赤いロードバイクを買いたい!
ロードバイクの中でも「赤」のモデルは、活発でエネルギッシュな印象があるかもしれませんね。
真っ赤だとポップでワクワクする感じがしますし、オレンジ寄りなら、あたたかさを感じます。いずれも明るいイメージですよね!
各メーカーとも”赤”というと、初心者向けのロードバイクラインナップに比較的含まれていて、選択肢が多いのもうれしいです。
”ロードバイク”と、他の自転車の違いは?
ロードバイクは走りに特化した、スポーツバイク。前傾姿勢を取りやすいドロップハンドルで、長距離も快適に走れます。そのため、峠越えや長い坂を登ることにも優れていて、オフロード(砂利道)以外の色々な道を楽しめるでしょう。
あわせて、軽量化を突き詰めて速度重視にしたり、ホイールやサドル、コンポを変更して自分仕様にカスタムしていく過程が楽しかったりも。また、女性でもひょいと持ち上げられる10kg以下のモデルが多いので、車載や輪行(電車や飛行機に乗せること)などの遠出もできますよ。
ロードバイクの選びかた
ロードバイクといえば、車体の軽さ。ただ、軽いほど良いとも限りません。デメリットも理解した上で、納得のいく1台を選びましょう。
ここからは、ロードバイクの選びかたをおさらいします。
フレーム素材は、アルミかクロモリがおすすめ
ロードバイクのフレームは、素材によって、そのバイクの特徴がでるパーツです。
最もポピュラーなのが”アルミ”。サビにも強く、通勤通学のハードな使い方もOK。コスパも他の素材よりも良いです。
アルミよりも、しなやかで、乗り心地が良いのが”クロモリ”。主な成分は鉄で、アルミよりは多少重めではありますが、衝撃吸収性はこちらに軍配が上がります。
”カーボン”は、より速く・より軽く走るために、最も合理的な素材。最近では一部パーツがカーボン素材のエントリーモデルも、珍しくなくなりましたが、フレーム全体がカーボンだと、価格が高くなってしまいます。
したがって、スポーツバイクデビューをしてみたい人や、街中をメインに走りたい人は、アルミやクロモリのモデルがおすすめです。もしくはフレームの一部にカーボンが使われたモデルも良いでしょう。
また、レースにもチャレンジしたい人は、カーボンモデルを選ぶのも◎。
素材 | 特徴 |
アルミ | 軽量で加工しやすく、よく使われる素材 |
クロモリ | 衝撃吸収性が高く丈夫。他の素材に比べて重め |
カーボン | 軽量で衝撃吸収性が高いが、高価 |
乗り心地を左右する、タイヤの太さ
多くのスポーツバイクのタイヤは、”●●C”(●●には数値が入ります)という単位で表記され、数値が大きいほど太いタイヤになります。
ロードバイクのタイヤは23C〜35Cが多いですが、ママチャリ(シティサイクル)と比較すると、23Cはかなり細くなります。
タイヤは細いほど、速く走り続けることに向いていて、太くなるほど安定性が高く、段差などの衝撃を受けにくくなります。
最近では25C〜32Cが主流ですが、その中でもあなたがどういうスタイルで乗りたいのか?で選ぶと良いでしょう。以下も参考にしてみてください。
- ●少しでも速く走りたい、長距離サイクリングも楽しみたい方なら、25C
- ●街乗り中心、でもより軽快に駆け抜けたい方なら、28C
- ●信号多め・乗り降り多めの街乗り・ロードバイク初心者の方なら、32C
ロードバイクのタイヤの選び方についてはこちら。
ブレーキの仕様(リムブレーキ or ディスクブレーキ)
ロードバイクのブレーキは、主に2種類あります。
- ●ホイールの外周にあるリムをはさむ、“リムブレーキ”
- ●ホイールの中心にあるディスクをはさむ、“ディスクブレーキ”
トレンドは”ディスクブレーキ”で、中価格帯以上のロードバイクには、ディスクブレーキ仕様が増えてきています。
ディスクブレーキは、雨で路面が濡れていても、制動力が落ちなかったり、油圧式のディスクブレーキなら、リムブレーキよりも軽い力でブレーキがかけられます。ただ、メンテナンスは難しいかもしれません。
一方リムブレーキは、ディスクブレーキより多少安価。また構造が単純なので、軽量で、メンテナンスがしやすいでしょう。自転車を専用の袋に入れて、電車などの公共交通機関に持ち込む「輪行」も、リムブレーキ仕様なら、より手軽に行えます。
雨の日も走りたい、長距離もチャレンジしたい人は、ディスクブレーキ。なるべくコストを抑えたい、車体重量を少しでも軽くしたい、自分でブレーキのメンテナンスを行いたい人は、リムブレーキがおすすめですよ。
ロードバイクのブレーキの種類についてはこちら。
予算はどれくらい?
