チューブレスタイヤがパンク!どうすればいい?
チューブレスタイヤで、パンク!ショックですよね。でも正しく対処すれば、そのまま乗って帰れることもあるので、まずは落ち着いてタイヤを確認しましょう。
こちらでは、チューブレスタイヤのパンク修理方法を、簡単に紹介します。
現場で応急処置、自宅でがっつり修理が基本!
走行中、パンクに気づいたら、まずは応急処置を。なにもせずそのまま走り続けると、リムまでキズがつき、タイヤだけでなくホイールもダメになってしまいます。
応急処置で最低限走れるようにしたら、帰宅後にしっかり修理をしてあげましょう。
パンクしたチューブレスタイヤの応急処置
チューブレスタイヤは硬く、伸縮性が少ないため、小さなキズがついてもすぐに空気は抜けません。ゆっくりと抜けていき、気づいたらパンクしていた、なんてことも多いでしょう。そのまま乗って帰れる距離なら問題ないですが、そうでない場合は、応急処置をします。
応急処置には、大きく3つの方法があるので、試しやすい方法を選んでくださいね。
①チューブを入れる方法
タイヤの中にチューブをいれて、クリンチャータイヤ化する方法。
タイヤのサイズにあうチューブと、工具が必要になります。キズの程度よっては、タイヤブート(穴や亀裂をふさぐシール)で処置してからチューブを入れましょう。
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②シーラントを注入する方法
「シーラント」という液体を入れて、パンクした原因の穴をふさぐ方法です。
バルブコアを抜いてから注入するため、工具が必要になります。カットパンクなどキズが大きい場合は、シーラントを注入してもふさげないので、別の方法で対処しましょう。
③瞬間パンク修理剤を使う方法(おすすめ!)
チューブレスタイヤ用のパンク修理剤を使います。
タイヤを外さず作業ができるので、時間をかけずに応急処置できますよ。バルブに差し込むだけで修理剤を注入でき、手が汚れる心配もありません。
自宅でパンク修理!必要なアイテムはコレ
帰ってきたら、今後も乗れるようにしっかり修理をしましょう。小さなキズなら、自分で直せちゃいますよ!
【準備するアイテム】
- ●タイヤレバー
- ●修理パッチ
- ●接着のり
- ●紙ヤスリ
- ●空気入れ
- ●手袋
パンク修理に必要なアイテムがひと通り揃った、キットも便利ですよ。ちなみにタイヤレバーは、チューブレスタイヤ用が作業しやすくおすすめ。
チューブレスタイヤのパンク修理手順
ではさっそく、パンク修理をしてみましょう。
1.フレームから車輪を外す
手袋や軍手をして作業をすると、手のケガ防止になり、汚れもつきませんね。
2.修理したい部分を確認する
タイヤのキズ、穴がある部分を、空気の漏れる音などを聞きながら探しましょう。
3.タイヤの空気を完全に抜く
空気がすでに抜けきっている場合は、必要ありません。
4.タイヤのビードを、リムの中心に落とす
リムと接着している部分を、中心まで落とし込みます。
5.タイヤレバーを使って、タイヤを外す
リムとタイヤにキズをつけないよう、注意しましょう。
6.修理する部分を、ヤスリで削る
修理パッチを貼る部分をヤスリで削り、平らにします。
7.接着のりを使って、修理パッチを貼る
タイヤに接着のりを塗布し、その上に修理パッチを貼ります。ヘラやハンマーを使って密着させましょう。
8.タイヤをホイールに装着する
リムの中心にしっかりビードを落とします。
9.空気を入れ、ビードを上げる
上がらない場合は、石鹸水をつけて滑りを良くしてあげると、上がりやすくなりますよ。
10.適正値まで空気をいれる
パンクしていた部分から、空気が漏れていないかも確認しましょう。
11.フレームに取り付ける
問題なければ、フレームに車輪を取り付けて完了です。
損傷がひどいときは、タイヤ交換も検討しよう
チューブレスタイヤは基本的に、キズがついたら「タイヤ交換」をおすすめします。
修理したタイヤでも走れますが、またすぐパンクするリスクが高くなっています。安全性のためにも、一度パンクしたら、タイヤ交換を考えてみてもいいでしょう。
落ち着いて!まずはタイヤの状態を確かめましょう
パンクしたまま走ると、ケガや事故を起こす原因になってしまいます。
空気を入れてもすぐ抜けるなど、おかしいな?と思ったら、パンクしていないか確認してみてください。走行中に気づいたら、焦らず、まずは応急処置を試してくださいね。早めに修理するか、タイヤ交換をして、また安全に走りだしましょう。