MTBには、どんなペダルを選ぶ?
マウンテンバイク(MTB)のペダルは、メーカー、値段、性能の特徴など、様々な種類があります。
MTBは、ロードバイクやクロスバイクなどと違い、急な坂を登ったり降りたする激しい動きをするのが特徴の自転車です。悪路を走ったり、地面からの強い衝撃を受けても、安定したペダリングができるペダルを選ぶのがポイントです。
フラットペダルにするか、ビンディングペダルにするか
MTBのペダルは大きく分けて、どんなシューズでも乗れる「フラットペダル」と、専用のビンディングシューズが必要な「ビンディングペダル」の2種類があります。
まずは、この2種でどちらにすべきか、選ぶポイントをご紹介します。
フラットペダルは、こんな場合におすすめ!
専用のビンディングシューズを必要としないので、スニーカーなどでも使えるペダルです。
フラットペダルは、ビンディングペダルと違い、とっさに足をつくことができるので、MTB初心者はもちろん、ハードなトレイルで乗り降りが多い場合でも、メリットがあるペダルです。
MTB用のフラットペダルの選び方
MTBでトレイルを走ると激しく車体が動くので、踏面が大きく、踏み込んだときにしっかりとシューズの底にグリップする、ピンのついたペダルを選びましょう。
【選ぶポイント】
・踏面が大きい
・ピンが付いている
ビンディングペダルはこんな場合におすすめ!
MTBのXCレースやシクロクロスなど、オフロードで行われるレースでは、MTB用ビンディングペダルが良く使われています。ペダリング効率のアップはもちろん、多少の衝撃でも、足がペダルが離れることないので、悪路でもMTBをコントロールできるでしょう。
また、MTB用のビンディングペダルは、ロードバイクなどで主流のSPD_SLタイプ(3つ穴)ではなく、SPDタイプ(2つ穴)のペダルが、ほとんどです。
MTB用のビンディングペダルの選び方
MTBのビンディングペダルは、土や泥がはけるよう隙間の多い構造になっています。ビンディングの構造は同じでも、大きくわけて3種類の形があります。
●本体のみのシンプルなタイプ
レースやサイクリングでの使用が多く、軽量で小さいモデルです。専用のビンディングシューズは必須です。
●ガードのついたタイプ
レースやトレイルライド、サイクリングなどに適していて、踏面が大きめでビンディングに入れなくても足を乗せられる。本体のみのタイプよりシューズが安定する。
●片面フラット・片面ビンディング
キャッチ面が片方なので、レースやトレイルなどで確実にビンディングを入れたい場合は不向きですが、サイクリングや街乗りなど普通のシューズでも、走りたい場合におすすめです。
使い方や楽しみ方によって、最適なビンディングペダルを選びましょう。
おすすめのフラットペダル、5選
しっかりとグリップする、MTBでおすすめの、5モデルをご紹介します!
SHIMANO PD-M8140 XTフラットペダル
シューズのサイズに合わせてSMとMLの2サイズ展開、片面10か所に配置されたピンは六角レンチで取外しができ、長短の選択が可能です。ボディは凹型に成形され、長時間の快適性と効率を高めています。
カラー | ブラック |
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サイズ | SM/100mmx105mm・ML/110mmx115 mm |
重量 | SM/461g・ML/505g |
MKS ALLWAYS
ソールへの負担が少ない、ピンを採用していて、普段のシューズでも使いやすくなっています。ペダル軸に向かって凹型になったボディはシューズを安定させる効果があります。
カラー | ブラック・シルバー |
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サイズ | W110×D84×H21~31mm |
重量 | 381g |
素材 | アルミ |
LOOK TRAIL ROC
片面12か所に配置されたピンは、しっかりとソールをグリップし安定感に期待ができるペダルです。他社のMTBペダルと同等のサイズですが、大胆な肉抜きデザインで重量を200g台に収めた軽量のトレイル向けペダルです。
カラー | ブラック |
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サイズ | 110×110mm |
重量 | 215g |
素材 | アルミ |
CrankBrothers STAMP2
シューズとペダルのマッチングを考えた薄型の鋳造アルミペダル。2サイズ展開でシチュエーションやシューズのサイズに合わせて選べます。ベアリングにはエンデューロ向けが採用され、長時間のライディングでもコンディションを保つでしょう。
カラー | ロウシルバー・ブラック |
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サイズ | スモール/100×100mm・ラージ/114×111mm |
重量 | スモール/431g・ラージ/477g |
素材 | ボディ/アルミ・軸/クロモリ |
TIOGA Spyder DAZZ MX
コストパフォーマンスに優れた高品質な製品を送り出しているタイオガ、サドルなどでおなじみのスパイダーシリーズのペダルです。頑丈な鋳造アルミにメンテナンスフリーで滑らかに回転するベアリングを組み合わせ、トレイルでもサイクリングでもストレスなくペダリングできるでしょう。
カラー | ブラック・ホワイト |
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サイズ | L105×W108×H26mm |
重量 | 本体/415g・ピン/23g |
素材 | アルミ |
おすすめのビンディングペダル、3選
レースなどにもおすすめな、MTBを本格的に楽しめる、ビンディングペダル3モデルをご紹介します!
SHIMANO PD-M8100
XTシリーズのスタンダードなSPDペダルです。安定したペダリングを可能にする大型で低く設計されたプラットフォーム、キャッチ・リリースのテンションも六角レンチで調整が可能です。
カラー | XTシリーズカラー |
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対応クリート | SPD |
ビンディング | 両面 |
crankbrothers CANDY3
エッグビーターにケージが付いた、レースからトレイル・サイクリングまでオールラウンドに使用できるペダルです。クランクブラザーズの特徴である4面キャッチは泥つまりしにくく、オフロードにも最適です。
カラー | ブラック・ダークレッド・スレートブルー |
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対応クリート | エッグビーター |
ビンディング | 4面 |
重量 | 340g |
LOOK GEO TREKKING ROC
片面はビンディング、片面は8本のピンがついたフラットペダルで、ビンディングシューズを使用しないトレイルライドも可能。250gを切る軽量モデルです。
カラー | ブラック |
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ビンディング | 片面 |
重量 | 233g |
ペダルに合ったシューズも揃えよう
MTB用のフラットペダルは、ピンがシューズにソールに食いつくため、普通のシューズではソールが傷だらけになってしまうこともあります。
そのため、フラットペダルを使う時は、ソールがしっかりしたMTB専用シューズが、おすすめです。
また、ビンディングペダルを使う場合は、MTB用のビンディングシューズを用意しましょう。土の上でも歩きやすいようなソールや、スパイクピンが付けられるようになっていたりします。
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自分好みのペダルを見つけよう
MTBのペダルはレース・トレイル・サイクリングなどの「楽しみ方」、「使うシューズ」、「乗り方」に合わせて、ビンディングペダルやフラットペダルの中から、最適なモデルを選ぶことができます。
デザインも自分好みのペダルをみつけて、MTBをより楽しみましょう!
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