ZWIFTはこんな人におすすめ!準備や楽しみ方を体験レポート!

ZWIFTはこんな人におすすめ!準備や楽しみ方を体験レポート!

バーチャルサイクリングサービス「ZWIFT(ズイフト)」の費用や揃えるもの、はじめ方をご紹介。ローラー台と自転車の設置手順や、デバイスとの接続方法を画像付きでまとめました。後半はコースやイベントなどアプリの使い方を編集者が体験レポート!

目次

バーチャルサイクリング「ZWIFT」 もう試した?

ZWIFTはこんな人におすすめ!準備や楽しみ方を体験レポート!

出典:Facebook/Zwift Japan

ZWIFT(ズイフト)は2014年にローンチした、屋内で楽しめるゲーム形式のバーチャルサイクリングサービス。自転車とPCやスマホを使って、屋外サイクリングのような体験ができます。

ZWIFTとは?特徴やメリット

出典:ZWIFT公式

ココに注目!

・豊富なコースとリアルな勾配

・たくさん走ると、ご褒美GET

・屋内でも仲間と走っている感覚

リアルでしか体験しにくい勾配やスリップストリーム(空気流)による負荷の変化を再現しつつ、バーチャルらしいコンテンツも満載。

常時開催のイベントに参加できたり、仲間とツーリングできたり、いつでも誰かとライドしている気分になれますよ。

ZWIFT上では現実世界さながら、勾配のあるコースやミートアップが用意されています

出典:Facebook/Zwift Japan

手持ちの自転車で、いつものようにツーリング。インドアバイクの孤独でストイックな印象が変わるZWIFTは、ポタライダー(旅、観光中心のライダー)にもおすすめ。

ZWIFTはいくらでできる?無料体験はあるの?

アプリ自体は無料でダウンロードできますが、利用料はオンライン決済で月額1650円(税込み)。アカウント登録後7日間、または25km走行するまでは手続きなしで無料体験できますよ。

退会も自由。梅雨に集中して使う、なんて方法も。

ZWIFTをはじめるために、これを準備しよう!

アプリのダウンロード前に、自転車を置く環境や持ちものの確認を。まずは環境から。

自転車が置ける場所と、ネット環境はマスト

自転車が置ける場所とネット環境はマスト

出典:楽天市場

環境を整えるために次の3つをおさえましょう。

  • ・自転車を置く広さがある
  • ・電源がある
  • ・ネットに接続できる

機材によりますが、自転車1台分のスペースは確保したいところ。
さらにペダルの回転数などをアプリに反映させるため、オンライン環境にいる必要も。近くにコンセントがあって、スマホの電波が届いていればOKでしょう。

ここからはZWIFTをはじめる際に、用意するものを3つご紹介。まずはローラー台から!

用意するもの① スマートトレーナーなどローラー台

スマートトレーナー などのローラー台

出典:楽天市場

ローラー台のなかでもスマートトレーナーはZWIFTなどのアプリと連携できるものを指します。
PCやスマホにZWIFTアプリをダウンロードすると、バーチャル空間の斜度に合わせてペダルの負荷を変えてくれるなど実走感を味わえますよ。

Wahoo(ワフー)、Tacx(タックス)、ミノウラは特に有名なスマートトレーナーのメーカー。これらの製品は予算5万円以上と見込みましょう。

WAHOO KICKR Smart

寸法50.8x71.1x43.2cm(レッグを開いた状態)
重量21.3kg

安くすませるなら、クラシックトレーナー(いわゆる普通のローラー台)と、スピードセンサーもしくはパワーメーターの組み合わせもあり。実走感こそ物足りないですが、計1万円ほどから揃います。
安く済ませるなら、クラシックトレーナー(いわゆる普通のローラー台)と、スピードセンサーもしくはパワーメーターの組み合わせもあり。

出典:楽天市場

用意するもの② PCやスマホなどデバイス

PC、スマホ、タブレットなどデバイスは何でもOK。アプリの重さがあるため、各デバイス、最新版のOSで使用するのがおすすめです。PCのRAMは4GB以上必要です。

出典:ZWIFT公式

デバイスはスマートトレーナーなどのセンサーとBluetoothかANT+(アントプラス)で接続します。
多くのスマホはBluetooth対応ですが、PCはANT+という無線規格用の機器(ドングル)を別途用意する場合も。

