愛車が盗まれた!どうしたらいい?
駐輪場に戻ったら、愛車が盗まれていた!そんなときは、まずひと息ついて、次の行動をとりましょう。
自転車の盗難は、都内だけでも年に3万件ほど発生する、身近な犯罪。一方で、適切に対応をすれば、愛車が戻ってくることもあります。こちらでは、自転車が盗難に遭ったときの対応をまとめました。
まずは状況の把握と情報の整理
自転車がなくなっていることに気づいたら、最初に周囲を確認しましょう。駐輪場なら、管理人さんが何らかの理由で位置を移動させていることも、あるかもしれません。
また自宅なら、家族が使っていることもあるでしょう。盗難と勘違いしていないかなど、人に聞くなど確認しましょう。
いつ、どこに駐輪した?
人に聞いても見つからなかったら、警察に盗難届を出しましょう。このとき、次の情報をまとめておくといいですよ。
- ・被害に気づいた日時、最後に自転車を見た日時
- ・被害に遭った場所
- ・被害に気づいたときの周囲の状況
できれば、周囲の写真を撮ったり、駐輪場の地図を書いたりして、自転車があった場所を明確にしておくと、より早く状況をわかってもらえるかもしれませんね。
また、防犯カメラがあったかどうか、人通りが少なく犯行がわかりにくい場所があったかどうかなど、気づいたことはメモしておきましょう。
防犯登録番号を確認
盗まれた自転車の防犯登録番号も、大切な情報。購入時の書類(防犯登録カード)に番号が載っているので、用意しておきましょう。
そのほか、国産の自転車には「車体番号」があることも。番号を証明できる書類があれば、防犯登録番号と一緒に控えておくといいですね。自転車の色などの特徴、メーカーなどもすぐに伝えられるようにしましょう。
書類を記入して、届出しよう
情報をわかる範囲で揃えたら、すみやかに近くの警察署に行きましょう。また保険をかけているなら、保険会社への連絡もお忘れなく。
警察に盗難届を出そう
警察署には、情報がわかる書類やメモと、身分証明書、印鑑を持参します。盗難届をもらい、必要事項を記入して提出しましょう。
盗難保険に加入しているなら、連絡をしよう
盗難保険に加入しているなら、保険会社にも連絡を。補償金などを受け取るための手順を教えてもらいましょう。
保険会社への連絡には、防犯登録カードや印鑑のほか、盗難届提出時に受ける「盗難届受理番号」などが必要になることもあります。
愛車が見つかったら?
警察が自転車を発見すると、連絡が来ます。
基本は警察署で受け取りになるので、本人確認のための身分証明書を持って行きましょう。
先に自分で見つけても、届出が必要
自力で見つけた場合も、警察署へ連絡する必要があります。というのも、盗難届を取り下げるまでは、愛車は「盗難車」として扱われるため。そのまま持ち帰ると、事実確認などで手続きの手間が増えるので、自転車を動かさずに連絡をするようにしましょう。
【おまけ】盗難に遭わないための対策
盗難された自転車は、残念ながら、100%見つかるとは限りません。盗まれてしまう前に、被害に遭いにくくするための対策を紹介します。
鍵をかけよう
鍵は、必ず用意しましょう。シティサイクル(ママチャリ)には、「リング錠」が最初からあることがほとんどですが、壊されやすい場合もあり、さらにもう一つ鍵をかけると安心です。
とくに「U字ロック」、「チェーンロック」、「ブレードロック」などの、防犯性が高い鍵がおすすめ。また、鍵をかけるときには、輪止めなど地面に固定された物もつなげておくといいでしょう。
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人目につくところに駐輪しよう
人通りの多い場所は、常に人目があるので、盗難が起きにくい場所です。また、監視カメラがある場所を選ぶのも手でしょう。
大きな駐輪場なら、出入り口の近くなどに駐輪するなど、なるべく盗難リスクの少ない場所を意識して、利用するのも1つの方法です。
盗まれたら、情報をそろえて盗難届を!
愛車が盗まれたら、まずは落ち着いて、情報をまとめましょう。正確な情報が揃うほど、手がかりも見つけやすくなるかもしれません。盗難届の手続きには、身分証や印鑑なども持参しましょう。
もちろん、日頃からの盗難対策も、忘れず行ってくださいね。