角度以上逆回転させると、車輪の中心(ハブ)の中で、車輪を締め付けて制動させるシステムで、ギアが固定されているわけではないため、ペダルは空回りします。

よく、見た目が似ていることから、ピストバイクの「固定ギア」に間違われることがありますが、仕組みが違う別物です。

固定ギアとは、ペダルを前にこげば進み、後ろにこげば後ろに進むギアのこと。ペダルは空回りせず、ペダルの動きにホイールが連動します。ペダルを止めるとホイールが止まるため、その場に停止することはできますが、固定ギアはブレーキとして認められていません。

初めてなら、実際に乗って違いを確かめよう

初めてビーチクルーザーを購入するなら、ネット通販を利用するのもいいですが、実際に車体を取り扱っているショップに行ってみましょう。

店頭に車体を展示しているショップなら、どんな自転車か見比べることができますし、もし試乗車があれば、走りを体験することも可能です。

ビーチクルーザー専門店や大型総合自転車ショップ、ホームセンターでも取り扱っている場合があるので、ぜひチェックしてみてください。

人とはちょっと違う、ビーチクルーザーで出かけよう!

ビーチクルーザーと海

おしゃれなフレームの形に、幅広のハンドル、太いタイヤが目を惹くビーチクルーザーは、人とはちょっと違う自転車に乗りたい人にぴったりのモデル。ビーチクルーザーに乗って、日常をおしゃれに、スポーティーに楽しみましょう!