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e-bikeとは?基本知識とその魅力

もともとママチャリなどのシティサイクルから広まった日本の電動アシスト自転車。お買い物の荷物を運んだり、子乗せシートに子どもを乗せるなど、日常生活をサポートしてくれる便利なアイテムとして浸透しています。
その流れはさらに広がり、ロードバイクやMTBなど、スポーツバイクにも高性能な電動アシストモデルが多数登場。”e-bike”と呼ばれ、一つのカテゴリーとなっています。
電動アシストを使うことは、ストイックなスポーツとして考えると本来の形から外れているかもしれません。しかし、e-bikeなら、体力に自信のない人でもスポーツバイクを楽しむことが出来る。そんな新たな世界を広げてくれるのがe-bikeの大きな魅力です。
e-bikeのメリット&デメリット
e-bikeのメリット、デメリットをまとめてみましょう。
| メリット | デメリット | 
| 体力に自信がない人でも、ロングライドや山道、峠など、スポーティーに楽しめる | 価格が高め 重たい  | 
| 電動アシスト自転車の中では軽量 | 前カゴがつけられないなど、積載がしにくい場合もある | 
| デザイン性が高い、スタイリッシュ | バッテリー内蔵など、充電がしにくいことも | 
電動アシスト自転車との違い

一般的に「電動アシスト自転車」と呼ばれるものとe-bikeの違いは、シティサイクルとスポーツサイクルの違いと言っても良いでしょう。それぞれの特徴をまとめます。
| 電動アシスト自転車 | e-bike | |
| 用途 | 街乗り | スポーツアクティビティ | 
| 重量 | 重い(20〜35kg) | 軽め(15〜20kg程度) | 
| フレーム形状 | 前からまたぎやすい | 前からまたげない | 
| バッテリー | 外付けが多く、目立つ | スマート、フレームインも多い | 
e-bikeの選び方

一口に”e-bike”と言っても、とても個性が豊かで幅広いモデルが存在します。自分に合ったe-bikeを選ぶ際のポイントを挙げておくので、ぜひチェックしてください。
車種:使い方にあったモデルを
まず、一番最初にはっきりさせておくことは用途。自分の使い方に合ったe-bikeの車種を選ぶことから始めましょう。
街乗りならクロスバイク

主に街中で使いたい場合には、クロスバイクタイプが適しています。スポーティさを持ちながら、実用性も高いので、通勤・通学、買い物など、日常生活の足として使うには最適です。
コンパクトでかわいいミニベロ

クロスバイクタイプと同様、街乗りに適している車種としてはミニベロタイプが挙げられます。タイヤが小さいので小回りが効き、ストップ・アンド・ゴーが得意なので、信号などで止まる機会が多い街乗りにピッタリです。また、全長が短くコンパクトなので、玄関先などに収納したい人にもおすすめです。
本格的な走りならロードバイク

とにかく快適で爽快な「走り」を楽しみたい、遠くまで走りたいならロードバイクタイプを選びましょう。坂道が苦手な人も、アシストが効くので安心して長距離を目指すことができます。今まで仲間のスピードについて行けず、お互いペースを合わせるのが大変だった、そんなストレスからも解放されるかも知れませんよ。
山や峠を走破するMTB

ワイルドな山道を走破するには、MTBタイプが良いです。今まで体力的に上りが苦手だった人でも、アシストの力で快適にトレイルを楽しむことが出来るでしょう。また未舗装の峠道も安心してチャレンジできます。
重量:20kg以下を目安にしよう
e-bikeの性能はやはり重量が大きく関わります。ロードバイクタイプなら15kg、MTBタイプは17kgから重くても20kg以下、クロスバイクやミニベロタイプでも20kgを超えないものを選びたいですね。軽ければ軽いほど走行性能は上がり、バッテリー消費を節約することができます。
フレームが「カーボン」なら超軽量タイプ

重量にこだわりたいなら、カーボンフレームのモデルがおすすめです。価格は高くなりますが、アルミフレームと比較すると確実に軽量になります。
バッテリー容量:街乗り中心なら「200〜300」WhでOK

