自転車を廃棄する4つの方法
自転車を廃棄する方法を、大きくわけて以下4つがあります。それぞれの方法を詳しくご紹介していきましょう。
①店舗で売却
②インターネットで売却
③粗大ゴミとして処分
④知人に譲る
①店舗で売却
壊れていない自転車、修理やメンテンナンスで、まだ使えそうな自転車であれば、まずは、売却&引取りしてもらえるか、近くのリサイクルショップや自転車ショップを探すのがおすすめです。
「リサイクルショップ」や「中古自転車買取店」に売却
自転車を売る場合、よく連想されるのが「リサイクルショップ」でしょう。また、多くはありませんが「自転車買取専門店」などもあります。
基本的には、自転車を店舗に持ち込んだ後に、売却額の査定になるので、持ち運びのことを考えると自宅から近い店舗が便利でしょう。自転車に値段がつかなかった場合に、無償で引き取ってくれるかなど、自転車を持ち込む前に確認しておくと良いかもしれません。
大手自転車ショップの「サイクルベースあさひ」では、車種が限定されますが、自転車買取サービスを行っています。近くに店舗がある場合は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
②新車購入時の引取サービスを使う
もし、新しい自転車を購入予定で、現在お持ちの自転車を廃棄予定なら、購入する自転車店で引き取ってもらう方法もあります。
購入と同じタイミングで、古い自転車が処分できれば、一石二鳥ですね。購入予定のショップで、同様のサービスを行っていないか確認してみましょう。
以下、引取サービスがある、自転車ショップです。参考にしてみてください。
●イオンバイク…無料(当店購入の場合。ネット受け取りは除く)
●ワイズロード…無料(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県内での当店購入の場合。電動アシスト車と一部車種は除く)
②インターネットで売却
インターネット上で中古品などの個人売買ができる、“メルカリ”などの「フリマアプリ」や、“ヤフオク”などの「ネットオークション」などを使うのも、一つの方法です。
また、住んでいる地域の人同士で売買を行う「ジモティー」などもあり、中古自転車を売却できるサービスも増えてきています。
インターネットで売却する場合は、高い送料がかかってしまったり、個人間取引でのトラブルも少なからずあるようです。上記のようなサービスに慣れている方は便利ですが、不慣れな方は、あまりおすすめは出来ないかもしれません。
③知り合いにゆずる
知人や友人で、自転車を欲しい方がいれば、その方にゆずってしまうのも一つの方法です。
遠方の方だと、配送などの手間や、送料の費用の問題があるので、家の近くで取りにこれる方がいると、理想的ですね。
④ゴミとして処分
乗れそうにない自転車や、自転車が壊れてしまっているのであれば、ゴミとして処分する方法になるでしょう。自転車は、多くの地方自治体で”粗大ごみ(有料)”になります。
地域により異なりますが、主に以下の方法となります。
●粗大ごみの日に、所定の場所に出す
●クリーンセンター(粗大ごみ持込可能施設)等に持ち込む(※事前申し込み要の場合あり)
詳しくはお住まいの自治体の粗大ゴミの出し方を確認してみてください。
電動自転車を廃棄する時のポイント
バッテリー(二次電池)は基本的にリサイクルすることを前提につくられています。電動自転車を廃棄したい場合、付属バッテリーは必ず外し、購入した店舗に持っていきましょう。
購入店舗が不明な場合、同じメーカーを取り扱っている店に相談すると回収してもらえますよ。もし近くにそのようなお店がない場合は「一般社団法人JBRC(小型充電式電池リサイクルセンター)」のサイトをチェックしてみましょう。
ここまで”自転車を廃棄する4つの方法”をご紹介しましたが、いずれの方法でも、「自転車の防犯登録の抹消」が必要です。これから先は、防犯登録抹消の方法をお伝えしていきます。
【注意!】自転車廃棄には防犯登録抹消が必須
基本的に自転車販売店は、自転車を販売する時、”防犯登録を一緒に行う”のが義務となっているため、多くの自転車は防犯登録がされており、廃棄する際は、その防犯登録を抹消する必要があります。
防犯登録を行った証の「防犯登録シール」(黄色やオレンジ系統)が、自転車のどこかに貼られているか確認しましょう。フレームの下側などに貼られている事もあるので、車体をくまなく探してみましょう。
また、シールが貼られていなく、防犯登録がされていない場合もあり、その場合は防犯登録抹消処理の必要はありません。
防犯登録抹消の手順
ここからは、自転車の防犯登録抹消について手順をお伝えしていきます。
【用意するもの】自転車・身分証明書・防犯登録カードを用意
防犯登録抹消には以下3点を用意しましょう。
●自転車本体
●身分証明書(運転免許証・健康保険証・マイナンバーカードなど)
●防犯登録カード(お客様控え)
【どこへ行けば良い?】購入店舗を訪問 or 防犯登録協会か警察へ
用意すべきものがそろったら、購入店舗へ行きましょう。
●購入した場所がわからない
●譲渡されたものなので、どこに行けば良いのかわからない
という方は、各都道府県ごとにある防犯協会などの団体か、警察に問い合わせてみましょう。
どちらにしても、自転車本体を持っての訪問が必須となります。1回で済ませられるよう不備なく出かけられるようにしたいですね。
そもそも防犯登録とは?
自転車の適切な処分方法を知るためには、防犯登録のことも知っておく必要がありますよね。すこしだけ触れておきます。
自転車防犯登録は法律で義務化されており、それは以下の理由からです。
●あなたの自転車の所有権を証明
●自転車盗難時の早期発見や早期返還
防犯登録の手続きは、自転車販売店で行うことができ、費用は住んでいる地域によって異なります。(費用の例:東京都の場合、600円。 ※非課税)
【注意①】防犯登録は都道府県によって効力期間がちがう
防犯登録は、都道府県によって効力期間が違います。有効期限が過ぎたものは、自動的にデータが抹消されるので、新たに登録する必要があります。
【注意②】18インチ以下の子供用自転車は防犯登録義務の対象外
注意していただきたい点がもう1点。”18インチ以下の子供用自転車”は防犯登録義務の対象外となっていますが、所有者の証明という意味では防犯登録をしておいたほうが良いといえます。
自転車を廃棄するにあたり、適切に処分しましょう
ここまで、自転車を廃棄する4つの方法をご紹介しました。
自転車の廃棄は、リサイクルや法律上の観点でもしっかり処分しないと、のちに使う方に迷惑がかかったり、自分も困ることになります。
自転車を処分とすると決めたら、少なくとも1週間くらい前には手順を確認し、段取りを組めると理想的ですね!