自転車が盗難被害に遭ったら?盗難届の手続きなど手順をまとめました

自転車が盗難被害に遭ったら?盗難届の手続きなど手順をまとめました

大切な自転車が盗まれてしまったら、まず落ち着いて、情報を集めましょう。今回は、盗難届の出し方など、自転車が盗難に遭ったときの対応方法を紹介します。必要な情報が揃っていれば、愛車が戻ってくることもありますよ。また、届出をしてから自分で愛車を発見したときの注意点などもまとめました。

目次

愛車が盗まれた!どうしたらいい?

愛車が盗まれた!どうしたらいい?

出典:Flickr/kleuske

駐輪場に戻ったら、愛車が盗まれていた!そんなときは、まずひと息ついて、次の行動をとりましょう。

自転車の盗難は、都内だけでも年に3万件ほど発生する、身近な犯罪。一方で、適切に対応をすれば、愛車が戻ってくることもあります。こちらでは、自転車が盗難に遭ったときの対応をまとめました。

まずは状況の把握と情報の整理

自転車がなくなっていることに気づいたら、最初に周囲を確認しましょう。駐輪場なら、管理人さんが何らかの理由で位置を移動させていることも、あるかもしれません。

また自宅なら、家族が使っていることもあるでしょう。盗難と勘違いしていないかなど、人に聞くなど確認しましょう。

いつ、どこに駐輪した?

いつ、どこに駐輪した?

出典:Flickr/halfrain

人に聞いても見つからなかったら、警察に盗難届を出しましょう。このとき、次の情報をまとめておくといいですよ。

  • ・被害に気づいた日時、最後に自転車を見た日時
  • ・被害に遭った場所
  • ・被害に気づいたときの周囲の状況

できれば、周囲の写真を撮ったり、駐輪場の地図を書いたりして、自転車があった場所を明確にしておくと、より早く状況をわかってもらえるかもしれませんね。

また、防犯カメラがあったかどうか、人通りが少なく犯行がわかりにくい場所があったかどうかなど、気づいたことはメモしておきましょう。

防犯登録番号を確認

防犯登録番号を確認

出典:Flickr/toffehoff

盗まれた自転車の防犯登録番号も、大切な情報。購入時の書類(防犯登録カード)に番号が載っているので、用意しておきましょう。

そのほか、国産の自転車には「車体番号」があることも。番号を証明できる書類があれば、防犯登録番号と一緒に控えておくといいですね。自転車の色などの特徴、メーカーなどもすぐに伝えられるようにしましょう。

書類を記入して、届出しよう

情報をわかる範囲で揃えたら、すみやかに近くの警察署に行きましょう。また保険をかけているなら、保険会社への連絡もお忘れなく。

警察に盗難届を出そう

警察に盗難届を出そう

出典:Flickr/Simon_sees

警察署には、情報がわかる書類やメモと、身分証明書、印鑑を持参します。盗難届をもらい、必要事項を記入して提出しましょう。

盗難保険に加入しているなら、連絡をしよう

盗難保険に加入しているなら、連絡をしよう

出典:Flickr/Government of Alberta

盗難保険に加入しているなら、保険会社にも連絡を。補償金などを受け取るための手順を教えてもらいましょう。

保険会社への連絡には、防犯登録カードや印鑑のほか、盗難届提出時に受ける「盗難届受理番号」などが必要になることもあります。

愛車が見つかったら?

愛車が見つかったら?

出典:Flickr/spinster cardigan

警察が自転車を発見すると、連絡が来ます。

基本は警察署で受け取りになるので、本人確認のための身分証明書を持って行きましょう。

先に自分で見つけても、届出が必要

自力で見つけた場合も、警察署へ連絡する必要があります。というのも、盗難届を取り下げるまでは、愛車は「盗難車」として扱われるため。そのまま持ち帰ると、事実確認などで手続きの手間が増えるので、自転車を動かさずに連絡をするようにしましょう。

【おまけ】盗難に遭わないための対策

盗難された自転車は、残念ながら、100%見つかるとは限りません。盗まれてしまう前に、被害に遭いにくくするための対策を紹介します。

鍵をかけよう

鍵をかけよう

出典:Flickr/Elvert Barnes

鍵は、必ず用意しましょう。シティサイクル(ママチャリ)には、「リング錠」が最初からあることがほとんどですが、壊されやすい場合もあり、さらにもう一つ鍵をかけると安心です。

とくに「U字ロック」、「チェーンロック」、「ブレードロック」などの、防犯性が高い鍵がおすすめ。また、鍵をかけるときには、輪止めなど地面に固定された物もつなげておくといいでしょう。

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人目につくところに駐輪しよう

人目につくところに駐輪しよう

出典:Flickr/Gene Bisbee

人通りの多い場所は、常に人目があるので、盗難が起きにくい場所です。また、監視カメラがある場所を選ぶのも手でしょう。

大きな駐輪場なら、出入り口の近くなどに駐輪するなど、なるべく盗難リスクの少ない場所を意識して、利用するのも1つの方法です。

盗まれたら、情報をそろえて盗難届を!

盗まれたら、情報をそろえて盗難届を!

出典:Flickr/Ivan Radic

愛車が盗まれたら、まずは落ち着いて、情報をまとめましょう。正確な情報が揃うほど、手がかりも見つけやすくなるかもしれません。盗難届の手続きには、身分証や印鑑なども持参しましょう。

もちろん、日頃からの盗難対策も、忘れず行ってくださいね。