街乗りで、ご近所の買い物や移動が中心なら、バッテリー容量は200〜300Wh位あれば良いでしょう。バッテリー自体もスマートになるので、デザイン性の高いモデルも多いです。
長時間走行や充電回数を減らしたいなら「400〜」Whがおすすめ
ロードバイクなどで、ロングライドしたい人や、頻繁に充電をしたくない人は、400Wh以上の大容量バッテリーがおすすめです。ただし、容量が大きくなると重量も重たくなります。走りにも影響が出る可能性もあるので、自分の使い方に合っているか十分に検討しましょう。
*注意:バッテリ容量を比較するための単位
バッテリー容量を比較する際、「Wh(ワットアワー)」以外に、「Ah(アンペアアワー)」という単位を見かけます。それぞれの意味合いは以下の通りです。
| 単位 | 計算式 | 説明 | 
| Ah(アンペアアワー) | 電流×時間 | バッテリーが蓄えることができる充電量 | 
| Wh(ワットアワー) | 消費電力×時間 | どれくらいの時間、電力を供給できるか | 
シティタイプの電動アシスト自転車では、バッテリー容量は主に「Ah(アンペアアワー)」で表示されます。国内の大手メーカーでは25V(ボルト)が一般的だったため、同じ電圧であれば、Ahで容量を比較することが可能でした。
しかし、電圧が異なる場合、たとえ同じ8Ahでも、走行可能距離は変わります。特にe-bike市場では36Vのモデルが多いため、Ahだけでは正確な比較ができません。
そこで重要なのが「Wh(ワットアワー)」という単位です。Whは「V × Ah」で計算できるため、異なる電圧でもバッテリー容量を統一的に比較できます。もしスペック表にAhしか記載されていなくても、Vの値がわかれば、Whを計算して比較することができます。
バッテリー搭載方法:充電しやすい「外付け」、スタイリッシュな「内蔵」

バッテリーの搭載方法もチェックすべき重要なポイントです。e-bikeの場合、性能面とデザイン的な理由から、フレーム内に完全に収納する「フレームイン」タイプが多いです。車体から取り外すことができないモデルもあり、そうなるとバッテリーを充電する際に、自転車ごと室内に運ぶのか、発電機を用意するのか、充電方法をどうするのかを考えておく必要があります。
「外付け」と「内蔵」のメリット・デメリットをまとめておきます。
| メリット | デメリット | |
| 外付けバッテリー | 取り外して家で充電できる バッテリー交換が簡単  | 盗まれやすい デザイン性が妨げられる  | 
| 内蔵バッテリー | スタイリッシュ、おしゃれ 盗まれにくい  | 充電しにくい 自分でバッテリー交換できない  | 
ブレーキ:ディスクブレーキかリムブレーキか
e-bikeのブレーキは、ディスクブレーキが中心ですが、リムブレーキのモデルもあります。それぞれの特徴を知って、選ぶ際に必ずチェックしましょう。
ディスクブレーキの特徴

車輪中央部に固定されているディスクを、ブレーキパッドで挟み込むことで車輪の回転を止めて停止するのがディスクブレーキです。雨天時などでも制動力が落ちずらいのが特徴で、多くのe-bikeで採用されています。
ワイヤーで引く機械式と油圧式がありますが、軽い力で止まることが出来る油圧式がおすすめです。ただし油圧式は2〜3年に一度、オイルを取り替えるメンテナンスが必要です。
リムブレーキの特徴

