ロードバイクの足先の寒さは、シューズカバーで解決!
寒い時期のロードバイクは、足元が冷えてペダルをうまく踏めないこともありますよね。そんな時は「シューズカバー」がおすすめです。
シューズカバーって、どういうアイテム?
シューズにかぶせて、寒さから足を守ってくれるシューズカバーは、「オーバーシューズ」「オーバーソックス」とも呼ばれます。ロードバイクのビンディングシューズに合わせて、クリート用の穴が開いたカバーもありますよ。
防水・防風効果があります
カバーには雨や雪の侵入、風を防ぐ効果があります。なかには空気抵抗を軽減してくれるカバーもあるので、冬でも速く快適に走りたい人はチェックしてみてくださいね。
デザインは主に2種類
シューズカバーは、形によって大きく2種類に分けられます。使い心地を左右するので、気になる形を見つけてみましょう。
ベルクロ・チャックタイプ
開口部がマジックテープの「ベルクロタイプ」や、ジッパーの「チャックタイプ」は、脱ぎ履きが簡単なタイプ。ストレスなく走行に出られるでしょう。空気抵抗を和らげるモデルもありますよ。
ソックスタイプ
靴下のように伸ばして履く「ソックスタイプ」は、シューズに密着するので、生地がよれてペダルに引っかかることもありません。
ビンディングシューズのクリートが出るよう、穴あき仕様になっているタイプも多いです。
春秋は「トゥーカバー」も便利
対応する気温とサイズもポイント
デザイン以外にも知っておきたい、その他のチェックポイントです。
気温に合ったカバーを選ぼう
シューズカバーには、対応できる気温の目安が記載されています。気温0度対応モデルもあるので、極寒の季節に重宝するでしょう。トゥーカバーは気温10〜15度くらいの時期に活躍します。
サイズ表記に注意
シューズにぴったりフィットするサイズがおすすめですが、「センチメートル」でなく、「S、M、L」や、「フレンチサイズ」で表記されていることもあるので、注意しましょう。
それぞれ、おおよその対応表にしてまとめたので、参考にしてみてくださいね。
【S、M、L表記】
S:約24~25cm
M:約25.5~26.5cm
L:約27cm~
【フレンチサイズ表記】
フレンチサイズ | おおよそのcm概算 |
38.0 | 23.8 |
40.0 | 25.2 |
42.0 | 26.5 |
43.0 | 27.2 |
44.0 | 27.8 |
45.0 | 28.5 |
あくまで目安なので、気になるモデルを見つけたら、メーカーの公式HPなどで確認しておくと安心ですよ。
冬もあったかい!おすすめのシューズカバー5選
ベルクロや、チャックタイプのシューズカバーを紹介します。冬のライドを快適にする、あったかいカバーをお供にしましょう。
SHIMANO(シマノ) S1100R H2O
自転車用品でお馴染みのシマノは、シューズカバーの種類も豊富。
こちらは着脱が簡単なチャックタイプです。チャックは防風仕様で、冷気の侵入を防ぎますよ。シマノのビンディングシューズ、「SPDL-SL」「SPD」「CLICK'R」のすべてをカバーできる伸縮性があり、汎用性も◎。シマノの靴なら、サイズ合わせもしやすいでしょう。
対応気温 | 0℃~5℃ |
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サイズ | S、M、L、XL |
仕様 | 防水 |
PEARL IZUMI(パールイズミ) 7000 プレミアムシューズカバー
トップアスリートにウェアを供給する日本のブランド。高性能なウェアの素材開発の力を活かして、シューズカバーも製作していますよ。
こちらは気温0度まで対応していて、つま先の裏にはカイロ用ポケットがついています。「ウィンドブレークチタニウム素材」は、高い遠赤外線効果があり、風も防ぎます。かかとは大きく開くチャック、足裏はベルクロで、素早く脱ぎ履きできるでしょう。
対応気温 | 0℃ |
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サイズ | S(22~23.5)、M(24~25.5)、L(26~27.5)、XL(28~29.5)、M-L(24~27)、XL-3L(27~29) |
仕様 | 遠赤発熱 |
fizik(フィジーク) WINTER OVERSHOES
人気が高いサドルや シューズなどでもおなじみの「フィジーク」のシューズカバー。
こちらは、履き口からかかとまで、大きく開くチャックタイプなので、脱ぎ履きもラクラク。チャックは防水仕様で、雨の侵入を抑えます。ソールは滑りにくいラバー製。高速で漕いでもペダルを踏み外しにくいでしょう。
サイズ | S(36-39)、M(39.5-43)、L(43.5-46)、XL(46.5-49) |
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素材 | ポリウレタン & マイクロファイバー熱融着+YKK防水ジッパー |
仕様 | 防水 |
PEARL IZUMI(パールイズミ) 7997 ウィンドブレーク プリント シューズカバー
