入間川サイクリングロード完全ガイド|トイレ・自販機・休憩スポット・注意点を解説

【埼玉】入間川サイクリングロードを走ってきた|初心者でも迷わず走れて間違いないコース

埼玉県狭山市から川越市まで、入間川沿いに続く全長約23kmの入間川サイクリングロードを編集部が実走レポート。信号も少なく、途中には休憩にぴったりな公園もいくつかあるため、自転車に乗り始めたばかりの初心者の方にもおすすめのコースです。

この記事では、実際にスタート地点の豊水橋から、ゴールの入間大橋まで全区間を走って確認してきた情報をもとに、ルートの様子を区間ごとに詳しく解説します。トイレや自販機の場所、休憩スポットなど、走る前に知っておきたい情報を写真付きでまとめました。

入間川サイクリングロードが気になっている方、サイクリングに初めて挑戦してみたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

入間川サイクリングロードは初心者にピッタリなコース

入間川サイクリングロードを自転車で走る男性

撮影:編集部

入間川サイクリングロードの正式名称は「県道川越狭山自転車道線」。埼玉県川越市の入間大橋から、狭山市の豊水橋まで、入間川沿いを走る全長約23kmのサイクリングロードです。筆者も何度も走っている、慣れ親しんだルートです。

距離 23km
獲得標高 20m
目安時間 3h
レベル
★★☆☆☆

路面はアスファルト舗装できれいに整備されていて、橋や交差点での一時停止箇所が少ないため車を気にせずリズムよく走れるのが特徴です。また、コース沿いには公園が点在しており、疲れたタイミングで気軽に休憩できます。

全体的に市街地の近くを通っているため、トイレや自販機などの休憩も取りやすく、サイクリング初心者の方でも無理なく走りやすいコースです。距離も片道20km強と初心者向けですが、荒川サイクリングロードに接続しているため、中級者~上級者の方がルートに組み込むのにもおすすめ。

今回は、編集部が狭山市の豊水橋をスタートからゴールの川越市入間大橋まで実際に走り、見どころや注意点などをチェックしてきました。

サイクリングロード全体のレポートはかなり長くなるので、4つの区間に分けて詳しく解説します。順番にチェックしても、気になる部分や行ってみたい場所だけ先に見てもOKです。

【START〜3km】「豊水橋~入間川にこにこテラス」

入間川サイクリングロードのスタート地点豊水橋

今回は、入間川サイクリングロードの狭山市側の起点である豊水橋からスタートします。入間川に沿って上流から下流に向かい、スタートからしばらくは左岸を走ります。

入間川サイクリングロードの豊水橋からの景色

豊水橋は、西武池袋線・入間市駅から自転車で10分かからない距離の場所にあります。橋の上からは入間川の広い河川敷が一望でき、これから走るコースの雰囲気が伝わりワクワク感が高まります。

入間川サイクリングロードのスタート看板

サイクリングロードに入ってすぐの場所には、スタート地点の看板があります。

入間川サイクリングロードのスタート&ゴール標識

路面にもスタート&ゴールの標識が。サイクリングロードのどちら側からでも走れるように、スタートとゴールの標識が両方埋め込まれています。

入間川サイクリングロードを走る筆者

スタート地点は公園になっていて、サイクリングロード沿いの風景を楽しみながら走れます。路面の状況が良く、スタート直後から気持ち良く走れる区間です。

入間川サイクリングロードを走る筆者

ただし、道幅はあまり広くなく歩行者も多いため、スピードを落として周囲に注意しながら走る必要があります。また、幅が狭い場所では向かいから来る自転車や歩行者に道を譲りましょう。

