BMXも走れる所沢航空記念公園の「アーバンスポーツエリア」

アーバンスポーツエリアは、2026年5月31日にオープンした、埼玉県所沢市の所沢航空記念公園内にあるスケートパークです。スケートボードやインラインスケートに加え、BMXでの走行も可能な貴重なパークとして注目を集めています。
西武新宿線の「航空公園駅」から近く、電車でも車でもアクセスしやすい立地です。
しかし、スケートパークと聞くと「どんな雰囲気なのか分からず行きにくい」と感じる方も多いのではないでしょうか。まずはどんな特徴があるパークかご紹介していきましょう。
初心者でも楽しめる本格的なパーク

アーバンスポーツエリアの魅力は、パークが初めてでも気軽に立ち寄れる設計になっている点です。
スケートパークというと、上級者が本格的なトリックを繰り出す場所というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、このパークは「オープンな空間で誰もが気軽に立ち寄って、安全に楽しめるスケートパーク」というコンセプトのもとにつくられており、初心者や子供、見守る保護者のことも考えた設計になっています。

パークはフェンスなどで区切られておらず見通しが良いため、開放的で公園としてもくつろげる雰囲気です。ほかのエリアとそのままつながっているため、初めてパークを訪れる方でも利用しやすい場所だと感じました。
無料&予約なしで遊べる

アーバンスポーツエリアは事前の登録や予約が不要で、利用料金がかからない点も魅力的なポイントです。
BMXで走れるパークは探せばほかにもありますが、料金がかかったり事前予約が必要だったりすると、なかなか足が向かないものです。「上級者や常連さんたちの輪に、いきなり飛び込むのは気が引ける」という方も少なくありません。
その点、アーバンスポーツエリアは、「今日はどんな感じかな」と気負わずフラっと立ち寄れるのがうれしいポイント。思い立ったその日に、すぐ試せる気軽さがあります。
休憩できるベンチや木陰も多数あり

公園内の施設ならではの環境で、パーク内にベンチや木陰が点在しているのも、初心者BMXライダーにとってうれしいポイントです。
滑走禁止の休憩エリアが広くとられているので、ほかのスケーターやライダーの邪魔にならないようにゆっくり休憩できます。

また、パーク内の芝生エリアにある木陰も、休憩スポットにぴったりです。走り疲れたら無理をせず休憩しながら、ほかのスケーターやライダーのテクニックを見るのも楽しいです。保護者の方がお子さんを見守りながら過ごすのにも良いですね。

パーク内に設置されているアート遊具「BUTTAI」は、ブレイクダンサーであり彫刻家でもある小畑多丘氏とのコラボレーションで生まれたものだそうです。このようなちょっとした遊び心も、パークの楽しさの一部になっています。
BMXを楽しめる各エリア&セクションの特徴
アーバンスポーツエリアには、BMXで楽しめるセクションが複数用意されています。それぞれ特徴が異なるので、レベルや目的に合わせて使い分けられるのも魅力です。
ストリート&パークライド向けの多彩なセクション

パーク内には、バンク、カーブ、レール、ジャンプ台など、多彩なセクションがそろっています。

複数のバンクやレールが配置されていて、組み合わせ次第でいろいろな走り方を試せるので、飽きずに楽しめそうです。

大きめのセクションだけでなく、助走できる部分が広く、初心者向けの低い段差なども用意されているのがうれしいポイント。いきなり高難度のセクションに挑む必要はなく、自分のレベルに合わせて少しずつステップアップできます。

各セクションの角は金属で補強されていて、ペグをかけるグラインド系のトリックも練習しやすそうです。

本物の公園のような、階段や手すりレールを組み合わせたセクションもあります。かなり高低差があるので、レベルが上がったらダイナミックなトリックに挑戦できそうですね。
上級者向けのボウル(プール)エリアも

パーク内には、エアーを決められる本格的なボウル(プール)エリアもあります。深さや形状から、初心者にはハードルが高いセクションですが、中上級者であればかなり技を磨けそうな作りです。
BMXに慣れてきて次のステップに進みたいライダーにとっても、腕試しやレベルアップなど楽しみが広がりそうですね。
基礎練習ができる大きなバンクや周回コースも