こちらは気温5度まで対応で、春先や秋までより長い期間重宝するでしょう。透湿性に優れているので、ムレにくく、足汗による冷え対策にもおすすめ。3つのカラーラインナップとも視認性が高く、暗い場所でもよく目立って安心です。着脱が簡単なチャックタイプ。
7997 ウィンドブレーク プリント シューズカバー | 5℃ |
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サイズ | S(22~23.5)、M(24~25.5)、L(26~27.5)、XL(28~29.5)、M-L(24~27)、XL-3L(27~29) |
カラー | ネオンイエロー、ディープレッド、オアシス |
仕様 | 防風透湿 |
SHIMANO(シマノ) S2100D
洗濯をしても効果が落ちにくい、防水コーティングが施されています。大きく開くチャックタイプなので、脱ぎ履きも簡単。カラーはブラックとイエローの2種類で、それぞれリフレクターがついていますよ。
サイズ | S(37-40)、M(40-42)、L(42-44)、XL(44-47) |
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仕様 | 防水 |
ソックスタイプのシューズカバーおすすめ3選
ソックスタイプのシューズカバーを紹介します。しっかりフィットして、寒さから足元を守ってくれますよ。
DeFeet(ディフィート) Slipstream D-Logo
「ディフィート」は、プロも愛用するスポーツ用ソックスメーカー。フィット感のあるシューズカバーも展開していますよ。
ソックスのように薄手ですが、密度が高く織られているため、防寒性ばつぐん。空気抵抗も軽減できます。
サイズ | SM(23-26cm)、LXL(26.5-31cm) |
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素材 | ナイロン、コーデュラ、ライクラ |
PEARL IZUMI(パールイズミ) 7980 ニットシューズカバー
春や秋も使える、気温10度まで対応のシューズカバー。クリート位置の合わせて、足裏にメモリに切り込みを入れて使います。密に編み込んだニット素材で、汗冷えも防げますよ。
対応気温 | 10℃ |
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サイズ | FREE |
カラー | ブラック、ネオンイエロー |
FOOTMAX サイクルシューズカバー
クリートの形状にカスタム可能なロードバイクシューズカバー。足底には各メーカーのクリートに対応した独自開発のクリートガイドシステムを採用し、適正な位置での容易なカットが可能です。
サイズ | S-M、L-XL |
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素材 | ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン |
トゥーカバーなら、これがおすすめ!
fizik(フィジーク) Winter Windploof Toecover for Road
少し肌寒い時期には、トゥーカバーが便利。フィジークのシューズカバーは、防水・防風機能でつま先を冷えから守ってくれますよ。雨上がり、脱ぎ履きの多いときにもおすすめです。
サイズ | XS-S(36-40)、M-L(40.5-44)、XL-XXL(44.5-48) |
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素材 | PUナイロン、ポリエステル、マイクロファイバー |
できれば試着して、サイズを確認したい
シューズに密着させるため、カバーは自分のシューズで試着をしてから購入できるといいですね。特にシューズと異なるメーカーなら、サイズ表記も違うことがあるので、ショップに足を運んでみましょう。
気温0度以下なら、さらなる寒さ対策を
気温0度以下なら、シューズカバーでも足が冷えてしまうかもしれません。その他の防寒対策もチェック!
冬用ビンディングシューズ
ビンディングシューズ自体を冬用にする、という手段もあります。「ウィンターシューズ」とも呼ばれ、防寒機能に特化していますよ。カバーよりも高価なことが多いため、予算に余裕がある人におすすめです。
「貼るカイロ」でしのぐ
一度冷えた足を温めるのは難しいですよね。シューズの外側に「カイロ」を貼っておけば、温かさが持続しますよ。シューズのつま先部分に貼ったカイロをアルミホイルで覆って、カバーを履けば、防寒対策がパワーアップ!
シューズカバーを装着して、冬のライドを楽しもう
厳しい寒さの日には、きれいな冬景色も楽しめます。シューズカバーをうまく活用して、冬場も快適にサイクリングに出かけてみてくださいね!
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