【初めてでも安心】ビンディングペダルのクリートを解説!初心者におすすめモデルもご紹介

【初めてでも安心】ビンディングペダルのクリートを解説!初心者におすすめモデルもご紹介

ロードバイクに慣れてきたら、チャレンジしてみたい、ビンディングペダルとシューズ。そのペダルとシューズを固定する重要なパーツが「クリート」です。今回はクリートの基本から、意外と知られていない知識まで、クリートについて詳しく紹介していきます!

目次

アイキャッチ画像出典:Flickr/Phil Gradwell

靴とペダルの固定に大切なクリート

靴とペダルの固定に大切なクリート

ビンディングペダルとシューズを固定するための「クリート」。靴底に取り付けるパーツで、ビンディングペダルとセットで使うパーツです。

クリートには種類があります!

クリートは、ビンディングペダルの合わせて、大きくわけて2種類あります。もっともメジャーな、シマノの「SPD」と「SPD-SL」を例に、ご紹介していきましょう。

カジュアルに使う人やMTBなら「2つ穴タイプ」

カジュアルに使いたい人やMTBなら「2つ穴タイプ」

出典:楽天市場

街乗りやマウンテンバイクに向いているのが、2つ穴の「SPD」(※SPDはシマノ製品の呼称)です。SPDのクリートは小さい金属製で、靴底に隠れるので歩行がしやすく、泥などがつまりにくい特徴があります。ペダルとシューズの固定力は、後述の3つ穴のSPD_SLより弱いので、脱着も簡単でしょう。


速く走るなら、ロードバイク用の3つ穴タイプ

速く走るなら、ロードバイク用の3つ穴タイプ

出典:楽天市場

3つの穴で固定するタイプが「SPD-SL」(※SPD_SLはシマノ製品の呼称)。固定力が強く、ロードバイクで長い距離を速く走る時などに向いています。SPD-SLのクリートは、フローティング角と呼ばれる、固定時の「遊び」の角度で種類があります。

出典:FaceBook/Shimano-Road

完全に固定される赤の「SM-SH10」はフローティング角がゼロ度。力の伝達は優れますが、正確にセットしないと漕ぎにくかったり、膝への負担も大きく、上級者向きです。

黄色の「SM-SH11」は、左右に3度ずつ6度の余裕があり、脱着もしやすく初心者向きですね。

シューズにクリートを取り付ける方法

クリートの取り付け方法を、図解で確認しましょう。クリートは使用するにつれて、すり減ってくるので、一定期間使ったら交換しましょう。

①シューズ・ペダルに合ったクリートを用意

①シューズ・ペダルに合ったクリートを用意

撮影:筆者

ペダルとシューズの規格に合ったクリートを用意しましょう。

②古いクリートを外す

②古いクリートを外す

撮影:筆者

クリートをとりつけるボルトは「六角」や「トルクス」など種類があります。ボルトに合う工具で取り外しましょう。

新しいクリートと古いクリート

撮影:筆者

左側が新品、右側が長い期間、使ったクリート。左右の黄色部分が特に減っていきます。

③クリートの位置を合わせる

③クリートの位置を合わせる

クリートの位置決めはデリケートな作業です。位置によっては、脚を痛めることもあので、シマノ公式サイトにあるクリートのセッティングなどを参考に確認しましょう。

3箇所のボルトを均等に締める

撮影:筆者

3ヵ所のボルトを均等に締めていきましょう。

④クリートを付けたら、実際に漕いでみる

④クリートを付けたら、実際に漕いでみる

撮影:筆者

クリートを取付けたら実際に漕いでみます。力の入り具合や、左右のバランスを確認しましょう。

⑤3~4をくり返し、クリートの位置を決める

3~4をくり返し、微調整をしながら位置を決めていきます。クリートの位置決めで不安な時は、スポーツバイクを取り扱うショップに相談しても良いでしょう。またクリート位置が決まったら、マーキングなどしておくと、いつものクリート位置が決めやすいですよ。

初めてのビンディング、どのクリートがおすすめ?

初めてのビンディング、どのクリートがおすすめ?

撮影:筆者

初めてのビンディングペダルなら、

●稼働範囲の大きい「SPD」

●「SPD-SL」ならイエローのクリート

がおすすめです。

上記のペダルは可動範囲が広く膝への負担も少なく、脱着もしやすいでしょう。ペダルが外れずに立ちゴケ、ということも無くなりますよ!

クリートの定番ブランド

ビンディングペダルには、定番ブランドがあり、クリートも各メーカーの専用クリートがあります。

SHIMANO(シマノ)

SHIMANO(シマノ)

出典:楽天市場

シマノのロード用のSPD-SL、マウンテンバイク・カジュアルのSPDは、取り扱い販売店も多く、本体やアフターパーツも入手しやすいでしょう。ラインナップの幅も広いので、初心者から上級者まで人気があります。


LOOK(ルック)

LOOK(ルック)

出典:eurosports

スキーのビンディングをペダルに応用し、1984年に初めて開発した、ビンディングペダルのパイオニア的メーカーです。ペダルのほか、フレーム製造でも有名で多くのプロレースで結果を残しているメーカーです。


TIME(タイム)

TIME(タイム)

LOOKに続けて1987年、ビンディングペダルに参入したメーカーです。独自のカーボン技術を持ち、高品質なフレームやコンポーネントも製造、革新的な製品を送り出しています。


Speed Play(スピードプレイ)

Speed Play(スピードプレイ)

他の3メーカーと比べると後発ですが、ペダル本体をシューズに、クランク側にクリートを付ける革新的な設計で、細かい調整と一体感を可能にしシェアを伸ばしてるメーカーです。

初心者におすすめのクリート5選

初めてビンディングを使う方も安心できる5モデルをご紹介します!

SHIMANO SM-SH11

ロード用ビンディングでは定番のシマノSPD-SL対応クリートです。カラーも遊びが大きく、脱着もしやすいので、初めての人にとって、間違いないクリートです。

対応ペダルSHIMANO SPD-SL
適応シューズ3つ穴タイプ

SHIMANO SM-SH56

シマノのSPD用のクリートです。街乗りや、MTBで泥だらけになるトレイルもこなす万能なビンディングです。靴底に隠れるようにセットされ、歩きやすいので輪行にもおすすめです。

対応ペダルSHIMANO SPD
対応シューズ2つ穴タイプ

LOOK KEO グリップクリート

歩きやすいように地面との設置面にラバーを装着した、街乗りに使いやすいモデルです。レッドの可動域は9度と大きく、歩きの多いサイクリングでも使いやすいクリートです。

対応ペダルLOOK KEO
対応シューズ三つ穴タイプ
カラーレッド

SPEED PLAY ウルトラライトアクション ウォーカブルクリートセット

歩行のしやすいラバーコーティング、両面キャッチができるビンディングは、直感的に使いやすく作られています。ウルトラライトアクションモデルは軽くステップインのできるモデルです。

対応ペダルSpeed Play
対応シューズ3つ穴タイプ・4つ穴タイプ

TIME XPRESSO ICLIC

自転車に乗っていないときも快適になるよう設計されたクリートです。クリート本体がすり減っても、固定力に影響が少ないよう作られているので、長く使えるでしょう。

対応ペダルTIME XPRESSO
対応シューズ3つ穴タイプ

自分に合ったクリートを選ぼう

足とペダルを固定するのは、最初は少し怖いと思うかもしれません。ですが、慣れてしまえば脱着も問題なくなりますし、引く時も力になるペダリングに感動する人も多くいます。自分にあったクリートを選んで、ロードバイクやマウンテンバイクを更に楽しみましょう。

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