TNIはアメリカのサイクルパーツメーカー
「TECHNOLOGY」・「NIES」・「IDEA」の頭文字をとって名付けられたメーカー「TNI」は、アメリカのカリフォルニア州にある総合的なサイクルパーツメーカーです。
TNIの製品はこの記事で紹介するサドルをはじめ、ハンドルやステム、ブレーキやディレーラーなど、サイクルパーツのほぼ全域をカバーしています。
さらには、工具やライトなどの装備品や、グローブなどのアパレル、フレーム・ホイールまでリリースしています。
TNIのサドルの特徴
そんTNIのサドルの特徴は、下記の通りです。
1. 抜群のコストパフォーマンス
2. 座り心地を重視した穴あきモデル
3. 幅広いラインナップ
抜群のコストパフォーマンス
TNIのサドルは品質や性能とくらべて、価格がおさえられています。同程度の品質の製品であれば、他メーカーよりもTNIのサドルはコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
製品の品質やコスト面など、安心して検討できるサドルと言えるでしょう。
座り心地を重視した穴あきモデル
TNIのサドルの大半は、穴あき形状を採用しています。
穴あきサドルは、通気性がよく圧迫感を軽減できるため、「長時間のライドでも快適」というメリットがありますよ。
幅広いラインナップ
ライダーのニーズに応え穴あきサドルを多く採用したり、レーシングから街乗りモデルまで幅広く対応したサドルをラインナップしています。
TNIのサドルラインナップをチェックすれば、探しているサドルがきっと見つかるはず!
TNIのサドルラインナップ
TNIサドルのすべてのラインナップをご紹介します!
TNI LiteFly カーボンサドル
ショートノーズのカーボンサドル
カーボン+パッドのショートノーズ形状・穴あきサドル。ノーズ部分は前下がりになっており、前傾姿勢がとりやすくなっています。
サイズ | 150x250mm |
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重量 | 167g |
サドル素材 | パッド+カーボン |
レール素材 | カーボン |
TNI ETPU サドル
シューズやマットにも使うクッション材を使用
パッドに使用されモデル名にもなっているETPUは、ランニングシューズやヨガマットにも使われるクッション材です。サドル表面は凹凸のあるデザインで滑りにくく、ロングライドにも適したスポーツサドルです。
サイズ | 145×260mm |
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重量 | 272g |
サドル素材 | エラスティックPVCレザー・ETPU |
レール素材 | クロモリ |
TNI メッシュカーボンサドル
カーボン使用の超軽量サドル
サドル部にはナイロン+カーボン、レールはフルカーボンで100gを切る超軽量レーシングサドル。現行はスリムタイプのみになります。
サイズ | 280x140mm |
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重量 | 97g |
サドル素材 | ナイロン・カーボン |
レール素材 | カーボン |
TNI HYPER (ハイパー) カーボンサドル
軽量・快適なフルカーボンサドル
細身な形状のフルカーボンサドル、衝撃を吸収するカーボンをベースに、薄めのパッドをあわせたレーシングサドルです。
サイズ | 140x270mm |
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重量 | 120g +/-3g |
サドル素材 | カーボン |
レール素材 | カーボン |
TNI コルサチタン E・3
軽量なクロスカントリー向けサドル
前後に体重移動をしやすい270mm、細身のデザインは大きく腰を引いても邪魔になりませんが、座面は広くしっかりとシッティングすることもできます。
サイズ | 270×130mm |
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重量 | 176g |
レール素材 | チタン |
TNI フライト
シャープなスタイリングのレーシングサドル
レースでの使用を想定し、ノーズ部分をシャープに、パッドを薄めにしたモデルです。穴あきモデルなので、着座しやすくロングライドにもいいでしょう。
サイズ | 270×130mm |
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重量 | 248g |
レール素材 | チタン |
TNI Slim
しなやかな乗り心地のロードサドル
ベースにナイロンを使用した穴あきモデル、ベースカラーも4色あり、バイクとのコーディネートも楽しめます。現行はカーボンレールモデルで、チタンレールモデルは流通品のみとなりますので注意しましょう。
サイズ | 280x140mm |
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重量 | 198g |
サドル素材 | 軽量フォームパッド+ナイロンベース |
レール素材 | カーボン |
TNI Softy サドル
乗り心地重視のスポーティーなコンフォートサドル