初めてのロードバイクなら、予算は、7〜20万円ぐらいを想定しておけば良いでしょう。
安めのロードバイク風のルック車と呼ばれる自転車もありますが、長く快適に乗るのであれば、最低でも7万円以上のロードバイクをおすすめします。
※ルック車とは?※
スポーツバイクのような見た目をしているが、性能がシティサイクルと同等な自転車のことです。たとえば、ロードバイクの車体は10kg以下が多いのに対し、ルック車は12〜14kgくらいあることも。またホイールがナット付けされていて、外れにくく、パンク修理が難しい場合もあります。
ECサイトで1万円台で売っている、見たことのないメーカーのロードバイクは、ルック車の可能性があるでしょう。
信頼と実績のあるメーカーのモデルを選ぶ
ロードバイクは、競技自転車で信頼あるメーカーや、大手シティサイクルメーカーから選ぶのがおすすめ。ある程度有名なメーカーなら、軽量で、使うシーンに合わせたラインナップが揃っているはずです。また保証期間があることが多く、トラブルがあった場合にメーカーを頼りやすいかもしれませんね。
【ロードバイクの代表的メーカー例】
- ●TREK(トレック)
- ●FUJI(フジ)
- ●RALEIGH(ラレー)
- ●Bianchi(ビアンキ)
- ●GIOS(ジオス)
- ●GIANT(ジャイアント)
- ●SPECIALIZED(スペシャライズド)
- ●Cannondale(キャノンデール)
- ●MERIDA(メリダ)
- ●KHODAABLOOM (コーダーブルーム )
当記事でも、上記のメーカーを中心に、おすすめのロードバイクを選んでいます。
軽やかに駆け抜ける!赤いロードバイクおすすめ10選!
ここからは、赤いロードバイクのおすすめ10選をお伝えしていきます。
入学シーズンなどは、自転車ショップが混み合ってゆっくり見られないことも。気になるバイクがありましたら、お早めに店頭試乗に行かれることをおすすめしますよ!
THIRDBIKES フェスロード
スポーツバイクの老舗”ホダカ”のブランド!「THIRDBIKES」のコスパ最強ロードバイク
ロードバイクに多い”25C”より、ひと回り太い”28C”のタイヤだから、初めてのロードバイクにもおすすめ!スタンドやライトが付属するので、追加の初期費用も抑えられるでしょう。
今回ご紹介する中では取扱店が多く、実物を見れる機会も多いので、お近くの自転車ショップを公式サイトからチェックしてみてください!
重量 | 11.8kg |
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フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ/ターニー |
タイヤ幅 | 28C |
ブレーキ | リムブレーキ/機械式 |
カラー | レッド・マットブラック |
参考価格(税込) | 77,000円 |
MERIDA RIDE 80
入門向けなのに、軽快で長距離も走れちゃう!
フレームサイズが5種類と小刻みとなっており、女性や小柄な人でもピッタリのサイズが見つかるでしょう。
フレームには、数々のレーシングバイクの開発で培った、加工技術を採用。中でも注目は、中央部分で横方向に扁平されたシートステー・シートチューブ。積極的にしならせて振動吸収性を高めています。
アルミフレームながら、車体重量はカーボンロードバイク並みの9.7kg!タイヤは25Cと細めです。コンポは安心のシマノ製。軽快でキレのある走りを楽しめますよ。
重量 | 9.7kg(Sサイズ) |
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フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ/クラリス |
タイヤ幅 | 25C |
ブレーキ | リムブレーキ/機械式 |
カラー | RED(BLACK)・BLACK(TEAL-BLUE)・GLOSSY BLACK |
参考価格(税込) | 115,500円 |
GIANT/CONTEND 2
GIANTは自転車大国・台湾に本社を置く、有名メーカーです。
そんなGIANTのロードバイク「コンテンド」シリーズのエントリーモデル「CONTEND 2」。
路面からの衝撃を逃がし適度にしなってくれる、D型断面形状アルミシートポストや、周囲に細心の注意を図らなければならない街乗りで大活躍なサブブレーキ付!
