「ちょっと肌寒い」はウィンドブレーカーで解決!
ロードバイクに乗っていると、「あれ?ちょっと肌寒いな…」という場面に遭遇しますよね。そんなとき、ウィンドブレーカーが1枚あれば、その肌寒い不快感を簡単に解決できるかも知れません。
ウィンドブレーカーは、その名の通り「風を防ぐ」目的のウェア。ロードバイクでの肌寒さは走行風が原因のことが多いため、その冷たい風をブロックしてくれるウィンドブレーカーが活躍するのです。
レインウェアと何が違うの?
ウィンドブレーカーと似たウェアに、レインウェアがあります。この2つの違いは、「風を防ぐ」か「雨を防ぐ」か、です。
ウィンドブレーカーは主に風を防ぐウェアですので、雨を防ぐ機能は比較的低くなっています。「小雨程度なら防げる」という製品もありますが、本格的な雨には太刀打ちできません。その分、軽量に作られていたり、通気性の良い構造で汗で体が蒸れにくくなっていることが多いです。
一方で、レインウェアは雨を防ぐためのウェア。雨に対してはこちらが良いでしょう。副次的に風も防ぐものがほとんどですので、用途としてはウィンドブレーカーとしても利用は可能です。しかし、ウィンドブレーカーに比べて分厚く嵩張る製品が多く、蒸れやすいことがデメリットとなります。
もし雨の日も使う予定があるなら、こちらの記事も参考にレインウェアもチェックしてみてくださいね!
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ウィンドブレーカーの選び方
では、ウィンドブレーカーはどの様に選べばよいのでしょうか?製品を選ぶ際のポイントをご紹介していきます。
ロードバイク用はシルエットが大事
世の中に「ウィンドブレーカー」と呼ばれる製品は様々ありますが、ロードバイクで使用するなら専用のウェアがおすすめです。
ロードバイク用のウィンドブレーカーは、タイトなシルエットと、長い袖と裾が特徴。
シルエットがルーズだと、走行風でばたついて邪魔になったり、空気抵抗が増して疲れやすくなったりと、デメリットが大きいです。
そして、袖と裾が長くないと、乗車中に手首や腰が出てしまいます。手首や腰は保温をするうえで大切な箇所ですし、用途に合ったウェアのほうがカッコよく見えますよ。
軽量でコンパクトなものが使いやすい
「軽量性」と畳んだ時「コンパクト」であることは、ウィンドブレーカー選びで外せない条件。軽量でコンパクトなものの方が、持ち運びやすく活用シーンも増えるからです。
下の画像のように、片手に収まるサイズ感だと扱いやすいですね。
ウィンドブレーカーは肌寒い時に使用するものですから、当然使わないときは持ち運ぶことになります。持っていくのが億劫になる重量やサイズでは、気持ちよく走りたいときに邪魔になりますし、家から持っていくことすら少なくなるかも知れません。
逆に軽量でコンパクトなものほど、「使わないときの快適性」が高くなります。ウィンドブレーカー選びで注目するべき点は、着用時の快適性だけではないのです。
値段が違うと何が違う?
ロードバイク用ウィンドブレーカーにも、製品によって価格差があります。その違いはどこから生まれるのでしょうか?
一概には言えませんが、高価なものほど軽量性にこだわっていたり、汗蒸れを防ぐためにベンチレーションを設けていたり、ポケッタブル機構を備えていたり…と、性能面や機能面で優れています。また、ストレッチ性や透湿性(湿気を逃がす性能)を兼ね備えた特殊な生地を使用している製品もありますね。
当然ながら、ブランド品も高価になる傾向があります。
高いほど良い…という訳では決してありませんが、あまりに安いものは機能不足や破損に至る可能性が高いため、おすすめは出来ません。
アウトドア用ウィンドブレーカーはNG?
ここまで、ロードバイク用のウィンドブレーカーの利点をご紹介してきました。では、一般的なアウトドア用のウィンドブレーカーではいけないのでしょうか?