車輪のリム(車輪の縁の金属部分)をブレーキパッドで挟み込んで回転を止めて停止するのがリムブレーキです。クロスバイクやMTBに多く使われるVブレーキ、ロードバイクに使われるキャリパーブレーキなどが代表的です。
雨などで車輪が濡れると制動力が落ちてしまいます。メリットとしては、構造がシンプルなので、メンテナンスしやすく、ディスクブレーキより軽量であることです。
e-bikeの人気メーカー
e-bikeの人気メーカー7社とその特徴を一覧でご紹介します。
| メーカー | ロゴ | 国 | 特徴 | 
| YAMAHA (ヤマハ)  | ![]()  | 日本 | 高性能なモーター技術と信頼性の高さで人気を誇るメーカー | 
| MERIDA (メリダ)  | ![]()  | 台湾 | スポーティーでコストパフォーマンスに優れたモデルを展開 | 
| Panasonic (パナソニック)  | ![]()  | 日本 | 日本製バッテリー採用で長寿命、安心のブランド | 
| SPECIALIZED (スペシャライズド)  | ![]()  | アメリカ | 高性能でハイエンド志向、プロフェッショナルに支持される | 
| TREK (トレック)  | ![]()  | アメリカ | 革新的なデザインと高品質で、先進的な製品を提供 | 
| besv (ベスビー)  | ![]()  | 韓国 | 先進的な技術とスタイリッシュなデザインで注目される | 
| ブリヂストン | ![]()  | 日本 | 日常使用に最適で、安全性と耐久性を重視したモデルに定評 | 
e-bikeのおすすめ16選
それではe-bikeのおすすめ16モデルを、車種別にピックアップして詳しくご紹介します。
クロスバイク 5選
クロスバイクタイプは、通勤や通学などの日常使いから週末の遠乗りまで、幅広く活躍してくれます。「どちらに重きを置くか」が選択ポイントです。
Panasonic ベロスター
| 参考価格(税込み 円) | 123,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 21.4 | 
| ブレーキ | キャリパーブレーキ(フロント)、ローラーブレーキ(リヤ) | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 202 | 
おすすめポイント
- 通勤、通学をスポーツに変える
 - フロントキャリア装備で、前カゴにも対応
 - お手頃価格で入門・初心者にも最適
 
ブリヂストン TB1e
| 参考価格(税込み 円) | 174,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 22.5 | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| ブレーキ | Vブレーキ(フロント)、ローラーブレーキ(リヤ) | 
| バッテリー容量(Wh) | 361 | 
おすすめポイント
- 走りながら自動充電
 - 横長の専用前カゴで、通勤・通学カバンもピッタリ収納(オプション)
 - パンクに強いロングレッドタイヤを装備
 
MERIDA(メリダ) ePASSPORT 200
| 参考価格(税込み 円) | 317,900 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 20.6 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスク | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 504 | 
おすすめポイント
- 504Whの大容量インチューブバッテリーを搭載
 - スタンド、サークル錠標準装備
 - 通勤・通学にも、フィットネスにもマルチに活躍
 
SPECIALIZED(スペシャライズド) VADO SL 4.0
| 参考価格(税込み 円) | 330,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 15.5 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスク | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 320 | 
おすすめポイント
- 15.5kg、超軽量の電動アシスト付きクロスバイク
 - 一度の充電で最長130kmも走れる
 - レンジエクステンダー(外付けバッテリー)追加可能
 
YAMAHA CROSSCORE RC(クロスコア RC)
| 参考価格(税込み 円) | 341,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 23.5 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスク | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 500 | 
おすすめポイント
- 通勤から郊外のロングライドまで、マルチに活躍
 - アシストモードを自動で切り替えるオートマチックアシストモード搭載
 - 最大トルクが増し、坂道でよりスムーズに加速
 
ミニベロ 5選
取り回しが良さと走行性能を兼ね備えたミニベロタイプ5選です。
beneli(ベネリ) mini Fold 16 popular(ミニ フォールド 16 ポピュラー)
| 参考価格(税込み 円) | 152,020 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 17 | 
| ブレーキ | Vブレーキ | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 187 | 
おすすめポイント
- シングルスピードで軽量さとハイコスパを実現
 - 折りたたみなので、電車に乗せる輪行や車載もラクラク
 - たたんだときに転がせるミニローラー付き
 
BESV(ベスビー) PSF1
| 参考価格(税込み 円) | 298,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 18.3 | 
| ブレーキ | 機械式ディスク | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 378 | 
おすすめポイント
- 高いデザイン性とシンプルな折りたたみ機構を両立
 - リアサスペンションで快適な乗り心地
 - 一回の充電で最長95kmの長距離走行が可能
 
