記事内画像撮影:筆者
何で撮ってるか・どう運んでるか
まず、僕が使っているカメラとレンズは以下の通りです。
- カメラ: SONY α7 III
- レンズ: SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art

ボディは2018年発売の少し古いモデルですが、僕の腕前には十分すぎるほど優秀なマシーン。ちなみに中古で格安購入したやつです(笑)。
レンズはシグマ製のいわゆる”大三元”と呼ばれる描写力の高いもので、こっちはそこそこ奮発しました。

運搬方法については、正直あんまり参考にならないかもしれません。というのも僕の場合、普段づかいのトートバッグにカメラ用のインナークッションを入れて、自転車の前カゴにドンと積んでいるからです。
前カゴ付きのスポーツ自転車はかなり特殊なので、一般的にはリュックで背負うか、ハンドルバッグなどに入れる運用が現実的でしょう。もしくは専用ストラップで背中に密着させて運ぶのもひとつの手ですね。
そもそもスマホじゃダメなの?

「専用のカメラって必要?スマホでよくない?」という疑問、めちゃくちゃわかります。
ただ、もし少しでも写真撮影を楽しみたいなら「ちゃんとしたカメラを使うべき」と、ここは自信を持って言い切れます。
スマホのカメラも年々進化していて綺麗に撮れますが、それでもやっぱり専用機の写りは違う。素人なので技術的なことはあまり詳しくないんですけど、表現力というか作品性というか、その辺りは圧倒的にカメラのほうが優秀なんですよね。
実際に走って、撮ってきました
というわけで、カメラを入れたトートバッグを前カゴに放り込んで、大阪の北部あたりをふらっとサイクリングしてきました。
ここからは、実際に僕が走りながら「あ、いいな」と思ってペダルを止めた6つの場所を例に、普段どんなことを意識してシャッターを切っているかをお話ししていきます。
各スポットの流れはこんな感じです。
・まずは、「実際の現場はこんな風景だよ」という状況をスマホでサクッと撮影。
・そのあとカメラで撮影し、「なにを意識して撮ったのか」を解説。
それでは順番にいってみましょう!
ケース1. 湖
走っていると、視界が開けて綺麗なダム湖(湖)に出ました。まずはスマホでサクッと撮ったのがこちら。

まあ、これでもふつうに綺麗な写真ですよね。笑
ただここに自転車を配置するとなると、すこし工夫が必要。そこで、自転車から降りて、カメラで切り取ってみたのがこちらです。

ここで意識したのは、「あれもこれも画面に詰め込もうとしない」ということです。
せっかく綺麗な湖があると、つい画面いっぱいに景色を入れたくなりますが、そうすると主役がぼやけてしまいます。なので、あくまで「主役は自転車」と決めてピントを合わせ、湖は背景として添えるくらいに留めました。
そしてもう一つ、超基本的なことですが「写真は水平にする」のを意識しています。
ビシッと水平になっているだけで、なんだかそれっぽい「作品」に見えるんですよね(笑)。スマホのカメラにも自動で水平にしてくれる機能があるので、ぜひ活用するのをおすすめします!
ちなみに補足として、同じ湖で少し立ち位置を変えて撮った写真がこちら。

これもピントを合わせる主役はあくまで自転車のまま。
そしてさらに、奥に赤い橋が見えたので、背景のアクセント(副題)として配置してみたのがこちらです。

こんな感じで、常に「主役をどれにするか」を決めてからシャッターを切るようにしています!
ケース2. 棚田
走っていると、めちゃくちゃ綺麗な棚田を発見!まずはスマホでパシャリと撮ったのがこちらです。

ただ、棚田って普通に立ったままの高さから撮ると、段々になっている立体感が出づらく、あまり迫力が出ないんですよね。
そこで、カメラを思いっきりバンザイするように高く上げて、上から撮り下ろすイメージで切り取ってみたのがこちらです。