入間川サイクリングロードの広瀬橋

スタートした後の、最初の目印である広瀬橋は、アンダーパスになっていて道路を横断せずスムーズに通過できます。

入間川サイクリングロードは、全体的にアンダーパスが多く、信号や横断歩道でストップせずリズムよく走れるのが好印象です。

入間川サイクリングロード沿いのスーパーマーケット 

また、広瀬橋のすぐ近くには大型のスーパーマーケットもあり、ここで水分や補給食、お昼ご飯などを購入できます。

入間川サイクリングロードから見える入間市の景色

少し走った場所にはベンチがあり、川沿いの風景を眺められるようになっていました。

入間川の流れ

スタートしてすぐの地点ですが、段差を流れ落ちる水の様子や音でさっそく癒されます。

入間川サイクリングロードの本富士見橋

2本目の橋「本富士見橋」も、アンダーパスになっていてノンストップで通過できます。

入間川にこにこテラスのベンチ

さらにしばらく走ると、サイクリングロード沿いに不思議な形状のベンチが設置されていました。木陰になっているので、横になってくつろぐのも気持ち良さそうです。

入間川にこにこテラスのトイレ標識

ここは「入間川にこにこテラス」という公園で、広い緑地と広場、ベンチやトイレなどが設置されていて休憩スポットにピッタリです。

入間川にこにこテラスのサイクルラック

サイクルラックが設置されているので、スタンドのないロードバイクやクロスバイクでも立ち寄りやすいですね。

入間川サイクリングロード沿いのスターバックス

さらに、公園の隣にはスターバックスもあり、店内やテイクアウトしてゆっくり休憩することも可能です。また、道路を挟んだ向かい側にコンビニもあるため、ここで補給もしやすいです。

【3km〜7km】「入間川にこにこテラス」~「安比奈親水公園」

入間川サイクリングロードの昭和橋付近

「入間川にこにこテラス」のすぐ先の昭代橋手前は、道が2つに分かれていますが、看板の右側、川越方面に進みます。ここもアンダーパスになっているため、車の交通を気にせず走りやすいです。

しばらく走ると、路面にスタート地点からの距離を示す標識がありました。サイクルコンピューターがなくてもどれくらい走ってきたのか分かるため、休憩のタイミングや残りの走り方を組み立てやすいですね。

入間川サイクリングロードの交差点

河川敷の公園沿いを走ったあと左にカーブすると、車も通る交差点があります。

公園の駐車場に出入りする車が通ることがあるので、一時停止して左右の安全を確認しながら進みましょう。

入間川サイクリングロードを走る筆者

ここから先は、静かな住宅地と公園に挟まれた区間を進みます。

見晴らしがよく走りやすい区間ですが、時々車との交差点があるので、しっかり一時停止して左右を確認しましょう。

ちなみに「とまれ」の看板に書いてある動物にバリエーションがあるので、全パターン写真を撮るといった楽しみ方もできそうですね。

入間川サイクリングロードの入間川大橋

住宅街を抜けると「入間川大橋」に差し掛かります。

ここもアンダーパスになっていますが、看板の通り下り坂ではスピードが出やすいため、速度を抑えて人や向かいから来る自転車に気を付けながら走りましょう。

入間川サイクリングロードの止まれの看板

入間川大橋を越えた先にも交差点があり、さっそくパンダの「とまれ」の看板を発見しました。

サイクリングロードは単調になりやすいですが、こうした細かい工夫も楽しませてくれますね。

入間川サイクリングロード沿いの西武文理中高

さらに進むと西武学園文理中高が見えてきます。直線で見晴らしがよく気持ち良いですが、ほかの区間と同じようにスピードを出しすぎず歩行者に注意して進みましょう。

サイクリングロードの隣にフラットダート区間があるので、グラベルロードなどの自転車なら、ちょっとオフロード走行を楽しんでみるのも良さそうです。

入間川サイクリングロードの川越市の看板

さらに進むと川越市の看板。エリアが切り替わると、ここまで進んできた距離を実感しますね。

安比奈親水公園の看板

さらに先には安比奈親水公園(あいなすいしんこうえん)の入り口があります。ここはグラウンドやドッグランのある大きな公園です。

安比奈親水公園の入り口

広いグラウンドの隣をサイクリングロードが走っていて、公園内の景色を楽しみながら走れる区間です。ただし、スポーツを楽しんでいる方や歩行者が多いため、特に周囲に注意しながら走りましょう。

公園内はかなり広く、キレイな芝生エリアもあるため自転車を停めてゆっくりお昼を食べたり休憩したりするのにぴったりです。

安比奈親水公園の出口

公園の出口は車止めで狭くなっていて、すぐに右に曲がるコースになっています。歩行者や対向車の存在を確認しながらゆっくりと通るか、初心者の方は自転車から降りて慎重に通るのがおすすめ。