Panasonic オフタイム
| 参考価格(税込み 円) | 158,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 19.8 | 
| ブレーキ | キャリパーブレーキ(フロント)、ローラーブレーキ(リヤ) | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 202 | 
おすすめポイント
- 軽量アルミフレームで車載もしやすい
 - 国内3大メーカー唯一の電動アシスト付き折りたたみ自転車
 - 専用フロントバスケット取り付け可能
 
Daytona(デイトナ) DE01
| 参考価格(税込み 円) | 95,800 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 17.8 | 
| ブレーキ | Vブレーキ | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 346 | 
おすすめポイント
- バッテリーはブラウンレザー調のケースに収納。おしゃれ感を演出
 - 9段変速と電動アシストの組み合わせによるスポーティーな走り
 - アシスト切り替えなし、操作は電源のオン・オフのみのシンプル設計
 
あさひ ログ ワゴンe
| 参考価格(税込み 円) | 162,800 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 29.5 | 
| ブレーキ | 機械式ディスク | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 353 | 
おすすめポイント
- たくさん荷物を積んでフィールドへ。アシストパワーで快適、アウトドア仕様
 - チャイルドシートキャリアも装着可能
 - 荷物積載用の多彩なオプション
 
ロードバイク 3選
より速く、より遠くまで走りたい人には、高性能なロードバイクタイプがピッタリです。
YAMAHA WABASH RT(ワバッシュ RT)
| 参考価格(税込み 円) | 463,100 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 21.01 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスク | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 500 | 
おすすめポイント
- 先進性と機能美を兼ね備えたグラベルバイク
 - 4つのセンサーで状況を瞬時に把握。適切なアシストパワーを提供
 - フレーム内蔵のバッテリーは、取り出して充電もできる
 
TREK Domane+ AL 5(ドマーネ プラス AL 5)
| 参考価格(税込み 円) | 499,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 14.06 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 250 | 
おすすめプラン
- ロードバイクのような外観と乗り心地
 - ハンドルバーから手を離すことなく、アシストモードを簡単に切り替え可能
 - ドライブトレインには本格スポーツスペックのシマノ105を搭載
 
SPECIALIZED(スペシャライズド) CREO 2 E5 COMP(クレオ 2 E5 コンプ)
| 参考価格(税込み 円) | 594,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 15.12 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスク | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 320 | 
おすすめポイント
- 高品質E5アルミ合金フレームで、どんな道でもアグレッシブに走れる
 - 多彩なラックシステムに対応、荷物もたくさん積める
 - アプリで詳細な走行データーを記録、カスタムも可能
 
MTB 3選
MTBとe-bikeの相性は抜群。自転車で山を、自然を、もっと楽しむことができます。
MERIDA(メリダ) eBIG.NINE 400
| 参考価格(税込み 円) | 396,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 22.2 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 504 | 
おすすめポイント
- インチューブバッテリー採用で、29erでも低重心を実現
 - 70Nmの大トルクを発生するシマノ旗艦ユニットSTEPS E8080を採用
 - 生涯保証付きの高品質アルミフレーム
 
PANASONIC XEALT M5(ぜオルト M5)
| 参考価格(税込み 円) | 462,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 25.5 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 468 | 
おすすめポイント
- パワフルなドライブユニットで、気持ち良い加速
 - 乗ったままサドル高を変えられるドロッパーシートポスト搭載
 - GXドライブユニットのポテンシャルを引き出すワイドレシオの12段シフト
 
SPECIALIZED(スペシャライズド) LEVO SL COMP ALLOY(レボ SL コンプ アロイ)
| 参考価格(税込み 円) | 792,000 | 
|---|---|
| 重量(kg) | 20.3 | 
| ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ | 
| フレーム素材 | アルミ | 
| バッテリー容量(Wh) | 320 | 
おすすめポイント
- トルクとピークパワーが大幅に向上、よりスムーズで楽しいeMTB体験が可能に
 - 静かでパワフルな登り性能、会話も楽しめる
 - 優れたパワーコントロールで、急勾配も安定して登れる
 