サブブレーキは、ストップ&ゴーの多い街中でアップライトなポジションのまま、とっさにブレーキを掛けたいときに重宝します。
またタイヤ幅は28Cで、街乗りはもちろん、休日サイクリングもスポーティーに楽しめるでしょう。
重量 | 9.8kg(Sサイズの場合) |
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ/クラリス |
タイヤ幅 | 28C |
ブレーキ | SHIMANO CLARIS + TEKTRO TKB177 with TEKTRO Sub Lever |
カラー | グレナデン(赤)・コールドアイアン・ブラック |
参考価格(税込) | 129,800円 |
ARAYA Touriste(ツーリスト)TUR
長距離走行・ツーリングに適した、ARAYAの定番ロードバイク
クラシックなフォルムが美しい!ツーリングの定番「Touriste TUR」はランドナータイプのロードバイク。ランドナーは旅を目的に作られているので、「泥除け」が標準装備。タイヤ幅もやや太めです。そのため、ちょっぴり重量がありますが、耐久性や安定性は抜群にすぐれており、荷物の積載がはかどる”ダボ穴”も完備。
”他の人とはちょっと違った自転車がほしい”という方にもおすすめです。
重量 | 13.0kg |
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フレーム素材 | クロモリ |
コンポ | シマノ/クラリス |
タイヤ幅 | 38B |
ブレーキ | リムブレーキ/機械式 |
カラー | ボルドーレッド・ナチュラルカーキ・ミッドナイトブルー |
参考価格(税込) | 132,000円 |
KhodaaBloom /FARNA TIAGRA
国産メーカーKhodaaBloomのこだわりが随所に見られる、「FARNA」シリーズ。
たとえば、欧米人と比べて小柄な日本人に合わせたフレーム設計。コンパクトハンドルで、握りやすくなっています。またヘッドチューブが長めの設計で、アップライトなポジションが可能です。
ブレーキはシマノ”105”を採用。タイヤはグリップ力が高く耐久性が高いContinental ”ULTRASPORT”を使っており、重要部のパーツをしっかり”厳選”していることがわかります。
コストが厳しくダウングレードするメーカーが多い中、パーツに対する妥協がなく、ロードバイクに乗り慣れてからも、十分満足できるスペックでしょう。
重量 | 9.2kg(500mm) |
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ/ティアグラ |
タイヤ幅 | 25C |
ブレーキ | リムブレーキ/機械式 |
カラー | マッドレッド・マットガンメタル |
参考価格(税込) | 146,300円 |
スコット/SPEEDSTER 30
スコットの「SPEEDSTER 30」は、2022年モデルから全グレードで、ケーブルがステム内装化。マットな赤のカラーリングが目を引くかっこいいロードバイクですよね。
フレームの力が掛かる部分(それぞれのパイプの溶接部分周辺)は厚く強度を増し、力の掛かりにくい部分は薄く軽量化を計ったダブルバテッド仕様になっています。そのため車体重量も10.5kgと軽め。またちょっとした段差も乗り越えやすい、32Cサイズのタイヤです。
初めてのロードバイクでも、ちゃんと自分のものにできる。ちょっぴり本格的にロードバイクを楽しみたい人におすすめの定番モデル。
重量 | 10.5kg |
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ/ソラ |
タイヤ幅 | 32C |
ブレーキ | リムブレーキ/機械式 |
カラー | レッド |
参考価格(税込) | 159,500円 |
Cannondale/CAAD Optimo 1
Cannondaleのロードバイク入門、定番アルミフレームの「CAAD Optimo 1」。
ブレーキなど全てシマノの『105』グレードで統一されており、レースやイベントなどを楽しみたいユーザーにも満足なスペック。そして、ロードバイクに慣れてきてからも性能の不足を感じることなく、長く楽しめるパーツ構成です。
重量 | 8.6kg |
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ/105 |
タイヤ幅 | 25C |
ブレーキ | リムブレーキ/機械式 |
カラー | candy red(レッド)・alpine(ブルー) |
参考価格(税込) | 198,000円 |
TREK/Domane AL 4 Disc
エントリーグレードとは思えない、塗装の高級感がポイントのTREKのロードバイク。ワイヤーも内蔵式。さらにはこの価格で油圧式ディスクブレーキがついており、コスパも良いと言えるでしょう。
2022年モデルからは、小柄な方もお好みのカラーやサイズを選択しやすくなりました。今回ご紹介するロードバイクの中では最も多く、その数なんと7サイズ展開!
