フラットペダルが良い、こんなポイント
ロードバイクに乗る時のペダルを、フラットペダルにすると、靴の選択肢が広がるほか、街中で快適にロードバイクを楽しめますよ。
普段、使っているシューズでOK
ビンディングペダルには、専用の靴(ビンディングシューズ)が必要ですが、フラットペダルは靴の種類を選びません。スニーカーなど、普段の靴で乗れます。
またビンディングペダルは、シューズにつける消耗品の金具(クリート)を定期的に買い換える必要もあるので、フラットペダルの方が、その点経済的とも言えるでしょう。
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街乗りらしい、カジュアルなデザイン
スポーティーなビンディングペダルに対し、フラットペダルはカジュアルなデザインも豊富。カラーの多い製品も多く、「色遊び」しやすいのも、フラットペダルならでは。
停止時にすぐ足を離せる安心感がある
ビンディングペダルは効率よく走れる反面、慣れていないと、靴の固定を上手く外せず、転倒することも。
一方フラットペダルは、ビンディングペダルのような「立ちゴケ」の心配はなし。ストップ&ゴーの多い街乗りにも、感覚的に靴を離せて、安心感があるでしょう。
フラットペダルの種類や選び方
デザインが豊富なフラットペダルですが、選び方はあるの?と疑問に思う方も多いでしょう。今回はいくつか選ぶポイントをまとめまいsた。
選び方①:素材をチェック
フラットペダルの素材はアルミ、ナイロン、カーボン、クロモリが定番です。
●アルミ
通勤通学など、雨の日も乗るなら、滑り止め付きのアルミ製がおすすめ。サビに強く、お手頃価格な製品が多いですよ。
●ナイロン
樹脂製の素材で、比較的安価なナイロン。耐久性が高いので、薄くてスッキリした形状の製品も少なくありません。色が選べるのも、ナイロンのいいところ。
●カーボン
もっとも軽いのはカーボン製。耐久面でややアルミに劣りますが、スポーティーな見た目にするには、うってつけ。他の素材の製品より高価でしょう。
●クロモリ
耐久性のある合金で、サビに気をつければ寿命の長い素材です。ほかの素材より重量がありますが、値段はお手頃。
選び方②:踏み面の広さ
踏み面の広いペダルは、踏み込みやすいうえに、踏み外しにくくなります。長距離を走ることもあるなら、踏み面の広さもチェックしましょう。
MTB用のフラットペダルも、あり!
フラットペダルには、マウンテンバイク(MTB)用のフラットペダルもあります。ロードバイク用よりも、踏み面が広いモデルが多く、踏み外しにくいでしょう。また、スパイクのようなピンが踏み面に付いていることもあり、ピンに靴底が当たることで、滑りにくくなっています。
反面、ピンによって靴のソールを痛めることもあります。その時は、靴底が硬めのシューズや、自転車専用のシューズを選んでも良いでしょう。
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ペダルの定番メーカー
ペダルといえばここ!定番メーカーをご紹介します。迷ったら、間違いのないメーカーで選ぶのも手でしょう。
SHIMANO(シマノ)
世界的な自転車パーツメーカー。全国の自転車ショップで取り扱われています。ロードバイクの場合、走行性能を左右するコンポーネントなどにも、シマノ製パーツが多く使われています。
おしゃれ、と言うより、スポーティーなモデルが多く、ビンディングペダルも有名です。「とりあえず、シマノは間違いない。」と認知している人も多いでしょう。
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三ヶ島製作所(ミカシマセイサクショ)
日本の老舗ペダルメーカー。「MKS」というブランド名で、聞いたことがある人もいるでしょう。競輪選手のためのペダルも製作する、実力派です。
ラインナップはフラットペダルが中心で、デザインも豊富。シンプルなデザインはもちろん、個性的なペダルを選びたい人も、ぜひチェックしてみてください!