よくある質問
e-bikeが気になっている人の疑問、質問にまとめてお答えします。
どこで買うのが良い?

e-bikeは電子機器を搭載しているため、通常の自転車とは異なり、電子系のトラブルが発生する可能性もあります。そこで、困ったことがあったら気軽に相談できる窓口を持っておくのが得策です。メーカー直営店や正規代理店など、信頼できるショップで購入するのが一番のおすすめです。
価格はどれくらい?
一般的な街乗りの電動アシスト自転車は、15〜20万円がボリュームゾーン。e-bikeはそれよりワンランクからツーランクほど高くなり、20〜50万円の間に多くのモデルが存在します。もちろん、それ以上の価格の高性能モデルもあります。自分が必要とする性能をよく見極めて、モデルを絞っていきましょう。
何kmまでアシストしてくれる?

どんなに高性能なe-bikeでも電動アシスト自転車である以上、アシストしてくれる速度は24kmまでと法令で決められています。同じく、アシストの強度も、人間が踏み込む力:アシスト力=1:2以下であるように規制されています。その範囲の中で、それぞれのモデルが独自にパワーやトルク配分を設計し、快適なアシストの実現を競っています。可能であれば購入前に試乗して、ぜひそれぞれの特徴を体感することをおすすめします。
どんなメンテナンスが必要?

e-bikeも自転車なので、通常のスポーツバイクと同じようなメンテナンスが必要です。タイヤの空気管理、チェーンやギアの清掃・注油、ブレーキパッドなど消耗部品の交換も必要です。
電動アシスト車としては、バッテリーの充電が重要です。充電回数はなるべく減らしつつも、乗車中のバッテリー切れを防ぐよう、残り2メモリになったら充電するようにしましょう。
バッテリーの寿命はどれくらい?

バッテリーのリチウムイオン電池は、充電を繰り返すごとに少しずつ劣化して行きます。使用頻度や走行距離、その他環境要因によっても異なりますが、一般的な電動アシスト自転車の場合、700回充電すると、容量は当初の半分程度になると言われています。今まで1週間に一度の充電で良かったのが、二度充電する必要が出てくる訳です。
そうなるとバッテリー交換を検討することになるのですが、時間的には使用開始から3〜5年程度であることが多いです。以上、あくまでも一例で、モデルによっては当てはまらないこともあります。メーカーHPでバッテリー寿命について記載があることが多いので、チェックしておきましょう。
型式認定がなくても大丈夫なの?

国内で販売されている電動アシスト自転車の多くは、国家公安委員会の「型式認定」を受けており、フレームに上記のようなシールが貼られ、安全基準を満たしていることが確認されています。しかし、型式認定は義務ではなく、メーカーが自主的に取得するもので、認定がないモデルも違法ではありません。
日本の規制は世界的に厳しく、海外メーカーが型式認定を取得するのはコストや手間の問題から難しい場合もあります。
型式認定がない場合、一般消費者には法令基準をクリアしているかどうかの確認が出来ません。会社の実績や信頼性も十分に確認し、慎重に検討しましょう。
e-bikeで限界を軽々と突破しよう!

e-bikeはご紹介してきた通り、誰でもスポーツとして自転車を楽しむ可能性を用意してくれています。100kmを越えるようなロングライドや、厳しいヒルクライムも決して夢ではありません!とても個性的で幅広いモデルが揃っているので、お気に入りの一台を見つけて、新たなフィールドを駆け抜けてみませんか?
※記事内で紹介している商品を購入した際、売上の一部がCYCLE HACKに還元される場合があります。
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※掲載されている情報は、記事執筆時点でCYCLE HACKが独自に調査したもの、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、自動で生成しているものです。 掲載価格の変動や登録ミスなどの理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細などについては、各ECサイト・販売店・ブランドよりご確認ください。
                    





