アピデュラ バッグ

人気ブランド『アピデュラ』のバッグの魅力とは?特徴・種類・購入方法などまとめ

ロードバイクやグラベルロードに取り付けるバッグの人気ブランド『アピデュラ(Apidura)』。サドルバッグやフレームバッグを検討する際には、要チェックのブランドです。この記事では、アピデュラの人気の秘訣からバッグのラインナップをご紹介していきます。

目次

アイキャッチ画像:筆者

アピデュラってどんなブランド?

アピデュラ(Apidura)はイギリスの自転車用バッグ専門ブランドです。自転車に取り付けるバッグの中で多くのユーザーに支持され、高い人気を誇っています。

蜂のマークが目印

Apiduraロゴ

撮影:筆者

ブランドのロゴは蜂のマーク。蜂の巣の様な多角的なラインを描くデザインが印象的です。

自転車用のバッグを検索すれば、きっと一度はこの蜂のマークを目にするはず。パッキングの方法や使っているバッグを画像から参考にするときも、一目でアピデュラのバッグだと分かるので調べやすいです。

「バイクパッキング」で人気上昇

自転車キャンプ apidura アピデュラ

撮影:筆者

自転車に荷物を積む方法は、以前はキャリアと呼ばれるラックを自転車にとりつけ、そのキャリアにバッグを固定するのが一般的でした。

それがキャリア無しで、自転車に直接バッグを取り付け、より身軽に旅に出るスタイルが人気となります。キャリアが必要ないので、ロードバイク等のダボ穴が無い自転車でも気軽に冒険的なライドを楽しめるようになったのです。

アピデュラは、そうしたキャリアを必要としないバッグを開発し続けてきました。バイクパッキングの流れとともに成長し、またその流れを支えたブランドでもあるのです。

アピデュラの人気の秘訣

では、アピデュラのバッグは他社と比較してどんな点が魅力的なのでしょうか?

軽量で防水

Apidura アピデュラ 防水

出典:Apidura

自転車において軽量性は欠かせませんし、それと同じく防水性も重要です。せっかくキャリアが無いのに、重たくなっては本末転倒ですし、サイクリングに突然の雨は付き物。自転車用のバッグは、安全に荷物を運搬できなければなりません。

この軽量性と防水性を両立することは難しく、他社の製品と差別化できているポイントでもあります。「身軽で安全に荷物を持ち運べる」というのが、アピデュラのバッグの根幹を成す性能なのです。

もちろん、その他にも細部まで考え抜かれたユーザー目線の設計が網羅されています。バイクパッキングと共に成長し、製品のアップデートを繰り返してきた分、完成度の高い製品を生み出しているのも特徴である大きな魅力です。

お洒落で統一感のある見た目

apidura アピデュラ 自転車

出典:Apidura

愛車に取り付けるバッグなら、見た目にもこだわりたいですよね。特にバッグは目立つので、自転車全体の印象を大きく操作します。

アピデュラのバッグは、シンプルでありながらデザイン性があり、様々なバイクにマッチします。また、個々のバッグのデザインも統一されているため、複数のバッグを取り付けた際も全体に統一感が出て雰囲気が良いです。

この良い意味で目を引くデザインも、アピデュラが人気となった理由の1つと言えるでしょう。

サイズや種類が豊富なラインナップ

サイズや種類が豊富なラインナップ

撮影:筆者

自転車に取り付けるバッグは、機能だけでなく「バイクや用途にフィットする形状か?」というのも非常に重要です。どんなに良い設計のバッグでも、自分のバイクや用途に合わなければ役に立ちません。アピデュラは1つの製品でも複数のサイズ展開を用意しており、フレームサイズの大小や荷物の量に応じてピッタリの物を選択できるようになっています。

もちろん、商品の種類も非常に豊富です。バッグのバリエーションは世界でもトップクラスで、機能や見た目といった面からでもお気に入りのバッグが見つけられるでしょう。

ユーザーが最高の商品体験が出来るように、豊富なラインナップを取りそろえるのもアピデュラの魅力です。

3つのシリーズで展開されています

アピデュラのバッグは、シーンごとに統一されたデザインで、シリーズ展開がされています。各シリーズを理解すると用途に合わせたバッグを選びやすいので、ご紹介します。現在展開中のシリーズは主に3つです。