BMXの基本的な動きを練習できる、大きなバンクや周回コースも整備されています。バンクを登ったり下りたりしながら、ハンドル操作やプッシュの感覚をつかむのにぴったりのセクションです。

一方通行になっている部分もあり、反対からほかのスケーターやライダーが来ないため、パークの雰囲気に慣れたり、緊張をほぐしたりするウォーミングアップにも向いています。お子さんのBMX練習にも良さそうです。
フラットランドの練習もできる

コンクリートで舗装された平らで広いエリアもあり、BMXのフラットランドの練習にも活用できます。

勾配がほとんどついておらず、アスファルトに比べて転がりが良いため、フラットランドの練習場所としてはかなり貴重な存在です。ただし、それほど広いスペースではないので、ほかのスケーターやライダーが多いタイミングだと練習しづらいこともあるかもしれません。
【実走レビュー】初心者BMXライダーでも十分に楽しめた!

実際にBMXでアーバンスポーツエリアを走ってみたところ、パークが初めての筆者でも十分に楽しめました。訪れたのは平日の午前中だったこともあり、BMXライダーは筆者1人、あとはスケーターが数人程度で空いています。ほかのスケーターやライダーが少ない状況で、落ち着いてパークの雰囲気を味わえました。

筆者のBMXレベルは、近所で練習を重ねてようやくフロントアップや低いバニーホップが少しできるようになった程度です。

それでも、小さいボックス(段差)を乗り越えたり、低めのジャンプ台を飛んだりするだけで十分に楽しめました。特に初心者向けのスペースは、周囲が広めになっているので不安感なく挑戦できます。

飛び越えるのが難しいセクションも、フロントタイヤを乗せてみるなど、ちょっとしたことをやってみるだけでも達成感があります。難しいトリックができなくても、パークの空気感を味わいながら走るだけで満足度が高かったのが正直な感想です。

一方で、今の自分のレベルでは怖くて入れなかったセクションや、どう使えばいいのか分からなかったセクションがあったのも事実です。試しにボウルエリアに挑戦してみましたが、かなり高低差がありトリックに挑戦するのは無理でした。

高低差のあるセクションやレールなども、正直まだ手が出せません。ただ、これは裏を返せば「レベルアップすればもっと楽しみ方が広がる」ということでもあります。今はまだ手が出せないセクションが、今後の目標にもなりそうです。
利用ルールと注意点
アーバンスポーツエリアを利用する際は、以下のルールや注意点を押さえておきましょう。
スケートボード、インラインスケート、BMXのみ利用可能

アーバンスポーツエリアで遊べる種目は、スケートボード・インラインスケート・BMXの3種類に限定されています。いろいろなセクションがあるのでMTBなどでも走りたいところですが、ルール違反になるので控えましょう。また、ペダルのないキックバイクも走れないので注意してください。
早朝・夜間の利用は不可
利用するための受付などは必要ありませんが、近隣の迷惑を考えて早朝と夜間の利用は禁止になっています。

所沢市スケートボード協会のInstagramによると、7月1日から夜間の利用は20時まで、冬季は19時までと変更されたようです。ルールを守らず近隣に迷惑がかかると、さらに利用時間が短くなってしまう可能性も考えられます。必ずルールを守って楽しみ、最新情報をチェックするようにしましょう。
休憩エリアやエリア外はトリック走行禁止

休憩専用エリアや、パーク内の芝生エリアは走行禁止です。休憩している人とぶつかったり、芝生を傷めたりする可能性があるので、BMXでの立ち入りは控えましょう。

また、所沢航空記念公園自体は自転車走行は禁止されていませんが、あくまで歩行者が優先です。パークの外でトリック走行をするのも厳禁です。
自由度が高い反面、安全確保は自己責任で

アーバンスポーツエリアを実際に訪れてみて、いろいろな楽しみ方ができる反面、安全に走るための心構えが必要だと感じました。パーク内に係員などは特におらず、パークの細かいルールや走り方についての説明書きもありません。自由度が高い分、安全に楽しむためには自分でしっかり考えて走る必要があると感じました。

例えば、各セクションにレベルの目安などの表記がないため、自分の力量に合っていないトリックに挑戦してしまうと、転倒やケガのリスクが高まります。このあたりは自己判断が求められる部分です。