ANTプラスの接続機器
特にWindowsのPCはANT+でのみ接続するため、簡単にすませるならスマホがおすすめ。

用意するもの③ 自転車

ロードバイク、クロスバイクやマウンテンバイクなどローラー台に設置できるなら車種の制限なし。
普段乗っている自転車で、はじめられますよ。

あってよかった!便利なアイテム

ZWIFTで便利な扇風機

ここからは必須ではありませんが、あると便利なアイテム。

  • ・扇風機
  • ・サイクルウェア
  • ・デバイスを置く台
  • ・心拍計

アプリに連動して風力が変わる扇風機もありますが、普通の扇風機があるだけでも快適です。汗をかくため脱水対策もお忘れなく。

では次ページから、手順の紹介とあわせて体験レポートをどうぞ!

女子ポタライダーが挑戦!体験期間後も続けられたの?

ZWIFTに挑戦

ということで、私、編集部女(子)がZWIFTに挑戦してみました。気合いのガッツポーズ。

あいさつが遅くなりましたが、平地と追い風といい天気をこよなく愛する編集部Hです。
普段のサイクリングでは坂を登らず、向かい風のときはほかのライダーさんの後ろにいるか、無理せず休むかするポタライダーです。

高負荷なライドはしないものの、雨で自転車に乗れない日が続くとさすがにちょっと汗をかきたい……!
そこで今回、天候を気にしないでいい、ウワサのZWIFTをはじめることにしました。

スマートトレーナーを新調!準備は失敗なし!

ZWIFTをはじめる前に買ったものはスマートトレーナーのみ。
あとはあり合わせですませました。

グロータックのGT-ROLLER

グロータック社のスマートトレーナーGT-ROLLER。
コンパクトさ、静かさ、価格で決めました。なんとダンシング(立ちこぎ)もできるのだとか。

かわいすぎる愛車、MULLER社のML Vigoreです。

かわいすぎる愛車、MULLER社のML Vigoreです。あーかわいい。
グラベルロードバイクでタイヤがやや太めですが、GT-ROLLERにも無事セッティングできました。

ZWIFT用マウスコンピュータ

デバイスはノートPCです。
これはスマートトレーナーとANT+用ドングルでつなげる必要があるためちょっと面倒。

ZWIFT用扇風機

汗っかきなので扇風機も用意。
室内ライド専用ではないので風量をMAXにして挑みます。

機器の準備ができたので着替えます。普段のサイクリングのようにサイクルウェアを着て、タオルを用意。
Tシャツスタイルでも良さそうですが、なんせ汗っかきなので冒険はしません。

いざ、バーチャルサイクリングへ!

スマートトレーナーに設置したロードバイク

ではさっそく準備に入ります。
まずはスマートトレーナーに自転車を設置。GT-ROLLERは前輪を外して固定するタイプなので、チェーンを触らずセットは簡単。

電源をオン!オレンジのランプが点灯〜!

スマートトレーナーの電源

ちなみにローラー台は、後輪を外して設置するタイプ(ダイレクトドライブ式)が主流かもしれません。少しコツがいるので、ダイレクトドライブ式ならこちらの公式動画も参考に設置してみてくださいね。

出典:ZWIFT公式

続いてPCにアプリをダウンロード。
読み間違えたのか、性別が男で登録されてしまいました。
ZWIFTは日本語対応していますがところどころ英語のままなので、必死に読んでなんとか基本情報を正しく入力できました。思いがけないタイムロス……

アカウントを登録すると、スマートトレーナー、ケイデンスセンサーなどの接続確認画面に入ります。

アカウントを登録すると、スマートトレーナー、ケイデンスセンサーなどの接続確認画面に入ります。

初回はそれぞれ検索して接続する必要がありますが、2回目以降は勝手につながってくれますよ。
うまくつながらないときは、自転車に乗って軽くペダルを回してみると、センサーが作動して探知してもらいやすくなりました。
接続できたら、OKボタンで次のメニューへ。