①万能なエクスペディション

①万能なエクスペディション

撮影:筆者

3つの中で最もオーソドックスで、バランスの取れたシリーズが「エクスペディション」。グレーに黄色いアクセントが入ります。

大容量なバッグが多いので、荷物が多くなりやすい初心者の方や、キャンプツーリングなどに挑戦したい方におススメです。普段使いから休日の冒険まで、万能に活躍してくれます。


②軽量なレーシング

apidura アピデュラ 自転車 バッグ

出典:Apidura

長距離レースの為に開発されたシリーズが「レーシング」。黒い生地に黄色いアクセントが印象的です。

バッグの容量は少なく、コンパクトで軽量なのが特徴。沢山荷物を積みたい方よりも、装備を厳選してスピードを求めたい方に向いています。ロードバイクでのロングライドなど、ある程度荷物が限られる方におススメです。


③耐久性のバックカントリー

apidura アピデュラ 自転車 バッグ

出典:Apidura

オフロードでの使用を前提に開発されたのが「バックカントリー」。グレーと黒の切り替えしがある見た目です。

バッグの容量はエクスペディションとレーシングの中間で、キャンプ等からロングライドまで対応しやすいサイズ感です。上記の2つに比べるとやや重量はかさみますが、その分耐久性が向上しています。

グラベルライド等オフロードで使用する方はもちろん、耐久性を重視したい方にもおすすめです。

価格や購入先は?

続いては、アピデュラのバッグの価格や、どこで購入できるのかを見ていきましょう。

値段はちょっと高め

アピデュラのバッグは、それぞれ、1~2万円と市場の中では高価な部類になります。

他のブランドも信頼と実績のあるものは同一の価格帯ですが、バッグに数万円かける事に驚く方もいらっしゃるでしょう。最近は非常に安価な通販ブランドも多いため、それらと比較するとかなり高価に見えます。

apidura アピデュラ バッグ

とはいえ安価なものは耐久性に乏しく、設計面でも決して良いとは言えないものが多いのも事実です。本格的に使用したい方や拘りたい方、愛車をオシャレに飾りたい方には、アピデュラのバッグをおすすめします。

また、「初めてのバッグは失敗したくない」という方にもおすすめ。出先でバッグのトラブルは致命的になりかねないので、安心のブランドで揃えておくのも良いでしょう。

通販でもショップでも購入可能

apidura アピデュラ バッグ

撮影:筆者

アピデュラのバッグは、通販でも実店舗でも購入可能です。

通販なら販売代理店のAlternative BicyclesのWebサイトをはじめ、いくつかのウェブショップが取り扱っています。実物を置いているショップさんもありますので、お近くのショップに問い合わせてみるのも良いでしょう。

先ほども書きましたが、バッグはバイクとの相性が重要です。せっかく購入しても上手く取り付けが出来なかった…ということになりかねませんので、できれば実物を確認するか、正確な寸法や取り付け写真などを調べてから購入されることをお勧めします。

Alternative Bicycles公式サイトはこちら

まずはサドルバッグとフレームバッグを揃えよう

apidura アピデュラ バッグ

撮影:筆者

アピデュラには沢山のバッグがあり、何から揃えてよいのか分からなくなってしまうかも知れません。そんな方は、まずは「サドルバッグ」と「フレームバッグ」を揃えるのがおススメです。

サドルバッグはその名の通りサドルの下に取り付けるバッグで、容量を確保しやすく様々な用途に使用できます。ロングライドから自転車キャンプまで活躍してくれるアイテムですので、持っておいて損はありません。

大きすぎるサドルバッグは要注意!

注意点は「サドル下~リアタイヤまでの距離」で、ここに十分な空間が無いと取り付けが難しくなります。製品の寸法と自分のバイクのクリアランスを確認して、商品を選びましょう。また、やたらに大きいものを買ってしまうと逆にバッグがスカスカになり安定しないので、安易に「大は小を兼ねる」とは考えないようにしましょう。取り付けの際もしっかりベルトを締めるのがポイントです。

フレームバッグは小物に最適

フレームバッグは小物に最適

撮影:筆者

フレームバッグは小物入れとして活躍するバッグです。

レインジャケットやモバイルバッテリー、補給食などライド中に必要なものをコンパクトに収納できます。自転車に跨ったままでも手が届きやすいので、使い勝手も良いですよ。こちらもフレーム内のクリアランスを要チェックな点に注意です。