実際に筆者も、大きなジャンプ台に挑戦した際に飛びきれず、幸いケガはありませんでしたがタイヤがパンクしてしまいました。

チューブやパンク修理道具を持参していたのでその場で直せましたが、こうした準備も含めて自己責任で楽しむ場所だと実感しました。
木にぶつからないように注意が必要

パーク内にはたくさんの木陰があり気持ち良い反面、木にぶつからないように気を付けないといけない部分も多いです。例えば外周コースには木が低く張り出していて、かなりしゃがまないと頭をぶつけてしまいます。

また、セクションの先に木が立っているエリアもあり、前方を確認しないと激突してしまいそうな場所も。木との位置関係を考えて、セクションに入る角度やスピードを調整する必要がありそうです。
時間帯によってはスケーターが増えてくる

訪問した平日は、早い時間帯こそ空いていたものの、ほかのスケーターも複数いました。また、お昼近くになるとスケーターの数が増えてきたため、曜日や時間帯によっては混雑する可能性もあります。各セクションは走る方向や使い方が自由なぶん、周囲の様子を確認しながら、安全を確保して譲り合いながら使いましょう。
アーバンスポーツエリアの電車・車でのアクセス情報

所沢航空記念公園内にあるアーバンスポーツエリアは、電車、または車どちらでもアクセスしやすい立地です。
| 住所 | 〒359-0042 埼玉県所沢市並木1丁目 |
| 電話番号 | 04-2998-4388(所沢航空記念公園管理事務所) |
| 休園日 | 年末年始、点検日 |
| 公式サイト | 所沢航空記念公園 |
駅からのアクセス

最寄り駅は西武新宿線の航空公園駅です。改札を出たら東口に向かいます。

階段を下りたら東口の出口を右に曲がります。

少し進むとコンビニがあるので、飲み物や補給食を購入できます。

ロータリーの右手にすぐ、所沢航空記念公園の入り口が見えるため分かりやすいです。

アーバンスポーツエリアは、サッカーコートとテニスコートの間、スポーツ広場の隣にあります。

駅からは、サッカーコートを右手に見ながら進みます。

4番の看板があるトイレが見えたら、その裏手がアーバンスポーツエリアです。
車でのアクセス

所沢航空記念公園には複数の駐車場があり、車でのアクセスにも対応しています。

| 南駐車場 | 140台(内障がい者用4台) |
| 東駐車場 | 161台(内障がい者用2台) |
| 北駐車場 | 194台(内障がい者用2台) |
| 記念館横(2025年9月1日~2027年3月末まで閉鎖予定) | 85台(内障がい者用3台/大型6台) |
| 駐車料金(共通) | 2時間まで無料 その後1時間ごと100円(大型は30分ごと500円) |
なお、記念館横駐車場は2027年3月末まで閉鎖中のため、実質は南・東・北の3駐車場のみ利用可能です。アーバンスポーツエリアに近いのは南駐車場ですが、台数が少ないので満車の際はほかの駐車場に回る必要があります。

実際、筆者も南駐車場に向かったのですがちょうど満車で、東駐車場に停めることになりました。アーバンスポーツエリアがあるのは西側なので、公園を東西に横断することになります。

ただし、所沢航空記念公園内は自転車走行が可能なので、一番遠い東駐車場からの移動も、BMXならそれほど苦にはなりません。公園内はいろいろなオブジェもあるので、BMXで散歩を楽しんでみるのもおすすめです。園内は歩行者優先なので、スピードを出さず周囲に注意しながら走りましょう。
アーバンスポーツエリアはBMXパークデビューにおすすめ!

所沢航空記念公園の「アーバンスポーツエリア」は、実際にBMXで走ってみると、初心者でも十分に楽しめるパークデビューにぴったりのスポットです。無料・予約不要で気軽に立ち寄れるうえ、ストリートセクションからボウル、基礎練習用のバンク、フラットランドまで、レベルや目的に合わせて楽しめるセクションがそろっています。
航空公園駅からの徒歩でも、車でも訪れやすい立地なので、BMXで新しいパークデビューしてみたいという方は、ぜひ一度足を運んでみてください。