今度は走行するルートを選ぶ画面です。

今度は走行するルートを選ぶ画面です。
平地もあれば、獲得標高1000mを超える過酷なルートも。
今回私が走ることにしたのはflat routeという、いかにも平地が続きそうな安心感ある名称の10kmコース。

画面が切り替わって、自分のアバターがバーチャル空間に現れました。

画面が切り替わって、自分のアバターがバーチャル空間に現れました。
これは2回目以降の画面ですが、初回は全員オレンジのジャージにノーヘル姿。ちなみ女性のアバターでも、初回はベリーショートヘアです。

キョロキョロしているうちに、近くでいろんなアバターがターミネーターのようにスンっと現れてきました。同時間にログインした人がたくさんいる証拠ですね。

ZWIFTのwatopiaコース走行中

自転車をこぎはじめると、自分のアバターも自転車に乗って動きはじめました。
しばらくそのまま、平地をゆるゆると走行していましたが、途中で地面に光るライン?が登場。
そのラインを踏んだ途端、タイムの計測画面が出てきました。ルートによってタイムアタック区間があるようです。

直前に同じ区間を走った人の記録が残るので、そこだけいい成績が取れるように頑張ったポタライダーは、残り3キロくらいをほかのライダーに抜かれながらのんびり走ることにしました。

ルート完走前、思わぬ試練?と遭遇!

ZWIFT中の様子

タイムアタックが終わると、じわじわおしりの痛みを感じるようになってきました。
信号待ちがなくてサドルに座りっぱなしなうえに、坂は負荷がかかっても現実のように角度がつかないため、おしりの移動が少ないんですよね。

さらにflat routeというコース名のわりに、後半にかけて斜度6%くらいの坂が何度も登場!

ZWIFT中の様子

汗だくになりながら坂を登っていると、抜いていくライダーたちから「Ride On!」なるエールをもらいました。
Ride OnはZWIFTオリジナルのコミュニケーションツールで、TwitterやInstagramの「いいね!」のようなもの。

思いがけず元気をもらえて、なんとか10kmのコースを完走することができました。
誰にも応援されず、ローラー台でひとりペダルを回しているだけなら諦めていましたね。(笑)

Ride Onつながりで仲間が増えた!

Ride Onつながりで仲間が増えた!

初日以降、しばらくは「おしり限界値」の10kmライドを目標にすることにしました。そのうち力の抜き加減がわかってきて、最後の坂までスタミナを残せるように。
コースの途中でRide Onした女性とフォローしあうこともできました。うれしい。

その場はひとりですが、ログインしてしまえば誰かと一緒にいるような感覚になれるのは、ZWIFTの実走に近い空間やコミュニケーションしやすいシステムのおかげです。

無料期間が終わっても続けたい!

無料期間が終わっても続けたい!

出典:Facebook/Zwift Japan

無料期間が終わって1ヶ月が経過しましたが、まだ楽しく続けられています。
flat routeのコースに慣れて別のコースに挑戦してみたり、経験値が貯まることで手に入るアイテムで自分のアバターをおしゃれにしたり。
フォロワーさんの記録を見に行ってみたり、元気な日にはバーチャルのきれいな雪景色を見にゆっくり山を登ってみたり。

外のサイクリングさながら、さらに近所を走るだけではなかなか味わえない経験をしながら走っています。
リアルの知り合いがいないため、まだレベル感のわからないミートアップやイベントには参加できていませんが、これからまったりライドを見つけたら参加したいなあと思っています。

サイクリング好きみんな、ぜひお試しあれ

アスリートはもちろんホビーライダーも試してみて

ZWIFTは、コミュニケーションを取りながら屋外のようにサイクリングが楽しめるサービスでした。
これがあれば雨が降ろうがヤリが降ろうが、いつでもみんなと自転車に乗れる!ツーリング仲間も誘って、まずは1週間の無料体験から試してみてはいかがですか?

ZWIFTの公式サイトはこちら

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