おすすめサドルバッグ3選

最後に、アピデュラの中でも人気で初心者の方にもおすすめなバッグをご紹介します。まずはサドルバッグを3つ。

エクスペディション・サドルパック9L

アピデュラエクスペディション9 apidura アピデュラ

定番の大型サドルバッグで、泊まりのライドからキャンプまで活躍します。

翌日の着替えから寝巻、行動中のウェア、その他の小物などを余裕を持って詰め込むことが出来ます。また、軽量なソロテントであればテント一式とマット、薄いダウンジャケット等もOKです。

こちらの容量は9Lですが、他に14Lと17Lという大きなサイズも展開されています。先ほども書いた通り不要に大きな容量を購入するのはお勧めしませんが、キャンプに焦点を当てるなら更に大きいものの方が余裕を持てるのでおススメです。

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バックカントリー・サドルパック6L

アピデュラバックカントリーサドルバッグ 

バックカントリーシリーズのサドルバッグは、頑丈さとガッチリした固定力があります。また、シートポストの出しろが短くても取り付け可能なので、フレームの小さい方でも使いやすいのもポイントです。

容量は6Lとやや小さめなので、1泊の荷物を厳選するとちょうどいいサイズです。

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レーシング・サドルパック5L

アピデュラレーシングサドルバッグ

ロングライドなどで、「荷物をなるべく軽くコンパクトにしたい!」という方におススメなのがこちら。重量が200gと、アピデュラの大型サドルバッグの中で最も軽量なモデルです。

容量は5Lなので着替えのジャージ、又はレインウェア一式程度の容量ですが、軽量でスマートに荷物を持ち運べるのでおススメです。

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おすすめフレームバッグ3選

続いてフレームバッグを3つご紹介します。

エクスペディション・フレームパック

アピデュラエクスペディションフレームパック

オーソドックスな形状のフレームバッグで、アピデュラのロングセラー。使いやすい形状とちょうどよいサイズ感のバッグです。

リンクは容量が3Lのモデルですが、4.5Lのモデルもあります。フレームサイズをご確認の上、バイクにマッチするものを選びましょう。

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レーシング・フレームパック4L

レーシング フレームパック

先ほどのエクスペディションフレームパックと似ていますが、後ろ側がすぼまっているのでシートチューブのボトルとも干渉しにくい形状になっています。また、例えばサドルバッグがレーシングシリーズなら、フレームバッグもそろえると、見た目もカッコよく決まりますよ。

容量は4Lですので、フレームサイズの小さい方には取り付けが難しいのが難点。形状は異なりますが、2.4Lという小さな展開もあります。

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バックカントリー・フレームパック2L

アピデュラバックカントリーフレームパッグ

こちらは2Lと、アピデュラのなかで最も小型のフレームバッグ。

フレームサイズの小さい方や、サイクルボトルとの干渉を極力避けたい方、荷物が少ない方におススメです。特にフレームサイズの小さい方には、似た形状のレーシングフレームバッグ2.4Lよりも形状がマッチするのでこちらをお勧めします。

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その他のおすすめ3選

最後に、その他のおススメバッグを3つご紹介します。

レーシング・トップチューブパック

アピデュラレーシングトップチューブバッグ

補給食やバッテリー等の小物は、トップチューブの上に収納するのも良いです。ダンシングで膝が当たってしまう事がありますが、他のバッグにはない便利さがあります。

このバッグは蓋の開閉が楽なのが特徴で、他のバッグよりも簡単に荷物を取りだすことが出来ますよ。

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エクスペディション・ハンドルバーパック

アピデュラハンドルバーバッグ

更に、荷物を沢山積みたい場合は、ハンドルに取り付けるハンドルバーバッグという選択肢もあります。キャンプツーリングなど便利なアイテムです。

また、サドルバッグだけに積むよりも前後の重心バランスをとることが出来るので、走行感も良くなります。

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バックカントリー・フードポーチプラス

アピデュラフードポーチプラス

あると便利なアイテムが、このフードポーチ。ステムの横に取り付けるバッグで、補給食やごみから、カメラ、バッテリー、ペットボトル等、なんでも入れておくことが出来ます。

ライド中に荷物をサッと取り出すのに適していて、一度使うとなかなか手放せなくなる一品です。

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クールなデザインと確かな性能、アピデュラのバッグ

いかがでしたか?アピデュラの特徴や人気の秘訣から、おすすめのバッグをご紹介しました。

高価なバッグではありますが、確かな性能を持つ逸品であること間違いなしです。自分に合ったバッグを手に入れて、新たなライドの扉を開きましょう!