RIDLEY(リドレー)の2022最新ロードバイクを紹介!エアロ×エンデュランスな全5種

RIDLEY(リドレー)の2022最新ロードバイクを紹介!エアロ×エンデュランスな全5種

ベルギーの自転車メーカー「RIDLEY(リドレー)」。独自の技術を取り入れ、プロレースでも使用されるロードバイクは、どれも本格的なモデルばかり。漫画・弱虫ペダルに登場するキャラクターが乗っていることから、名前は知っている!という人も多いのではないでしょうか?

この記事では、RIDLEYの2022年ロードバイクラインナップと、その特徴を知ることができます。最新モデルの魅力をご紹介していきましょう。

目次

アイキャッチ画像出典:Facebook/RIDLEY

RIDLEYってどんなブランド?

RIDLEYのロードバイク

出典:Flickr/Glory Cycles

RIDLEY(リドレー)は、1997年に設立された、ベルギーのブランド。石畳の区間がある有名ロードレース「ツール・デ・フランドル」など、ベルギーには、古い街並みや石畳の道が、数多くあります。

RIDLEYは、そんなベルギーの石畳で走行試験を行うなど、過酷な環境下でも戦えるバイクの開発技術を行ってきました。

気になる、RIDLEYのテクノロジー

創業から短期間のうちに、世界的メーカーとなったRIDLEY。ここでは、そのRIDLEYの開発技術をご紹介します。

RIDLEYの高いカーボン技術

RIDLEYのロードバイクのフレーム

出典:RIDLEY

異なるカーボングレードを、様々な形状に、3次元的に貼り合わせる技術が、RIDLEYがもつ強みの一つです。

カーボン繊維をジグソーパズルのように組み合わせ、最大のパフォーマンスが発揮されるように仕上げられているのが、RIDLEYのロードバイク。使用されるカーボン繊維は、日本の東レ製「60T、50T、30T、24Tタイプ」のカーボンです。

引張強度が高い60Tは、軽量で剛性も確保できますが、乗り心地が不快になりやすくなります。そのため、快適性が担保できる24T、30T、50Tカーボンもミックスさせて、剛性/重量/快適性の全体のバランスを取っています。

隠された成形加工技術、バテッド

RIDLEYのバテッドチューブ

出典:RIDLEY

チューブの厚みを変化させることを、「バテッド」と呼びます。

上の画像のフレームチューブは、一見すると普通の丸チューブに見えます。しかし、チューブの中央部を薄くして軽量化を図り、一方で剛性が必要な端部は、厚みを持たせています。

RIDLEYは1本のチューブの中に、3種類の厚みを持たせるトリプルバテッドを採用することで、軽量化と高剛性の両立を図っています。

進化したエアロ、F-Tubing

F-Tubingの仕組み

出典:RIDLEY

RIDLEY の「F-Tubing」は、あらゆる角度からの気流に対して、優れたエアロ効果を発揮します。

従来の”ティアドロップ形状”では、垂直方向以外からの気流に対して、乱気流の抑制ができませんでした。そのティアドロップ形状をより進化させた”カムテール形状”に、2か所のくぼみをつけることで、あらゆる角度からの気流に対しても、乱気流が発生しにくくなりました。

この技術を、RIDLEYの「F-Tubing」と呼び、50km/h走行で、約4.03%の空気抵抗の低減を実現しています。

独自のパーツキットBike Craft

RIDLEY Bike Craft

出典:RIDLEY

RIDLEYの販売形態は、大きく分けて3つあります。

1.フレームセット

フレームとフォークだけのセット。

2.完成車

ほぼすべてのパーツが組まれて、ほぼ完成した状態のセット。(ペダルは付属しない)

3.Bike Craft対応

フレームセットに、コンポーネントが付属するパーツキットセット。

好きなパーツを選んで、自分だけの一台を作り上げられるセットが、「Bike Craft」です。すべての自転車でなく、Bike Craft対応のモデルだけに適応されます。