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【街乗り向け】おすすめのフラットペダル8選
ここからは、おすすめのフラットペダルをご紹介します。定番メーカーはもちろん、個性派な製品も選んでいます。
SHIMANO PD-EF202
スーツや制服にも合う、シンプルなデザインのフラットペダル。カラーは5種類から選べます。踏み面が広く、踏み外しにくくなっています。
カラー | ブラック、シルバー、ゴールド、ブルー、レッド |
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素材 | アルミニウム |
重量 | 512g |
リフレクター | 着脱可能 |
SHIMANO PD-GR500
丈夫なクロモリ素材のペダル。凹型形状なので、グッと踏み込みやすいでしょう。滑り防止になるピンがあり、位置を靴にあわせて調整できます。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | クロモリ |
重量 | 533g |
MKS ALLWAYS
MTB(マウンテンバイク)でも使える、丈夫で軽いアルミ製。「トリプルシールドベアリング」という技法で、ペダルを滑らかに回せるでしょう。アルミ製としては少々高価ですが、固定力と回しやすさに期待したくなりますね。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミニウム |
サイズ | W84×L110mm |
重量 | 381g |
リフレクター | 取付不可 |
トゥクリップ | 装着不可 |
MKS Compact Ezy
アルミ素材の薄型&軽量フラットペダル。独自の「Ezy」システムにより、工具なしでペダルが着脱できます。同じEzyモデルなら、フラットペダルからビンディングペダルに付け替えもできますよ。車に自転車を積むときなど、ペダルを頻繁に外す際に便利ですね。
カラー | ブラック、グレー |
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素材 | アルミニウム |
サイズ | W75xL67mm |
重量 | 302g |
リフレクター | 取付可 |
トゥクリップ | 装着不可 |
MKS Urban Platform
つま先に「トゥクリップ」というパーツを取り付けられるペダル。トゥクリップがあると、つま先を固定できるので、思い切り踏み込んでも滑りません。好きな靴で、ビンディングペダルのように走れるでしょう。
カラー | ブラック、シルバー |
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素材 | アルミニウム |
サイズ | W80xL69mm |
重量 | 310g |
リフレクター | 取付可 |
トゥクリップ | 必須 |
TIOGA シュアーフット 7
アルミ製の軽量なペダル。ブラックと金属カラーの組み合わせが、アクセントになってかっこいいですね。シンプルなデザインで選びたい人にもおすすめ。
カラー | ブラック |
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素材 | アルミニウム |
サイズ | L65×W104×H22mm |
重量 | 267g |
付属品 | リフレクター、スペーサー |
Wellgo アルミペダル(LU-C16)
こちらもアルミ製のフラットペダル。薄型で、ロードバイクにも馴染むでしょう。カラーは、定番のブラックのほか、7色から選べますよ。
カラー | ブラック、ブルー、ブロンズ、ゴールド、グレー、レッド、シルバー |
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素材 | アルミニウム |
サイズ | 92.9×61.5mm |
厚さ | 22mm |
重量 | 280g |
DIXNA リブラ QRD ペダル
丸みのあるフォルムがかわいらしい、クロモリのペダル。滑り防止のピンが片面についていて、踏み面が常に上に来やすい構造になっています。薄くムダのない設計で、クロモリなど細身のロードバイクにも似合うでしょう。着脱かんたんなQRDシステム搭載です。
カラー | ブラック、ブラウン、グレー、ミルキーグレー |
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素材 | クロモリ |
重量 | 456g |
片面がビンディングペダルなら、いいトコどり
休日サイクリングにも行くなら、片面がビンディング仕様になったペダルもおすすめ。ビンディングペダルの練習としても、いざというときに面を変えられて安心感があります。
ただし、ビンディングの面を使うには、専用の靴も必要なので、一緒に揃えましょう。
SHIMANO SPDペダル PD-EH500
フラット面に滑り止めのピンをつけられるペダル。ビンディング面は靴の固定力を調整できるため、初めてのビンディングなら、弱い力で外せるよう調整するといいですよ。
カラー | ダークグレー |
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タイプ | SPD、フラット |
付属クリート | SM-SH56 |
重量 | 383g |
ここは気をつけて!フラットペダルにも苦手がある?
シーンによっては、ビンディングペダルの方がより快適に走れます。走る場所を考えて、どちらか選びたいですね。
坂道を走るなら、ビンディングペダルがラク
坂が多い道を走るなら、ビンディングペダルの方がラクに走れるかも。靴と固定するビンディングペダルは、脚に負担のかかる上り坂でも力が逃げにくく、前に進みやすいでしょう。
雨の日は滑って、踏みはずしてしまうかも
雨の日も乗る人は「滑り」に注意。フラットペダルは靴が固定されないため、雨で靴が滑って踏み外すことも。ビンディングペダルなら滑る心配がありませんが、フラットペダルも滑り止めやピン付きで対策できます。
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フラットペダルで、サイクリングの足元もおしゃれに
ロードバイクのペダルは大きく2種類ありますが、フラットペダルなら、ストップ&ゴーの多い街中でも快適に使えますよ。
専用の靴が必要なビンディングに対して、好きな靴で乗れる点も、フラットペダルならでは。足元のおしゃれを楽しみながら、サイクリングに出かけませんか?
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