この1枚で意識したのは、「風景(棚田)を主役にして、自転車は副題にする」こと。先ほどの湖のカットとは真逆ですね。
見渡す限りの絶景だったので、無理に自転車を大きく写そうとせず、潔く棚田に主役を譲りました。自転車は右下にちょこんと配置するだけ。
こうすると、自転車と棚田のサイズ感が比較できて、棚田のスケールが伝わりやすくなったかと思います!
ケース3. 川沿いの道
次は、川沿いのゆるやかなカーブ道。まずは進行方向から普通にスマホで撮ってみました。

この写真には自転車を置いていないんですが、仮にこのアングルのまま自転車を配置したとしても、どうしても自転車の存在感が薄くなってしまいます。
そこで、少し立ち位置と視点を変えて、カメラで撮影してみたのがこちら。

狙いは、自転車の「形」をしっかり見せつつ、写真に動きを持たせること。
真後ろからそのまま撮るのではなく、道路の反対側に渡って(もちろん安全には配慮しつつ)、斜めからカメラを構えました。こうすることで、道の「抜け感」はそのままに、自転車の存在感もグッと引き立つ構図になったかなと!
あとは「光」ですね。
ここは木漏れ日で明暗が分かれていたので、自然のスポットライト代わりに、あえて光がパッと当たっている場所に自転車を置いてみました。
こんな風に「光の当たる場所を探す」というのは、普段から結構意識してやっています!
ケース4. 田んぼの一本道
走っていると、奥へと真っ直ぐ伸びていく田んぼ道を見つけました。

ちなみにここ、農道なので実際には走っていません。ただ、すごくいい写真が撮れそうだったので、入り口に少しだけ自転車を置かせてもらって撮ってみました。
自転車を手前に配置してピントを合わせ、思いっきりズームして撮ったのがこちらです。

カメラのズーム機能を使うと、遠くの景色が手前に引き寄せられる「圧縮効果」が出ます。これを利用することで、まさに「これからこの道を走っていくで!」というような一枚を狙ってみました。
ここも結局は「何を主役にするか」という発想ですね。この写真の場合はシンプルに、「自転車と道」を主役に据えています!
ケース5. 看板(オブジェ)
次は、道中で見つけた立派な木の看板。とりあえずスマホで引いて、全体像を撮ってみるとこんな感じになります。

周りの景色も入って場所の雰囲気はわかりますが、看板自体のインパクトはちょっと薄いですよね。

ここはもう「ドーンと看板を見せたい!」と思ったので、画面の中で看板がなるべく大きくなるように、思いっきりズームして真正面から狙っています。
これも発想としては棚田の時と同じで、主役はあくまで「看板」。自転車はそれを引き立てる添え物として配置するイメージですね!
ケース6. 街中の洋風な建物
山間部でのライドを終え、街に帰ってきたときに見つけたおしゃれな建物です。まずは全体像をスマホで撮ってみました。

建物の雰囲気はしっかり捉えられているんですが、これだとちょっと自転車の存在感が寂しい気がする。そこで今回も、徹底して「引き算」をしてみます。

自転車を主役に据えて、あとは背景のレンガ調の質感が写っていれば十分だろうと判断しました。右側に落ちているパイプの影もなんかおしゃれだったので、あえて構図に入れています。
すみません。主役、主役とうるさくて(笑)。
ただ、この記事を書きながら自分でも改めて気づいたんですけど、写真を撮るとき僕が一番意識しているのは「何を主役に据えるか決めて、それ以外を思い切って削る」ということでした。
まとめ:自転車とカメラは相性バツグン

個人的に、自転車とカメラの相性は最高だと思っています。
気になった景色やお店があれば、ふらっと立ち寄ってサクッと撮影できる。この身軽さは自転車ならではですよね。
もちろん、ただ自転車を漕ぐだけでも最高に楽しいんですけど、そこに「写真を撮る」という遊びが+αされれば、いつものライドがさらにエキサイティングなものになるかも?
次の週末はぜひ、愛車と一緒にふらっと写真を撮りに出かけてみてはいかがでしょうか!