RIDLEY Bike Craft

出典:RIDLEY

Bike Craft対象のコンポーネントは、以下の4種類です。

【コンポーネント】

  • SHIMANO DURA-ACE R9270 Di2
  • SHIMANO ULTEGRA R8170 Di2
  • SHIMANO ULTEGRA R8000
  • SHIMANO 105 R7000

コンポーネント内容は一般的に、グループセットと呼ばれるパーツが入っています。ただしBB(ボトムブラケット)は付属していません。

【パーツ】

  • STIレバー
  • フロントディレイラー
  • リアディレイラー(R8000/R7000のみ)
  • クランクセット
  • カセットスプロケット
  • ブレーキキャリパー
  • チェーン
  • ブレーキローター
  • フラットマウント取付ボルト

※Di2には、バッテリー、充電器も付属します。

体格や使用用途に合わせて、クランクの長さや歯数、カセットスプロケットの歯数なども選べます。必要最小限のパーツキットなので、ホイールなど既に持っているパーツを組めば、購入予算を抑えられるでしょう。

各シリーズを見てみよう

RIDLEYのロードバイクは、3つのモデルに分かれています。

  • ●プロ仕様エアロバイク:「Noah(ノア)」
  • ●軽量オールラウンダー:「Helium(ヘリウム)」
  • ●エアロエンデュランスレーサー:「Fenix(フェニックス)」

NoahとHeliumは各1モデル、Fenixは3モデルあり、全5モデルのラインナップ。上位4モデルのフレームはカーボン素材で、最廉価モデルの「Fenix SLA Disc」のみアルミ素材です。

Noah Fast Disc

Noah Fast Disc

出典:RIDLEY

オールラウンドな、エアロカーボンロード。メーカー独自のテクノロジーである、気流の乱れを防ぐ「F-Surface Plus」が、ロードバイク前面に採用されています。軽量フレームなので、エアロロードが苦手とする登りでも、アドバンテージを得られるでしょう。

細身でコンパクトなリアトライアングルは、「エアロ効果」「快適性」「反応性」のバランスを兼ね備えています。

 サイズ XS/S/M
 カラー・Lotto Team (R-NFD09As)
・Silver-Black-Red (NFD02As)
 フレーム素材 カーボン
 フレーム重量 1,000g(Sサイズ)
 フォーク重量 440g
 最大タイヤ幅 28mm
 体重制限 110kg
 フレームセット価格 539,000円(税込)
 完成車価格(DURA-ACE Di2) 938,300円(税込)
 完成車価格(ULTEGRA Di2) 771,100円(税込)
 完成車価格(ULTEGRA) 653,400円(税込)
 完成車価格(105) 613,800円(税込)

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Helium SLX Disc

Helium SLX Disc

出典:RIDLEY

レースで勝つためのクライマーバイクとして生まれた、軽量オールラウンダー。フレーム素材には、弾性率が異なる3種類のカーボンを使用。ダウンチューブはテーパー形状を採用することで、軽さと剛性を最適化しています。また、シートステーを極限までシェイプさせ、快適性と反応性も確保されています。

軽量でスパッと走れるバイクを求めるなら、Helium SLX Discでしょう。

 サイズ XXS/XS/S/M
 カラー・Battleship Grey (HXD05As)
・Violet-Ciclomino (HXD05Bs)
 フレーム素材 カーボン
 フレーム重量 805g(Sサイズ)
 フォーク重量 355g
 最大タイヤ幅 28mm
 体重制限 110kg
 フレームセット価格 407,000円(税込)
 完成車価格(DURA-ACE Di2) 812,900円(税込)
 完成車価格(ULTEGRA Di2) 645,700円(税込)
 完成車価格(ULTEGRA) 528,000円(税込)
 完成車価格(105) 488,400円(税込)

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Fenix SLic

Fenix SLic

出典:RIDLEY

レースバイク「Fenix SL Disc」の技術をベースとして、エアロバイク「Noah Fast Disc」のエアロ技術を採り入れたモデル。「エンデュランス×エアロ」のいいとこ取りをしています。

荒れた路面でも走りやすく、長距離ライドでの疲労がたまりにくいように設計されたバイク。長めのホイールベースなので、直進安定性が体感できるでしょう。湾曲したトップチューブは、剛性と快適性を向上させています。

