六甲山で一番「ゆるい」!西六甲ルートとは?

数ある六甲山のヒルクライムコースのなかで、最もラクに山頂を目指せるのが「西六甲ルート」です。
ただ、一口に「西六甲ルート」と言っても、実はどこからスタートするか厳密な定義はありません。
そこでこの記事では、一番難易度が下がるコースとして、「北鈴蘭台駅」周辺を出発し、西六甲ドライブウェイをそのまま走って六甲山最高峰を目指すルートを「西六甲ルート」と定義します!
東の激坂「逆瀬川ルート」との違い
六甲山といえば東側の「逆瀬川ルート」が有名ですが、あちらは標高50mほどの低地からスタートする過酷なコース。山頂まで800m以上の標高差を、自力でフルに登り切らなければなりません。
それに対して今回の西六甲ルートは、スタート地点(北鈴蘭台駅)の時点ですでに標高が約350mもあるため、山頂まで実質500mほどのアップで済みます。
補足:神戸市街スタートの「西六甲ルート」には要注意!
ネット上の記事などでは、神戸市街から出発し、「再度山(ふたたびさん)」を越えてから西六甲ドライブウェイに合流するコースを「西六甲ルート」として紹介しているケースも見かけます。
ただ、このルートだと西六甲に入る前に「再度山ヒルクライム」が丸々1つ追加される状態に。
海抜ほぼ0mからのスタートで一気にハードルが上がるため、「ラクに登りたい!」という方には、北鈴蘭台スタートがおすすめですよ。
いざスタート!北鈴蘭台駅から西六甲ドライブウェイへ

出発地点の「北鈴蘭台駅」にやってきました! 今回は車に自転車を積んでアクセスし、駅の近くのコインパーキングに駐車してからのスタートです。
まずはここから、西六甲ドライブウェイ(県道16号明石神戸宝塚線)を目指します。

あっという間にコースに突入。入り口を示す大々的な看板などは特になく、ヌルッとヒルクライムが始まります。笑
スタート地点である駅の標高がすでに高いこともあり、走り出してすぐに深い山の中へ入れるのがいいですね。

……いや、それにしても。
ネット上の記事では「余裕」「ぬるい」といったワードがありましたが、筆者にとっては実際に走ってみると普通にしんどい!
まあ、これはシンプルにぼくの脚力がヘボすぎるだけですね。

ハァハァ言いながら登っていると、道端に看板を発見。どうやら、スタート地点からのカーブの数(番号)と、山頂までの距離が書いてあるようです。
ちなみに、山頂付近の最後のカーブNoは「105」でした。これ、ペース配分の良い目安になりますよ!
舐めてた!意外とキツい中盤

写真をパシャパシャ撮りながら、かなりゆっくり目のペースで走ること約1時間。
関西人が思い描く、いかにも「神戸」といった佇まいの立派な建物が見えてきました。どうやら「ホテル神戸六甲迎賓館」のようです。

さらに少し進むと、飲み物や食べ物が売っている商店を発見。
また、道中にある「六甲山郵便局」はロビーが開放されていて中から景色を楽しめるみたいなので、ちょっと寄り道してみることに。

おー、こりゃいい眺め! ヒルクライム中の良いリフレッシュになります。
ただし郵便局は日曜日は基本、閉まっているため、日曜日に行く際は注意してください。

それにしても……けっこうガッツリ登りますね!?
一番「ゆるい」コースだと聞いて完全に舐めていましたが、思っていたよりも登る登る。
まあ、なんやかんやで標高500mアップするんだから、そりゃ楽なワケないですよね。

とはいえ前評判の通り、斜度自体はマイルド。
東側の「逆瀬川ルート」の激坂と比べたら、間違いなくこちらのほうが走りやすいです。
もう少しで頂上へ。ラストスパート

この日は湿気が凄すぎて、とにかく汗が止まらない……。
水分が飛ぶように無くなっていきますが、道中にちょこちょこ自動販売機があるのがありがたい。

さあ、看板が示す残りの距離も短くなり、いよいよラストスパートです!
山頂はもうすぐそこ。

そしてついに、山頂の一軒茶屋に到着〜!
写真を撮りながらのんびり登ったぼくのタイムは、2時間弱ほど。
速い人なら1時間前後、多少ロードバイクに乗り慣れている人なら1時間半くらいで登り切れるかな? という印象です!

また頂上にはうどんやカレーが食べられる「一軒茶屋」があります。疲れた体には、こちらでランチ休憩もおすすめ。
営業はランチタイムのみで、平日・土日とも営業しています。ただし、第2・第4・第5月曜日と雨の日はお休みなので、訪れる際は注意しましょう。
ただ、ここからは山頂ならではの景色は見えません。
さらに徒歩で登った先に「本当の頂上」があり、そこからの眺めは抜群とのことですが……今回は疲れていたので諦めました!笑
体力に余裕がある方は、ぜひ本当の頂上まで行ってみてください!
西六甲ルートに関するQ&A
それでは、西六甲ルートに関するよくある質問を見ていきましょう。
Q. 道中にレストランや食事処はある?
A. 山頂までのルート上には、しっかりと食事できるようなレストランはありません。途中に商店(軽食)や自販機はありますが、念のためハンガーノック対策として補給食は持参しておくのが無難です。山頂の一軒茶屋はランチタイムであれば食事がとることが可能です。
Q. 交通量は多い?
A. 今回走った「平日午前」はかなり少なく、快適に走れました!
ただ、土日はドライブやツーリングの車・バイクが増えるので、キープレフトで譲り合いながら走りましょう。
Q. 山頂や下りは冷える?
A. 六甲山最高峰は標高が900m以上あるので、下界より気温がかなり下がります。登りでかいた汗が冷えると一気に体温を奪われるので、真夏以外は「ウインドブレーカー」が必須です!
Q. トイレは道中にある?
A. 道中には気軽に寄れる公衆トイレはほぼありません。登り始める前に北鈴蘭台駅周辺で済ませておくか、山頂のトイレまで我慢になります。
Q. 車載(トランポ)で行く場合、駐車場はある?
A. 今回のスタート地点である「北鈴蘭台駅」の周辺にはコインパーキングがいくつかあるので、車でのアクセスもしやすいですよ。
西六甲ルートで、六甲山デビューを!

実際に西六甲ルートを走ってみて、「いや、思ったよりしんどいやん!」と心の中でツッコミを入れたのはここだけの話です。笑
とはいえ、六甲山にある他の激坂ルートと比べれば「ゆるい」のは間違いありません。
北鈴蘭台駅までアクセスする手間は少しかかりますが、その分、ヒルクライムの美味しいところ(=市街地のしんどい登りをパスして、いきなり自然豊かなコース)だけを楽しめますよ。
今度の休日は、ぜひ西六甲ルートで六甲山デビューを飾ってみてくださいね!