大容量の「フレームバッグ」
自転車のトップチューブ、下側に固定して装着するバッグの「フレームバッグ」は、容量があり収納力が高いバッグです。大きいサイズの製品は、ダウンチューブ・シートチューブなども使って固定します。
装着する場所が「低く」「中央」なのが特徴
自転車に取り付けるバッグは、取り付け場所によっては「ふらつく」など、走行に影響が出ます。サドルバッグやハンドル部分に取り付けるフロントバッグなどは、高い位置に取り付けるため、重心が高くなり、バランスを崩しやすくなる為です。
その点、フレームバッグは車体中央のフレームに沿って取り付けるので、重心も低めで最も走行に影響が出ないバッグの1つでしょう。その他にも、開け口が手の届く場所にあり、走行中に補給食を取り出すこともできます。
まとめると以下のような点が、フレームバッグの特徴です。
・荷物が多く入る「大容量」
・重心が低く、走行に影響が出づらい
・手の届く場所に開け口がある
フレームバッグ選びはサイズが重要!
それでは選び方を確認していきましょう。
サイズ寸法は必須
フレームの形や長さは、自転車によって変わります。あらかじめ自分の自転車の寸法を測り、取り付けるにあたってサイズが問題ないか、確認しましょう。
ペダリングの邪魔にならない横幅
また、バッグの横幅も大切です。フレームから大きく左右にはみ出てしまうと、ペダリングの時に太ももが擦れてしまいます。一般的なフレームバッグの横幅は6cm前後なので、参考にしてください。また、荷物を入れ過ぎて膨らむこともあるので、詰め込み過ぎにも気をつけましょう。
ダウンチューブやボトルに当たらない縦幅
ダウンチューブにボトルケージを取り付けている人も多いと思いますが、その際は「フレームバッグの縦幅」も気をつけましょう。大きなサイズのフレームバッグだと、縦が長いのでボトルケージが使えない事が多くなってきます。ボトルケージも使う場合、ボトルケージにボトルをはめて、取り出せるかどうかの確認も必要です。
サイズ以外の選び方のワンポイント
フレームバッグを選ぶときはサイズが最も重要ですが、その他のチェックポイントもあります。
小さいポケットや出し入れのしやすさのチェック
フレームバッグはトップチューブの下にあるので中を取り出しやすいですが、小さいポケットなどが付いているタイプであれば、小物を入れやすいですし、更に取り出しやすくもなるので、おすすめです。
防水性能があると良い
サイズが大きいバッグになればなるほど、雨による影響を受けます。突然の雨でも心配ないように、なるべく防水性能がある製品をおすすめします。フレームバッグの中には、完全防水ではないものの小雨程度なら弾く種類は多いので、防水性能も確認しましょう。
フレームバッグのおすすめモデル10選
それでは、おすすめのフレームバッグを紹介していきます!
FAIRWEATHER(フェアウェザー) half frame bag black
ダウンチューブとの縦幅にギャップがあるので、ボトルケージのスペースを確保しやすいのが特徴です。軽量で耐久性も高く、フッ素加工をしているので撥水性が高いため汚れも付きにくいフレームバッグです。
サイズ | 40.5×16.5×6cm |
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重量 | 620g |
APIDURA(アピデュラ)/フレームバッグM ロード
軽量で丈夫で、防水性能も高いフレームバッグです。裂傷・擦過傷にも強いため長く使えます。ロードバイクのホリゾンタルフレームに適した製品ですが、使いやすいフレームバッグです。
Rapha(ラファ)/WATERPROOF FRAME PACK
SHIMANO PRO(シマノプロ) DISCOVERフレームバッグ
シマノのDISCOVERバッグシリーズのフレームバッグで、耐水仕様で丈夫な造りです。ベルトはフレームに合わせて使うことが可能。バッグの両側収納で、中の物が取り出しやすくなっています。
サイズ | 45×15×8cm |
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容量 | 5.5L |
TOPEAK(トピーク) ミッドローダー
軽量で耐久性・撥水性・耐退色性の高い素材を使用したフレームバッグです。容量は3Lなのでさまざまなものを収納できるので便利です。
サイズ | 37.5×12×6cm |
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重量 | 277g |
R250(アールニーゴーマル) 防水フレームインナーバッグ
トップチューブ・ダウンチューブ・シートチューブの3箇所を4つのベルクロベルトで固定するタイプのフレームバッグ。ダウンチューブに固定するベルクロベルトは3か所に移動できるため、多くのモデルに対応しています。細長いタイプでボトルケージに干渉しないため、使いやすいでしょう。
サイズ | 43×10×5cm |
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重量 | 150g |
GORIX(ゴリックス) トライアングルバッグ
水・汚れに強い高防水仕様のトライアングルバッグです。容量は8Lと大きく、スマートフォンや交換用のチューブ、ペットボトル、鍵、補給食などしっかり収納できます。
サイズ | 39×23×6cm |
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容量 | 8L |
Blackburn(ブラックバーン) アウトポストフレームバッグ ラージ
ジッパーを開けることで容量を調節できるフレームバッグ。下部のジッパーを開くと、内部のバッグが伸びて収納エリアが増えます。収納する量によって大きさを変えるので便利に使えるでしょう。
サイズ | 48×16×6.5cm |
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重量 | 400g |
Deuter(ドイター) トライアングルバッグ
コンパクトなサイズのフレームバッグを求めている人におすすめのフレームバッグ。サイズは小さいですが、貴重品を収納するのに便利です。
サイズ | 24×20×4.5cm |
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重量 | 130g |
フレームバッグに入れるもの
フレームバッグに何を入れるか、アイテムの一例です。ものが多い場合は、無理してフレームバッグに入れず、トップチューブバッグやサドルバッグの併用がおすすめです。
●スマートフォン
●財布(お金)
●カメラ
●鍵
●着替え
●補給食
●ライトのバッテリー(乾電池)
●モバイルバッテリーとUSBケーブル
●携帯工具
●パンクしたときの修理道具
●交換用のチューブ
その他のバッグと使い勝手の違いは?
自転車用のバッグにはフレームバッグの他に、トップチューブバッグやサドルバッグなどがあります。その他のバッグの特徴もおさえて、自分にあったバッグを選びましょう。
サドル下に取り付ける「サドルバッグ」
大小のサイズ展開が豊富なサドルバッグは、最もお手軽なサイクリングバッグの1つでしょう。フレームバッグと比べると重心が高いので、重いモノを入れると、自転車がフラツキやすくなります。
▼▼サドルバッグの詳しい記事はこちら▼▼
取り出しやすさなら「トップチューブバッグ」
トップチューブ上部に取り付ける、トップチューブバッグ。なかのモノの取り出しやすさの点では、フレームバッグより優れているでしょう。容量が大きくない点や、サドルバッグ同様に高い位置に取り付けるので、走行性能に影響が出やすいは、マイナスポイントですね。
▼▼トップチューブバッグの詳しい記事はこちら▼▼
フレームバッグで、サイクリングをもっと充実に
フレームバッグをうまく使えば、荷物が多いサイクリングなど、楽しみ方が広がるでしょう。他のバッグと比べ、大容量で走行性能にも影響が少ないフレームバッグなら「走り」も楽しめること間違いなしです。自分にあったフレームバッグをみつけて、もっと自転車を楽しみましょう。