 サイズ XS/S/M
 カラー・Black-Red (FSD30As)
・Pearl White-Gold (FSD30Bs)
 フレーム素材 カーボン
 フレーム重量 1,006g(Sサイズ)
 フォーク重量 379g
 最大タイヤ幅 28mm
 体重制限 110kg
 フレームセット価格 324,500円(税込)
 完成車価格(DURA-ACE Di2) 734,800円(税込)
 完成車価格(ULTEGRA Di2) 567,600円(税込)
 完成車価格(ULTEGRA) 449,900円(税込)
 完成車価格(105) 410,300円(税込)

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Fenix SL Disc

Fenix SL Disc

出典:RIDLEY

Fenix SL Discは、石畳のクラシックレースでプロ選手の走りを支えた、エンデュランスレーサーモデルです。RIDLEYの名作「Damocles」の技術を受け継ぐ、ダイヤモンドシェイプチューブ(断面が5角形になったチューブ)を、トップチューブとダウンチューブに採用することで、高剛性かつ、強度も安心のバイクとなりました。

優れた走行性能を活かして、荒れた路面でも、ロングライドからレースまで幅広く使用できる一台です。

 サイズ XS/S/M
 カラー Red-Silver (FSD08Cs)
 フレーム素材 カーボン
 フレーム重量 1,100g(Sサイズ)
 フォーク重量 420g
 最大タイヤ幅 28mm
 体重制限 110kg
 完成車価格(105) 363,000円(税込)

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Fenix SLA Disc

Fenix SLA Disc

出典:RIDLEY

フレームにアルミ素材を使用した、エントリーロードバイク。通勤通学にもおすすめです。フレームは、上位モデルにも採用されている”トリプルバテッド加工(チューブの厚みを部位によって変えた加工)”により、強度と軽さの両立を実現しています。

フレームカラーは全3色。ケーブルを内蔵することで、見た目も本格的に、美しく仕上げられています。

 サイズ XXS/XS/S/M
 カラー・Black-Grey (FAD02As)
・Anthracite (FAD02Bs)
・Bordeaux Red (FAD02Cs)
 フレーム素材 アルミ
 フレーム重量 1,512g(Sサイズ)
 フォーク重量 430g
 最大タイヤ幅 28mm
 体重制限 110kg
 完成車価格(Tiagra) 242,000円(税込)

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グラベルロードバイクも登場

グラベルロードバイクも登場

出典:RIDLEY

ロードバイクといえば、細くてフラットなタイヤが一般的ですが、デコボコした太いタイヤを装着した「グラベルロードバイク」なら、砂利道もガンガン走れますよ。

RIDLEYのグラベルロードバイク「Kanzo(カンゾー)」は、乗るシーンや用途にあわせた全5車種があります。エントリーグレードの「Kanzo A」は、初めてのグラベルロードバイクにピッタリ。泥除けやキャリアを取り付ければ、アドベンチャーライドを楽しめるでしょう。

 サイズ XXS/XS/S/M
 カラー・Silver (KAA03As)
・Belgian Blue (KAA03Bs)
・Bordeaux Red (KAA03Cs)
 フレーム素材 アルミ
 フレーム重量 1,570g(Sサイズ)
 フォーク重量 480g
 最大タイヤ幅 40mm(700c)/55mm(650b)
 体重制限 110kg
 完成車価格(Tiagra) 253,000円(税込)

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RIDLEYは、全国に取り扱いショップがあります

RIDLEYの取り扱いショップは、全国各地にあります。大きな都市に集中しているので、都市部の方はアクセスしやすいでしょう。店舗が少ない地域の人は、まず公式HPを見て、気になるモデルに目星をつけてみてはいかがでしょうか?

ぜひ店舗へ足を運び、カラーやサイズ感を確かめてみましょう!

RIDLEYの正規販売店一覧

エンデュランス×エアロバイクのRIDLEY

RIDLEYのロードバイク

出典:Facebook/RIDLEY

RIDLEYは、悪路もへっちゃらなエンデュランスバイクの技術に、エアロ技術を取り込み、死角なしの軽量エアロエンデュランスバイクを開発しています。

レースにもロングライドにも投入できるバイクで、自分が思い描く走りを体験してみませんか。

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