もちろん、アウトドア用ウェアなどで代替することは可能です。普段着と合わせるとより自然なファッションになりますし、同様の機能は持っています。カジュアルに乗りたい場合は、あえてアウトドア用から選ぶのもよいでしょう。
その際も、上記の特徴(軽量コンパクト、タイトで袖・裾の長いシルエット)を念頭に選ぶと、より快適に使用できるはずですよ。
ちなみに、筆者はアウトドア用・ロードバイク用の両方を所有し、使い分けをしています。街乗りをしたりキャンプツーリングをしたりする場合はアウトドア用、ロードバイクで軽快に走る場合はロードバイク用…といった具合です。
双方にメリット・デメリットがありますし、絶対的な正解はありません。
おすすめウィンドブレーカー6選
それでは、ロードバイク用ウィンドブレーカーのおすすめ商品をご紹介していきましょう。
CASTELLI SQUADRA STRETCH JACKET
Castelli(カステリ)のウィンドブレーカー。人気だったSquadraシリーズに、ストレッチ機能を追加してリニューアルした1着です。
ロードバイクでの走行に適したシルエットと、ストレッチ性を生かしたタイトなフィット感で、快適なライディングをサポートします。138gと軽量で、ジャージのバックポケットに収納できるサイズ感も魅力です。
カラー | 4色 |
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サイズ | XS~3XL |
特徴 | ストレッチ素材 、反射材付き 、サイドと袖にニットパネル採用 |
パールイズミ ウィンドブレーカー
日本のブランドである「パールイズミ」の、ベーシックなウィンドブレーカー。日本人の体型に合わせた設計がされています。
脇の下にベンチレーションがあるほか、ポケッタブル機能で片手サイズに収納することも可能です。また、「スルーポケット」と言われる切れ込みが背中にあり、ジャージのバックポケットの荷物を簡単に出し入れできます。
カラー | 3色 |
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サイズ | XS~XL |
特徴 | ポケッタブル、ベンチレーション付き、反射素材付き、スルーポケット付き |
Reric ゲミニα ストレッチ ライト ウィンドブレーカー
レリック開発の新素材「SAF.FTA-3458」を採用しストレッチ性が高いのが特徴。優等生的なスペックのウィンドブレーカーです。
Mサイズで103gという軽量性に加え、随所に施されたベンチレーション、バックポケットにアクセスできるスルーポケット、ある程度の雨天ライドにも対応できる撥水加工など、機能満載。肌寒く天候の気になる日のサイクリングには、ぜひ持っていきたい1着ですね。
カラー | 3色 |
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サイズ | S~XL |
特徴 | ストレッチ素材、ポケッタブル、脇下ベンチレーション付き、スルーポケット付き |
モンベル/EXライト ウインドバイカー
なんと「平均重量:55g」という驚異的な軽さを持つウィンドブレーカー。肉眼では見えないほど細い7デニールの糸を使用しつつも、撥水加工を施しています。
これだけ軽量なら、日常的なライドでも持ち運びたくなるスペックですね。緊急用に常備するほか、屋内で冷房から体を守るなど、天気の良い真夏でも活躍することでしょう。
・カラー:2色
・サイズ:S~XL
・ポケッタブル
・脇下ベンチレーション付き
・反射素材付き
カペルミュール ストレッチウィンドブレーカー ポケッタブル
カペルミュールらしい、お洒落で街乗りにも似合うウィンドブレーカー。自転車用のシルエットながらにゆとりがあり、カラーラインナップも「ベージュ」「オリーブ」「ブラック」と街に溶け込むデザインです。
ストレッチ性や撥水性、ベンチレーションを兼ね備え、快適なライディングをサポート。畳んだ時のサイズが大きいですが、カジュアルに走りたい方におすすめです。
カラー | 3色 |
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サイズ | XS~XL、WL、WXL |
特徴 | ストレッチ素材、ポケッタブル、背中にベンチレーション付き、反射素材付き |
パールイズミ ストレッチ ウィンドシェル
ストレッチ素材でフィット感が高く、バックポケットが付いているため、長袖のジャケット感覚で着用できるウィンドブレーカーです。透湿性を兼ね備え、上下開放ファスナーで体温調節がしやすいなど、長時間の着用でも快適性を保つ設計がされています。
これだけの機能を詰め込みながも、片手に収まるサイズに収納可能。様々な使い方に対応できる1着でしょう。
カラー | 3色 |
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サイズ | S~3L |
特徴 | ポケッタブル、ストレッチ素材、透湿素材、バックポケット付き、反射素材付き ・上下開放ファスナー |
お手入れ方法と持ち運びのコツ
最後に、ウィンドブレーカーのお手入れ方法や、使い方のちょっとしたコツをご紹介しましょう。
洗濯はできるの?
特殊な素材に見えるウィンドブレーカーですが、基本的に洗濯は可能です。むしろ汗や汚れをそのままにしておくと劣化や性能低下を招く原因となりますので、こまめにメンテナンスしましょう。
詳しい洗濯方法は製品によって異なりますので、必ず洗濯表示をご覧ください。
一般的には、中性洗剤を用い、手洗いか洗濯機(ネットに入れて弱運転)で洗濯します。脱水はかけず、陰干しをすることが推奨されている製品が多いですので、どうしても分からない場合は参考にしてみてくださいね。
持ち運びのコツ
ポケッタブル機能のないウィンドブレーカーでも、袖に入れ込んでまとめることで、コンパクトに収納できます。
また、ジャージのバックポケット等に入れて持ち運んでもよいですが、夏場は使わなくても汗で劣化したり、湿って快適性が落ちたりします。そこで、フレームバッグやサドルバッグに収納して持ち運ぶと、汗の影響を受けず、フレッシュな状態で携帯できるのでおすすめです。
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