32Cタイヤを履いているので、多少の路面のガタツキならなんのその!安定感のある、疲れない走りを求めるならこのモデルがおすすめです。
重量 | 10.4kg |
フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ/ティアグラ |
タイヤ幅 | 32C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/油圧式 |
カラー | Gloss Radioactive Red/Matte Black Gloss Trek Black/Matte Trek Black Era White/Carbon Smoke Trek BlackBlue Sage |
参考価格(税込) | 199,100円 |
NESTO ALTERNA DISC(オルタナ ディスク)
手頃な価格でディスクブレーキを体感!レースでも使えるモデル
安田大サーカスの団長がアンバサダーを務める「NESTO」の、プレミアムラインのロードバイクです。
コンポが105、機械式ディスクブレーキ仕様で俊敏性を重視。
機械式ディスクブレーキは油圧式よりもメンテナンスが簡単ということもあり、ツーリング中のトラブルでも調整はいくらか容易です。
エアロ形状のタイヤ・レーシングジオメトリーの採用など、エントリーモデルで片付けるのがもったいないほど!
重量 | 9.1kg(510mm) |
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フレーム素材 | アルミ |
コンポ | シマノ/105 |
タイヤ幅 | 25C |
ブレーキ | ディスクブレーキ/機械式 |
カラー | レッド・マットブラック |
参考価格(税込) | 217,800円 |
ロードバイクの購入方法
ロードバイクは大きく分けて2つの購入方法があります。
- ●自転車ショップ(実店舗)
- ●ネットショップ
いずれもメリット・デメリットがありますので、よく見きわめて買う必要があります。以下、ご説明します。
自転車ショップ
気に入ったロードバイクを試乗でき、デザインなどを実際に確認できる自転車ショップ。
メリットは、スタッフさんに、サイズなどの相談を聞くことができ、購入後の不具合にも対応してくれる場合がある点。
デメリットは、店舗では置いてある在庫に限度がある点。好みの1台がすぐに見つかるとは限らず、何軒か回る必要があるかもしれません。
一方で、ショップによっては、独自イベントを開催していることも。その際、ほかのお客さんとの交流もあり、ロードバイク仲間ができるかもしれませんね。このように、自転車ショップで買うことで、ロードバイクを続ける楽しみが見つかるかもしれません。
ネットショップ
最近では、自転車整備士さんが車体を組んでくれ、完成した状態で自宅に送ってくれる自転車専門店もあります。また、ネットで注文して実店舗受け取りをする、といったようなネットとリアル店舗の融合タイプも。うまくつかえば便利なサービスです。
メリットは、在庫が集約されている中から選べるので、選択肢が多い点。さらに24時間いつでも購入できるという点もありますね。
デメリットは、試乗・フィッティングができない点。また場合によっては、パーツがバラされて届くので、自力で乗れる状態まで組まないといけない点。さらには、故障などで部品交換をしたいとき、自分で対応する必要がある点です。
ネットショップは、ある程度ロードバイクのことを理解している方や、2台目を購入する方には、重宝するでしょう。
お気に入りの赤のロードバイクを見つけ、走ることを楽しもう!
ロードバイクに乗れば、行動範囲が広がり、人によってはいっきに休日の予定が埋まってしまうことも?それほど魅力的なロマンのある乗り物です。
赤いロードバイクを手に入れたら、あなたはもうじっとしていられない?颯爽と走り出したくなること間違いなしですよ!