乗り心地を意識してパッドは厚みがあるものの、デザインはすっきりしたショートノーズで座面はやや広くなっており、コンフォートからスポーツライディングまで幅広く使えます。
サイズ | 162×250mm |
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重量 | 359g±5 |
サドル素材 | マイクロファイバーレザー・EVA+PU/ゲル |
レール素材 | クロモリ |
TNI ComfortFly サドル
ロングライドにおすすめショートノーズ
穴あきタイプのショートノーズ、座面が広めになっているので、ロングライドや着座に違和感のある方におすすめです。
サイズ | 145x245mm |
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重量 | 291g |
サドル素材 | パッド付き合成皮革・ポリプロピレンベース |
レール素材 | クロモリ |
TNI ComfortJet (コンフォートジェット) サドル
街乗りも快適なコンフォートサドル
幅が広い穴あきサドルで、圧迫感を下げパッドにはウレタンフォームを採用、街乗りやロングライドでも快適に走ることができます。
サイズ | 145x255mm |
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重量 | 262g |
サドル素材 | ポリウレタンパッド・ポリプロピレンベース |
レール素材 | クロモリ |
TNI TourFly サドル
EVAフォーム使用の快適ショートノーズ
幅の広いショートノーズタイプ、パッドにはヨガマットにも使われるEVAフォームを採用で、ロングライドや街乗りも快適なライディングになります。
サイズ | 165x250mm |
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重量 | 250g |
サドル素材 | EVAフォームパッド・プラスティックベース |
レール素材 | チタン |
TNI ストリーム
ライディングポジションの自由度が高い穴あきサドル
細身のスポーティーなサドルですが、センターにある穴と前後に通すように溝が設けられ、ポジションの前後移動があっても快適に座ることができます。
サイズ | 282×141mm |
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重量 | 266g |
レール素材 | チタン |
TNI コンフォートミニサドル
ジュニアサドルをお探しの方にも!
穴あきのエルゴモデルで、ショートサドルというよりは全体的に小さく、小柄な女性やジュニアライダーにもおすすめです。
サイズ | 250×120mm |
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重量 | 216g |
レール素材 | クロモリ |
サドル選びはライドスタイル次第!
TNIからはたくさんのサドルがラインナップされていますが、いったいどのモデルを選べばよいのでしょう?
実はサドルの選び方は、ライドスタイルによって異なるんです。
・ スポーツ走行 → 硬くて細いサドル
・ 街乗り → 柔らかくて広めのサドル
それぞれ詳しく解説します!
スポーツ走行・ロングライド
スポーツ走行やロングライドでのフォームは、前傾姿勢で身体を支えるため、ハンドル・サドル・ペダルの3点に体重が分散されています。
3点で支えるためサドルにそれほど柔らかさは必要ありませんが、ロングライドを考えた場合、クッション性の高いものを選ぶといいでしょう。
また、幅が広いサドルは座り心地がいい反面、ペダリングでは脚の動きの邪魔になる場合があるので、スポーツ走行では細身のデザインが好まれています。
・コルサチタン
・フライト
・Slim
・メッシュカーボンサドル
・ハイパーカーボンサドル
街乗り・ポタリング
上の写真のように、上体を起こして街乗りやポタリングを楽しむことが多い方は、サドルに体重がかかりやすいため、「安定感のある広め」「快適な柔らかめ」がいいでしょう。
街乗りやポタリングの際は、スピードを出すことよりも快適性の方が重要ですよね。
・Comfort Fly サドル
・Comfort Jetサドル
まだポジションの定まっていない方は柔らかめ・広めで!
スポーツバイクを始めたばかりの方が、慣れていない硬くて細いサドルを使うと違和感を覚えてしまうかもしれません。
これからサドルのポジションを決めるなら、柔らかくて広めのサドルから初めて、慣れてきたら硬め・細めのサドルに換えていくのがおすすめです!
サドルの交換方法
高さ、角度、前後位置など、サドル位置が乗車姿勢に合っていないと、「不快感」や「痛み」を感じる原因となります。
以下の記事で正しいセッティング方法を学んだら、走り込みながら微調整しつつ、自分に合ったサドル位置を見つけましょう!
サドルの交換方法はこちら
幅広く選べて、コスパに優れたTNIサドル
TNIは、品質の高い製品を安価で、幅広くラインナップするサイクルパーツメーカーです。
サドルについても、レーシングからショートノーズ、コンフォートやキッズサドルまでカバーしており、TNIのラインナップをチェックすれば、希望のサドルがきっと見つかるはず!