自宅で実践的に乗り込むなら3本ローラー
ロードバイクをより実践的に練習したい場合、自宅でも、ロードバイクが練習できる「ローラー台」が気になりますよね。
ローラー台には、上記画像のような、ロードバイクを固定し、転ぶ心配がない「固定ローラー」と、より実走に近い感覚で走れる「3本ローラー」があります。
よりトレーニング志向の方には、「3本ローラー」がおすすめです。
効率が良いペダリングと、正しいフォームが身につく「3本ローラー」
車体を固定しない3本ローラーは、バランスをとって乗る必要があります。バランスを取りながらの3本ローラーでの練習は、体感が鍛えられ、ペダリングスキルの向上につながります。
そんな3本ローラーなら、筋力や持久力だけでなく、無駄のないフォームが、自然と身について行きますよ。
3本ローラーの選び方、値段や性能の違いはどこ?
3本ローラーにも様々な種類・メーカーがあり、どのモデルが自分に合っているか迷ってしまいますよね。
始めての3本ローラーで主に重視したいのは、以下の3つになります。
●乗りやすさ
各メーカー、乗りやすさを考えたローラー形状やオプションがあるので、特徴をチェックしましょう。
●静音
集合住宅などでは近隣の方への配慮のため、静音性をチェックしましょう。
●サイズ重量
持ち運び・収納のためにはサイズ・重量のチェックを、合わせて収納方式も確認しましょう。
気になる価格は、軽量なモデルほどリーズナブルで、静穏性や拡張性が高くプロレーサーのニーズにも応えるモデルは高価になります。
3本ローラーに乗るだけや、持ち運びを重視しているなら軽量・低価格モデルがいいですが、3本ローラーを主体にした本格的トレーニングを考えているなら、多彩な機能を持つ高価格モデルがいいでしょう。
負荷をかけた練習もできます
また、3本ローラーは負荷装置が内蔵されたモデルと、3本ローラーの本体に負荷装置がないモデルがあります。
本体に負荷装置がないモデルでも、メーカーでは別で取付ける負荷装置を用意していますので、上りを想定した練習や心拍数をあげて追い込みたい方も安心して選ぶことができますよ。
持ち運びしたり、コンパクトに収納したいなら、折りたたみ式
3本ローラーを使っていないとき、床に置きっぱなしだと、邪魔になりますよね。また、レースやイベントなどで外に持ち出したいときは持ち運びやすさが大切です。
屋内に常設的に置くのではなければ、コンパクトに収納できる「折りたたみ式」もおすすめです。
ローラーが回る音の大きさ
「固定ローラー」「3本ローラー」に関わらず、ローラー台は乗ると大きな音や振動が発生します。
特に集合住宅で使用する場合は、静穏性の高いローラー径が大きいモデルにしたり、防音・防振マットを使い対策をしましょう。
【入門編】3本ローラーのおすすめ3選
初めての3本ローラーに最適な性能・価格の3本ローラー3モデルをご紹介します!
MINOURA MoZ-Roller
トレーニング機器やサイクルスタンドなどを展開するミノウラ。モッズローラーは軽量でコンパクトな収納が可能で、80mmローラーを採用しています。安心感のある低床設計、持ち運びにも最適なモデルです。
対応ホイールベース | 970~1090mm |
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重量 | 6.5kg |
サイズ | 使用時/540×1310×110mm・収納時/540×520×180mm |
ELITE Arion Mag
エリートの3本ローラー人気モデル「アリオン」に負荷装置をセットしたモデルです。フロート式フレームがペダリングの衝撃を吸収するので乗りやすく、負荷装置で本格トレーニングも可能です。
対応ホイールベース | 944~1144mm |
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サイズ | 使用時/1410×500mm・収納時/540×280×730mm |
Tacx ANTARES
2019年に、GPSサイコンの代表的メーカー「ガーミン」傘下となったTACX。ロングセラーモデルのアンタレスは、シンプルでコストパフォーマンスに優れた3本ローラーです。
対応ホイールベース | 980~1100mm |
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重量 | 7.7kg |
サイズ | 使用時/1350x470mm・収納時/800x470x135mm |
【本格派向け】3本ローラーのおすすめ2選
レーストレーニングにも使える本格派3本ローラー2モデルをご紹介します!
MINOURA LiveRoll R800
剛性の高いアルミフレームは、走行時の安定感を犠牲にすることなく軽量化がされています。また、無段階調節の採用で正確なホイールベースのセッティングが可能な、本格派のトレーニングモデルと言えるでしょう。
対応ホイールベース | 950~1080mm |
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重量 | 21kg |
サイズ | 560×1310×160mm |
ELITE QUICK MOTION
ボトル・ボトルケージはプロチームにも供給されているエリート、トレーニング機器もプロチームのアップなどで使われています。ホイールベースは無段階調節で、どんなロードバイクにも合わせることができ、ZWIFTを使ってのトレーニングユースはもちろん、脱輪を防ぐ鼓型ローラーで初めての3本ローラーとしても安心です。
対応ホイールベース | 924~1144mm |
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重量 | 11.5kg |
サイズ | 使用時/1440×520×160mm・収納時/450×520×300mm |
3本ローラーって、誰でも乗れるようになるの?!
3本ローラー購入を迷っている方、経験がない方は「ちゃんと乗れるのかな?」と考えてしまいますね。
極論を言ってしまうと、3本ローラーはロードバイクに乗ることができれば大丈夫です。ただ、最初のバランスや屋内・静止状態で漕ぐ違和感が難しくしてしまいます。
以下のことに気をつけると、比較的に早く慣れることができますよ。
●最初は壁や手すりを、手で支えて乗ると乗りやすい。
●ローラー径が小さめの方が視点が、高くないので慣れやすい。
●鼓型ローラーや脱輪防止ガイドがあるモデルは、初めてでも安心感があります。不安なら前輪固定用のブリッジもセットできます。
●怖がらず速度を上げた方がジャイロ効果で車体が安定します。
●乗り出しが不安な場合は、経験者にサポートしてもらうのが良いでしょう。
他にも、ロードバイクではなく安定感の高いクロスバイクやマウンテンバイクで始めたり、タイヤの空気圧を若干落としたりと、いろいろな方法があるので、3本ローラーが気になる方は気軽にトライしてみるといいですよ。
3本ローラーの他に準備するもの
初めて3本ローラーを購入し、自宅で使用するときは、以下のアイテムがあると快適に走ることができます。
●マット:防振・防音・床へ干渉が気になる方は、集合住宅ではなくても用意があるといいでしょう。
●フラットペダル・スニーカー:最初からビンディングなどの固定ペダルを使うと、いざというときに外れない恐怖心を持ってしまいます。初めてのときはフラットペダル・スニーカーから始めるのもいいでしょう。
●タオルなど:汗をふくのはもちろん、車体に汗が落ちる対策も必要です。
●扇風機・空調など:風を受ける屋外と違って、屋内での3本ローラーは汗が乾きません。快適にトレーニングをするなら扇風機やエアコンもあるといいですよ。
3本ローラーを使って、自宅でガシガシ乗り込もう
自宅でのトレーニングやエクササイズに、室内でも自転車に乗れるローラー台は、本格的にロードバイクに乗りたい人にとって魅力的ですね。
固定ローラーからのステップアップや、ライディングスキルを高めるためにも3本ローラーはうってつけです。慣れるまでの時間は必要ですが、乗り慣れることで日ごろの走りも変わってきますよ!