自転車の必須アイテム「テールライト」
自転車の後ろに装着する「テールライト」。暗い場所を走る際、後方の自動車や自転車に自分の存在を知らせる役割があり、各都道府県が定める道交法でも装着が義務付けられています。
ロードバイクやクロスバイクには標準装備されてません!
シティサイクルなどでは、反射板タイプのテールライトが付いていたりしますが、ロードバイクやクロスバイクは、標準ではほとんど装備されていなく、別途購入する必要があります。
テールライトのバッテリー方式は主に2種類
それでは、テールライトの種類を確認していきましょう。まずはバッテリー方式。大きく分けて「乾電池式」と「USB充電式」の2種類があります。
万能な使い勝手の乾電池式
単三、単四電池やボタン電池などを使う乾電池式は、新しい電池で使い始めたら、しばらく電池を交換する必要はありません。また、予備の電池を用意しておけば、走行中に電池が切れても安心です。ですが、電池が切れるたびに購入する必要があるため、ランニングコストがかかるデメリットがあります。
ランニングコストが安いUSB充電式
USB充電式は、USBケーブルで充電するタイプ。手軽に充電できて、ランニングコストも抑えられるのがメリットです。長時間走行する際は十分に充電しなければ途中で電池が切れると補充がしづらいのは、デメリットな点でしょう。
取り付ける箇所は主に2箇所
次はテールライトの取り付け箇所。主に「シートポスト」か「シートステー」のどちらかになります。
シートポストに取り付けるタイプ
サドルの下部分であるシートポストに装着するタイプがもっとも多いタイプです。シートポストに取り付けるタイプでも、ベルクロ方式の直接シートポストに取り付けるタイプや、台座を固定して装着するタイプ等があります。
シートステーに取り付けるタイプ
自転車後方のフレーム(シートステー)に取り付けるタイプのテールライトです。テールライトが取り付けられないサドルバッグを装備する場合はこのタイプがおすすめです。
左右どちらに取り付けるかですが、自転車は自動車よりも左側を走行するため、右側のシートステーにつけるようにしましょう。
自動点灯機能があると便利
昼間から夕方にかけて走る時や、昼間にトンネルを走る時など、暗くなったら自動的に点灯するライトが便利です。点灯し忘れ防止や、自転車から降りて点ける手間もなくなります。
自転車用テールライトの選び方
それでは、選び方のポイントを見ていきましょう。
赤色のライトを選ぶ
テールライトの色は「赤色」を選びましょう。もし白色の製品があっても選ばないようにしてください。各都道府県の道交法では、赤色もしくは橙色の色の指定があります。そのため、使わなくなったフロントライトをテールライトとして使ったりするのも、もちろんNGです。
明るさで選ぶ
テールライトの明るさは100m後方からでも確認できるのが1つの基準になっており、良く使われる「ルーメン」と呼ばれる明るさの基準だと、約10~15ルーメンほどと言われています。安全性を高めたい場合は、できるだけ明るいライトを購入しましょう。
連続点灯時間もチェックしよう
1回のフル充電や乾電池補給で、連続して点灯できる時間はライトによってさまざまです。ロングライドなど夕方以降に走行する時間が長い場合は、長い連続点灯時間が必要です。使用シーンによって適した点灯時間のものを選びましょう。
それでは、おすすめのテールライトをご紹介します!
自転車のテールライトおすすめ9選
キャットアイ テールライト OMNI3
OMNI3は乾電池式の自動点灯機能付きライトです。明るさと振動を検知して自動で点灯・消灯します。停止しても50秒間は光り続けるため、信号待ちでも消えずに安心です。
バッテリー方式 | 乾電池式(単四形乾電池2本) |
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使用時間 | 点灯/約100時間 |
キャットアイ ーフティライト WEARABLE mini
クリップ式で、専用台座を使いシートポストに装着するだけでなく、ウェアやサドルバッグなどにも付けることができます。
バッテリー方式 | 乾電池式(ボタン電池) |
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使用時間 | 点灯/約60時間 |
LEZYNE フェムトドライブ
明るい乾電池式のテールライト。レンズ部分を押すだけで電源を入れられ、3回点滅と点灯のモードを簡単に切り替えられます。
バッテリー方式 | 乾電池式(ボタン電池) |
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使用時間 | 点灯/約30時間 |
LEZYNE ストリップドライブ リア
USB充電式ですがケーブルは不要で、下部のキャップを取り出すだけでUSBプラグに接続できます。
バッテリー方式 | USB充電式 |
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使用時間 | 点灯/約2.5時間 |
仕様 | 防水性能あり |
Gaciron W10
ライト部分のスイッチを押すことで簡単にモードの切り替えができます。ラバーバンドなので場所を選ばずに付けられます。
バッテリー方式 | USB充電式 |
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使用時間 | 点灯/約4時間 |
仕様 | 防水機能あり |
Gaciron W06
振動と明るさを感知するセンサーがあり、自動的に点滅・消灯します。このテールライトもラバーバンドなのでシートステーなどにも装着可能です。
バッテリー方式 | USB充電式 |
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使用時間 | 点滅/約27時間 |
仕様 | 防水機能あり |
ENFITNIX テールライト
防水性能・USB充電式・コンパクト・自動点灯機能といったテールライトに必要な機能をバランス良く搭載したライトです。
バッテリー方式 | USB充電式 |
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仕様 | 防水機能あり |
Ziyue セーフティーライト
2時間フル充電して最大14時間利用できるので、少しの間充電できればある程度の時間利用できます。コンパクトなモデルでありシートステーにもスマートに取り付け可能です。
バッテリー方式 | USB充電式 |
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使用時間 | 点灯/約14時間 |
仕様 | 防水性能あり |
Salerno LEDクリップライト
クリップ式のライトなので取り外しが簡単で、どこでも取り付けることが可能です。自転車以外にも暗い時間の散歩やランニングで利用できます。
バッテリー仕様 | 乾電池式(ボタン電池) |
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使用時間 | 点灯/約60時間 |
使用時は、点滅ではなく点灯で!
点滅機能があるテールライトもありますが、基本は「点灯」させて使用しましょう。道交法では、点灯での使用が定められています。点滅で使用する場合は、別途反射機材が必要になるので、使い方には気をつけましょう。
テールライトを装着して安全な走行を!
テールライトは「セーフティライト」とも呼ばれるように、自転車の安全性を高める効果的なアイテムです。夕方以降に自転車を使う場合や、トンネルを走る時はテールライトを装着して、安全に自転車を楽しみましょう!