スポーツバイクをより楽しむ、SPDシューズ
ロードバイクやクロスバイクを、より速く長い距離を走りたいと思ったら、ペダルとシューズを固定する「ビンディング」で走ってみませんか?
ビンディングといえば、シマノの「SPD」や「SPD-SL」がメジャーです。もともと、SPDはMTB用、SPD-SLはロードバイク用として開発されましたが、SPDはロードバークやクロスバイクでも使う人は多くいます。
より走行性能を重視する競技志向であれば、SPD-SLが良いですが、初めてのビンディングなら、SPDが安心かもしれません。SPDシューズなら、デザインもカジュアルなモデルが多いです。
SPDシューズのここがイイ!SPDの良いところ。
SPDなら、長い距離のサイクリングはもちろん、普段使いもしやすいでしょう。SPD-SLと比た特徴をご紹介します。
普段の靴に近い感覚で、歩ける
ビンディングシューズの底には、ペダルに固定するための金具(クリート)を取り付けます。SPDは、SPD-SLよりもクリートが小ぶり。また、SPD用のシューズは、靴底からクリートが飛び出さないソールの製品も多く、歩きやすいでしょう。
スニーカーに感覚が近いので、自転車から降りた時も、違和感なく歩けるでしょう。
ペダルとの脱着も簡単
SPDのクリートは小さく、ペダルとの固定力はSPD-SLより小さいです。一方でシューズとベダルの脱着は簡単にできるので、ビンディング初心者もチャレンジしやすいでしょう。停車したいとき、すぐペダルを外せる安心感は、SPDならでは、と言えるかもしれませんね。
スポーティーすぎない見た目
SPDシューズは、スニーカー、サンダルのようなモデルもあります。本格的すぎず、普段着にも合わせやすいモデルもあるので、自分にあった製品もえらびやすいでしょう。
初めてならコレ!おすすめのSPDシューズ5選
まずは初心者でもチャレンジしやすく、服装を選ばずに履けるおすすめのSPDシューズをご紹介します。
SHIMANO MT5
日本の世界的自転車ブランド、「シマノ」のSPDシューズは、日本人の足によくフィットするのが嬉しいですね。初めての1足にもぴったりです。
「MT5」は軽量で、トレッキングシューズのように歩きやすく、メッシュ素材で通気性もばっちり。サイクルジャージなど、スポーティーな服装に合わせやすいデザインです。
サイズ | 38~48 |
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アッパー | メッシュ+TPU |
アウトソール | ラバー+EVA |
SHIMANO SD5
ぱっと見は、SPDシューズとは思えないサンダル仕様のモデル。Tシャツにハーフパンツなど、ラフな服装で乗れますよ。靴下なしでも、快適に走れるでしょう。
サイズ | 38~46 |
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アッパー | 合成皮革 |
アウトソール | ラバー+EVA |
SHIMANO RUMBLE VR
「GIRO」は、ヘルメットやシューズなど、おしゃれな自転車アイテムを作るアメリカのブランド。
「RUMBLE VR」は、スニーカーのようなデザインのSPDシューズです。カジュアルな服装に合わせやすいでしょう。シンプルなベースカラーながら、靴紐やソールにアクセントが入った、全6種類のラインナップ。
サイズ | 39~45 |
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アッパー | 高品質通気性合成メッシュ、レースクロージャー |
アウトソール | モールドSPD対応シャンク(クリート設置ゾーン)、EVAミッドソール/ビブラムラバーアウトソール |
SHIMANO TERRA ERGOLACE X2
フィジークは、イタリアの老舗サドルメーカーが展開するブランド。品質はもろん、スタイリッシュなデザインやカラーリングで、多くのファンがいます。
「TERRA ERGOLACE X2」は、MTB向けにつくられたシューズですが、もちろんロードバイクやクロスバイクでもOKです。クッション性があるソールなので、歩くことが多いシーンにもおすすめです。
サイズ | 36~45 |
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アッパー | ウーブン リップストップ |
アウトソール | X2アウトソール-ナイロンシャンク、EVAミッドソール、ビブラムトレッド-stiffness index 3(ソールの剛性感 3/10) |
SPECIALIZED(スペシャライズド)/2FO ROOST CLIP MTB SHOE
「スペシャライズド」は、アメリカの三大自転車ブランドのひとつ。ボトルなど、自転車用アクセサリーやウェアも扱っています。
「2FO ROOST CLIP MTB SHOE」は、普段使いから休日サイクリングまでこなせる万能シューズ。シンプルな見た目なので、いろんなコーデに合わせて履きたくなりますね。
立ちごけが不安な人へ。すぐに慣れますよ
ビンディングといえば、「立ちごけ(停止するときに足を外せず転倒すること)」が不安な人もいるでしょう。だれでも1回は転ぶよ!と言われるように、実際、私も転んだことがあります。
まずはサドルにまたがり、片足を地面につけて、着脱の練習をしてみてください。もう片方の足でもチャレンジして慣れたら、車通りの少ない場所で、走りながら着脱の練習をしましょう。段階を踏めば、本番でもスムーズに着脱できるようになりますよ。
ビンディングペダルも、一緒に揃えよう
ビンディングシューズには、専用のペダルが必要です。まだ持っていない人は、準備しましょう
ちなみにSPDペダルの中には、片面がフラットペダルの製品もあります。普段靴でも乗りたいなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
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SPDシューズで、カジュアルに走ろう
本格的すぎず、ラフなスタイルで乗れるSPDシューズ。カジュアルな普段着はもちろん、スーツにも合うシンプルなデザインのモデルもありますよ。
ビンディングシューズを履いて、より快適なサイクリングを楽しみましょう!