【7km〜11.5km】安比奈親水公園~初雁橋

入間川サイクリングロードをロードバイクで走る

安比奈親水公園の先は気持ち良く走れる区間が続きます。

入間川サイクリングロードの路面標識 

八瀬大橋のアンダーパスの手前に、入間大橋側から見た走行距離の路面標識がありました。逆から見ると、ゴールまで14.5km、ここまで約8.5km走ってきたということですね。

入間川サイクリングロードの工事中の様子

少し先に高速道路の関越自動車道のアンダーパスがあり、ここは耐震工事中で通れなくなっていました。2026年6月30日までは迂回が必要です。警備員の方に迂回路を聞いて、いったん左折します。

入間川サイクリングロードのう回路

高速道路沿いに少し進むとアンダーパスがあり、反対側に迂回できるようになっています。

入間川サイクリングロードのう回路の自動販売機

迂回路を抜けたら右折してサイクリングロードに戻りますが、少し先に自動販売機がありました。入間川サイクリングロードはこのように市街地が近いので、少しルートを外れれば補給をしやすいのもうれしいポイントです。

迂回路からサイクリングロードに戻ってしばらく進むと、次の目印である初雁橋に突き当たります。ここはアンダーパスではなく交差点を渡る必要があります。

入間川サイクリングロードの信号

サイクリングルートから左側に入っていきます。

入間川サイクリングロードの交差点

信号まで進むと、「川越狭山自転車道線」の看板があるので、横断歩道を反対側に渡ります。

入間川サイクリングロードの横断歩道

信号を渡ったら看板の矢印通りに右折します。この先は歩道を走るので、歩行者に注意しながら徐行しましょう。

入間川サイクリングロードの初狩橋

入間川サイクリングロードは「初雁橋」で下流に向かって右岸に変わります。上の写真の左側は左岸なので、初雁橋を直進して渡るのが正解です。

入間川サイクリングロードの初狩橋の右岸

橋を渡り切ったら、右岸側のサイクリングロードの入り口です。看板と路面に目印があるので見逃さないようにしましょう。

入間川サイクリングロードの初雁橋の先

これでサイクリングロードに戻りました。初雁橋は少しルートが複雑で、車や歩行者も多いため注意しながら進みましょう。

【11.5km〜23km】初雁橋~入間大橋

入間川サイクリングロードの分岐

初雁橋のすぐ先のJR川越線が通る「川越橋」のアンダーパスは看板がないため、左に進むのが正解です。

初雁橋の先の区間は入間川との距離が近く、走りやすい路面とサイクリングロードならではの気持ち良い風景が続きます。こちらは「東武東上線」の鉄橋で、電車が通るタイミングで写真撮影するのも楽しそうですね。

入間川サイクリングロードのカーブ

このエリアは、ところどころに大きなカーブで土手に上る場所があります。坂を下りる自転車が来ることもあるので、周囲に注意しながら走りましょう。

川越橋の手前に看板があり、スタートから13.8km走ってきたことが分かります。全長約23kmなのであと半分弱ですね。

入間川サイクリングロードの雁見橋

次の雁見橋は、アンダーパスがなく車道を横断する必要があるため要注意。さらに、サイクリングロードと車道が並走しているため、前後からの車にも注意しましょう。

入間川サイクリングロードの分岐

この区間は、土手の上の管理用道路と、サイクリングロードが並走している区間がありました。写真の右側がサイクリングロードですが、基本的には標識に沿って進んでいけばOKです。

入間川サイクリングロードの車道との並走区間

このあたりは公園などのスポットは少なく、サイクリングロードのみといった雰囲気です。

入間川サイクリングロードと歩行者用道路

歩行者優先道路とサイクリングロードが分かれている区間もあります。ここも看板や標識をチェックして、サイクリングロード側を走りましょう。

入間川サイクリングロードの釘無橋

入間大橋に向けて走る場合は、この釘無橋のアンダーパスが最後の橋になります。ここまで来ればあと少しでゴールです。

入間川サイクリングロードの雑草

入間大橋側の区間は除草期間の前だったようで、結構雑草が生えているエリアが多いようです。走行自体に問題はありませんが、道幅が狭いので対向車に注意して走りましょう。

入間川サイクリングロードの入間大橋

最後の目印である釘無橋から少し走ると、ゴールである入間大橋に到着です。ここは右側のアンダーパスではなく、左側から歩道に入り橋を渡ります。

入間大橋を渡る筆者

入間大橋でさきほどまで並走してきた入間川を渡ります。

入間大橋のゴール

そのまま歩道を進むと、地面にゴールの標識がありました。約23kmのサイクリング完了です。

入間川サイクリングロードの入間大橋のスタート地点

信号の反対側には、入間川サイクリングロードの全体マップがありました。入間大橋側からスタートする場合は、ここを目印にするのが分かりやすそうですね。

看板の先にはサイクリングロードが続いていて、関東のサイクリストにはおなじみの荒川サイクリングロードにも接続しています。2つのサイクリングロードをつなげれば、さらにいろいろな楽しみ方ができそうですね。

