自転車キャンプでは、車やバイクに比べて積載量が劣ります。特にキャリア等を使用しないバイクパッキングでは、身軽に自転車キャンプができるけど、荷物が載せられないことも…
そこで、おすすめしたいのがトピーク製の「ヴァーサケージ」。積載量が増える魅力的なアイテムをご紹介します。
トピーク製ヴァーサケージとは
トピークは台湾に拠点する、自転車用品メーカーです。自転車用の工具類からスタートした企業ですが現在は自転車キャンプ用の商品も多数ラインナップしています。
その中でもヴァーサケージはとても使い勝手の良い商品で、自転車キャンプに限らず荷物を載せるシーンで活躍してくれるでしょう。
ヴァーサケージの特徴
バイクパッキングの基本装備は「ハンドルバッグ」「フレームバッグ」「サドルバッグ」3点になります。
真夏の自転車キャンプで1〜2泊程度ならこの3点装備でも問題ないことが多いですが、寒くなってくると話が変わります。冬用の着替えや、寝袋も寒さに対応したものだと大きさが増します。そんな時に活躍するのが、この「ヴァーサケージ」です。
一番スタンダードな取り付け位置はフォークの左右になります。他社にもフォークへ取り付けられる大型ボトルケージはありますが、ほとんどの場合フォークにダボ穴がないと取り付けができないのです。このダボ穴、フォークに備わっている自転車はそう多くはありません。
しかし、このヴァーサケージはダボ穴がなくても装着ができるのがが最大の特徴で、今までフォークへの取り付けを諦めていた人もこのヴァーサケージで積載量を増やすことができます。
実際に使ってチェックしてみよう
実際に自転車キャンプで使ってみた使用感や感想をレビューしたいと思います。
3本のバンドでしっかり固定
通常のダボ穴につけるボトルケージだと「2点のダボ穴」で固定しますが、ヴァーサケージは「3点をベルト」で固定します。これにより固定力が上がりズレにくくなっています。
バンドをアーレンキーで回して締め込むのですが、バンド内側にはゴムがあり一緒に挟み込みます。
このゴムが滑り止めの役割とフォークが傷つくのを最小限におさえてくれるのです。
最大荷重は3kgまで
最大荷重は3㎏まで。最大積載量まで載せてしまうとフラついて走行に影響が出そうですが、耐荷重的には問題ありません。
2本のストラップでしっかり固定
載せる荷物は付属する2本のストラップでしっかりと固定します。ストラップのトーピークのロゴもカッコ良いですね!
何を載せるのがおすすめ?
積載におすすめのギアはソロ用の軽量コンパクトなテントやドライバックに入れた着替え、3シーズン用の寝袋など。
真冬のダウンシュラフは厚みが増すためメーカーによっては載せられないこともあるので注意しましょう。2リッターのペットボトルなども載せられますが、水類は揺れてハンドルをとられるのでおすすめできません。
ダウンチューブへの取付も可能
ヴァーサケージの取付可能径は20〜60mmまでです。左右のフォークに取り付けるのが一般的ですが、60mm以内であればダウンチューブにも取付ことが可能になります。このように3つのヴァーサケージを取付ればさらに積載量を増やすことができるでしょう。
一般的なボトルケージと大きさ比較
一般的なボトルケージと「ヴァーサケージ」の大きさを比較してみました。
●一般的なアルミ製ボトルケージ
サイズ:L80 x W80 x H120mm
重量:40g
●ヴァーサケージ
サイズ:L70 x W120 x H220mm
重量:128g。
並べてみても、サイズスペックからも、大容量なのがわかりますね。素材はエンジニアリングプラスティックで、とても丈夫で軽量です。
ヴァーサケージを使用する注意点
次に使用する際の注意点もあったので紹介します。
余ったバンドは絡まないようにしっかり隠す
荷物を締めたあとの、余ったストラップはちゃんと隠しましょう。走ってる最中にひらひらして車輪に巻き込む危険があるからです。
荒れた道ではずり落ちてくる可能性
しっかり固定されているものの、砂利道など継続的な振動が続くと、だんだんとずり下がってくる可能性があります。特に下へ向かって細くなる形状のフォークは注意が必要です。ライド中は時折確認するようにしましょう。
ものに当たるとズレる
走行中に、飛び出てる木や草、ポールなどに荷物が当たるとヴァーサケージがズレてしまうことも。これはダボ穴で固定されているボトルケージとは違うので、どうしても完全には固定はできません。走行中は障害物に注意して走りましょう。
ヴァーサケージで積載量を増やし自転車キャンプへ
ヴァーサケージを有効に使えば、積載量を増やせるとても便利なアイテムです。ダボ穴がなくても使えるので、ほとんどの自転車に使うことができるのでとてもおすすめです。ヴァーサケージを活用してぜひ自転車キャンプへ!
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