入間川サイクリングロードの感想と注意点

入間川サイクリングロードとロードバイク

最後に、実際に入間川サイクリングロードを走って感じた感想や注意点をまとめます。

初心者のサイクリングデビューにピッタリ

入間川サイクリングロードを走る筆者

入間川サイクリングロードは、全体的に市街地の近くを通っているため、コンビニや自販機の補給、トイレや休憩スポットが多く、初心者でも安心して走れるコースです。ルートも基本的には標識に沿って進むだけで迷いにくく、初めてのサイクリングロードとしても取り組みやすいといえます。

エリアによって雰囲気に違いがあるのも特徴で、狭山市側は公園や休憩スポットが多く走りながら変化を楽しめる一方、川越市側はシンプルな川沿いのサイクリングロードといった雰囲気で、景色よりも走ること自体に集中しやすい区間が続きます。

距離も全長約23kmと比較的短めなので、初めてのサイクリングなら片道、慣れてきたら往復に挑戦など、レベルに応じた楽しみ方も広がります。

いるまの湯

また、狭山市側のスタート地点である豊水橋から自転車で5分の距離に「アクアリゾート いるまの湯」があるのもうれしいポイントです。片道サイクリングのゴールで汗を流してから帰る、往復の途中で休憩がてらリフレッシュするなどの楽しみ方も広がりますね。

ただし注意点もあり

入間川サイクリングロードを走る筆者

前述したように入間川サイクリングロードは比較的走りやすいコースですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。

まず、コース全体を通じて道幅が狭い区間が多く、歩行者やランナーと道を共有するため、スピードを出して走れる場面は限られます。特に公園や市街地の近くは歩行者やほかの自転車が多く、快走できる区間ばかりではないため、ロードバイクなどのスピードトレーニングには向かないコースといえるでしょう。

大きな道路はアンダーパスが設けられていますが、「とまれ」の標識がある車道との交差点も複数あり、一時停止と車の確認も必要です。また、初雁橋付近はルートが複雑な場所で、左岸から右岸への切り替えが発生します。看板の指示に従えば問題なく通過できますが、初めて走る場合は焦らずゆっくりと確認しながら進んでください。

アクセスについて

入間川サイクリングロードのマップ

入間川サイクリングロードは、東京湾から埼玉県の武蔵丘陵森林公園まで続く荒川サイクリングロードと接続しているため、関東圏のサイクリストにとっては比較的アクセスがいいコースです。

一方、電車輪行でのアクセスは、スタート地点とゴール地点で利便性に差があります。狭山市側のスタート地点である、豊水橋は西武池袋線・入間市駅から約1.7kmと近く、輪行との相性は良好です。対して川越市側のスタート地点の入間大橋の最寄り駅はJR川越線・指扇駅から約5.1kmと少し遠め。

電車輪行で片道サイクリングの場合、入間大橋から最寄り駅までの距離が少しあり、交通量が多い市街地を走る必要があります。電車での輪行を計画する場合は、スタート・ゴールを含めたルートを細かく考えるのがおすすめです。

入間川サイクリングロードでサイクリングを楽しもう

入間川サイクリングロードとロードバイク

入間川サイクリングロードは、初心者の方でも走りやすく、全体的に休憩や補給スポットも多いコースです。すべての橋を制覇したり、グラベルロードで河川敷に広がるフラットダートを走ったり、いろいろな楽しみ方もできそうだと感じました。

荒川サイクリングロードへの接続もあり、慣れてきたらさらに走行距離を延ばすことも可能。「まずはサイクリングロードデビューしてみたい」という方にも、「もう少し距離を伸ばしたい」という中級者の方も、ぜひ入間川サイクリングロードを走ってみてください。

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